ある男のレビュー・感想・評価
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全然、理解できなかった。
観終わってからポカーン状態。帰りの居酒屋で、妻の解説を受けたが、全く理解できず。その後、日本がコスタリカに負けるという、あまり良くない1日だった。
面白いやないか~ぃ
まるで小説の中にいるようにゆっくりとゾワゾワしながら観賞しました。
人間の心の中にある触れて欲しくない部分、悲しみと優しさと自分自身に葛藤する部分を上手く表現できていてストーリーの波に乗れる心地よさがあります。
続きがあるなら観たい
無くても観たい
余韻に浸りたい
久しぶりに大満足の作品に大感謝です。
率直に面白かった。
ボクサーと林業の2人の性格が一致しなかったり、死刑囚に繋がるのも無理があったりしたが、ストーリー自体の全体構成は辻褄が合わないので違和感はないかな。
マイナンバーとかID管理で、亡くなった方に年金支給継続したり、これからこのような事が起こってもおかしくないね。
戸籍は偽りでも真実の愛があった
世の中には名前を変え素性を偽らないと生きられない人がいる。他人の戸籍を自分のものとして。
窪田正孝さんが演じたのはそんな男。しかしいくら人を避けても人に惹かれるのはやむを得ず。
そんな男に惹かれ再婚したバツイチ子持ちの女性を演じた安藤サクラさん。
二人が暮らした数年間。
不慮の事故による夫の死。
中盤からは妻夫木さんが男の素性を追うミステリーとなったが、自分にとってはピュアなラブストーリーだった。
そう、観る我々は男の人生において最良の時であったことを知る。
二人が暮らした幸せな時間を思い涙した。
幸せの真っ只中で逝く無念を思い涙した。
「幸せが永遠に続けばいいのに」といつも思う。
その人の後ろではなく、その人を見るという事
その人がどんな家庭で育ったとか、どんな家族がいるのかとか、もっと言えば周りの評価とか噂話とか、無意識のうちに人を見る時に、その人ではない事ばかり気にしている。
目の前にいるその人だけを信じる時に名前や戸籍はただの記号でしかないんだな。
今日から、人の事は自分の目で見て、自分が話してみて感じながら、かかわっていきたいな。と思った。
それにしても妻夫木聡って歳はとってるんだけど、変わらないなぁ。
退屈させない重厚感
キャストの方々の魅力やお洒落な演出に引き込まれる作品。
ストーリーのテンポも良く、あとどのくらいで終わるかな?など考えずに済みました。
フラグが分かりやすいため、序盤で全体の展開の予想がついてしまうのですが、退屈はしません。
たとえ結末が分かっていても、演技や演出に魅力があればいくらでも楽しめるのだと改めて思わされました。
俳優陣、みーんな良かったですが、清野菜名ちゃん可愛かったです。
悪くはないけど…
期待していた盛り上がりがないまま不完全燃焼で終わった感じ。
安藤さくらさんは素晴らしい!
別格の女優さんだと改めて認識させられました。
窪田くんはじめ俳優陣の演技は一見の価値あり。なので星三つ。
ただストーリー的には映画に相応しいほどのドラマがなく、特番のドキュメンタリーで良さそうな話だなと思った。
素晴らしい!
中弛みも無く、最後の最後まで引き込まれました。
妻夫木聡、窪田正孝、安藤サクラの演技の素晴らしさ、そして何と言っても「柄本明」の怪演。
ストーリーの整合性もいいし、キャストの素晴らしさも相まって素晴らしい作品でした。
原作読みたくなった!
出生とか両親とか選べないもんね。
辛い話でした。
周りにいる人達に言われると言うより、自分の顔が成長と共にどんどん父親に似てきて、記憶の中にいる父親が鏡の中に見えた時の苦しさ辛さ。精神的に追い込まれるのも分かります。
木こりをやりながら家族と過ごす幸せな時間がもっと長かったら良かったのにね。
窪田正孝さん、安藤サクラさん、妻夫木聡さん。皆さん素晴らしかった。
特に窪田正孝さん、大好きです。
何気ない話なのに
話がネタバレに進むに連れ事件もあまりなくただ物語を追いかける話。
しかしキャストがハマるとここまで観続ける事が出来るのかと実験のような映画。
大きくはボクシングシーンが最大の見せ場なのか、あとは消化試合のようなストーリー。柄本明演じる詐欺師も何も物語上は語っていないがどこか引き込まれる。
ラストのテーマは人間の欲やテーマのように思える。
柄本さんの大阪弁
元々は東京の人ですよね。
大阪弁うまかったなぁ。
大阪の叔父とそっくりな話し方で、やんわりしてるけど、狂気をそそる話し方でした。
ラストまで目が離せない秀逸なミステリー。
エリート上流家庭の弁護士の城戸さんが一番闇が深かったですね、、
あれからどうなって行くのか。
重厚なヒューマンドラマ
「多かれ少なかれ、人は誰しも偽りの人生を生きている」自分に正直な人でも、偽りの仮面をかぶっている人も、相手との関係性の中で何かしらの偽りはあるものだ。本人が意識しなくても、相手の受け取り方で話したことが嘘になることもある。本人が善良か悪人かは関係ない。
なんていう枕はさておき、自分とは何なのかという哲学的な問いを辿るような物語。自分を自分として証明するのに、実は戸籍にある自分の名前は絶対なんてことはなく、そもそも戸籍がない人も(日本では少なくても)世界には沢山いるわけだ。クレジットカード作る時に便宜的に免許証なんかを提示するけど、戸籍制度や住民票の制度がある程度機能しているから成り立つわけで、ホントにそうなの?と疑いはじめたら、かなり面倒くさい世の中になることだろう。
