劇場公開日 2021年9月23日

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空白のレビュー・感想・評価

全293件中、221~240件目を表示

5.0かなりいい作品

2021年9月25日
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バカリズムが嫌いだと言う類いの考えさせられる系の映画
人に思考させる優秀作です

古田新太も松坂桃李も役に対峙してる、役者さんがみんなプロ
とてもやるせなく哀しくて……
みんなの心の動きを描くのが唸るほど上手い

最近は興行成績と中味の質が相反する事が多いですが、分かる人にはわかるプロによる作品だと思いました
心に沁みます……
チケット1900円は安いと思います

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The music

4.5うーん

2021年9月25日
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鑑賞方法:映画館

159本目。
スタートが父娘の二人暮しは、マイダディと一緒だけど中身は全然違う。
最初は重いなぁとは思ったけど、観ていくうちに、何が正解、誰が犯人とかではなく、今の日本、日本人を表している作品だと思う。
こういったニュースを見る度に知らず知らず犯人探ししている自分がいるけど、やっぱ上っ面しか見てないんだよな。
アメリカだったら違うのか?弁護士立てるのすら罪なのか?と思うけど、立てなかったから、あそこまで寄り添えたのかとも思う。
でも仕事で運転している身にしてみれば、相当参るし、作品の中でもう少し描いて欲しいとは思う。
言葉は悪いけど、死んだらチャラってのも、本当にそれでいいのかは思う。
まあ、正解は各々で。

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ひで

5.0今年最高の一本

2021年9月25日
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何とも思いテーマですが、
この映画には希望が有るのが救いでした。
ラストシートは涙が止まりません。

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しゃちょう

4.5登場人物皆えぐすぎて好き

2021年9月25日
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何かを少しこじらせたときに戻り方がわからなくなってしまったら誰でも怒りおじさんになるし、誰でも卑屈な心の弱い子になるし、誰でも偽善ババアになってしまう。そんな誰もが持ってる痛い所を表現したような出てくる登場人物像がどれもすんごい見事。ほんと見事すぎて重かったけど、色んなことを考えさせられる良い映画だなと。

前半は予告にある通り被害者の父親がスーパーの店長を追い詰めていくという説明文にしたら単純なことなんだけどそれだけじゃなくて、、出てくる全員に少しだけ首を締め付けられていくようなじわじわとした息苦しさを感じるし、鏡を見せてくるような怖さがあった。寺島しのぶさんとかの役もほんとホラー。偽善ババアって一番怖いかも。

後半、話の転換になるのは加害者の母親と被害者の父親が話す葬儀場の場面。
母親役の片岡礼子さんが凄すぎて久しぶりに映画館で泣いてしまった。そんなに長いシーンでもないのに子どもへの愛が溢れてくるような台詞、全員嫌な奴ってリードしてからのここでこうくるのかっていうやられた感!
そしてここから伏線回収しつつの優しいラスト迄もっていく脚本すばらしすぎかて。

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もや子

4.0マスコミに流される群衆(-_-#)

2021年9月24日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

難しい

間違った正義感で行動する民間人警察。
特にワイドショー。
芸能人のゴシップだけ追いかけてりゃいいんだよね。まともな政治批判もしなけりゃスポンサーあっての物種。面白おかしく興味本位だけ。真実よりも視聴率。ジャーナリズムなんてどこにある。
グルメ情報は好きだけどさ(^_^;)

事故シーンは衝撃でした。

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kazoo!

4.0キャストが皆ばっちりです。寺島しのぶも、さすが。

2021年9月24日
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圧倒される作品。見応えありました。

後半、予想外に涙涙。
子を持つ親ならきっと涙すると思います。

いや〜、それにしても古田新太さんは凄い。
娘を無残な事故で失い、怒り狂ってめちゃくちゃ怖いんだけど…
少しずつ変化する心境の変化を見事に演じ、その表情が胸に刺さる。
個人的には、「加害者その1」の喪服の母親の涙のシーンが嗚咽ものでした。あの方、上手い。

