劇場公開日 2023年11月17日

鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎のレビュー・感想・評価

全553件中、1~20件目を表示

5.0鬼太郎の存在こそ希望

2023年11月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

メチャクチャ面白い。日本の近現代の暗部をくりぬいて濃縮して見せるようなすごい内容だった。閉鎖的な村の相続争いに、会社員として立身出世の野望を持つ水木が巻き込まれていく中で、鬼太郎の父と出会い、村の恐ろしい秘密に直面する。太平洋戦争の南方で生き残った水木は、せっかく生き残ったのだからとサラリーマンとしての野心を持つ。戦争は経済競争に形を変えて続いている。そして、戦後におざなりにされていた戦争の絶望と怨念が水木たちに襲い掛かる。異様な怨念や絶望の上に日本社会の反映があり、そこに蓋をしながら発展してきたという歴史の裏側面を暴きだすような内容で、妖怪を描く本作ならではのやり方で現代日本を照射してみせている。
しかし、人間性への絶望に支配されていないのが本作の美点。鬼太郎の存在こそが怨念の中の希望だったのだと締める結末は涙なしには見られなかった。100%の祝福ではない、汚泥の中のかすかな希望として鬼太郎はあったのだ。

コメントする (0件)
共感した! 90件)
杉本穂高

3.5良ではあるが秀ではない

2024年5月6日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

劇場版 名探偵ゲゲゲ 龍賀一族の不死薬(エリクサー)
呪術ゲゲ戰
陰陽師ゲゲゲ
と、てんこ盛りな映画だった。

アニメ作画のクオリティさすがだ。
キャラの絵柄が現代版鬼太郎で綺麗だが
死に方のエグさグロさが強烈
まぁ、絵のライトさでグロさを緩和してるのかもしれないが。

ストーリーの根幹は妖怪が出てという単純なものでなく
怨念や《呪》の類いで、鬼太郎を観てる感じではなかった。
陰陽師や呪術廻戦っぽい。

ゲゲ朗時代の目玉のオヤジがカッコいいが
目玉のオヤジの性格と違いすぎる感も…。
ストーリー、オチ、鬼太郎の誕生秘話としての繋がり、どれをとっても悪くはない。
良ではあるが秀ではない。

綺麗にまとめようとしすぎたかなぁ…
もう少し尖ったとこがあっても良かったかなというのが個人的な感想。でも面白かったです。

猫娘が現代的作画で可愛くなりすぎた違和感から最近の鬼太郎は観てないが、これを機に今の鬼太郎も観てみようかな

コメントする (0件)
共感した! 0件)
10Kas

2.5ゲゲゲ

2024年5月6日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 0件)
Keita

4.0ゲゲ郎

2024年5月5日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

興奮

水木は勤めている会社のオーナーの死から、一族が住む村にやって来る。
そこで鬼太郎の父と出会い、信頼関係を築いていく。
奇妙な遺言書が公開されてから、親族が次々と殺されていく。
水木ワールドが全開で、独特な妖気伝を堪能できる。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
いやよセブン

