劇場公開日 2021年9月23日

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空白のレビュー・感想・評価

全297件中、81~100件目を表示

3.5明日、自分が主人公になるかもしれない物語

2022年1月29日
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鑑賞方法:VOD

 謎解きやカタルシス、どんでん返しがあるようなストーリーではありません。誰もが当事者になりえる事故を題材に、誰が正しいとか間違っているとか、何が善で悪でとかをはっきりさせるのではなく、関係者それぞれが抱える苦しみや葛藤、思いを紡いでいきます。それぞれの立場を丁寧に描いてはいますが、結局のところ絶対的な答えは示さず、まさに「どう折り合いをつけるのか」がテーマで、観る人が誰に感情移入するかによって意見が分かれそうです。はっきり言って暗いし、重いし、苦しくなるけれど最後まで目が離せない映画です。
 ストーリーに派手さが無い分、俳優陣の演技が光っていますね。古田新太の狂気じみた感じや、松坂桃李の陰キャ感、寺島しのぶのめんどくさい感じ...そして何といっても事故で亡くなる娘役の伊東蒼が素晴らしい。女優でありながらこの印象の薄さやオーラの無さを出せるとは末恐ろしい(ほめてます)。彼女が出演する最新作「さがす」にも期待です。

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N T

1.0日本人好きだよね。

2022年1月29日
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人々の感情をオムニバスにして結論を導かない卑怯な映画は昨今の日本映画特有です。何が言いたいのかを委ねるのも「良い映画」ですか?
いい加減に映画に対して、社会に対して向き合うべきです。誰の何のための何を理由に作っているのですか?

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ニンニク

4.0交通死亡事故から負の連鎖を見事に描くシリアス映画

2022年1月28日
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鑑賞方法:VOD

怖い

とにかく古田新太さんの鬼気迫る演技。
得意技。
見入ってしまう。
それに尽きる。

これまで関心を示してこなかった一人娘を交通事故で失い、手のひらを返したように関係各位への攻撃が始まる。
さすがに愛娘がこんな事になればどんな親でもそうだろう。
古田新太さん演じる父親の事故後の言動はデフォルメとも思えない。
だから観ていて映画っぽい気にならず、やり過ぎぐらいの演出と脚本が抜群にマッチしていた。
もっと冷静にとか、
大人な対応でとか、
そんな事は出来はしない。

そこへきて、片岡礼子さん。
こういう立ち位置のキャラをやらせたら渋くて唸る。
古田新太さんだけが目立つ映画にならず、ココで見事に均衡が保たれた感じだ。

ヒメアノ〜ルに続いて同様の緊張感を描く吉田恵輔監督脚本作品はお気に入りになった。

2時間を切る長さだが、スッキリまとまりドロドロしっぱなしではなく最後は見ている側に考える時間をくれたような作品でした。

釈然としなかったのは、事故のきっかけになった彼女より直接死亡の原因となったトラック運転手は何故謝罪シーンがなかったのだろう。
業務上過失致死で即効懲役をくらったのかな?

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零式五二型

4.5「空白」の意味は父と娘の時間

2022年1月27日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

難しい

「空白」の意味は父と娘の時間だと思いました。娘が死んでから父親は娘のこと何も知らないと気づいて、その空白を埋めて娘を知っていくお話。ラストシーンでは父が娘のことを少しは理解できて、今までの空白の時間を埋められたように感じて号泣しました。(泣)

私はハッピーエンドに感じたし、
周りの人間をもっと好きになろう、
知ろうと思いました。
お別れが来る前にね。笑

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たろん

4.0ラストに光が射す

2022年1月27日
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鑑賞方法:VOD

ヒューマンサスペンスとあるが、これサスペンスかな??
父親の言動はクレイジーだし、第三者から見たらやり過ぎだろうと思うけど、事故で大切な人を亡くした時、行き場のない思いを誰かのせいにしたくなるのだろう。

