劇場公開日 2022年11月18日

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ある男のレビュー・感想・評価

全368件中、181~200件目を表示

3.5本人が知られたくなかったんやから死んでから調べんとってくれる?

2022年12月4日
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鑑賞方法:映画館

知的

幸せ

戸籍を買って別人になって横浜から宮崎に移り住んでかなり幸せな生活を送り始めるのだけれど数年しか続かず突発的な事故で死んでしまってそれでおしまいで良かったのだがそれではドラマにならず・・・一体ほんとは誰やったんやと、誰が何故に別人になりすましたんですかと、故人が絶対知られたくなかったであろうことを根掘り葉掘りおせっかいなことに調べつくしてどうしたいのどうしてくれんの?脛に傷持つ身というのがある高倉健さんが倍賞千恵子と出会うのもそれだ。前科持ちでも刑期を終えて出てきているのだから隠す必要は無いはずなのだが世間の目というやつ。「世間てなんやねん。その世間一般というやつをここへ連れて来い!」という名台詞もあったことだがましてや出自の秘密というやつ。どこで生まれようがどんな両親から生まれようがそれが何か?私に選択の余地はナッシングでそれによって差別するような輩は銀河系の果てまで飛んできゃいいのに。安藤サクラという役者がうますぎて石川慶監督がワンショットでゆっくりズームインというあまりにも前時代的なカメラワークで見せたくなる所以。

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たあちゃん

4.0その人の辛さや苦しさはその人にしかわからない

2022年12月3日
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鑑賞方法:映画館

人はみなそれぞれに何かを抱えて生きてる
日々耐えている
それが重すぎて辛すぎてどうしようもなくて立っていられなくなった時、、、、
色々と考えさせられるお話でした。
決して他人事ではない、、、

少しだけ中弛みしたかな。

妻夫木くんと窪田正孝の演技がとても良かった。

心に残った言葉
りえの言葉
過去は知らなくてもよかったかもしれない。あの人と過ごした時間だけは紛れもない事実。
(のような意味合いの言葉)

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tk

2.0二世三世の受難如何程?と想い巡らす内に幕。 悪いが、気にし過ぎじゃ...

2022年12月3日
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二世三世の受難如何程?と想い巡らす内に幕。
悪いが、気にし過ぎじゃね?誰しも生き辛いぜ。
だからか撮る動機の強度、薄くね?
重要作「怒り」まつけんパート在る世にこれ撮る意義は?
店番ヤンママ(愛と誠のガム子!)の色気良し。
柄本の下世話関西人でレクター回避も良し。
まあまあ。

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きねまっきい

4.0深いい感じ

Nさん
2022年12月3日
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見るの遅れましたが興味深い。名前って戸籍ってなんなんでしょうね。全て捨てて、田舎の街で全然別の人間やってみたいってたまーに思う。
ちょっとしたところまで豪華俳優陣で演技素敵でした。柄本明好きだなぁ。。

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N

4.0いわゆる「カンヌに出しますよー!」という系譜の作品としては近年では...

2022年12月3日
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いわゆる「カンヌに出しますよー!」という系譜の作品としては近年では一番良かったのではないでしょうか。
原作者の最高傑作にして終わりの始まりです。
以降の彼はこれで勘違いして社会派作家という名の、物語より自分の主張を押し付けるだけの作家に成り下がってしまいました。
天才平野啓一郎の最後の輝きをスクリーンで感じましょう。

柄本さんと対峙する妻夫木聡さんの狂気の笑顔は必見です。

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生馬

4.0なんか色っぽい安藤さくら、ほれてまうやろー。

2022年12月3日
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鑑賞方法:映画館

田舎の文房具屋がすきです。
なんか甘い消しゴムの香りや、紙の香りがゾクゾクきます。

こんなテーマの映画だとはこれっぽっちも思わなかったなぁ。本人とは何の関係もない物を、人はだれも背負って生きていかねばならないです。家だったり、親だったり由来の良い事や悪い事様々。
親ガチャって最近言うのかな?

