ヤクザと家族 The Familyのレビュー・感想・評価
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暴対法の過酷
昔はきょうだいがどっさりいて、そういう中には一人くらい捻じ曲がるのがいたのだと、私の母親が言っていた事がある。
今で言う毒親、若しくは育児放棄される子どももいる。
そういう子どもたちの受け皿が暴力団だったと。
仁義や裏家業のルールを叩き込まれたと。
そして、暴対法の挙げ句
ルール無視の若い暴力集団が のさばるのだと。
今の世の中が、本当は一体どうなっているのかは知らない。
例え日本にそういう世界が無くても、大陸からいろんなのが来る。
取り締まろうとすると、どう言うわけだか日本の弁護士会や人権団体がそっち側の味方になったりもする不思議。
反社。
今は幼馴染だろうが同級生だろうが、そう言う彼らとの付き合いはご法度。
そう言う彼らを追い詰める社会
それを描く。
綾野剛
市原隼人
磯村勇人
今回あんまり悪役じゃない北村有起也
そして館ひろし
今までにない切り口のヤクザ映画。
非常に面白く見た。
んだけれど、ネットの誹謗中傷で市役所って辞めさせられたりしますっけ?
失敗してもやり直せる社会にしたい
誰かが何かのきっかけで失敗しても、やり直せる社会にしたい。
この映画を見て強くそう思いました。
この映画が遠い昔のフィクションになるように、まずは選挙に行こうと思います。
当たり前が壊れていく
綾野剛さん本当に大好き。
それはいいとして、、、
哀愁ある人間味があるとてもいい映画。
もちろんヤク○はダメですが、ヤク○も人間なんだなと。
最近のこの手の映画は残酷すぎるから
こういった今の世の中をしっかり反映して生きにくい世の中がしっかり映し出されていた。
仲間意識が強いからこそ、"家族は愛"という切り口で見せた物語。
現代は他人に干渉しない、自分は自分!な世の中に
義理人情という言葉は通用しない。
ある意味義理人情って愛なのかもしれない。
millennium parade初めて知りました。
この映画にぴったりですね。
感極まって泣いちゃいました、、、。
ヤク○=センチュリーだったのがプリウスで時代の変化を感じた。。。
これを茶番と呼ぶな
弟分だった細野に刺されて海へと転落した山本だったが、それでも彼が安らかな表情だったのはなぜだろうか。これには3つ理由があると考えた。
①柴咲組の報復
②由香・彩に迷惑を掛けないようになる
③翼を守ることが出来る
①最後に襲撃して撲殺した二人は柴咲組にとって紛れもなく復讐の対象。これを果たすことで柴咲組という家族を守った。
②山本自身が死ぬことで、二度と会わなくなるので、関わりが無くなる。これで、由香・彩という心が繋がった家族を守った。
③翼は服の色使いや金髪等含めて、映画序盤の山本を示していた。翼の親父殺しの復讐を阻止することで、復讐→復讐→復讐の負の連鎖を絶ちきった。翼を守ったのだが、彼自身(≒家族)を守ったのかもしれない。
とやや強引に「ヤクザと家族 The Family」という映画タイトルをふまえた考察だったが、これらを踏まえた、最後のシーン。
山本が命をかけて守った「家族」同士の会話。
兄のように慕う山本に娘がいたことを知り、驚きと嬉しさがつまった空白のあとの
「少し話そうか。」
ここから物語の続きとしては、彩と翼互いに山本をもっと深く知るだろう。そして、山本にある「家族」を想う力を受け継いでいくに違いない。
山本は報われたと思う。
雰囲気映画かもしれないが関係ない、私には傑作だ
2021年劇場鑑賞2本目 名作 100点
間違いなく大傑作。
2021年邦画ランキング1位はもちろん、生涯観た作品の中でも指折りの作品になりました。
週間ヤクザと家族での役者や製作陣の情熱、FamiliaのMVまでで完結する山本賢治の人生。
語りたいことは沢山ありますが、何よりもまずこんな状況にも関わらず、これからも私の中でずっとずっと残り続ける、そんな作品に巡り会えた事。これを本当に沢山の人の熱い想いがあってこそ劇場で放映出来たこと。全てに感謝してこれからも心の中に秘めて歩んでいこうと思います。
是非。
2本立て2本目、鑑賞人数7名。やっぱり緊急事態か。ヤクザ啓発映画。...
