ドクター・ストレンジ マルチバース・オブ・マッドネスのレビュー・感想・評価
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異色のヒーローに異色のストーリー
【鑑賞のきっかけ】
先日鑑賞した、スパイダーマンシリーズの一応の完結編とも呼べる「ノー・ウェイ・ホーム」。
そこに重要人物として登場するのが、本作品の主人公である、「ドクター・ストレンジ」。
劇映画としては、2016年の作品に続く第2作ですが、この「ノー・ウェイ・ホーム」の続編とも呼べる点に興味を引かれ、鑑賞。
【率直な感想】
<マルチバース>
「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」と本作品との間を結ぶのは、「マルチバース」という、「多元宇宙」や「並行宇宙」と訳される概念。
「スパイダーマン」では、ドクター・ストレンジが「マルチバース」を使った魔術がきっかけで、世界中に混乱をきたして、「スパイダーマン」がその混乱を収拾するという物語でした。
今回は、この「マルチバース」を行き来できる少女が現われ、そこから起こる世界の危機を救う物語(スパイダーマンは登場しません)。
この「マルチバース」ですが。
偶然なのですけど、レビューを執筆している2022年5月現在、ヒット中の日本製のあるSF映画にも同じ言葉が登場します。
これは偶然の一致ではなく、「マルチバース」は、物理学の一分野である「量子力学」の用語です。
マーベル・スタジオの造語ではないです。
かねてから、映画の世界で、SFの分野に属するものは、その時代の最先端を行く科学を題材に取り入れてきました。
20世紀の作品だと、「相対性理論」。そこから導かれる、「タイムトラベル」や「ブラックホール」が題材として取り上げられてきました。
21世紀は、この同じ物理学でも、急激に研究が進歩している「量子力学」が取り上げられることが多くなりました。
もともと、ドクター・ストレンジは、1960年代に誕生したヒーローですが、この科学の最先端である「マルチバース」という概念を、彼が得意とする「魔術」とミックスして、作品を構成しているところがとても現代的で評価したい部分です。
<サム・ライミ監督の新作!>
マーベル作品としての前作は、「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」。
「スパーダーマン」シリーズは、3つのシリーズがあって、その第1シリーズ3作品を監督したのが、サム・ライミ監督でした。
「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」があるのは、この最初の3作品がいずれも大ヒットしたお陰といっても過言ではありません。
だから、「スパイダーマン」を引継ぐ本作品の監督に抜擢されたのかな、と思っていました。
確かに、その側面はあるかもしれません。
でも、もうひとつの要素があるのではないでしょうか。
サム・ライミ監督が映画界で有名になったのは、1980年代の「死霊のはらわた」というホラー作品がきっかけです。
彼は「スパイダーマン」を手掛けた時、その「ホラー」要素は取り入れなかった。
もし取り入れていたなら、一般受けはせず、「大ヒット」とまではならなかったと思われます。
そして、本作品。
物語は、「マーベル・スタジオ」らしいヒーローものの展開が続きます。
ところが。
後半に来て、なんと「死霊のはらわた」風な映像表現になっていくのです。
もちろん、本格的に、「死霊のはらわた」にしてしまうと、子どもが鑑賞できない作品になるため、ホラーの要素薄めですが、私にとっては、「死霊のはらわた」が盛り込まれているじゃない、凄いね、となりました。
サム・ライミ監督は、これがやりたかったのかな、と。
アメコミヒーローものに、「死霊のはらわた」の作風を取り入れるということ。
「スパイダーマン」では出来なかったけれど、今回、「マーベル」は彼の功績を称えて、この作風を取り入れ、監督にオファーしたのではないでしょうか。
【全体評価】
本作品は、もうひとつ特徴的なことがあって、本当の敵が、いわゆるヴィランではないのです。
「量子力学」という最先端科学に、「魔術」の要素を取り入れ、ヴィランではない敵と闘う。
ドクター・ストレンジという異色のヒーローにぴったりな、異色な作風とストーリー展開に満足した作品でした。
正直期待はずれ
ドクターストレンジは、アベンジャーズの中でも好きだったが、ストーリー展開としては、ただワンダが闇落ちしたのをストレンジが解決するだけ。
新しい味方や新しい敵が出てくるような目新しい展開はなく、言ってみれば冒険マンガのギャグ回のような場繋ぎ的な回で、アベンジャーズシリーズ通して見ている人には物足りない。
見なくても良かったかもと言うのが一番の印象。
前回のドクターストレンジとアベンジャーズシリーズをまた見返したくなる!
