劇場公開日 2021年9月23日

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空白のレビュー・感想・評価

全293件中、121~140件目を表示

4.5一つの事故が原因の悪意の連鎖

2021年10月9日
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学校でも家でも大人しい自分の意見の言えない娘が万引きを機に車に跳ねられて。
そこから悪意の連鎖が始まる。
娘を失った男
スーパーの店長、パート
轢いてしまった運転手
学校の教師、生徒
マスコミ
漁師仲間
本当に誰が悪いのでしょう
ありそうなシチュエーションにいそうな登場人物で、恐らく誰かに感情移入すると思います。
細かく丁寧に作られているので一場面一場面が見逃せません。娘の携帯一つとっても悪意があるし、あれがなければの後悔も。是非必見

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ダルメシアン07

4.0店長が小太りメガネだったら風当り10倍

2021年10月8日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

難しい

万引き容疑中に事故死した少女の頑固な父を中心に周りの者たちも描く。
登場人物は多めだが、良いキャラクターの面々で無駄がない。
良作と言える。

良い点
・加害者の母が良すぎる
・エンディング後に映像がない

悪い点
・万引きに対する対応がそもそも悪い
・遺品への焦点がやや遅い
・自殺法に疑問
・肝心な部分が謎
・ギャグ要素が必要なのかどうか。センスは悪くないが。
・映画ポスターが謎デザイン。ギャグ寄りにも見える。

その他点
・被害者の落ち度が100%のときに加害者が責任を感じる必要があるのかどうか。

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猪古都

3.5んー。これは……。

2021年10月6日
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監督、そして出演者に期待しかない。前情報は最小限にして鑑賞。テーマに関してもとても興味深かったものの物足りなさが残る。
開始早々からテンポ良く物語が進んで行ったのでこの後どんな展開が待っているかとワクワクしたが、中学生の娘、寺島しのぶさん演じるパート従業員、漁師の相方、お弁当屋さんで意味ありげに絡んで来た男性などもう少し掘り下げて欲しいキャラクターが次々に登場するけれどそこは大部分を観る人に委ねるといった感じが物足りく感じた。
古田新太演じるお父さんの変化にも少し違和感を感じてしまった。少なくとも松坂桃李演じる店長の飄々とした態度に関してもキャラの深掘りがもう少し欲しかった。

片岡礼子さん演じるある母親の演技が素晴らしく目が離せなくなってしまった。リアルで心が張り裂ける思いがするのと同時に空白だらけの登場人物の中この人だけにはそれがない気がした。

父が絵に挑む姿が微笑ましくて良かった。

少女の描いたとされる絵に救われた。

消して心がすっきりする映画ではないがこういったテーマを扱う映画をどんどん作ってほしい。

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とっちゃん

3.5誰も悪くない。

2021年10月6日
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鑑賞方法:映画館

最後どうなるのかなと気になって気になって
あれでいいのかな?
まあ皆被害者みたいなもんですね。
松坂桃李、もっと毅然としろ。古川新太うまくごまかしたな。致命傷をあたえたトラックの運転手その後なぜ出てこない?
弁当食べてる松坂桃李を励ました青年、きっといい奴だ。

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あらじん

4.0複雑な心境が如実に描かれてます。

2021年10月6日
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昭和な頑固親父像が古田さんにピッタリです。不安定な年頃の娘との、微妙な雰囲気がよく伝わります。

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酒呑童滋

4.0果たして彼はモンスターなのか

2021年10月5日
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自分は添田を単にモンスターやサイコ、凶気と称してしまうことに違和感を覚える。
確かに彼は自らの思い描く娘像に固執するばかり真実から目を逸らし、一方的に相手を責め立てていた。
ただ子を失った親はどこかで心のバランスをとらないと生きていくことさえ出来なくなってしまう。
心では間違った行為だと理解していたとしても、娘と真摯に向き合わなかった自分の過ちを理解しているとしても
そうすることでしか保てなかったのだと思う。
青栁を執拗に追い立てる姿は確かに凶気的に映るものの、その姿には どこか救いを訴えかけるような、何かに縋りたいんだという感情が滲み出ていた。
客観的に見てしまえば彼は身勝手であり、自分のことを棚に上げていると見られるかもしれない。
ただそうだとしても、唯一の存在を奪われた人間は、どこかに責任を追い求めることでしか自分自身を保てない。
その点において彼はモンスターどころか誰よりも人間的であったと思う。