後半父が娘のことを知ろうと絵を描いてみたり、少女漫画を読んでみたりするのがよかった。ここまで胸が締め付けられるようなシーンが多かったけど、クスっと笑える。
ラストも切なくもとてもよかったです。
あと寺島しのぶさんのパートのおばちゃんが強烈で、でもこういう人居そうだなぁと思いながら観ました。

店長にも父親にも、ラストでほんの少しの光が射す。
そんな終わり方でよかったです。

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くまさん

4.0感謝ってしみるよね

2022年1月27日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

怒り、偽善、無気力など様々なマイナス感情が渦巻くなか最後に出てくる

許しと感謝

これからも辛い事は続くだろうし試練の連続だろうけど小さくても希望があったことはとても良かったです。

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DPZ

3.0古田新太主演、松坂桃李共演で描くヒューマンサスペンス。古田新太が父...

2022年1月26日
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鑑賞方法:VOD

怖い

難しい

古田新太主演、松坂桃李共演で描くヒューマンサスペンス。古田新太が父親だったら誰でもおかしくなるわ!と思うと同時に、良く結婚出来たな〜?とも思った。
あくまでも私見だけど、観ていると暗い気持ちになる。

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ホンマサ

3.0まぁまぁかな

2022年1月26日
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好きなタイプの映画では無かった
古田新太がやり過ぎだと私には感じた、これ内に秘めた感情を表現出来る役者さんならなお良かったかな
古田さんが下手ではないのは分かってます

松坂桃李はやはりいい、塩梅がいい

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chagall

3.0やるせない

2022年1月24日
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鑑賞方法:VOD

鈍い痛み。

船乗りの若造がめっちゃいい奴。

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シネマ小僧

4.5心の隙間を埋めるまで

2022年1月23日
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子供の突然の死。
それは親にとってあまりに受け入れ難い苦痛だ。

だが、この映画は単に被害者や遺族を悼むだけの映画には収まらない。

ここには加害者も被害者もいない。
むしろ関わった人物全てが被害者と言っても良い。
そんな残酷な、だが何処でも起こりうる悲劇と、それにより人生を大きく動かされる人々のドラマが丁寧に描かれている。

誰に感情移入し、何を感じ取るかでこの作品の受け取り方は様々に変わると思う。
この重く苦しい物語の先にはほんの僅かな、だが確かな希望も添えられていた。

決して気持ちのいい映画ではない。
むしろ不快な作品だろう。
でも目を背けずに見た人は必ず、掛け替えのないものを得る事が出来るはずだ。

ヒメアノ〜ル、愛しのアイリーンに次ぐ名作。
素晴らしい作品を手がけた監督、そして迫真の演技を見せたキャスト陣に感謝。

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ジョイ☮ JOY86式。

5.0「許す」ということ

2022年1月23日
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父親は怒りっぽく、短気
最初の道路工事の際、無理矢理突破しようとするシーンや
船の衝突かなにかを電話で怒鳴り散らすシーンなどがそれを印象付ける
娘に対してもその振る舞いは変わらず、まるで対話をしようとしない

娘の死を通じて、娘の好きだったもの、読んでいた漫画などを知り
娘を全く理解できていなかったことを自覚し、
加害者の自殺をうけ、人を「許す」ということに一歩を踏み出し始める

辛く思い映画であるうえに
後半の展開は心情の変化ばかりであるが
芝居のうまさで難なくみられた

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hidden169

5.0子の心親知らず

2022年1月16日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

怖い

初鑑賞

ホラーに近いサスペンス
ありもしないモンスターより人間の方がよっぽど怖い
それでも同じ構図で娘が描いた絵と自分が描いた絵を見比べるラストシーンちょっとだけほっこりはする

昨年9月に仙台で上映されていたが観にいかなかったことを後悔している
仕事のせいでうっかり見落とした
イオンシネマ全店で隈なく上映してほしかった

監督と脚本は『純喫茶磯辺』『ばしゃ馬さんとビッグマウス』『銀の匙 Silver Spoon』『ヒメアノ〜ル』『犬猿』『愛しのアイリーン』『BLUE/ブルー』の吉田恵輔