なんかこの映画見て親は子供が背負うものを可能な限り減らして、そして子供の可能性を広げてやるのが仕事なのかもなと思った。

外見、書類上片付いても本人の心の中には残り続ける。
忘れる事が出来ないと、ただただ生きるのが辛くなるから忘れる力は生きるために重要。

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masayasama

4.5社会派とは

2022年12月3日
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こういうのみたかった。背景として社会問題を扱いつつ、主張するわけでなく、でもきちんと心に残る描き方。

自我、国籍、戸籍、血脈、日常の差別、社会的な差別、死刑制度、犯罪者家族など、考えさせる要素はたくさん。

柄本明の芝居がかった演技をする芝居はやっぱりすごくて、対峙する妻夫木も大変だっただろうな。こんなに骨のある役者になっていたなんて。

真木よう子は優しいのか優しくないのか…。なんで結婚したのかな2人は。

真木よう子は両親の差別的な言動に苦笑いするだけだけど、スナックの子は店長にちゃんと反論するのがいい。いつも俯いて笑うだけだった妻夫木もハッとするんだよね。

大祐とは出会いから家族になるまでが腑に落ちる。子どももいい子だ。

血筋や家系に否定的な気分なので、こういう形の映画は新鮮で面白かった。逃れられない血筋への意識と、それを超えてつながる親子がいる現実。

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hyvaayota26

3.0原作読んでないと

2022年12月2日
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鑑賞方法:映画館

原作未読で鑑賞。
戸籍を交換する意図が原作ではそれぞれのエピソード含めて描かれているそうですが、映画ではバッサリ削除されてます。
全体的にあっさりしてて、地味な映画でした。

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やまぼうし

3.0私も今を捨てて別の人間として、やり直したい。

2022年12月2日
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今日は映画の日で、鑑賞料が千円だったので観てきました。内容的にはまあまあ面白かった。
アクションがあるわけでなく、特にウルッとくる場面もなく、淡々とゆっくりと時が流れていく感じでした。
ま〜映画館で見るほどでもなかったかと・・
ただ、キャストは名優揃いだったの、演技はどなたも素晴らしかった!
柄本さんは、何演じさせても上手いなー!
長男役の子も良い味だしてました。
あの家庭環境であんなに素直で親想いの子に育つにはどう育てれば良いのか聞いてみたい!
ところどころ差別的な場面はあったけど、物語的には必要な場面だったと思う。
私も、今の生活を全て捨てて、別の人間として生きてみたいと思ってしまった。

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ツヨポン

3.0キャスティングが最高でした 原作も気になるところ

2022年12月2日
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キャスティングが最高でした
原作も気になるところ

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pasta

3.5過去は変えられるのだよ、偽造として。

2022年12月2日
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大好きな彼女や親友の過去なんて何も判らないし
わかったところで嫌いになる事ではない。
過去を暴く暴露系連中とかどうでもいい。

でもその過去は必ず顔に出てしまう。
気持ちにも表情にも出てしまう。

「真実の顔」
「真実ぶってる顔」
「真実と思いたい顔」
「真実ではない顔」…more
一滴の涙すら演技のひとつ。
なので、とんでもない表情に長けた
素晴らしい出演陣を集めた。
特に 妻夫木聡 さんの意図的な嘘顔は深みを増す。

静の美学を楽しむ。
そんな作品でした。

「#ある男 」この3文字がこの物語の全て。

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溶かしバター大盛りポップコーン

4.5自分を捨てたくなる時って、切ない…。

2022年12月2日
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鑑賞方法:映画館

好きな作家 平野啓一郎さんの原作で、観たい俳優 妻夫木聡さんの出演作、楽しみにしていた。

仕事帰りのレイトショーは大きなスクリーンに私も含め観客は3人だけで、内容と同じ冷え冷えした静かな空間が落ち着いた。
最初から引き込まれて、妻夫木さんの視点で鑑賞。
窪田さんの出演作は初めて観たけれど、メンタルしんどい役だなと感じた。

ここしか居場所がないと思っちゃうと、袋小路に入る。
家族や周りの人たちから嫌われないように、自分を抑えて、我慢しなきゃと思い込んでしまう。
ホントは、そんなことないのになあ…。

