死刑にいたる病のレビュー・感想・評価
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負の関係性の連鎖
他人に操られることで得られる自尊心と、他人を操ることで得られる自尊心のせめぎ合い。真実を求め、自立を求め、幾重にも重なる負の関係性の連鎖を一つ切ってはまた一つ現れるスリリングな展開から目を離せなかった。連続殺人鬼という極端にデフォルメされた主人公を中心に描かれる形象化された劇としてとても良くできている。
原作本読了後の追記。
映画は原作と大筋は同じだが、構成を変えて最大限映像で魅せることに成功しているのが素晴らしい。阿部サダヲの演技然り、また灯里の演出も大胆だったと思う。
ゾッと
79本目。
先週観れなかったから、今週はどうしても観たかった。
始まった瞬間、海外ドラマか、クリマイっぽいと期待値大。
自分の予想が当たったり外れたりで、いやでも流石と思ってしまう。
最後はゾッとしてしまうけど、脇役含めてキャスティング上手いと思う。
でも、一輝だけはバランス悪いと感じた。
再三の予告で作品の趣向は理解していたが?
物語のメインは岡田と阿部の過去をたどる会話劇と平行する独断での犯人探し!
でも話がややこしくてオチを期待しかが特にまさかのどんでん返しや予想外の真実も無く締め括りもスッキリせず中途半端感も!
衝撃の展開に圧巻
大学生の主人公の元に届いた一通の手紙、それは今世間賑わせている男女23人を殺害した犯人からだった。
意を決し面会に行くと、ガラス越しに見える男は殺人鬼であるとともに以前自分が通っていたパン屋の店主、榛村でもあった。
さらにそこで告げられたのは耳を疑う衝撃の一言であった。
「9番目の殺害は自分ではない。真犯人を突き止めてほしい。」
唐突な申し出に主人公は渋々承諾してしまい、その日から独自に捜査を開始する。
捜査を進めていくと次々に明かされる榛村の過去、さらに自身を取り巻く衝撃の真実、息つく暇もない怒濤の展開に飽きることなく観賞できた。
また、榛村を演じた阿部サダヲのサイコ具合も文句なしの星満点をあげたい。
どちらかと言えばいい人役や飾らない人情味溢れる俳優さんというイメージだったがサイコ役をやらせても内からジワジワ滲み出る狂気を感じられた。
オススメです。
もうサダヲの目が怖くて今後見れない…
洗脳の侵食具合に応じてガラスの反射顔がリンクしてゆく描写も雅也に大和が侵食してゆく恐怖。
慢心になったのも新しい芽が芽生え、育ち始めたことを確信しての別れの儀式。
全件立件まで、執行されるまでの時間も計算して、獄中から操作する楽しみ方。
監視員たちも手懐けてたから執行されるまでの長い年月に更なる…
彼の食ってるメシのはなし。
親戚のおじさんに勧められる寿司、家族で飲む気まずいビール、オレンジジュースで流し込むカップ焼きそば。
とにかく彼の食事が全部マズそうなのです。
それが良い、全然マズそうでめちゃくちゃイイのです。
そりゃ、そう言う話なんで、彼は不幸に描かれる訳ですよ、うまいもん食ってる訳ないんですよ。
しかし唯一。
劇中で唯一、美味しそうだったのはBLTサンドとオレンジジュース。
でもそれは彼の食事で、最もマズく不幸なものだったと描かれる。
やっぱ食事って重要なんですよ、幸せとか、生き方とかを表す訳ですよ。
でも、あのカップ焼きそばだけは、謎にうまそうに見えたのは貧乏性で本当にごめんなさい。
何度退席しようか、と
阿部サダヲ引き込まれそうでした
いつもならもっとクドいサイコパスをしそうなのに、抑えたうちに秘めたような演技が余計にサイコパス感じました、流石です
対する岡田君も良かった
と偉そうに言ってますが、彼の揺れる気持ちを受けてしまい、目を離せなかったです
こないだチェリまほでカワイイ藤崎さんをやってた佐藤怜さん
もう、ドキドキでした
映画館なのにうわー!って叫びそうでした
グロい映画はすごく苦手で、途中で何度出て行こうか、と思ってました
けど、出て行くと、結末がわからないし、色んな想像をして寝れなくなるのも嫌なので最後まで観ました
しかし、映画としては凄く良かったです
のめり込んでしまってあっという間でしたし、眠くもならなかったので
最後までサイコパスに引っ掻き回されてるとは続きもどうなったか知りたいですけど
でも、二度と見ません、ごめんなさい
グロすぎる〜
エンドロールが終わってため息出るくらい呼吸も阿部サダヲに支配されてました
拘置所の中からも人を操り楽しんでいたんですかね
そのための人材も用意してから捕まったんですかね〜捕まらないから飽きちゃったのかなぁ
消化されない物語の終わりの始まり。
冒頭の拷問シーンで館内が静まり返りました。この緊張感の共有こそ映画館の醍醐味です。過激な演出でのっけからグイグイきます。
24人を惨殺したシリアルキラー大和。しかしその内1件は自分の犯行ではないと主張する。本人から指名され事件を調べることになった大学生の雅也。なぜ雅也が選ばれたのか。そして真犯人は一体誰なのか。
まるで取り憑かれたかのようにのめり込んでゆく雅也。でもそれは事件そのものではなく大和という人物に対してと言った方がいい。不穏なオーラを身に纏った大和に次第に支配されてゆくような感覚をこちらも一緒に体験した気分です。
阿部サダヲはさすがの怖さでした。ところで大和の若い頃のシーンはどうなってるんですか。メイクであんなになるん?めっちゃビックリした。色んな人出てますけど最も説得力があったのは言わずもがな阿曽山大噴火です。そこにただ座っているだけで充分なのです。
すごいねぇ、の行方
私には理解できない、ピュアな殺人欲求をみせられたような気がしました。殺人はいけないことだと、その理由を考えずにわかり信じて行動している私のこの世界にこのような異分子がどこかに存在しているのだと言われているようで怖くなりました。ホラーですね。
普通に良い人のアクリル板に映る顔には何も感じていないような光のない瞳で、暗い暗い何か怖いものがある。あんなに光のない瞳を演じわける阿部サダヲさん、本当にすごいです。
アクリル板に重なる顔と並ぶ顔の映像も効果抜群でしたね。意味深で楽しめました。
誰かのひとことが、例えば「すごいねぇ、君は」みたいな…、いつ、どこに着地するのか。
そんな後味残す映画でした。
期待しすぎないで!