2本立て2本目、鑑賞人数7名。やっぱり緊急事態か。ヤクザ啓発映画。
序盤。何者にも媚びぬチンピラが旋風を巻き起こすかと思いきや、あっさりヤクザに…ガッカリ。
中盤。ありきたりのヤクザ映画に…残念。
終盤、出所後。枯れ具合が最高。今までにないヤクザ映画。全てのヤクザに見て欲しい(笑)この世界が理想。
裁判長に悪態をつくという事件が現実にあるが、必ずこの裁判長を守ってほしい。今、警察の本気が問われている。
今日の2本、尾野真知子が大活躍だったが、本作の方が似合ってる感じかな(笑)
終始湿った感覚
高校時代。校内で乱用されていた言葉があった。
シケシケやなぁ。と言う言葉。まさにそれがぴったりな映画だった。
僕は劇場に行ってみておらず、ネトフリ視聴だからお気楽だが
本作で、パンケーキ始め、本エグゼ作品は自宅視聴で十分だな。と言う結論に至った。
基本ヤクザ。とは警察が存在するための手段である。は変わらない◎
また、半グレは都心よりローカルの方がより強力だ。
と言う発見も得られた(^^)。その点は感謝する🫂
しかし館さんをみて
石原組もそんなに任侠と変わらねーんじゃねぇの?と思ったねw
組だしね:)
終始切ないけど、感動したし、見応えがありました。
最初はあまり興味なく、
有名人がよくストーリーにあげてたので、
観てましたが、想像以上の見応え!
綾野剛かっこいーなー
それ以上に舘ひろしかっこいい
切ないですね。
結局好きになった人には邪魔者扱いされ、
身代わりに懲役行っても邪魔もの扱い。
最後は信頼してた後輩になんて。
幸せになって欲しかったけど、
ヤクザとはそういう目でみられるもの
懲役にいくと、世の状況がわからないのを
やっと理解しました。
自分の中では時が止まったままだもんね、、、
磯村くんが、父親のこと知りたがったように、
彩ちゃんも父親が知りたかった。
最後のシーンは観た人みんなが、
あぁ。この子も磯村くんみたいな子なんだな
と思いましたよね。
もう一回みたいな
ヤクザの人権
という視点で描かれた興味深い内容。本当に足を洗って更生したいと思っているヤクザの生きづらさ。どこまで現実なんだろう。今ヤクザやってる人って、結局どこにも行き場所がないんじゃないかな。家族はそこにしかいない。本当の家族より、頼るところがそこしかない。一度ハマったらどうやっても抜け出せない、ヤクザの寂しさ。今の制度に疑問を感じた。
世の中から閉め出された男
Netflixで鑑賞。
ヤクザ映画と云えば、"東映実録路線"と呼ばれる作品群や、最近では「孤狼の血」のような、血みどろの抗争劇を中心にした作劇を思い浮かべますが、本作は全く違った趣きでした。
時代の流れに追い詰められ、人間として生きることを許されなくなったヤクザの姿を冷徹に描くと同時に、"家族"を求め続けた男の悲劇を描いた哀切のヒューマン・ドラマでした。
"親"である組長を慕い、ヤクザとしてオヤジのためなら命を擲つ覚悟で生きて来た男が、14年の刑期を終え出所すると周囲は一変していました。その変化の著しさがとても物悲しく、ヤクザから足を洗っても尚付き纏うレッテルのせいで、次第に行き場を失っていく様に胸が締め付けられました。
まともに生きたいと思っても、携帯電話は持てず、就職も出来ない。大切な人にも害が及ぶ。ヤクザだったと云う理由で、人権は無いも同然となってしまいました。
法律で雁字搦めにし、暴力団排除の動きが加速する中、若い世代が半グレとして台頭し、法律の網を掻い潜って活動し始める。いたちごっこの様相を呈した…かと思いきや権力側の人間がヤクザと癒着して便宜を図り、絵図を描いている…。そして主人公を徹底的に追い詰めたのはSNSでした。
ヤクザを追い詰める法律をつくったのはカタギだし、SNSを利用して気軽に拡散させたのもカタギ。これではまるで、カタギの方がヤクザのようではないか…
