2020年映画館鑑賞91作品目
原作未読
WOWOWのドラマを映画館で観る企画第三弾
前作前前作は4話だが今回は6話で1番長い
でも長く感じなかった
内容が天下一品のスープより濃厚で重厚
話が重い重すぎる
まるで両肩にマクガイヤー兄弟が乗っているようだ
でも面白い
だけどキャラクターのバックボーンの詳細はネタバレになるしエグすぎて書きたくない
演技が大根とかセリフが棒読みだという評価が一部であるようだが今回の東出昌大は良かった
佐伯修一役にピッタリだ
松重豊が演じた木暮正人も元警察官で佐伯が所属する探偵事務所の所長
ギャンブルが大好きでコメディーリリーフだがじつは昼行灯の切れ者
勝谷夫妻の奥さん役は出てきたとき一瞬YOUだと思い随分仕上げてきたなと感心していたら別人だった
前畑紀子役の山口紗弥加が良かった
弁当屋の出入り口付近で泣き出すシーンが特に良い
もらい泣きしてしまった
『ときめきメモリアル』の頃からずば抜けていたもんなあ
松原弥生役を演じた篠原ゆき子も良かった
特に鼻水流しながら泣くところ
女優では『雷桜』の蒼井優以来じゃないか
寺田正志を演じた山中崇の最低クズ男ぶりが最高
清原果耶の初主演映画では優しい習字の先生役だったが今回は打って変わって反社会的な狂人ときてる
すごいぜ山中崇よく仕上げてきた
3人のうち1番活躍したのは寺田で話を盛り上げてくれた
新川優愛が演じたはるかこと冬美が寺田にボコボコに殴られるわけだがその特殊メイクがリアルでえげつなく凄かった
メイクアーティストに拍手を贈りたい
榎木和也を演じた波岡一喜の演技も凄かった
末期癌で死んでしまうのだが病床で死ぬ直前が壮絶だ
こんな芝居をする人は初めてだ
絶対にここは観てほしい
そしてもし浜岡一喜を見かけたら「悪党観ましたよ!死ぬ芝居感動しました」などと褒めて欲しい
最後はハッピーエンドで救われた
なんの恨みか知らないけどネットで執拗に芸能人を叩いて犯罪スレスレの人たちはしばらくネットを休んでWOWOWと契約してドラマに夢中になった方が心身共に健康になれると思う
知らないけど