不愉快なことを言われたら、やめてと言う。
希望があれば、こうして欲しいとお願いする。
きき入れてもらえないなら、そこから、その人から離れてみる。
その気になれば、世界中、どこにでも、自分の居場所はあると信じてみる。

死ぬまで付き合うのは、自分だけ。
家族ですら、人生の一部でしかない。
なら、最大限、自分を尊重してわがままに生きていい。
間違えたら、謝って修正したらいい。

色々な体験をして、優しい自分も、ずるい自分も、怒り狂う自分も、情けない自分も、失敗しながら受け入れていけばいい。
だからどうか、自分を捨てないでと祈る。

妻夫木君が、ラストシーン、なんと名乗ったのかすごく気になった。
私なら・・・。

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のりたまちび

4.5楽しくて仕方なかった。(楽しいストーリーじゃないけどね)

2022年12月1日
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安藤窪田妻夫木清野太賀が期待通りで、観てて楽しくて仕方なかった。(楽しいストーリーじゃないけどね)
そこに柄本の怪演となんか怖い真木。最初から最後まで楽しかったです。(楽しいストーリーじゃないけどね)
伏線が効いてて、ああだからこうなるのか、こうなっちゃうんだとすんなり来る感覚が楽しい。(楽しいストーリーじゃないけどね)
エンディングは混乱するが余韻の中で考えると、あ。こういう解釈やなと思える。映画館で集中して観てほんと良かった。楽しかった。(楽しいストーリーじゃないけどね)
自分にとっての超オールスターキャストを楽しみました。今後の石川監督のオリジナルストーリーを見てみたいです。

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SUZUKI TOMONORI

5.0時代にマッチしてる。すごく面白い。

2022年12月1日
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面白かったなあ。
特に窪田正孝さん、深みのある演技というと欠かせないのでは。恥じらいとかそういうリアルな感情がこの人からは細やかに感じられる。
朝ドラのエールでもだけど、悶え苦しみ泣くシーンは秀逸。民放ドラマとかじゃ物足りないのでは?と思っていたら、こんなに深みのある演技を要求される映画には適役としか言いようがない。
優しいひと、というところが本当にリアルに思えるからね。
いろんな、その人それぞれの過去、背景、国籍、学歴…
みんな自分が望むものでないものも背負って生まれて生きている。
そうした肩書きや、情報や、評価や、果ては言葉や目に見えるもの、当たり前かもですが、それに頼って生きてる。
そして苦しむ人も。
なりすましが多い現代社会だし。人が自分ですって証明できるものって顔とかいじったらもう無いわけで怖くなりますが。

でも自分がシンプルに行き着いたものは、
結局、信じるものは自分の感じたものだけ。

やはり何を自分が信じて、幸せと感じるか
自分の内証に、自分の声に従うしかない。
自分の中に誰もが絶対ってものはあるから。
間違うことでまたお勉強して
自分の行きたい方向に向かえるものを自分で見極める。
そうした智慧を磨いていくしかないのかな。見える何かに従いたければそれもそれで生き方のひとつだけど
時に簡単にそれが崩れる時があるから。
安藤サクラの、里枝が、「知らなくても良かったのかも」と言ったことが全てなのかもしれないと思いました。
でも、知らないと不安になるから正しかったという裏付けはやはり求めてしまうけどね。

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jaiko

3.5センセイは、何もわかってないんじゃないですか?