松坂桃李くんも、片や「孤狼の血2」でいかついガチ刑事やりつつ、この映画では気弱なスーパーの店長。
芸幅の広さを見せつけてくれます。
間違いなくこれからの日本映画会を背負って立つ若手の1人かと。

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Mariko

4.5答えはわからないが・・☆

2021年9月24日
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鑑賞方法:映画館

スターサンズと吉田恵補監督の作品。

少女が万引をし、それを松坂桃李演じるスーパーの店長が追いかけるが
不幸にも少女は車に轢かれて亡くなってしまう。
これが発端になり、それまで娘に関心のなかった古田新太の父親が執拗に
松坂桃李を追い詰めていく。

この父親がリアリティに溢れて、学校に対する苦情、松坂に対しても
全く自分が間違っているなどと微塵の欠片もない言動。
それが、自分も含めて誰もが陥りそうな状況に恐怖を感じてしまった。

脇役も、寺島しのぶは職場に一人は居そうな自分を善意の塊と信じて疑わず、
他者を傷つけていく女性を見事に表し、オーディションで選ばれたとのことだが、
古田新太の船の相棒役の藤原季節が要所要所で良い雰囲気を醸し出す。

しかし、何と言ってもの主役の二人が素晴らしく 古田新太のモンスターぶりと
松坂桃李の弱々しく優柔不断さがより作品に深みを与えていると思う。

見ていて苦しいほど追い詰められていき、どう収束していくんだろうと
思っていても、終盤に二人に何とも言えない「救い」とも呼べる瞬間が
訪れる。

上手い。
変に泣きを入れる訳でもないのに、安っぽくなく終わる。
逆に泣けてしまう。

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☆ムーミン

4.0終始重ため

Nさん
2021年9月24日
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いやー辛い。1つの事故から広がっていく負の連鎖。被害者って誰なんだろうと考えちゃいますな。どの立場でもしんどいよね。。でもまぁグチャグチャになった娘を見るより辛いことはないか。。どう狂ってもおかしくないよなぁ。。

古田新太よかったですね。威圧的な演技もさることながら後半の少しずつ変わっていく様も見事でした。謝るシーンにほろっときました。

あとは片岡礼子ですね、、葬式シーンはすごい。古田新太のこころを動かす大事なシーンですね。親の責任。いろんな感情の中で娘を思い続ける素敵なシーンでした。

演技うまかったってことに間違いないんですが、寺島しのぶはほんとに無理でした、、笑。あんな土足で突っ込んできて正論ぽいこと言い続けて話聞かない人いたらほんとにしんどい、耐えられない。。

そしてマスコミとか関係ない一般人もほんとひどかったですな。実際の事件でもああいうことがあるなら、まじでほっといてくれと思う。そんな他人に興味持つな、暇か。。

にしても田畑智子はなぜ親権をゆずったんだろう。

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N

5.0HUMAN

2021年9月24日
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僕にとって、1番心に刺さる映画を撮るのが吉田恵輔監督です。

見終わった感想は、2014年公開のアクトオブキリングと、2018年公開のスリービルボードを足して2で割らなかったらこんな映画になるのかあ、、、でした。笑
照れ隠しです。

本当は分かってる。
誰しもが、騙し騙し生きている、
自分を騙して、諭して、隠して。
そんな感情すら形骸化してる。

この街で生きていかなければならない。
この地域で、この家族で、この親と共に。

学生の頃はキラキラしてた筈の世界がいつの間にかザラついている。
テレビや雑誌、映画の世界に答えを求める事にも飽きたし、テレビの中で巻き起こりまくってる奇跡みたいな出来事が、本当は起きない事もそれとなく気付いている。

いつか…と願う人がいる。
人に優しくしていればいつか…
これだけ苦労してるからいつか神様が…
この想いはいつか必ず届く。
だから、、だから、いつか俺に振り向いてくれ!!