4.0期待通り観てよかった

2024年5月4日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

しっかりしていたと思います。

鬼太郎父格好良かったです。

これの鬼太郎の左目がない理由はどえふるんだろうかと少しだけ思いました。

まぁ気にせず良かったということで

コメントする (0件)
共感した! 0件)
ボタもち

2.0特にフックがない。サスペンス的勧善懲悪劇。

2024年5月4日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

単純

難しい

内容は、水木しげる原作ゲゲゲの鬼太郎誕生の謎についての創作話。舞台は終戦後間もない隔離された村と有力者の一族跡目争いとゲゲロウ事鬼太郎父(名前は一体?!)と主人公水木との話。血液製剤Mとは?哭倉様とは?龍哭とは?狂骨とは?謎が謎を呼び閉ざされた村で生き残りをかけた悲劇の幕が上がる。
 印象的な台詞は、『怨念を引き受けよう。我が子が生まれる世界ぢゃからな。それに友よ主が生きる未来この目でみとうなった。』ゲゲロウ事鬼太郎父の最後の決め台詞。物語の流れと思いが乖離されていて言葉遣いの違和感を感じた。水木と言ったり主と言ったり呼び方もまちまちで主格の定まる所が無いのが残念。ゲゲロウ最後まで名前無かったなあ。CV鬼太郎の父だったのは腑に落ちません。犬神家の一族の様に沢山人が出るので難しい上に余計に混乱する。
 印象的な場面は、犬神家の一族の様な大広間での謁見の場面。畳の縁が白中紋を使っていたのが凄かった。細かすぎるが美術が凄い。しかし内容がある様で無いようなのが残念です。サスペンスの醍醐味の動機や理由が薄っぺらいのが勿体無いと感じました。
 印象的な立場は、冒頭の終戦間もない東京と帝国血液銀行の社屋と不死薬Mの関係性が、そのままヒロポンや緑十字や関東給水軍731石井部隊の様で生々しくもリアルで洒落になりませんでした。
 物語が、妖怪や物怪の類を主題とするだけに理屈が通るようで無茶苦茶過ぎて疲れました。人間族と幽霊族とは長田家と哭倉家と水木との複雑すぎる盛りすぎの内容を106分ではキツい気がしました。都合よく終わらせてしまい謎が尽きません。特に最後の怨念を引き受けようとの気分には1人で解決するご都合主義には不満募ります。全体に怖く見せようとする事に拘りすぎ脚本や演出に無理あり何が言いたかったのか分からない。最後のエンドロールだげでよかった様に感じました。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
コバヤシマル

4.0評判だったので劇場に行こうか迷った作品。時間が合わず行けなかったが...

2024年5月4日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

評判だったので劇場に行こうか迷った作品。時間が合わず行けなかったが、早速アマプラで鑑賞できるとは。劇場の価値がやや心配(笑)
目玉オヤジ、かっこええやん。脚本が秀逸。ちゃんと水木作品の鬼太郎誕生につながっている。それとも、原作自体にこの話があった?漫画で読んだ記憶はないが。
とにかく良かった、大人向け鬼太郎、いや目玉オヤジ(笑)

コメントする (0件)
共感した! 0件)
はむひろみ

2.0犬神家の一族そっくりすぎ。ドラッグがうまく活かせていない。

2024年5月4日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

 オマージュと模倣を考えさせられる映画作りです。1976年の市川崑監督「犬神家の一族」と舞台設定も雰囲気も演出もキャラクターそっくりです。私としては戦後の雰囲気を調査し演出し脚本に落とし込み考証し…という手間を省くために模倣した、という風に見えてしまいました。もちろん制作者の意図がそこにはないのかもしれませんが、受け取り手としてはそう見えてしまうくらいの類似性でした。

 で、水木しげる氏というのは戦争で生死の境をさまよった結果、達観し生死を超越することであちらの世界と通信できるようになったシャーマンです。主人公の名前を水木と名づけることによって水木しげる像がちょっとゆがめられている気がしました。

 また、Mとはヒロポンです。その意味するところは兵士から企業戦士へ。家族と権力利益。そういうテーマがあるようで話が妖怪大戦争と復讐譚になっているのでどうも戦後の復興と何かを重ねているように見えません。

 作画は素晴らしいと思いますが、しかし全体として創作物か?と言われると、なんとなく名前も映像表現も他から借りてきた、水木しげる氏の鬼太郎とは似て非なるものに見えてしまいました。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
nyaro

2.5興味本位で見てみましたが…

2024年5月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 0件)
ふぁーびー

3.5結構エグい

2024年5月3日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 0件)
背中にエンジン

4.0ちゃんとつなげてる

2024年5月2日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

怖い

興奮

ちゃんとつながってる、じゃなくて、ちゃんとつなげてる。
この意味は、製作者が意識的に鬼太郎誕生の前話と漫画版の誕生を
つないだってことだ。

つながってる、はどこか偶然感。
つなげてる、は意図的・恣意的・計画通り。

映画は祟り・呪い・奇習・集落・穢れのような
人の中にある爛れた感情がぐっちゃんぐっちゃんにうずまく。
見て損はない。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
西の海へさらり

