パリの調香師 しあわせの香りを探して

劇場公開日:

パリの調香師 しあわせの香りを探して

解説

挫折した天才調香師が人生崖っぷちな運転手との交流を通して再生していく姿を、ディオールの撮影協力&エルメスの専属調香師監修のもと描いたヒューマンドラマ。世界中のトップメゾンの香水を手がけてきた天才調香師アンヌ。しかし4年前、仕事へのプレッシャーと忙しさから嗅覚障害になり、地位も名声も失ってしまう。嗅覚が戻った現在は、なじみのエージェントから紹介される地味な仕事だけを引き受け、パリの高級アパルトマンでひっそりと暮らしていた。そんな彼女に運転手として雇われたのは、離婚して娘の親権を奪われそうな上に仕事も失いかけていたギヨーム。彼はわがままなアンヌに振り回されながらも正面から向き合い、彼女の心を少しずつ開いていく。ギヨームと一緒に仕事をこなすうちに、新しい香水を作りたいと再起への思いを強くするアンヌだったが……。アンヌ役に「リード・マイ・リップス」のエマニュエル・ドゥボス。

2019年製作/101分/G/フランス
原題または英題:Les parfums
配給:アットエンタテインメント
劇場公開日:2021年1月15日

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(C)LES FILMS VELVET-FRANCE 3 CINEMA

映画レビュー

3.5しあわせの香りとは

2024年5月30日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

幸せ

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SpicaM

4.5遠くを見るんだ。すぐそばを見るんじゃないぞ。

2024年4月15日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

トータルで見ると王道のストーリーとも言えるかもしれないが、自分は、ろくでなしの中年男性と人間関係不得意な中年女性のダメダメなところを双方キチンと描きつつ、それでも互いにほんの僅かずつ、プラスの影響を与え合っていくささやかなエピソードの積み重ねに好感を持った。

人が1人生きていくには、常に公明正大になんて言ってられない時もある。元を正せば、確かに因果応報かもしれない。けど、どんなにダメダメな人でも、これだけは譲りたくないもの、すがり続けたいものはあるし、それを大切にしてもらえなければ生きてはいけない。その部分の圧倒的な肯定が、フランスっぽいなぁと感じたし、この映画の大好きな部分。

「遠くを見るんだ。すぐそばを見るんじゃないぞ。」
さりげないセリフだが、何て含蓄のある言葉だろうか。

とにかく、展開がとても自然なので、2人の不器用さや、ちょっとしたツイてなさにクスッとしつつ、観ているうちに、主人公たちの行く末を案じたくなってくる。

ラストに向けての後半の畳みかけが、自分は特に気に入った。
そんなに香りには詳しくない自分にも、教室の場面は、まさに画面から香りが漂ってくるようでワクワクした。

観た後に爽やかな気持ちになれる良作。

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sow_miya

4.0鼻炎の多い日本人

2023年4月30日
iPhoneアプリから投稿

アロマ関係の資格を持つ私としては、憧れの仕事調香師。

そのほかにも、絶対音感や唎酒師のような才能に恵まれた人は素敵だと思う。その反面ストレスや体調管理に大きく影響されることを考えると、苦労や不安は並ではないだろう。

4人に1人はアレルギー性鼻炎の日本人(私もその1人)には、なかなか調香師や唎酒師になるのは難しいと思うからこそ、より、憧れてしまう。

才能があればある程、その人自身をお金に換算して考える人は周りに多くなるだろう。だから、彼女の悩みは深まり、女王様気質で気難しくなってしまう。そんな彼女にギヨームは彼女自身の問題点に目を向けてくる辺りに彼の人柄や優しさをほのかに感じる。

Dior協力の元に創られたこの静かな温かみのある作品の品の良さをジャドールの香りを嗅ぎながら味わいたい作品。

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大粒 まろん

4.5飾らず 気取らず

2023年3月22日
iPhoneアプリから投稿

のギョームが素敵だった。
そういう性格が、何かと人間関係に壁を作ってきた、天才調香師の心を開いた…
授業参観の、父親の仕事
運転手じゃなくて…憎いラスト
父親の仕事にうっとりする娘の姿に、ほろっときた。

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トッキー

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