劇場公開日 2021年9月23日

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空白のレビュー・感想・評価

全293件中、201~220件目を表示

4.5出演者みんな現実にいそうな人間だしやりそうな行動。 マスコミもあん...

2021年9月26日
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出演者みんな現実にいそうな人間だしやりそうな行動。
マスコミもあんなもんだろうなと思った。
唯一こんな人はいないだろうなと思ったのが中学生をはねて、自殺してしまった女性の母親。
葬式の場であんな対応する人が現在の日本にはまずいない。
逆に一番いそうなのが寺島しのぶ演じる正義おばさん。
「私はいいことをしている!」と臆面もなく言う。
愛だの平和だの環境問題だのいるでしょ。この手の人。
1番イライラした。

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bakyokun

4.0行き過ぎた大義が生む非寛容世界

2021年9月26日
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被害者家族と言う錦の御旗の下、加害者をどこまでも徹底的に追い込む、非寛容な日本の社会をグッサリと描く心理ドラマの傑作です。監督・脚本の吉田監督の人間洞察が深く、モンスター化した父親だけでなく、自分も被害者と言う意識が抜けない店長、偽善さが垣間見えるパートのおばちゃんなど、実在感あふれる登場人物の描き込みがすごいです。さらに、その絡み合いが緊迫感あふれていて、誰もが不幸になる息苦しいドラマだけど、きれいごとには終わらせず、ささやかな救いの芽がある幕切れも見事です。役者は古田新太は言うに及ばすですが、チャラ男役の藤原季節、出番が少ないながら気迫がこもった片岡礼子がよかったです。

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シネマディクト

3.0誤解されやすい人は損をする

2021年9月25日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

きっと全員悪人ではないんですよね。
お父ちゃんも、スーパーの店長も、ビラ配りする店員も、何も言えないまま亡くなった娘さんも。
ただ、ちょっと感情の出し方が過敏だったり、逆に全然出せなかったり、そこかよと思う場面でキレたり。
本人にとっては当たり前でも、周りにとってはちょっとズレてる人に見える。

中くらいで生きられない人=他人から誤解されやすい人=損してる人。

観終えた後でこんな感想が浮かびました。

評定が低めなのは、ちょっとお父ちゃんの温度差に風邪を引いたからです。

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BONNA

3.5赦しとは。。。

2021年9月25日
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あまりにも頑固親父で、被害者意識しか無かったので、共感しづらかった。

赦して下さい。弱い子に育てた私のせい…って1番強く愛ある人の言葉に感じた。

孤狼の血から店長。。松坂桃李凄いなぁ
早く現場から帰りたかったって凄いわかる。。

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asgy213

5.0【「空白」の意味】

2021年9月25日
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取り返しのつかないところまで行きつかないとダメな人って結構いるなと常々思っているのだけれど、改めて映画作品として見ると、悲哀というか、悲しい気持ちになる。

この映画の救いは、花音を最初に車でひいてしまった女性の母親と、添田の船で働く野木、花音の母親の存在なのだが、それでも、このハッピーエンドになろうはずもないストーリーを考えると、辛くなってしまう。

この映画タイトルの意味はなんだろうか。

映画のストーリーの中で言えば、スーパーの事務所での短時間に、青柳と花音に何があったのか。

どんな会話があったのか。

あれだけ、必死で追いかけなくてはならない理由が隠されているのかだ。

映画を見る限りは、青柳が花音の腕を強く引いたから道路の反対側に飛び出して逃げようとしたように見えた。

これは、青柳が添田にしていた説明とは食い違うのではないのか。

また、この作品に登場する人物達の間にある隙間、つまり、相手を理解しようとしないことによって生まれる縮まることのない距離感も、埋める合わせることの出来ない空白みたいなものかもしれない。

自分の善意だけ押しつけ、周りから人が去ってしまう虚無感も空白なのかもしれない。

教師や学校と花音、

教師達、

添田と元妻、

そして、

添田と花音にも決して埋められない空白のようなものはある。

だが、本当の空白は、自分自身と向き合わないことによって生まれる、人間らしい感情の不在なのではないのか。

元妻の幸せを羨ましく感じたと正直に認める気持ち。

花音は万引きしていたに違いないが、それは何故かと考えようとする気持ち。

加害者の自殺と残された母親の悲しみに向き合おうとする気持ち。

野木を認めたい気持ちなど…。

実は、こうしたことが本当は大切なのではないのか、空白を埋め合わせることは出来なくても、空白のヒントにはなるのではないのか。

添田と花音のイルカの雲が救いになれば良い。

この映画のストーリーは、ある意味、あれこれ考えずに、エンパシーを抱くことなくやり過ごせるのが一番良いと考えている僕達の世界のようでもある。

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ワンコ

4.0世相を斬る作品

2021年9月25日
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各人の自我と保身が、当人を不寛容なモンスターに変え、人を傷つける。
各人の正義の狭間で、少し曖昧な態度でもって直接的なぶつかり合いを避け続けた松坂桃李演じるスーパーの店長も、最後は自死をもって態度を示そうとした。
今の時代は、人を追い詰める社会であるが、全員が不幸になるよりかは、なんとか逃げ切ることが必要なのかもしれない。
ストーリーもわかりやすく良作と感じました。