理屈では片付けられない思いが映し出されており、それを全力で表現してみせた古田新太の演技
強く揺さぶられた。

また人の感情へ土足で上がり込みながら、露骨な印象操作を行い、さも自分達が正しいかのように振る舞うマスコミや都合の悪いことは明かさない学校といった組織が結局何の責任も負うことなく終わる というのも、モヤモヤとはするもの皮肉めいていて良かったのではないかと思う。

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nazionale

4.0世の中

2021年10月5日
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世の中、些細なことと思って、正当な対応と思っての行動が、周りの人々に影響を与えてしまい、予期せぬ方向に拡大して、取り返しの出来ない結果になるのとがある。
最初の当事者が気付かない所で影響を与えて居る事もある。
街路に小さなゴミを捨て放置しただけで、数週間でゴミ道路に成ったりする。
この様ことが大変に怖い。日々の生活の中でも注意したいものだ‼️

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kentenpura

5.0報道はすべて記名、責任者の所在を公開すべき

2021年10月5日
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鑑賞方法:映画館

であると、映画にかこつけて、強く要望します。
無責任で悪意のある報道ほど害なものはないと、この映画を観ても改めて思います。

吉田恵輔監督は回想シーンやナレーションを一切使わず、徹底して今現在から俯瞰しています。
今起きていること、今見えることだけから、横暴で独りよがりな父に対して、娘が心を通じ合わせた瞬間があったのだとすっと納得させられてしまいました。

この映画を「赦し」をテーマとしてご覧になった方が多いようですが、私はもう少し消極的に、「理不尽に折り合いをつける」をテーマとして観ました。

世の中に理不尽はあふれていて、誰もが逃げ切ることは難しい。
そんな中、ただひたすら自分を攻撃する人もいれば、他者を責める人もいる。
それでも心を寄せてくれる人がいれば、ちょっとした共感をもらって、前を向きなおせることもあるのだと、希望はあるのだと語り掛けてこられているように思いました。

寺島しのぶさんは、自分の正義を押し付ける偽善者であるとも見れますが、「正しいことをしたのだから胸を張ればいい」と力強く言ってくれる人の存在は、その時には「劇薬」でも、決して害なだけではありません。
彼女にも何か救いをあげてほしかったようには思います。
思いますが、この映画の結論が、「すべての人に希望は与えらえる」と受け取って良いのかもしれません。

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規子

3.5「謝罪」と「赦し」を考える

2021年10月5日
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吉田恵輔監督のオリジナル脚本による作品。
予告編や事前情報からは、娘を突然の事故で失った古田新太が、モンスター化して、学校やスーパー店長の松坂桃李を追い詰めるものと思っていたが、粗暴で高圧的であるものの、一線を越えるところまではいかない。娘の事情を知っている元妻・田畑智子の存在が、歯止め役となっている。
自分の娘のあまりにむごたらしい死を前にして、事実と向き合えずに、誰かのせいにしたい気持ちは理解できる。最初に疑われた学校は、真偽不明の話で、矛先をスーパー店長に向けさせる。スーパー店長は、謝罪する以外、中身のある言葉を持っていない。そうした姿を古田新太は赦すことはできない。
「ごめんなさい」の言葉は、亡くなった娘からも、寺島しのぶのボランティア仲間(無理矢理やらされてる)からも、たびたび発せられる。他に言いようがないので、意味がなくても、つい口から出てしまう。コミュニケーションの断絶。
しかし、自分の命をかけて謝罪しようとした娘に代わって謝罪する片岡礼子の言葉は、「赦し」を乞うというよりも、人の弱さへの「憐れみ」まで感じさせ、それを契機に、古田新太も初めて亡くなった娘に向き合おうとする。
様々な人物とエピソードを骨太に練り上げた力業の脚本は見事。ただし、展開上重要なシーンでありながら、疑問の残るところもいくつかある。(やる気なさそうな店長が、なぜあれだけ執拗に追いかけたのか?古田新太に運転手のことを電話で知らせたのは誰か?なぜ夜中のスーパーに一人でいたはずの店長を寺島しのぶが助けに来られたのか?)
役者陣では、古田新太が堂々の主役。松坂桃李は受けの芝居で難しい役だが、空っぽな感じが絶妙。脇では、藤原季節がいい味を出していて、今後に期待。

