攻殻機動隊 SAC_2045 持続可能戦争

劇場公開日:

解説

2020年4月からNetflixで配信された「攻殻機動隊」シリーズ初のフル3DCGアニメーション「攻殻機動隊 SAC_2045」のシーズン1に新たなシーンを追加して再構成し、全編フルグレーディングを施した劇場用長編アニメーション。「攻殻機動隊 S.A.C.」シリーズの神山健治と「APPLESEED」シリーズの荒牧伸志が共同監督を務めたシーズン1全12話をもとに、「新聞記者」「ヤクザと家族 The Family」など実写映画で活躍する藤井道人が監督として構成を手がけた。2045年。経済災害「全世界同時デフォルト」の発生とAIの爆発的な進化により、世界は計画的かつ持続可能な戦争「サスティナブル・ウォー」に突入。全身義体のサイボーグ・草薙素子と元公安9課のメンバーたちは、廃墟が横たわるアメリカ大陸西海岸で傭兵部隊として活動していた。そんな彼らの前に、驚異的な知能と身体能力を持つ存在「ポスト・ヒューマン」が出現。大国間の謀略が渦巻く中、再び「攻殻機動隊」が組織される。

2021年製作/118分/PG12/日本
配給:バンダイナムコアーツ
劇場公開日:2021年11月12日

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(C)士郎正宗・Production I.G/講談社・攻殻機動隊2045製作委員会

映画レビュー

4.5簡素仕立ての劇場版

2024年5月21日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

知的

難しい

1st. 2nd. 全24話視聴後に見る。

削ぎ落された主線のみを追うスタイルで全体の流れが簡素化、とても分かりやすい。
半面、あの壮大なバトルや細かい伏線回収が見られない分、
こちらのみだとちょっとインスタントでもったいないな、と思ってしまう。
こちらのみの方は機会があれば、24話仕立ても目を通してじっくり味わいなおしてもらえたらと勧めたい。

前半はとても分かりやすいミステリーで、ついて行きやすい。
後半、トグサが失踪してからの流れが難解(トリッキー)で、
そのブリッジとなるラスト数分の編集に、なるほど、そうきたか、と
24話で混乱気味だった内容の、正規解釈の方向性がようやく見定められたような気がしている。
ただ現在、オンデマで「最後の人間」を見られる場所がない。
この簡素版で答え合わせをしたいものである。

超スゴAIの登場という、演算のある意味物量戦もそろそろインフレ気味な本作、
45年以降の展開が拝めるなら、そのあたりの刷新を期待したい。

とはいえこれはこれで前のめり、AIが日常に浸透しつつある今現在、
観るにしっかりハードなSFと、ドキドキわくわく楽しめた。

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N.river

5.0世界はこんなにも美しいのか

2023年12月12日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

興奮

知的

危ねぇ!新作が劇場公開してなければ、一生見ないところだった!こんな傑作アニメがあるだなんて、早く言ってよ。「攻殻機動隊」という名は聞いたことあるくらいで、他は何にも知らない。映画館で観る映画が枯渇してきたから、何となく面白そうな「〜最後の人間」をチョイスし、その前に一応予習しとくかとレンタルしてみた。それがまさかの大当たり。なんだこれ、控えめに言って神じゃん。

最初はフル3DCGアニメーションが受け入れられなかったけど、アクションのスマートさと専門用語が飛び交うSFドラマが自分の映画癖にぶち刺さり、エンドロールで我に返るほど没頭していた。しかも、ミレパのFly with meで終わるという、文句を一切受け付けないと言わんばかりの完璧主義っぷり。カッコよすぎて笑いでるわ。

想像を遥かに上回る面白さだったため、予定を急遽変更。明日、劇場に足を運ぶことにします。3週間限定だったらしく、どうやら明後日には終わるみたい。本当に良かった。今年ベスト、まさかの大番狂わせかもな。

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サプライズ

3.5物語そのものというよりも、画調を許容できるかどうかで評価が分かれそうな一作

2023年11月18日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

これまで数多くの映像作品が登場し、後発の作品に多大な影響を与え続けている、士郎正宗原作の『攻殻機動隊』シリーズですが、3DCGアニメ版は本作が初とのこと。2020年にNetflixが配信したシリーズを、2021年に藤井道人監督が劇場公開用に再編集した上で色調なども調整を施した作品が本作です。今回の公開は2023年11月に公開予定の続編に先行した、リバイバル上映という位置付けです。次回作公開前に予習が必要な観客のために公開してくれるという、先般公開の『SSSS.GRIDMAN』と同様の配慮。

冒頭から観客はいきなり難解な用語と設定が飛び交う世界に放り込まれる訳ですが(「持続可能戦争」って何?と思っても、もちろん断片的な説明どまり)、何が何やらな序盤を通過すると、「ポスト・ヒューマン」との戦いという構図が見えてきて、物語を追いやすくなります。そしていくつかの要素が錯綜して、一体どうなるの!?となったところで、「続く」…、と、次回作に向けてなかなか気分を盛り上げてくれます。

全ての設定、背景状況、独特の用語を理解しようとするのは、特に初見では無謀という他なく、まずは「攻殻機動隊」の雰囲気に馴染むことに集中するのが良いかも。再編集版とはいえ、登場人物、特に草薙素子ら元公安9課のメンバーは、それぞれの人物像が浮かび上がるように丁寧に描き分けてあるので、人物描写に着目するのも良いかも。特にトグサ(山寺宏一)…。

物語を追う上で気になったのが3DCGの画質で、3年前の映像とは言ってもちょっと時代がかっているかも…、と感じるものでした。むしろあえてこの画調を採用しているのかな、と思っていたら、時折目を見張るような先進的な映像も含まれていて、ちょっとどう捉えたらいいんだろうと思うこともしばしば。かなり無理なたとえで表現するなら、『トイ・ストーリー2』を観ていたら、部分的に『トイ・ストーリー4』の映像が混じっていた、という印象です。「この作品はこういった表現なのだ」と得心できるかどうかで、作品の受容度が相当変わりそう!

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yui

3.5草薙素子少佐の魅力

2023年11月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

萌える

2045年、全身義体の草薙素子と元公安9課のメンバーたちは、アメリカ大陸西海岸で傭兵部隊として活動していた。そんな彼らの前に、ポスト・ヒューマンが出現し、再び攻殻機動隊が組織された。さてどうなる、という話。

3Dアニメってなかなか迫力があり、面白かった。
草薙素子少佐が色っぽくて、CVの早見沙織が良かった。彼女はエンディング曲も歌っててすごいと思った。
次もあるようなので観ようと思う。

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りあの