鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎のレビュー・感想・評価
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バランスが絶妙
Amazonprimeで鑑賞。
面白かった。
物語はタイトル通り日本を代表するオカルトヒーロー鬼太郎のオリジンであり前日譚で、主人公は鬼太郎の実の父親・目玉のオヤジことゲゲ郎と育ての親・水木が、ある一族が牛耳る村の謎に迫るというもの。
物語は横溝正史の「犬神家の一族」や水木しげるの原作版に近いし、かなりエグイシーンもあるんだけど、ゲゲ郎と水木のホモソーシャルな関係性を物語の中心に据えることで今風なキャラ萌え要素もあって、多少マイルドで観やすくなっている印象。
それでいて、列車の中の大人たちがバカバカ喫煙している様子で、現代より乱暴で薄暗かった当時の空気感を表現していたりしているのは上手いと思ったし、今風なところと昭和のエグみのバランスの取り方が絶妙だと思った。
ゲゲ郎vs鬼道衆のフリーハンドで描かれたっぽいアクションシーンの迫力も良かったし、鬼太郎の主武器である毛針や体内電気、リモコン下駄や霊毛ちゃんちゃんこといったガジェットの使い方も良かった。
こういう良作が埋もれずに日の目を浴びて大ヒットになったのは嬉しい。
公開されるや否や、瞬く間に口コミが広まって予想外のスマッシュヒットとなった作品。
「ゲゲゲの鬼太郎」という作品は、改めて不思議なバランスの作品だと思う。
タイトルだけなら、誰でも知っているレベルのネームバリューだとは思うが、ちゃんと観たことがある人となると一気に数は減るのではないだろうか。
しかも一応、子供向け作品ではあるが、グロテスクな描写やホラー表現も多いため、そういう意味では大人向けである。PS版のゲームがトラウマ級に怖いのは知る人ぞ知る話。
アンバランスなようで、それが逆にバランスが取れていると言う妙な有名作品である。
しかも本作は、その鬼太郎が主人公ではなく、その父親の話ときたものだ。
大傑作とまでは思わなかったが、「ゲゲゲの鬼太郎」ってよく知らないしー、という先入観で忌避してしまうのはもったいない一作。
おぞましさと、えぐさのオンパレードだったが、大人の鑑賞に耐え得る面白い作品だった。
どの層?
良ではあるが秀ではない
劇場版 名探偵ゲゲゲ 龍賀一族の不死薬(エリクサー)
呪術ゲゲ戰
陰陽師ゲゲゲ
と、てんこ盛りな映画だった。
アニメ作画のクオリティさすがだ。
キャラの絵柄が現代版鬼太郎で綺麗だが
死に方のエグさグロさが強烈
まぁ、絵のライトさでグロさを緩和してるのかもしれないが。
ストーリーの根幹は妖怪が出てという単純なものでなく
怨念や《呪》の類いで、鬼太郎を観てる感じではなかった。
陰陽師や呪術廻戦っぽい。
ゲゲ朗時代の目玉のオヤジがカッコいいが
目玉のオヤジの性格と違いすぎる感も…。
ストーリー、オチ、鬼太郎の誕生秘話としての繋がり、どれをとっても悪くはない。
良ではあるが秀ではない。
綺麗にまとめようとしすぎたかなぁ…
もう少し尖ったとこがあっても良かったかなというのが個人的な感想。でも面白かったです。
猫娘が現代的作画で可愛くなりすぎた違和感から最近の鬼太郎は観てないが、これを機に今の鬼太郎も観てみようかな
ゲゲゲ
水木ぽさは薄かった。犬神家っぽい設定。スケキヨはでないが似たような白メイクが。エンディングで流れた鬼太郎か墓から出てくるシーンの箇所を重点的にとやるものと思っていたので、何か違ったものを見た感じ。近年の鬼太郎は絵も今風に寄せていて、水木作風のオドロオドロらしさが皆無で、私はこのネコ娘が良いとは思えない。
どこかで見たようなドラマと、なんかゲームっぽいアクション。個人的にはこれじゃない感が消えなかった。
特にフックがない。サスペンス的勧善懲悪劇。
内容は、水木しげる原作ゲゲゲの鬼太郎誕生の謎についての創作話。舞台は終戦後間もない隔離された村と有力者の一族跡目争いとゲゲロウ事鬼太郎父(名前は一体?!)と主人公水木との話。血液製剤Mとは?哭倉様とは?龍哭とは?狂骨とは?謎が謎を呼び閉ざされた村で生き残りをかけた悲劇の幕が上がる。
印象的な台詞は、『怨念を引き受けよう。我が子が生まれる世界ぢゃからな。それに友よ主が生きる未来この目でみとうなった。』ゲゲロウ事鬼太郎父の最後の決め台詞。物語の流れと思いが乖離されていて言葉遣いの違和感を感じた。水木と言ったり主と言ったり呼び方もまちまちで主格の定まる所が無いのが残念。ゲゲロウ最後まで名前無かったなあ。CV鬼太郎の父だったのは腑に落ちません。犬神家の一族の様に沢山人が出るので難しい上に余計に混乱する。
印象的な場面は、犬神家の一族の様な大広間での謁見の場面。畳の縁が白中紋を使っていたのが凄かった。細かすぎるが美術が凄い。しかし内容がある様で無いようなのが残念です。サスペンスの醍醐味の動機や理由が薄っぺらいのが勿体無いと感じました。
印象的な立場は、冒頭の終戦間もない東京と帝国血液銀行の社屋と不死薬Mの関係性が、そのままヒロポンや緑十字や関東給水軍731石井部隊の様で生々しくもリアルで洒落になりませんでした。
物語が、妖怪や物怪の類を主題とするだけに理屈が通るようで無茶苦茶過ぎて疲れました。人間族と幽霊族とは長田家と哭倉家と水木との複雑すぎる盛りすぎの内容を106分ではキツい気がしました。都合よく終わらせてしまい謎が尽きません。特に最後の怨念を引き受けようとの気分には1人で解決するご都合主義には不満募ります。全体に怖く見せようとする事に拘りすぎ脚本や演出に無理あり何が言いたかったのか分からない。最後のエンドロールだげでよかった様に感じました。
評判だったので劇場に行こうか迷った作品。時間が合わず行けなかったが...