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山の手ロック

4.5『親』となったなら、どう在るべきか。

2021年10月5日
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親となった人間が、世間・社会・人に対してどうあるべきか。
そう問いかけ、一つの答えを示してくれる。

『空白』がもたらす失意と狂気、その『空白』に差し込まれる光 が描かれる素晴らしい作品。

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はりねずみ。

4.5割り切れない

2021年10月5日
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鑑賞方法:映画館

超弩級のヘビーさ。
これがオリジナルストーリーとは恐ろしい…
マスコミの報道についてはその無責任さを断罪するが、それ以外の登場人物については、誰もが少し正しくたくさん間違っていて、それは物語を逆方向に一気に持っていくドライバーの母親とて例外ではない。、
そしてその正しさとやらも、寺島しのぶ演じるパートさんが象徴するように必ずしも一筋縄でゆくものではない…
平成以降の日本の生き辛さ息苦しさのなかで、登場人物の誰もが逡巡し、なんとか折り合いを付ける方法を探っている。
最後に青柳と添田がそれぞれ手にした一握りの救いが、彼らにとっての赦しになるのかどうか、僕らは傍から見ているほかないのだ…

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ぱんちょ

4.0どの立場もつらいです。

2021年10月4日
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泣ける

怖い

難しい

添田さんと青柳さんの緊迫感のある展開に引き込まれて、前半は辛かったですね。
後半のお墓参りの後のお店での“あかね”くだりは印象的でした。

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ウッキィ

3.0スーパーの店長はつらいよ 毎日、深~く反省しております

2021年10月4日
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悲しい

ふざけてごめんなさい🙏
男はつらいよシリーズの御前様の笠智衆に返す寅さんのセリフを思い出しただけです。
幼い子供を失った親御さんや人身事故を起こした人はとてもつらくて観れない映画です。他にも映画はたくさんありますから、敢えて見ようとするのはおやめ下さい。

キャストがよかったです。
松坂桃李がドアノブであることをしている場面では、松坂桃李じゃなくて、柄本時生でいいじゃんと思いましたが、とおして観るとやっぱり松坂桃李しかいないと思いました。
寺島しのぶ。冒頭の雰囲気からなんかやってくれると思いましたが、期待を裏切らないw
低俗なマスコミにはうんざりですね。
人員過剰の組織の閑人どもの悪態はマスコミだけではなく迷惑千万。
学校の校長のバカで無責任な言動にも腹が立ちます。
趣里が学校の担任の先生なのも効いていました。あとだしジャンケンみたいな懺悔のシーンには誰でも自分の胸に手をあててみたくなると思いました。
弱い人間に強く当たったり、軽蔑する人間たちの話で、スッキリはしません。

冒頭の漁船のシーン。無音でした。エンジンの音や風の音を入れなかったのはどうしてなのか聞いてみたい。底引き漁でした。ワタリガニがちょっとだけ。燃料代を引くと儲けなしです。 漁師訛りや土地の訛りがなかったので、気の荒い千葉の袖ヶ浦あたりかなと思ってましたが、蒲郡でした。漁師は気の荒い人も多くおるでしょうけど、別れたかみさんが再婚していて、自分がひとり娘を養うのは大変ですよ。ついまわりに、とくに親しい人に八つ当たりしてしまう。反省しました。
娘のことをなにも知らずに過ごしていたことを別れた妻に責められるのはつらい。でも、男親ってそんなもんかもしれません。
最初にひいてしまった若い女性、かわいそうでした。その母親役の片岡礼子のセリフが新太に反省を促したのでしょう。よくできたセリフでしたが、そんなに自分の子を卑下しなくても。