そんなやるせない現実でも、ヤクザとしての生き方しか出来なかった男の最後の決断とその結末に、胸を打たれました。
果たしてこれしか道は無かったのか。そもそも法律とは、誰のために存在しているのか。突き付けられた気がしました。
かっての 義理・人情 を現代で説明するには”家族”となる。 そして、ヤクザの常道文句は「すまん」
敵側の元売人だったのか? どこの組に所属していたのか判らない主人公の父親には、戒名が6文字しかなかった。
半端者はしょせん半端なのか。。。仏門の方に聞いてみたい。
どのカットでも撮影には各種のこだわりが感じられ、とても頑張っているのが解った。
殴られて腫れた顔を表現する 特殊メイク もうまい。
前後半部を区切る10秒以上の”ブラックアウト”の表現が凄い。こんな使い方をするのは、今まで観たことがありません。
世界的にも突出した凄い表現です。
かっての健さんは健坊になったが、前半部での半端者は”これ見よがし”に左手を使わないが、
後半部になると、きちんと両手で食事をする。
そうした各種演出や細かい演技指導もよかったが、
なにより綾野剛さん自身の役者としての完成度が高く、世界のどこにだしても自慢できる役者レベルでした。
登場人物の中で、ひとりも「指を落としている者」がいないのと
舘ひろしさんは非常に貫禄あり、良いのだが、ちょっと いい人過ぎ なので、ヤクザらしい 鋭い面がなかった。
「すばらしき世界」でも書いたが、1カットでいいから、ヤクザの目を入れてほしかった。
映画を観ている人に ヤクザを再認識させる事が、この手の映画には必需です。
主人公の相手役を務めた尾野真千子さんは年齢が15歳くらい 若い別人に見えました。
映画を観ている時は100%気が付かずに、
逆に前後半で別の役者さんを使うなら「もっと特徴が似ている新人さんを、ちゃんと探せばいいのに!」と思った程だ。
帰宅して、ネットで調べたら、同一人物である事が判明し、僕は腰を抜かした。。
映画を観て、人は自分の為と言うよりも、家族の為にも 真面目に生きないといけない と実感しました。
そして、この映画を観たら、同時期につくられた「すばらしき世界」と並べてみたいと思います。
監督まだ34歳なの?天才。
Netflixにもう登場してた!ヤクザと家族。
新聞記者の藤井監督。
まだ34歳なの?天才か?
すごい作品を観させてもらった。前情報0で鑑賞しました。
任侠映画なのかと思いきや、懲役から戻ってきてからの流れが想像以上。
画面に映る全てが切なくて。
前半の騒がしさと後半の切なさのコントラストが見事。
後半はすごく粛々と、淡々と、でも確かに進んでいく。
役者も全員最高。
特に主演の綾野剛の演技力には脱帽です。
1999年〜2019年の20年間を見事演じ切っている。
すれてる不器用な青年時代。
全盛期イケイケの幹部時代。
家族の欲しかった父親時代。
ながら見ではなく、じっと集中してしまう作品。
そこはまだどうにかなるんじゃないかなー
近頃続くヤクザの生き方を扱ったドラマ。
最近多い作風なこともあって、他に方法があるんじゃないか?と思ってしまった。その道をたちたいのであれば、そこもきちんと描いて欲しい。追い詰められ感を感じられなかった。
俳優さん凄い
公開当日に見に行き、その2日後にまた見に行きました。
感想書くの忘れてたので今頃ですが…
綾野剛の演技は凄かった。
映像もかっこよかった。
襲名シーンから縦文字のタイトルバックに震えた!
カッコよすぎやろ。
こんなに凄かった映画なんだけど、全て持っていったのは、磯村勇斗だと思った。
最後のシーンで全て持っていったよね。
1番心が震えたシーンだった。
全てを背負って未来を生きるのは彼だからよね。
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