4.5鬼太郎で最も好きな作品かもしれない

2024年5月2日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

昭和の雰囲気漂う孤立した村を舞台にした良作なサスペンスを見ているようだった
主役の水木が村を訪れるところから随所に伏線が散りばめられ、どっしりとしたストーリーが伺える
大人向けの残酷な描写もあり、昔から鬼太郎を見ている世代でも満足できた
しっかりと怖さと醜さを見せてくれているのが良い

終盤に向かうとアクションも激しくなり、緩急の切り分けが見事
見たい物もバッチリと描いてくれ
鬼太郎の父親の活躍や鬼太郎誕生までの物語が90分に収められ、満足度の高い作品に仕上がっているのが、制作陣の愛を感じ取れた

コメントする (0件)
共感した! 0件)
bp

4.5面白かった

2024年5月1日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

ゲゲゲの鬼太郎ゼロ。壮絶な南方の戦争を生き残った水木しげるの自伝的要素もあり、戦後日本の暗部を描いている。水木しげるの腕がない方がリアリティあったかも。子供向けでは決してないてすね。ゲゲゲの鬼太郎で育った中高年にこそ見てほしい、最高のアニメ映画。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
6k9k

4.5素直に

2024年5月1日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

知的

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 0件)
REpower

3.0懐かしさのあるお話

2024年5月1日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

墓場の鬼太郎につながってる感じが良かった
古典的なお話

コメントする (0件)
共感した! 1件)
きなこ

3.0期待し過ぎたかな、、、前半は盛り上がるけど、後半の妖怪との闘いがしつこい

2024年5月1日
PCから投稿
鑑賞方法:その他

泣ける

怖い

前評判が良くて興味があったので、アマプラで視聴
終戦後の日本をリアルで綺麗な絵で表現していた点は高得点、
確かに前半は物語が盛り上がり面白かった、前半はね。

鬼太郎の父親が魅力あるキャラで良かった、
でも中盤から普通のゲゲゲの鬼太郎になっちゃったかな、
やはり美少女キャラに託される、主要な設定で解り易かった(悪い意味で)
妖怪の執拗な同じ様な攻撃が続くのが、結構飽きながら見ちゃった感じです
鬼太郎の父親と母親の謎が解けたと言うけど解らない箇所もあったな、

これ、もっと設定とか戦闘とかもっともっと練ったら凄く面白い映画になったはず、
制作した人途中から疲れちゃったのかな、

エンドロール?の水木と妖怪との闘い?あれ、、、なに?
マジ意味わからん、
見終わって、「期待し過ぎた」と言うのが本音。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
MIKI

3.5何を受け取るか

2024年5月1日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

ただ暗闇が怖かった子ども時代。
自分にとって鬼太郎に出てくる妖怪たちは、その恐怖を具体的な形として示してくれるものだった。
世代を超えて今でも鬼太郎が愛されるのは、その時代に合わせた表現を用いながら、そうした得体の知れないものへの恐れを、もののけや妖怪に表してきた「日本の風土」が、我々の中に普遍性を兼ね備えて共有されているからだろう。

今作は、もはや戦後ではないという言葉が流行語になった、高度経済成長前の昭和31年。
そこに、王道の人里離れた謎の村を舞台にもってきた。これも、多くの日本人が共有する世界観だ。

それゆえに、物語はわかりやすく、絶対的な権力者のもと、外部からは伺い知れない因習によって動いている不気味な村の恐怖は、表現されている。

ただ、バランスが難しいと思うのだが、わかりやすさと引き換えに待ち構えているのは、ステレオタイプの罠。
出てくる人物たちが、みんないかにもな傾向は気になった。
共有イメージに託し過ぎて、セリフも表面的だった印象が否めない。

まあ、個人的な私利私欲を、国家や大義を口にして正当化する輩は、戦中戦後に限らず、今もうじゃうじゃいるので、そこはリアルなのかもしれないが。

自分が一番心に刺さったのは、ゲゲ助の「生まれてくる子どものために」というセリフ。

ただし、狂信的な差別者たちも、よくこの言葉を口にすることも忘れてはいけない。

あそこに描かれていた村人一人一人にも、生活があり、決してまとめて切り捨てられる対象ではない。
力を持たないものは、蹂躙されても仕方がないという刷り込みを無意識のうちに受け取らないことも大切にしたい。
水木しげるが、ずっと訴えてきたのは、そういう理不尽さだと思うので。