予告や題名からもすごく面白そうな雰囲気を出てきたこの作品。期待満々でいざ劇場へ、観終わったあとの感想は「うーんまぁまぁ」このくらいでした。
個人的に推理サスペンスはあまり見ないジャンルなのでハマらなかったのかも。
というかグロシーン多めだけどいるか?って思いました。しかもかなり過激だし。
でも阿部サダヲのハイライトのない目はめちゃくちゃゾワッとしました、予告で使われてたしこのゾワゾワを求めて来た人も多いのでは?話の構成として最初の方は丁寧に作り込まれてた感じはしますし良かったのですが最後の方詰め込んだ感が凄かったです。集中力切らさず見た方がいいかもです!
病は伝説するということ?
あんまり納得感はなかったけど、つまりは、病は伝染するということだろうか?
そして、死刑になるぐらいの病を発症する、すなわち罪を犯すのに過程があるということだろうか?
それなら、もっと描き方があるのでは?と思った内容でした。
キャストとタイトルのインパクト以上のものはなかったのかな…。
間違いない阿部サダヲ
コミカルも、勿論良いが不気味な阿部サダヲさん最高です。とにかく彼が出る作品は皆見ますが今回の映画は不気味さが流石と思いますますファンになりました。ただ残念なんは母親が中山美穂。彼女は子供捨て育児してない、共感できません。事情はそれぞれでしょうが子供捨てる人は嫌いです。まあそれは、それでも阿部サダヲさん素敵です
普通に
蜷川監督の作品はずっと観てて、監督を知らずに予告編を観た時に「あ、蜷川監督だろうな」と思える様な映像だった。
ストーリは分かりにくい所もあったが盛り上がる場面などもあり、それなりに楽しめた。
時々いきなりシーンが飛び、女郎蜘蛛が現れる時の映像と音楽にゾクゾクした。
結末も普通でした。
張り巡らされた伏線
こちらのミスリードを誘うそうな展開、見せ方が上手い。
最初は「羊たちの沈黙」的なストーリーかと思いきや、ラストに向かってどんでん返しの連続。
原作を読んでみたいと思った。
ミポリンが母親役かぁ…時の経つのは実に早い。
榛村(はいむら)って読めなかった(๑•﹏•)
難しくない?
正直、隣の隣でわっしゃわっしゃポップコーン食い荒らすDQNの男女が...
正直、隣の隣でわっしゃわっしゃポップコーン食い荒らすDQNの男女が邪魔で映画に集中できなかったけど、拷問シーンが始まった瞬間そいつらも一切動かなくなったのは愉快でした。というかカップルがめちゃくちゃ多かったけどカップルで観るような内容か?!
それは置いておいて、内容としては期待値が高かっただけに普通だな、と思いました。阿部サダヲさんの怪演が!というフレーズに引き寄せられたものの、いつもの阿部サダヲさんだなっていうように感じた。終わり方も…うーん。映画館に行くほどの内容ではなかったかなー。
消化不良だけど、満足
サイコパスの真髄をみました。
笑いながら他人の苦しむ顔がみれる、反社より怖い普通の人。
実はそういうひとが一番怖いと思います。
流れとしては、どういう事件が起きたのかとか、わりと説明のようなセリフは多かったような気がしますが、面会のシーンでは、とくに何かあるわけではないのに、なんだか緊張してしまいました。
ラストまでみて、回収されない伏線とか、あれ?と思うことはありましたが、それもいろいろ想像させられて面白かったです。
阿部サダヲさんの新しい魅力を発見しました。
サイコーでした
阿部サダオ始め、演技は良い気がするけど
サイコパスの演技としては阿部サダオハマり役って感じ。
なんていうか、「演じすぎてない感じ」とでもいうのかな?普通の所作や話し方に異常さが滲み出る絶妙さで「やっぱり演技上手いな」と。
ギャグ要素入ってる作品でしか見てなかったから少し驚きを感じるくらい。
他の演者さんもシーン毎の演技は上手いとは思うのよね。
なんだけど、結局「何をもって“死刑に至る病“なの?」ていう部分が伝わりきってない感じがする。
原作読んで無いから、その解釈部分とか見せ方が元々そうなのかの判断は出来ないけど、結局何をテーマにしたいの?てくらい半端な要素が多すぎて。
小説のト書部分を説明する様なシーンを敢えて入れずに演技で見せようとしたのかな?と勘繰るくらい伝わるものが少ないのよな。
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