スーパーで万引きした女子中学生が逃走の途中で道路に飛び出し若い女性が運転する車に轢かれさらにダンプカーにも轢かれ即死
損傷は激しくグッチャグチャ
追いかけていたスーパーアオヤギの店長青柳直人(松坂桃李)はマスゴミの悪意ある編集で追い詰められる

被害者の父親添田充(古田新太)は漁師
元々強引で荒っぽい超性格が悪い男で娘の事故死でモンスターペアレントに変貌する
思えば父は娘のことをよく知らない
なぜ娘は死んだのか調べていくうちに青柳に付き纏うようになる

ついには自殺を図る青柳直人

充の娘で事故死する添田花音に伊東蒼
充の元妻で花音の母で妊婦の松本翔子に田畑智子
翔子の今の夫に篠原篤
充の弟子で漁師の野木龍馬に藤原季節
スーパーアオヤギのパート店員・草加部麻子に寺島しのぶ
スーパーアオヤギの年配の店員・二ノ宮に加藤満
ボランティアスタッフ夏美に植田萌
花音の中学の担任・今井若菜先生に趣里
今井の同僚の先生に和田聰宏
中学の校長に中村シユン
最初に花音を轢いた運転手の中山楓に野村麻純
楓の母・中山緑に片山礼子

主演の古田新太ありきの作品
少なくとも映画に限定するなら今のところ彼の一番の代表作といっても過言ではない

映画やドラマで車に轢かれる交通死亡事故のシーンなら普通は一台
花音は一台目に轢かれたもののそのときははっきりと生きていた
非難するつもりは全く無いが監督の意図がよくわからない

マスゴミを鵜呑みにして陰ながら嫌がらせをする偽善者も本当にクズ

自殺したってそっちの方かよ

食堂での明花音に関する一連のやりとり好き

寺島しのぶの熱い芝居も良かった

遺族が加害者を責めるのは間違ったことでは無いけど・・・
赦すのは難しい
けれども・・・

2人が冷静になってじっくりと話し合える日が来るのはずっと先になりそうだ

映画で良かった
どの立場であれリアルじゃこんなことに関わりたくない

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野川新栄

4.0死者は悼むべきもの

2022年1月7日
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悲しい

怖い

興奮

娘を亡くした父親の悲しみ苦しみが、娘への愛というより自分への哀れみのようで。
加害者の一人である娘を亡くした母親の、自分の悲しみ苦しみを脇に追いやり、娘の為に生き抜く覚悟、愛の深さに共感します。
父親と店長、二人の生き地獄にも陽は射します。けれど生きてる限り、自分の足で陽の元に近づきたいと思うのです。

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アメリカの友人

4.0向き合うことの大切さ

2022年1月6日
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鑑賞方法:VOD

人の気持ちはその人しか分からない 当人しかわからない だけど、わかろうとすることは悪いことではない 逃げずに向き合うこと

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UNDO08

5.0キツさが強い

2022年1月5日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

怖い

難しい

クレーマーって怖いなぁと思いつつ観ていましたが
寺島しのぶさんのキャラが
1番怖くて
でも少し前の自分にも似てるところがあって
ゾクゾクしました。

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悠々同盟

4.0ヘビーで考えさせられる

2021年12月31日
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鑑賞方法:DVD/BD

とてもヘビー、かつリアル。それぞれの登場人物設定が緻密でそれぞれにイライラし、それぞれに何かが欠けている。でもそれが人間で、怒りの向け方がわからず、謝罪の仕方がわからず、許し方がわからず、無責任で、責任感に押しつぶされ、でもそれが現実と考えさせられる映画だった。微妙に揺れながら記録される画像が、リアル感と登場人物の心情や空気を感じさせる。すごい映画を見たと感じた。この作品を見返すには心の強さが必要だ。

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Misty

4.0リアル

2021年12月26日
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悲しい

怖い

誰もがこの物語の登場人物になれる。
最近観た中では一番引き込まれた作品です。
この物語の中での私の立ち位置は報道番組をみる視聴者なんだろうなと思った。
万引きをして不幸にも亡くなってしまった娘には勝手に同情し
娘を失った破天荒なお父さんに対しては憐れみ
被害者であり加害者にも見えてしまうスーパーの店長には不快感を持っただろう
マスコミも勝手だが、それに踊らされる視聴者もまた勝手に外側から評価し実に勝手である
それは心のどこかで自分の身には起こるはずがない事だと根拠のない自信に皆満ちているから
いつ自分が登場人物の中の被害者や加害者になるかも分からないのに..

