「「ドクター・ストレンジ」である意味があまりなかった」ドクター・ストレンジ マルチバース・オブ・マッドネス 正体不明の存在さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0「ドクター・ストレンジ」である意味があまりなかった

2022年5月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

ワンダが登場してからは彼女中心の展開になっていき、最後もワンダにとっての決着がついたところで終幕。
ストレンジに着目して観た場合、このシリーズにとってこの作品で何が進展したのかよく分かりませんでした。

あとスパイダーマンのときはマルチバースは異なる世界の自分との交流・交友、ヴィランの苦悩・解放などが楽しめましたが、今作ではただの異世界転移の舞台でしかなく、そこに存在するストレンジや人物達も悪漢・負け犬・独善・頑固、そしてほぼほぼが最後は舞台からの永久退場と感情移入や共感のしようがないオブジェクトでしかなく、あまり良い作用をしたようには感じませんでした。

正体不明の存在