また枕のような話になった。まあいいか。ふたつ枕があるところには、たいてい人生の秘密が隠れていたりするものだ。
さて、そんな視点から観てみれば、かなり挑発的なストーリーだ。一緒に暮らしていた夫の一周忌に、突然夫が戸籍とは別の人間であることが明らかになる。相談された弁護士は彼が誰かを探し、やがてその調査にのめり込んでいく。次第に事実が明らかになるにつれ、Xとされた彼の人生、調査をする弁護士の人生、Xと入れ替わったもうひとりの人物など、何人かの男たちの人生が少しづつ重なって、深みのあるエンディングへと運ばれる。
窪田正孝がX、妻夫木聡が彼の人生を追う弁護士役。劇中2人が対面することはないのだけれど、それぞれが秘めた過去や感情を抱えている役を、見事に演じていた。Xの妻役の安藤サクラが中核として、終始物語を支えていた。ストーリーを運ぶ重要な役割だが、変に目立つ事なく、名司会者のような立ち位置を見事にこなしていた。他にも、榎本明、清野菜名、真木よう子、仲野太賀などなど、骨太のメンバーが物語の骨格を綺麗に形作っていた。
重厚な原作の土台の上に、しっかりとした幹として脚本を立てたように感じた。なかなかに見応えのある作品だった。
間が素敵な映画
旦那さんが亡くなったあとに、しかも親族と会って写真見て「この人誰!?」ってなったら、ショックというか、「エェェッ!!!?」って感じですよね。
奥様はもちろんですけど、自分の家族が亡くなったと思って呼ばれた親族も驚きですよねw
その衝撃のシーンはちょっと笑けたw
幼馴染とか、昔から知ってる相手なら、目の前にいる人が名乗った人そのものだってわかるけど、大人になってから知り合った人だと、目の前の人がホントにその人なのかわからないんだなぁ〜って思うと怖くなった。
謎を解いていくにつれて切ない感情に包まれたのと、ずっとモヤモヤ…。
そのモヤモヤが何だったのかは、最後に分かった。
終わり方が急に『世にも奇妙な物語』かっ!って突っ込みたくなるくらいゾワゾワした。
そのゾワゾワが私の感じたモヤモヤだったんだと思います。
最初から最後まで間が素敵な映画でした。
言葉じゃなく、表情と空気感で演技してて、それがすごく自然な日常に感じられて、私はそこがすごく良かったです。
妻夫木聡は良い俳優!!
感想として第一に感じたのは、ブッキー良い俳優さんになったなぁーでした。
主人公自身、己がアイデンティティに苦悶しつつストーリーは進んで行く中で、ニュートラルというか自立・自覚しきれない役を好演しています。
逆に窪田正孝氏は、「初恋」が非常に素晴らしく感動したのですが、佐藤健パターン(演技の幅が狭いさま)なのでしょうか…少し心配になりました。
安藤さくらも元人妻の色気むんむんかと思いきや、その後はサッパリ色香で流石でした。
私的には、中学生の息子役の俳優:坂本愛登君が特に素晴らしく今後に期待です!
全体的にフランス 映画っぽいです。何というか、余りストーリーに影響ない日常を描く感じといいますか。
そこの濃淡がまた良いといいますか。
後、清野菜名は最高です。化け物です。カメレオンです。
人間なんて愚かで勝手な生き物で、個人の本質なんて関係ないんだよなと再考させられる作品でした。
(オチ的な最終シーンは中々秀逸。嫁も〇〇、子供、差別主義な義父等々、誰もが最終的にBADエンディング。レッテル貼りは自重せよと自戒しました。)
静かな作品が好きな方は是非観てください。独特な名作です。
差別はなくならない
自分とは一体何か、出自や貼られたレッテルも一生背負って自分として生き続けなければならないのか、本当の自分らしく生きることとは?
これだけ多様性が叫ばれる一方で一向になくならない差別、偏見、不寛容。表に出し辛い空気の中SNSという匿名の世界でえぐいほど叩かれる。全てを捨て生まれ変わって別の人間として生きてみたい…そんなことを考えたことがある人は多いだろうしだからこそみなある男や主人公に共感するのだろう。
この作品には差別や偏見を露わにする嫌なやつとして描かれる人物が何人か出てくる。観客の怒りはわかりやすくそういう人物に向かう。差別や偏見はよくない!なくすべきだ!と。でもそう叫びながらも人は無意識のうちに別の誰かを差別しているかもしれないということを自覚しなければならない。嫌なやつとして描かれる人物たちは自分かもしれないのだ。
この作品は凄惨な事件を起こす犯人の背景として、もはやテンプレ化されているパチンコ・ギャンブル依存症・借金といったものを使っている。人はこの作品を見てやっぱりこういう人はパチンコをやっているんだということをまた刷り込まれる。例えばこういうことは差別にはならないのだろうか。多くの人は言う、だってパチンコだから仕方ないよと。ではその線引きはどこにあり誰が決めるのか?
概ねいい作品だとは思う。けれども差別の問題を扱いながらも一方では別の差別を生み出しているのではないかというモヤモヤがどうしてもひっかかってしまって完全に入り込むことが出来なかった。
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