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SPQR

3.5日経夕刊で★★★★★

2021年9月25日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

だったので鑑賞。キャストは良いと思うが、何か物足りない感じです。見終わった後も余韻に浸る感覚はない。
唯一、寺島しのぶが印象に残ったかな。

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こうたんまる

3.5単純で複雑

2021年9月25日
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鑑賞方法:映画館

 海辺の大きくはない漁港の町が舞台。言葉にあまり特徴を感じず、どこかなと思っていたら、故郷に近い愛知県蒲郡市。竹島も映り込んでいたし、三河湾のベタ凪も美しく寂しく映画的に撮られていた。
 事前情報はそれほど入れてなかったので古田新太が松坂桃李を責め立てる所までしか想像がつかなかったが、後半戦何とも言えない展開に。
 古田新太も松坂桃李も流石にいそうな人間を見せ、序盤から古田新太との関係性が絶妙な藤原季節と後半へのきっかけの一つとなる片岡礼子と趣里にも存在感があった。
 ただ寺島しのぶについてはそもそも役柄が大変損な役回りで見ていられなくなるほどイライラさせられたのだが、演技が上手いということなのか、演技過剰だったのか判断がつかない。個人的にはもう少し抑えてほしかった。

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またぞう

5.0みんなが辛い負の連鎖のなかでいかに生を見出すのか。正しさとは何か。...

2021年9月25日
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みんなが辛い負の連鎖のなかでいかに生を見出すのか。正しさとは何か。今期1番の映画でした。
日本映画ならではの良さが出てたと感じました。役者の演技も素晴らしかったですし音楽も映像も綺麗でした。

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映画すき女子大生

4.0人のエゴに怒り人の優しさに泣く

2021年9月25日
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なんか古田新太が性格悪い猫みたいでちょっと可愛かった
松坂桃李を執拗に追いかけてるあたりも懐かないボス猫があと付いてきてるように見えて笑った

それに監督がさすが
人の汚さ、醜さを浮き彫りにして気持ちを大いに凹ませたあとに、最後に人間で捨てたもんじゃないと泣かせる。
人を殺すのも人間、人を救うのも人間

万引きした中学生が轢かれて亡くなる所から始まる映画

まずね、マスゴミがねほんとね、言いようのない怒りが湧くような報道をしやがる
それに群がる野次馬ね
古田新太も松坂桃李も被害者である
イタ電や書き込み、人間は本当に汚い生き物だ。

個人間での出来事であり、第三者が介入するのはおかしい。今までの事故や事件でもマスコミの煽動で無関係の群衆が騒ぎ当事者の自殺など問題になっていた。
日本のジャーナリズムに異議を唱えたい。

本当に心が苦しくなる。でも、観てほしい
人は優しい
あるシーンから人間の悪の部分から前の部分にフォーカスが当たる。
救われた気持ちになる。

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xiangxiang617

3.0松坂桃李さんの凄さ

2021年9月25日
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松坂桃李さんの演技に感動した。彼は何でもできるな。凄いなあ。
ヒメアノールも、犬猿も今作も吉田恵輔監督の才能に感動した。

空白と空と白を描いて行く。

娘、父、店長、加害者、加害者の母、お節介な正義の味方、元妻、漁師見習い、そのすべての人に共感してしまった。
だからなのか、映画を観るのが苦しくなってしまった。悪い意味ではない。☆数悩む。

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SUZUKI TOMONORI

5.0古田新太の最高傑作

2021年9月25日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

寺島しのぶを見て!と公開挨拶で言っていたが、本当に凄かった。松坂桃李本当に食われちゃうかと思った。
事故シーンからずーっとモヤモヤが続き、登場人物全てのそれぞれの立場、感情、なんかわかる。だから辛い、痛みも感じる。時が解決するのだろうか? 少しずつ、少しずつ心に寄り添い、感情が沸騰している時には見えなかった事が見えてくる。感情のぶつかり合いが激しいけど、悪人は出てきていない作品だと思いました。最後は心が温かくなります。

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まっちゃまる

5.0今年の邦画は凄い

2021年9月25日
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「焼き鳥弁当めっちゃ好きだったんすよ〜」って言ってくれた現場のお兄ちゃん、本当に優しい心を持ってるよね。青柳がテレビとかネットの掲示板で叩かれてることも知ってただろうに。

ちょっと勇気を出して励ましたり肯定したり、ああいう瞬間の1つ1つが色んな人を救ってるんだよな。

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Le Coq

4.5受容のプロセス

2021年9月25日
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ラストで怒りの段階から抜け出始めたところ。まだまた、続くよ葛藤が。

古田新太さんのギリ理性がある感じの凶暴な父親役の演技がもうなんかすげぇ。警察に通報レベルではあるけと当事者(スーパーの店長/松坂)としてはギリギリ呼べない。一層のこと暴れてくれた方が楽なのに。