最初から最後までスピード感があって、楽しめた♡♪
また見返すmarvelシリーズが増えちゃう!
見終わった後も、
最後、ワンダは死んじゃったの?
どうなったんだろう?
ワンダの気持ち、、悲しい想い。
共感できる誰かが彼女の側にいて欲しかった。
みんな、居なくなっちゃったもんね、、
ソーは、なんだか次回作であんな感じだし、
アントマンもあんなだしね、、スパイダーマンは、
自分でいっぱいいっぱいだしね、、
ワンダを次回観れるときはハッピーな物語になると
いいな。
息子たちと一緒にいるワンダは今までで1番!
可愛かった🥹✨✨
marvelシリーズにアンジェリーナとか名高いハリウッド
女優が参戦することでどれだけ面白く、満足度のある仕上がりになるのかな?
とか、話題を提供してくれるmarvelがやっぱり大好き♡
お金儲けの為の映画でウンザリ
楽しみにしてた😮💨😮💨😮💨😮💨
サムライミと相性バッチリ
マルチバースを行き来して
ある人の野望を阻止する魔法使いの話。
ホラーチックな演出や音楽、カメラワークは
今作のダークな雰囲気とベストマッチ!
なんで監督サムライミなんだろうって思ったけど
サムライミさんでよかったありがとう、、
今作の見どころは、
マルチバースという設定を使って
あんなキャラなこんなキャラが出る所ですね!
ノーウェイホームレベルの感動でした、、!
過去のMCU作品はもちろんですが、
マーベル関連の作品は全て観るのがオススメです。
観てなくても話の大筋には影響しないので
ご安心を。ただ、感動は半減します。
ドクターストレンジおなじみの、
圧巻の映像体験は健在で
別の地球の風景も味わえたりするので
IMAXで観るのがオススメかなと思いました!
ストーリーはもっと複雑なのかと思ったら
意外と単純でそこはマイナスでした。
魔法使いと魔女とマルチバースなので
何でもあり感抜群で好き嫌い分かれるかも。
喪失と復讐の連鎖
喪失と復讐に取りつかれた人たちの連鎖が物語を紡いでゆく
全体的にまとまりに欠ける展開だった。サム・ライミが監督を務め、大いに期待したものだがやっぱり渋滞に巻き込まれ、たくさんの未消化物件を積み上げたまま映画が終了してしまった。
ネタバレ覚悟で書いてしまうが、見たくないものの羅列だったと思う。
黒人のキャプテン・マーベルだったり、プロフェッサーXがまんま出てきたり、キャプテン・アメリカの女性版や、満を持して3たび登場のファンタスティック・フォー、ストレッチョことリード・リチャーズなどなど、多様性とアベンジャーズの残した宿題をここで一気に片付けてしまおうと「トッピング全部乗せ」的な雑な展開がある。そんなことをしても途中で味が分からなくなって飽きてしまうか、乗せすぎたことで火が十分に通らずに美味しくない、互いの持ち味を消し合ってしまうなどの不具合が起きるものだ。ここでもそのデメから逃れられずに後味の悪さだけ残ってしまった。
それぞれが主役級のキャラクターであるのに、ザコキャラ扱いでしぼんでしまうのだ。
『スパイダーマン3』の時の、ヴィランの出し過ぎが祟ってやや消化不良気味でシリーズが閉じて行った時の嫌なトラウマが、またもサム・ライミを蝕んだようだ。どうしてもスタジオ側の要望を飲まざるを得ない部分はあるだろうが、とにかく必要のない要素をスッキリと消し去れば、映画として綺麗にまとまっただろう。