とても考えさせられる映画でした。

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リリ

3.0正義の押し売り渋滞

2021年12月24日
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どこにでもいる人たち、一人一人を気持ち悪く演出できていたと思うし、構成も演者さんも良かったです。

けど、わざわざ娘をあんな死なせ方までして取り上げた割には、2人の緊迫感が足りなかった。し、娘の孤独の演出は出来てなかった。

それに、寺島しのぶさんは上手いと思うし、あんな人はいるけど、ここでは無くても良かったかな。松坂桃李くんは上手かった。

父親からはじまって、先生、報道、スーパーのおばちゃんなどなど、それぞれの正しいがあって、監督の正義の押し売りはうざいですよ。っていうメッセージが渋滞してる。

ことはどうあれ、主観的正義を押し付けすぎると相手を傷つける結果になるね。善意なのか自己満足なのか。

ヒメノア〜ルよりは、メッセージがしっかりしてました。

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大粒 まろん

4.0普通人の悲劇

2021年12月5日
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鑑賞方法:映画館

インパクトのある予告編でしたが、悪い意味でヘンな先入観を持たせる予告でもあり、サスペンス映画なのかサイコパス映画なのか人間ドラマなのか分からなかったのだが、良い意味で自分の予想は外れ、鑑賞後はシリアスな人間ドラマとして色々と考えさせてくれた良作でした。

登場人物はみんな少し極端にも見えますが、ある意味現実でもアルアルのキャラクターばかりで、物語の様な事件が起きなければ何処にでも見かける隣人達ばかりであって、誰しもが「こういう人いるいる」って思われる様なキャラばかりなのがこの作品の恐さだと思えます。
逆の言い方をすれば、何か事が起きれば人間は大体この映画の登場人物に近い行動をとるだろうとも思える程にリアルであるという事です。
この作品の登場人物設定は、特別な悪人や善人ではなく、特別に優秀でも劣ってもいない、あくまでも普通の人々であり、それ故(普通であることの劣等感の裏返し)の世渡りに対する自己防衛手段として、自己肯定する為に自分の思い込みや自己ルールに固執して、自分の殻を破れない(自分を客観視できない)という、日本人の大多数の平均的一般人の典型ばかりなのである。
(言い換えると、その人の本質が見え難く、他者からは理解され難い人間の集合体)

なので、物語で起きる事に関しても、意志的な事件ではなく偶発的な事故であり、善悪が曖昧な事により、自分の中で整理がつかず悪い方(メディア・世間的中傷)へ引っ張られて行く悲劇であって、これは現実社会で起きている多くの事件と共通している要素だと思えた。
で、こういう普通の人に起きる悲劇を少しでも減らすにはどうしたら良いのかという問題も、ラストシーンでその糸口が示されていて、この作品の作り手の誠実さが窺えた。

あっ、本作には特別優秀な人は登場しないと言ってますが、唯一凄い人だと思えるのは自殺した娘の母親役の片岡礼子であり、あの台詞ですかね。
あの台詞は現実では普通の人では絶対に言えません。だからこそ(現実味のない)映画ならではの台詞ではあるのですが、間違いなく観客の(普通人の)心には響きます。

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シューテツ

3.0共感できる??

2021年11月15日
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登場人物に共感することは、また自分自身を知ること。と言うのは、まぁ一般的な認識と思いますけど、誰彼を知ることは決して自分ごとではない、ただそれだけのことである。想像すること。それだけで十分。この映画は、空白を想像で埋めることで、初めて完成する。誰のためでも無いあなたのための映画です、とスクリーンから声が聞こえた。

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未だZONE