どこに自分があるのか分かんない30過ぎのおっさん役の松坂くん、根は良いどこにでもいる小市民の演技が、あのかっこいい松坂くんはどこに?ってぐらい。

個人的には一番救われないのは寺島さんの役どころであるスーパーのおばちゃんと感じました。空回りし続け、開き直りも出来ず、承認欲求の高さに見え隠れする自己肯定の低さの演技に拍手です。

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Oyster Boy

4.0空白

2021年9月25日
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鑑賞方法:映画館

娘さんが亡くなるのはほんとに寂しいだろうな
自分も家族が亡くなったら耐えられない
でも耐えて行くしかないと痛感しました
不意の事故で加害者も辛いある意味被害者だと思う
遭遇しなければ穏やかに暮らせたのに 。。。

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RIRIKA

4.0見に行って良かった

2021年9月25日
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古田新太さんは間違いなくうまくて考えさせられ、自分の子が事故死したら、そうなるわなって同感した。松坂桃李君はオタクからヤクザっぽい刑事や娼夫やら幅広く楽しめ流石です。楽しみにしてて今日見に行ったが、良かったです。割引使わず1900円プラス映画館カードの更新で200円でしたが、見に行って良かったと思ってます

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岐阜じん

5.0心の空白

2021年9月25日
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人間の嫌な部分が存分に映し出されていたが、とても良い映画でした。

久しぶりに涙した。

「ありがとうございました」と「お疲れ様でした」の言葉の大事さを改めて感じだ。

エンドロールの曲が心に染みた。

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nobuhiko1030

4.0複雑な機微を、複雑なままに

2021年9月25日
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 娘を交通事故で亡くした父親がモンスタークレーマーと化すくだりはインパクトがあるが、その恐ろしさを描くための作品ではない。
 怖い怖いクレーマーのホラーのような話かと思いびくびくしながら観始めて、実際前半は色々恐ろしかった。娘の交通事故シーンのリアルさにおののいたし、古田新太の何をしでかすか分からない雰囲気にすっかり呑まれた。
 しかし、中盤以降はそんな恐怖がはるか遠景に見えてしまうような人間描写が展開される。

 娘を亡くした父親の添田、万引きをした娘を追ったスーパーの店長青柳、店員の草加部の3人の、多面的な描かれ方が印象的だ。
 添田の偏屈さと、時間の経過とともに変容する心。
 青柳の卑屈さと不器用な立ち回り。気持ちが追い詰められるにつれ、言動が不安定になる様がリアルだ。
 草加部の絶妙な薄っぺらさ。ボランティアをやったり理不尽なことに怒って見せたりしているが、相手の立場で考えることが出来ない狭量さが節々に表れる。

 それぞれの描写の匙加減が善人または悪人一辺倒にならず、こんな人いるよねと思わせる生々しさがある。だから、主要な登場人物が全面的には共感できない人間達で展開も息苦しいのに、引き付けられる。
 添田の傍若無人な足掻きが、我が子についての無知に気付き自分の中の空白を埋めるための彷徨だったということが、後半で徐々に分かる。作品全体の印象がちょっと変わる。

 エキセントリックな添田の迫力が際立つが、物語の中で一番恐ろしいのは添田や青柳に加害をする野次馬とマスコミだろう。
 添田もかなり理不尽で不愉快だが、当事者であるという大義名分が一応ある。マスコミの行き過ぎたゴシップや切り取り報道、姿を見せない野次馬たちの卑怯な犯罪は、何の正当性もない。
 本来事故とは無関係な彼らがあそこまでやるのは、視聴率や自分の日常の鬱憤の捌け口のため、それだけが理由だ。彼らは飽きたら自分たちの所業を都合よく忘れ、一生消えない傷を負った当事者だけが残される。

 終盤にはちょっといい話っぽい雰囲気が醸し出されるが、添田の行動が引き起こした事の顛末は個人的には許せず、また添田のような人間が実在したら前半の地獄が続くだけだろうとも思いもやもやとした。とはいえ物語としては適切な落とし所だったので複雑な気持ちになった。
 この、見た側が思いを引きずるような複雑な後味こそ監督の狙いだろう。不快指数は高いが、メインキャスト3人の演技や人物描写の説得力は一見の価値がある。
 いい人間と悪い人間の境目がはっきりしていて、よかれと思ってやったことが必ず報われるなんて、現実はそんなに単純なわけがないのだ。

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ニコ

4.0よかった

2021年9月25日
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丁寧に人の気持ちが積み重なっていき
押しつけがましくなく、よかった。
古田新太さんの人間力と本領発揮ですね。素晴らしい。
スーパーのおばちゃんの意図がどこにあるのかがいまいちわからなかった。誰かの役に立っていたいというニードのある人なのだろうけど
先代の女で息子のように本当に思っているのか彼にあわよくばがあるのか、微妙でちょっと芝居くさかったかな。

でも役者さん皆よかった。

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さばみそかん

5.0折り合いの付け方

2021年9月25日
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モンスター。

父親、すぐキレるし 八つ当たりするし不器用すぎる。
でも‥です。

みんなみんな、どうしたら良いのかわからない。
みんなみんな、ツライ。

ラスト、泣けました。

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M U