届かないのに。

人生に不満がある人、認められたい人、赦しを乞う人、赦されない人、疲れた人、好きな人に振り向いて欲しい人、諦めた人、辞めちゃった人、それでも光を信じる人、毎日のお酒を楽しみにしてる人、繋がりたい人、死ねない人。

人と人に「間」と書いて人間。
この映画のタイトル「空白」にも通ずる部分があるなあ、と僕は想像しました。

ラスト、ほんの少しだけ光が差し込むシーンで慟哭してしまいました。
救いでも赦しでも無い。
だけど「生きていれば必ず良い事がある」

かもしれない。

そんな予感を漂わせながら流れるエンドロールに暫く放心状態でした。

上映が終わるとまた日常に戻ってしまうけど、観る前と観た後で少しだけ変化がある気がしてます。

だって、その答えは「生活」にあるんだから。

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ゴンベッザ

4.0今年やっと出会えた見ごたえのある作品

2021年9月24日
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鑑賞方法:映画館

登場人物それぞれが心に空白を持つことになる。
それを埋めようとすればするほど、制御できない感情に飲み込まれ、もがき苦しむ。
そして、そのことが更に周囲の人を傷つけ、追い詰めてゆく。
ああ、人間ってこんなにもなすすべもなく、感情に翻弄される生き物なんだと、まざまざと見せつけられた。
そして、そんな人の感情をワイドショーのネタにするマスコミや関わりを避ける学校。
正義とは、赦しとは、何なんだろう…

今年になって、やっと見ごたえのある映画に出会えた。
古田新太と松坂桃李の演技は圧巻。
映画のラストに、「救い」や人間の「再生」が見えたことで、より印象に残る映画となった。
監督の「人間」を見つめる目は、実は優しいのかな。

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ぴーちぱい

4.5【泥沼のような負の連鎖の果てに、二人の”加害者=被害者”が辿り着いた境地。𠮷田恵輔監督渾身のオリジナル脚本は、重くて、哀しくて、遣る瀬ないが、鑑賞後の余韻の深さが凄い作品である。】

2021年9月24日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

難しい

ー 𠮷田恵輔監督は、オリジナル脚本に拘る監督である。
  初期は、「ばしゃ馬さんとビッグマウス」など軽妙なタッチが多かったが、「犬猿」「愛しのアイリーン」辺りから、人間が抱える闇を前面に出してきた感がある。
  その、集大成が今作ではないだろうか・・。
  重くて、哀しくて、遣る瀬無くて・・。けれども、引き込まれ、鑑賞後も余韻が凄い作品である。ー

■感想
<Caution 内容に触れています。>

 ・今作は、人が他者並びに自分自身に対し、赦しを与える難しさを描いている。

 ・娘をスーパーの店長、青木(松坂桃李)が添田(古田新太)の娘、花音の万引きする姿を見つけ、車が行き交う道を追いかける時から、負の連鎖は始まって行く。
 添田が、執拗に青木にまとわりつき、愚かしき報道陣に対しても、悪口雑言が止まらない。
 ー それまで、娘の言葉には耳を貸さなかったDVに近い添田の、あの激しい怒りは
   自らの”心の空白”を埋めるためであろう。ー

 ・青木も、正義を振り翳すパートのおばさん(寺島しのぶ)からの”正義の押し売り”や添田からの嫌がらせに衰弱していく。
 ー 自分は、正しい事をしていると思っている人が陥りやすい、”正しくない、もしくは逆に迷惑な事”を只管行うおばさんの姿。ー

 ・添田の娘を撥ねてしまった女性が、何度も添田に謝罪に来るが相手にしない添田。そして、”心の弱さ”故に自死してしまう。

 ー 今作の、白眉のシーンであり、添田の心に変化を齎したシーン。ー

 ・その葬儀のシーンで、やって来た添田に対し、娘の母(片岡礼子)が、涙を流しながら言った言葉が凄い。激怒するかと思いきや、
 ”私の娘が、本当にすいませんでした。娘は心が弱かったので、キチンとお詫びもできなくって・・。けれど、明るくて、良い子だったのです・・”

 ◇ 今作は、出演している俳優さん達の演技も、物凄い。
   突出しているのは、古田新太と松坂桃李だが、寺島しのぶや片岡礼子、添田の元妻の田畑智子、添田に罵倒されながらも添田を気遣い、一緒に船に乗る青年を演じる藤原季節。工事作業者のお兄ちゃんを演じた奥野瑛太。
   皆、渾身の演技を見せてくれる。