藤原季節の演じる父親を漁で失った青年がとてもよかったです。この映画のやりきれなさを緩和する隠れたキーマンでした。

万引きに関しては、小学校二年生のときに宇○川○子の万引きのオトリにされて、捕まったことのあるアタシとしましては、花音(伊東蒼)ちゃんは絶対に万引きすような子とは思えません。ただ手にとって、いろいろ想いに耽っていただけです。宇○川○子は匂い付きの消しゴムを4個も一度に万引きしました。学校の目の前の文房具店で。宇○川○子は大きくなったら、「かんごくさん」になりたいと文集に書いていました。看護婦さんになれたとは思いたくもない。監獄に入れって思いました。つられた自分の弱さや愚かさを反省する毎日はとてもつらかったです。○子の名前は今のかみさんの名前と一緒なのも一生の不覚です。

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カールⅢ世

4.0負の連鎖の根源は父親なのだが

2021年10月3日
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マイベストテンの超常連さんの吉田恵輔監督。今年は『BLUE ブルー』と今作の2本がテン入りしそう。

父親に怯え、学校では孤立し、万引きを繰り返す女子中学生。万引きを目撃したスーパーの店長から逃げる最中に事故死した。

悲劇だった。

彼女の父親、スーパーの店主、彼女がぶつかった車の運転手、スーパーの従業員たちの人生がねじれて壊れた。学校の教師や生徒たちもマスコミもクソだった。

最悪の悲劇を思った。
最悪の悲劇だったのかも知れない。

モンスターと化した父親が怒りから解き放たれたことが救いだったか。彼が負の連鎖の根源なのだが。

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エロくそチキン

4.0イルカ雲

2021年10月3日
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泣ける

悲しい

失ってから気づく事ってあるよなぁ

古田新太がめっちゃ怖いのかなぁと思っていましたが、そんな怖くなかった

こうゆう人いるなぁって感じ

花音ちゃんが最初に亡くなるシーンは結構衝撃的。

一瞬助かるかなぁと思いました。
でもね、、、

寺島しのぶさんのお節介な感じの人や、藤原季節の弟子感良いですね

片岡礼子さんのあのシーン良かった。あれがあったから古田新太が改心出来た流れ。

北海道出身の藤原季節、奥野瑛太が出ていて道民として嬉しい✨

全体的な映画の流れ良かったなぁ

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アプソ

4.5生きるとは試練を乗り越えていくこと

2021年10月3日
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生きるとは試練を乗り越えていくことと誰かが言った。出くわした登場人物がとんでもない試練に遭遇する、それはけして必然ではない偶然の悲劇。古田新太さん演じるモンスターファーザーが『みんなどうあって折り合いをつけるのかな』とつぶやく言葉が響く。やるせない悲劇への折り合いは極めて難しい。この映画、古田新太さんの怪演が迫真過ぎて凄い。双璧主演のアカデミー主演男優賞の松坂桃李さんを完璧に影薄くする。『不寛容』が故にG7最低の幸福度、国連国家でも56位と言われる閉塞感の日本の問題作。

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masayoshi/uchida

3.0ワイドショーの再現ドラマ

2021年10月3日
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興奮

本作は、巷間、非常に評価が高いようですが、誠に狡い作品です。

冒頭の漁のシーンからラストまで、終始手持ちカメラで撮られており、映像は常に微妙に揺れ続け、観客を車酔い状態に陥らせます。更に寄せカットの連続、人の顔のアップばかりでカットが割られ、全体を見せる引きカットは殆どないため、アップされた人物の表情と感情のみに視線は引き寄せられざるを得ません。その上、息抜きや気分転換になるBGMが全くないので、映画はドキュメンタリーフィルムのように進行します。