2022年12月1日
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悲しい

知的

幸せ

なかなか良質なストーリーであったが、出るべき人がカットされていて説明不足感満載。(原作未読だと???ってなる)
原作を読むといろいろと補完でき、こりゃ原作を買わすためのプロモじゃないの?と思えてくる。

エピローグをちょっとひねってある。(余計)

事件があってその人物の生き様を追っていくカタチは
「ザリガニの鳴くところ」の日本版といった感じか。

正直「母性」より面白かった。

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YOU

4.0普通の仮面を持っている事の有り難さ

2022年12月1日
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泣ける

悲しい

難しい

私は某国が大キライです。
こう言うと、私は差別主義者のレッテルを貼られるかも知れませんね?
キライになった理由も、事情もあるけど、キレイな一般常識社会は其処を考慮しない。
だから外見や、出身や、経歴、立場で人を差別しません。って常識という仮面を被ってる。普通のヒトで。
酷い過去のある方なら尚更、仮面が必要。

その人が何者であるかより
どんな人で、どんな性格かは
肩書きの仮面では分からない。
分からないから怖い。
だから様々な印象を判断材料として
人を視て判断しないといけない。
安全かそうで無いかは重要だから。

イケメンのヒトは良いように見られ易い。
無愛想なヒトは不気味に見える。
話して付き合っていっても解らないのにね。
良い仮面が欲しい人は沢山いるよなー。
そんな事を考えさせられた映画です。

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B級

3.5無題

2022年12月1日
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鑑賞方法:映画館

重く深いテーマを娯楽作品として見事に構築した面白い作品でした。
映画サイトも高評価が多いのだけれど、評論やレビューを読んでも具体的にこのドラマの何処が良かったのかを言及している書き込みは極端に少なく、言語化するのが難しい作品だったのかも知れません。ベースが推理サスペンス形式のドラマだったので、物語に引き込まれ面白く感じただけの人も多くいたでしょうしね。

“自分の過去を消し去りたい”というというモチーフで、私は今の日本の社会問題である“宗教2世問題”を想起しましたが、他にも“加害者家族”“前科者”や“犯罪被害者への二次的被害”等々、一度過去を全て消し去りリセットしたいというモチーフは、面白い作品が非常に多くある気がします。
その理由は何故か?なのですが、本作では柄本明の役(レクター博士の役割)がその象徴であり、いわゆる現実の人間社会は“性悪説”で成り立っているという事なのでしょう。
だからこそ更に“善”の部分が美しく感じるという事なのだと思います。

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シューテツ

4.0安藤サクラの演技が光る。

2022年12月1日
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鑑賞方法:映画館

久しぶりに面白い邦画を観た。恐らくは原作がよく出来ているのだろう。安藤サクラの演技が光る。こんなに自然な泣き顔が出来る女優は他にいないのではないか?戸籍の売買というのは本当にこんなに簡単に(?)出来るのだろうか?

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Yohi

4.0偽らないと生きられない人がいる

2022年11月30日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

難しい

自分を偽らないと生きられない人間がいる。
城戸の強い叫びがずっと頭で反芻している。
その人の存在、幸せだった時間どれが事実で人を救うのか考え続けてしまう映画だった。

本作は人のアイデンティティを問う作品でその人となりどう生きたかまでが分かるほど人物の解像度が高く、迷い込んでしまった。
何と言ってもキャスト陣の掛け合いは凄まじく、窪田正孝の絶望、狂気、壊れてしまいそうなほどの脆さと穏やかさ全てが入り混じった演技は本作のMVPだったと思う。
本作の主演である妻夫木聡の哀愁、何かに囚われ続けている表情がこの映画の雰囲気を作り上げていた。
決壊した時の凄まじさが彼にしか出せない迫力だった。
柄本明の悩み続ける城戸を常におちょくり、深い闇に誘う怪演はこの映画のハイライドだと思った。
出てくるだけで凄みがあって、一気に引き締まってた。
血のつながり、その人自身のアイデンティティ、実際に過ごした時間どれが人を表せるのか最初から最後まで全編通して見る人に訴えかけられた気がした。

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カイト

3.0理解はできないけど

2022年11月30日
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自分がその立場にならないと
苦痛というものは所詮は他人事

自分が自分で居たくなくても
生きる方法があるもんなんですね

自分にはどうしようもないこと
ほとんどの人は黙って受け入れるしかない

苦痛を持つ人がどう感じられるのか
想像でしかわかりませんが
苦痛が和らぐのかまた重荷になるのか

私には想像でしか理解できない世界

はっとさせられたり
ほうっと思わせられたり

俳優陣の腕の見せどころの
場面が多い映画でした。

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ワン