犬神家の一族そっくりすぎ。ドラッグがうまく活かせていない。
オマージュと模倣を考えさせられる映画作りです。1976年の市川崑監督「犬神家の一族」と舞台設定も雰囲気も演出もキャラクターそっくりです。私としては戦後の雰囲気を調査し演出し脚本に落とし込み考証し…という手間を省くために模倣した、という風に見えてしまいました。もちろん制作者の意図がそこにはないのかもしれませんが、受け取り手としてはそう見えてしまうくらいの類似性でした。
で、水木しげる氏というのは戦争で生死の境をさまよった結果、達観し生死を超越することであちらの世界と通信できるようになったシャーマンです。主人公の名前を水木と名づけることによって水木しげる像がちょっとゆがめられている気がしました。
また、Mとはヒロポンです。その意味するところは兵士から企業戦士へ。家族と権力利益。そういうテーマがあるようで話が妖怪大戦争と復讐譚になっているのでどうも戦後の復興と何かを重ねているように見えません。
作画は素晴らしいと思いますが、しかし全体として創作物か?と言われると、なんとなく名前も映像表現も他から借りてきた、水木しげる氏の鬼太郎とは似て非なるものに見えてしまいました。
興味本位で見てみましたが…
鬼太郎生誕というタイトルに惹かれて鑑賞しましたが、思ったより楽しめないストーリー展開でした。
最後のエンドロールまで見て、ようやく満足できる作品なので、最後の最後までお見逃しなく!
そして、どうして目玉の親父になったのかもわかります!
結構エグい
鬼太郎を見るのが何十年ぶり?昔、チラッと見たのが人間の女の子がヒロイン的ポジションになってるので「なんで?」って思って以来か。
前半、横溝正史的雰囲気から妖怪ものへ。
設定が結構エグい。沙代の事も伝奇ものだと割と有るけど、それを鬼太郎にやるとは思わなかったな。
しかし、鬼太郎両親は自力で村から離れて水木の近くに隠れ住んでたんかな?
猫娘、美少女に違和感。
ちゃんとつなげてる
鬼太郎で最も好きな作品かもしれない
昭和の雰囲気漂う孤立した村を舞台にした良作なサスペンスを見ているようだった
主役の水木が村を訪れるところから随所に伏線が散りばめられ、どっしりとしたストーリーが伺える
大人向けの残酷な描写もあり、昔から鬼太郎を見ている世代でも満足できた
しっかりと怖さと醜さを見せてくれているのが良い
終盤に向かうとアクションも激しくなり、緩急の切り分けが見事
見たい物もバッチリと描いてくれ
鬼太郎の父親の活躍や鬼太郎誕生までの物語が90分に収められ、満足度の高い作品に仕上がっているのが、制作陣の愛を感じ取れた
面白かった
素直に
良かった。
あの、目玉の親父にこんな過去があったんだと…そして、鬼太郎の誕生シーンも。
本当にお墓から生まれていた!
ちょっと不思議なのは、目玉の親父の妻…すなわち鬼太郎の母が何故か猫娘に似ているのは何故か?
そして、人間の主人公水木が水木しげる自身としたら、正しく鬼太郎の育て親は水木しげるなのがいろんな意味で良かった。
期待し過ぎたかな、、、前半は盛り上がるけど、後半の妖怪との闘いがしつこい
前評判が良くて興味があったので、アマプラで視聴
終戦後の日本をリアルで綺麗な絵で表現していた点は高得点、
確かに前半は物語が盛り上がり面白かった、前半はね。
鬼太郎の父親が魅力あるキャラで良かった、
でも中盤から普通のゲゲゲの鬼太郎になっちゃったかな、
やはり美少女キャラに託される、主要な設定で解り易かった(悪い意味で)
妖怪の執拗な同じ様な攻撃が続くのが、結構飽きながら見ちゃった感じです
鬼太郎の父親と母親の謎が解けたと言うけど解らない箇所もあったな、
これ、もっと設定とか戦闘とかもっともっと練ったら凄く面白い映画になったはず、
制作した人途中から疲れちゃったのかな、
エンドロール?の水木と妖怪との闘い?あれ、、、なに?
マジ意味わからん、
見終わって、「期待し過ぎた」と言うのが本音。
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