本作で描かれるのは、半径数百メートル圏内での出来事に過ぎず、あまりにも狭域での狭小な事件であり、観衆にとっては、夢のような別世界の話ではなく、ごく身近な風景の中で起きたことです。それゆえに切実でありながら、一方で所詮は他人事ゆえに大いにゴシップ的な興味が煽られることになります。
カメラの視点は、明らかに作中でも頻繁に表れるTVワイドショー目線、即ち世間の野次馬目線、興味本位のみの第三者目線です。いわば、本作は延々107分に亘るワイドショーの再現ドラマといえます。

人は、己とは無関係の、悲惨で凄絶な他人の不幸な出来事や他人同士の揉め事に対して、残念ながら生来持っている下賤でどす黒い好奇心が強烈に、且つ歪に掻き立てられます。
本作は、被写体を古田新太扮する添田充、松坂桃李扮する青柳直人、寺島しのぶ扮する草加部麻子の三人に絞り込み、常に各々の狂気の様をデフォルメして映しており、核となるスジがブレず、従い観客の好奇の眼を集め続け、好奇の心を掴み続けることに見事に成功しました。
ほぼ1時間半の間、観客は息つく間の無いままに異常な忘我と陶酔状態に置かれ、心にずしりと重い充足感を得たのが、本作への高評価になっているのではないかと思います。

尚、映画のキャッチコピーでは、「日本映画史に残る息の止まる感動のラストシーン」とあるのですが、ラスト10分間での明らかな映像の変調、人物の言動の劇的変化は、私には、よく意味が分かりませんでした。

あくまで私見ですが、カメラの動き、寄せカットの多用、身近な狭域世界の深掘り、それらによって醸し出された緊張感等により、テレビで観るには傑作といえますが、そのスケール感、そのシンプル過ぎるカメラワーク等により映画館で観る映画としては、やや疑問を感じるしだいです。

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keithKH

4.5キャスティング

2021年10月3日
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テーマは重いが、ところどころ笑いを入れてくるので吉田恵輔作品は毎回観に行く

キャスティングが絶妙で、片岡礼子ここで使うか〜とか膝をついた(加害者の娘とか、寺島しのぶのボランティアの娘とか)

ブルーハーツの「トレイントレイン」の歌詞で「弱い者たちが夕暮れ〜さらに弱い者を叩く〜🎵」の一節を思いだした

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うんこたれぞう

4.0諸悪の根源はお父さんの気質

2021年10月3日
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こういう人いるいるだけど、この映画ではその誰もがそれぞれの個性の度合いが普通を過ぎている感じで、だからこそこのストーリーが出来上がったのだろう。最初からみんなが折り合いをつけられる人なら、ただの交通事故で1人の少女の命が失われた、それだけ。でも行き過ぎた個性のぶつかり合いは関わった人たちの人生を狂わせた。私はずっと、お父さんの激しい気性が諸悪の根源と思って観ていて最後も結局謝らないのかい💦と突っ込んでしまった。もしかして最初に心に折り合いをつけられたのがお父さんとしたらこれも不公平なんじゃないか、とか娘を失い一番辛い人に厳しいことも思ったけど。。。いつ自分に降りかかるかもしれない、或いは巻き込まれるかもしれない災難、これは怖いなと心底思わされたこの映画。重かったけど、強くて柔軟な心を持ちたい、こんなことを考えさせられてこの先の人生の教訓にしたい、見てよかった。

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Sheeta

3.5あの日に見た白い雲

2021年10月3日
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乗用車の女性、そしてそのお母さん。ここ一点に関しては☆5 。それに纏わる、後半導入以降がどうにも雑に感じてしまって少し残念。それでも、そこに辿り着くまでの、重苦しく引っ張り時にサラッとエグ味を混ぜてくる感じは素晴らしかった。特に導入部なんて「孤狼の血 2」を楽しく鑑賞出来た自分ですら、声を漏らして目を背けてしまうえげつなさだった。だからこそ、あの女性に感情移入してしまったのだが。哀し過ぎるよ…。
観て感じて考えて、話し合う。そんな時間にはうってつけの作品でした。
「やきとり弁当」一目見たかったな(笑)

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lynx09b