おもいで写眞

劇場公開日:

おもいで写眞

解説

「パンとバスと2度目のハツコイ」の深川麻衣が主演を務め、「ユリゴコロ」「君に届け」の熊澤尚人監督がメガホンをとったヒューマンドラマ。熊澤監督によるオリジナルストーリーで、東京で夢に破れた主人公が、故郷・富山の亡き祖母が遺した写真館で遺影写真の仕事を始め、人々との触れ合いを通して人生の意味を知っていく姿を描く。東京でメイクアップアーティストを目指していたが、頑固な性格が災いして仕事をクビになってしまった音更結子。そんな彼女に追い打ちをかけるように、母親代わりだった祖母が亡くなったという知らせが届く。夢も大切な人も失った結子は故郷に戻り、そこで役所勤めの幼なじみ星野一郎から、老人向けの「遺影」の撮影という仕事の誘いを受ける。写真館を営んでいた祖母の遺影がピンボケ写真だったことを悔やんでいた結子は、その仕事を引き受けるが、縁起が悪いと敬遠され、なかなか老人たちに受け入れられない。やがて、ひとり暮らしの老人・山岸和子との出会いをきっかけに、遺影撮影ではなく、それぞれの思い出の場所で写真を撮影する「おもいで写真」を撮り始めた結子は、老人たちとふれあう中で、次第に人生の意味を見いだしていく。深川が所属する芸能事務所テンカラットの設立25周年を記念して企画された作品でもあり、深川のほか高良健吾、香里奈、井浦新と同社所属の俳優たちが出演。そのほか、ベテランの古谷一行、吉行和子らが脇を固める。

2021年製作/110分/G/日本
配給:イオンエンターテイメント
劇場公開日:2021年1月29日

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(C)「おもいで写眞」製作委員会

映画レビュー

3.5遺影写真ではなく「おもいで写眞」という発想に納得

2021年1月19日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

芸能事務所テンカラットの創立25周年を記念して製作された映画だが、映画として1本筋の通った作品に仕上がっている。熊澤尚人監督が長年にわたり構想を温めてきた企画であるだけに、説得力がある。近親者の葬儀などでピンボケの遺影写真が気になった人は少なくないはず。遺影写真ではなく「おもいで写眞」という発想がキモであり、素敵な発想といえる。深川麻衣の頑張りはもちろんだが、高良健吾と香里奈が地方都市で暮らす市井の人を生き切ったことも、特筆すべきことといえる。

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大塚史貴

行政サービスと個人情報を理解せよ!

2024年5月25日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
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マサシ

4.0まいまい天然過ぎw

2024年1月1日
PCから投稿
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プライア

2.5いい話のオムニバス。だけど面白味がない

2023年11月20日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

遺影用写真の撮影から思い出写真として変化していき、本来の目的を見失うことはないものの内容としては完全に思い出の方に偏っていく。

主人公結子は悩みを抱えたまま仕事をし、幾人かの老人と触れ合っていく中で己の問題を解決していくのだが、イマイチ親和性がない。触れ合い変化する、の「変化」をあまり感じられないのだ。作中の思い出写真にまつわるエピソードが主人公に影響を及ぼしているようには見えない。
エンディング間際になって急に覚醒するような展開ではこれまでの出来事が無意味になる。
これでは主人公を含めたいくつかのエピソードのオムニバスドラマのようだ。
観ながら変化を感じ取れない作品というのは映画的につまらない。

そもそも、結子というキャラクターに魅力がない。彼女の抱える悩みに理解は示せても、彼女の融通の利かなさは私を苛つかせる。
悩みからくる頑固さというより、最早ただのバカだろ。中高生ならまだしも二十代後半か三十くらいだったはず。これじゃあさすがに仕事もクビになるよ。

主人公の成長物語なのは理解するけれど、ドラマチックに展開させるために少々頭の悪い女にし過ぎたように思う。
何となくいい話で、まとまってはいるので駄作ではないけれど、面白味のない退屈な作品だった。

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つとみ