余分な展開がたくさん生まれてしまった分だけ、本来きっちりと描かれるはずの少女アメリカの生い立ちやユニバース転生能力、ストレンジとエイミーとの恋仲がこわれてしまったことなどのストーリーがだいぶ端折られてしまった。ワンダ・マキシモフの悲劇に至っては「ディズニー・チャンネルでお楽しみください」とでも言わんばかりの唐突さだ。
映像表現も、どこかで見たようなボスキャラばっかりで、逆に迫力が薄い。
やっぱり、アベンジャーズのような見せ場だらけの映画って、そうそう簡単にできるものじゃないってことですね。
ちなみに、サム・ライミ映画にはちょい役で必ず登場するブルース・キャンベルが、ピザボール売りのおじさんとして登場。ドクターの魔術の被害で自分の腕に攻撃され続けるという災難に見舞われるが、これはどう見ても『死霊のはらわた』シリーズのパロディだろう。少しうれしくなってしまった。
マルチバース
ワンダ好きにはつらかった、、
家族の勧めでワンダヴィジョンを観てから鑑賞。ただこの映画については、事前情報をほとんど知らないまま観たので、ワンダが主の悪役だということに驚いた。ストレンジが好きで、また映像の凄さから、ある程度楽しく観たが、納得できないところも多かった。
とにかく「ワンダが悪者」で、ただただ主人公ふたりを追いかけてきて闘うというストーリーが平板に感じた。なにより、そのワンダの負の感情は、もうワンダヴィジョンで描かれ、それを乗り越えようとしたラストだったと思うのに、またそのテーマで押していくのが、、、うーん、、、という感じ。ワンダヴィジョンは最後は切なかったが、とても面白かった。ワンダには今作では救いがあって欲しかった。
また、マルチバースの映像よりも、一作目の、重力がグニャグニャ変わって闘う表現のほうが、ドクターストレンジの世界観に合って、独創的に感じた。
サム・ライミ監督が好きな人はとても楽しめたのだろうけど、貞子みたいになってるワンダを見るのがつらかった(笑)
「ドクター・ストレンジ」である意味があまりなかった
サム・ライミにホラーを撮らせてあげたい
2022年 97本目(劇場10作目)
宇宙の数(人の数X♾)
「つまらなく」はない
マルチバースはいくつあるの?
いい作品でした
どちらかといえばワンダが主役って感じですかね、AOUで登場して、それ以降のインフィニティ・ウォーとかエンドゲームとかはもちろん、ワンダヴィジョンも全部まとめて、ひとつの大きなワンダ自身の作品となってるんだなって、今作はラストを飾るのにふさわしい内容だったと思います。
だからこそなんですが、今作のみしかみておらず、単独の作品として捉えて、挙句批判的な感想を述べるのは製作者に対してあまりにも失礼なんじゃないかと思います。ドラマの最終回だけいきなりみても面白いわけないですよね、それと同じですよ。
ヒーロー映画は子供がみれないとおかしいなんてレビューもみましたが、そもそもヒーロー=子供って日本特有ですからね、アメリカのヒーロー(特にMARVELとかDCとか)は物にもよりますが、全部が全部年齢層を子供に向けてる訳じゃないんですよね。なんならソフトコアかけてるヒーロー映画だってあるくらいですし、日本のド偏見押し付けるのはやめましょう。子供にみせたいなら、仮面ライダーとかウルトラマンとか戦隊モノとか素晴らしい日本の文化があるじゃないですか。
軽く酔いました。
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