コメントする 1件)
共感した! 12件)
sow_miya

3.5妖怪製薬製造工場見学

2024年5月1日
iPhoneアプリから投稿

犬神家のような財閥内での権力争いで巻き起こる殺人事件➕八つ墓村のような地元に伝わる祟りに巻き込まれる男=鬼太郎誕生

コメントする (0件)
共感した! 1件)
成龍

3.5親父さん…こんなにかっこよかったんですね。男でも惚れます

2024年4月30日
Androidアプリから投稿

親父さん…こんなにかっこよかったんですね。男でも惚れます

コメントする (0件)
共感した! 2件)
ハーブ

4.5紫煙恋し二月目 子の刻九ツ。めっちゃナメていました。骨太の大人向け映画でした。

2024年4月30日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

楽しい

興奮

なんかまた自由律俳句みたい。(意識はしています・笑)
禁煙を初めてから、まだ二カ月目なんですよ。こんな真夜中にタバコをプカプカ吸う絵に出会うと、どうしても火を灯して一服したくなります。
モニタの中に度々映る喫煙シーンを見て、意味もなく二本の指先を唇に添え当てたりもしてみました。
珍しくアニメを鑑賞です。別に避けていたわけでもなく、嫌っているわけでもなく。
観たい映画を優先すると、後回しになるのは事実であり。
ですが「つい最近上映があったばかりやん!」の誘惑には勝てず、アマプラで鑑賞です。

アニメを観て、いつも思うことは、実写映画を作るよりも難しいってこと。
絵柄で作品の評価の9割が決まっちゃうってこと。
絵そのものが作品の世界観を構築する9割だってこと。
本作も、まず絵柄で★2つの評価から入りました。猫娘が今どきの萌え絵タッチだったということも、実は不満なの。めっちゃ日和ってると思って。
水木を始めとするキャラクターの目の描写に感情移入できなかったの。初めのうちは。
それに馴染めなかったの。初めのうちは。まさに死んだ魚のような目でしたもん。(もちろん、それは狙ってのことなんでしょうけれど)
ですが紗代が、私の片想いだった女性に瓜二つなので★半個加算です。ヘアスタイルだとか、左目じりの泣きぼくろとか。あんなに積極的な女性じゃなかったけれど(笑)
(〇〇さんお元気かな?)
でもね屋敷の地下の鍾乳洞の件で「成人するまで教えてもらえないのです」って言ってたじゃないですか。
あの佇まいでまだ未成年やったんや!

大変斬新でカッケーって思ったのは、物語中盤、般若のお面を被った一団とゲゲ郎との格闘シーンのザクザクとした線描!
ここは、アクションそのものも相まって、身震いするほどでした。
と同時に、観続けていると、かなり骨太なお話だということもわかってきて。
語弊のある言葉とは十分にわきまえつつも、これ、実写でも十分に通用するお話だと思いました。
まぁ実写だと、キャスティングに“色んな忖度”が入って失敗するのは目に見えているけれど。
だからアニメで正解か。PG指定的にも霊的描写にしても、どこまで再現できるかも不安だし。
クライマックスでの音楽も秀逸でした。
そう考えると本作は、映画としても大人の鑑賞にも耐えうる素晴らしい作品だと思いました。むしろ、真っ当な大人向け作品だと思います。
私が毛嫌いする、おかしなタイアップソングなど持ってこず、美しいインストゥルメンタルで締めてくれたところも素敵でした。オリジナルテーマを絶妙にアレンジしていましたし。
これまたおかしなお涙頂戴にせず、伏線回収を含めた綺麗な幕引きにも感動しました。
総じて、かなりの高評価です。★2どころか、その倍の評価に変更です。大いにナメていました。ごめんなさい。

ここでビッグニュースが入りました!5月3日からアマプラで『ゴジラ-1.0』の無料配信が決定らしいです!!
観るしか!(੭ु ›ω‹ )੭ु⁾⁾ワーイ!

コメントする (0件)
共感した! 31件)
野球十兵衛、