 ・添田の気持ちが、徐々に変わって行く様。
 それは、娘が本当に万引きをしていた事を知った事も一因であろうが、葬儀で詫びた自死した娘の母の言葉や、元妻の言葉”貴女に、私の夫を貶される言われはない!”と言う言葉に対し、初めて添田は深々と”すまなかった・・”と頭を下げるシーン。

 ・青木もスーパーがつぶれた後、交通整理の職に就くが、工事のお兄ちゃん(奥野瑛太)から”焼き鳥弁当、美味かったっすよ。”と笑顔で言われるシーン。
 ー 自分がやってきたことを初めて、他人から肯定的に言われ、俯く青木の肩が震えているように、私には見えた・・。ー

 ・そして、且つての怒りは薄れた添田と青木が海辺で話をするシーン。
 ー ”それでも、まだモヤモヤすんだよ・・”と添田はやや晴れやかな表情で青木に話しかける・・。ー

<今作は、重くて、2時間見ているのは正直シンドイ。
 だが、この作品がテーマにしている
 ・誰もが、加害者になりうるし、被害者にもなりうる。
 ・人を、そして自分自身を赦す難しさ
 を、𠮷田恵輔監督が、渾身のオリジナル脚本で描いた、記憶に長く残る作品であると私は思った作品である。>

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NOBU

4.0善の中にも悪が、悪の中にも善が。桃李君の悪だけ棚上げか?

2021年9月24日
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メディアのあり方や人の善悪を問うた点で、「由宇子の天秤」と重なるテーマでした。見比べて観るのもオススメです。
こちらも完全な悪人はいません(出番が少しの校長先生と男性教師には、良いところが見当たらなかったですが)。絶対関わりたくない強烈なキャラの古田新太の父親にでさえ、いや、だからこそ垣間見えた善の人間性に哀切を感じるのです。あて書きとのこともあって、古田新太ありきの映画でした。
松坂桃李は「虎狼の血」でも、迫真の演技が素晴らしかったのですが、やはり少し情けない気の弱い本作の店長役はハマり役でした。(でも彼にもまた、自分では抑えられない影の部分もありそう。冒頭部と校長先生の言葉がひっかかる。だけど断定はしていない)思わず手を差し伸べたくなっちゃう、寺島しのぶの気持ちに同感。で、この寺島しのぶが演じるボランティア大好きおばさんが、またあるあるなのです。正論バリバリで自分は絶対正しく、それを周りに理解させようと悪戦苦闘。一方いつも強気に見える彼女は、寂しさを払拭できずマグマがずっとフツフツしているのです。その他の登場人物も善悪両面出しながら、人間の多面性を見せてくれます。娘を轢いてしまったトラックの運転手だけ、蚊帳の外なのが、少しだけ気になりましたが。

有事が起きたとき、人はどんな顔を見せ、どう対応するのが正しいのか。重たくてヒリヒリしながらも、胸が熱くなる秀作です。古田新太が改心して「善」の部分が出てきた後も、「悪」の部分をチロチロ覗かせるところが巧みで、だからこそ嘘っぽくならずに良かったと思います。
今年は邦画の当たり年ですね。

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ちゃっぴー

4.0イライラともどかしさ

2021年9月24日
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鑑賞方法:映画館

救いが無い映画は、心苦しくて苦手です。なので、映画はとても素晴らしいけど、星少なめです。最後な多少の希望は見出せたけど。
誰が悪いわけでもなく、誰の責任でもない。けど、誰か(自分自身)を責めずにはいられない。なんとも、やるせない映画でした。
人間味が凄く上手に描かれていて、とても良かった。
古田新太の汚い漁師の親父感が、すごくハマっていたし、寺島しのぶのこういう、偽善者ぶった勘違いおばさんいるなーって、被害妄想もすごかったし。一人一人が、とても人間味ある感じがとても感情移入しやすかった。

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どん

3.0マスコミが嫌いになりそう

2021年9月24日
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もっとグロくて、主人公が容赦なく猟奇的に追い詰めていくヒメノアール的なモノを勝手に想像していたのですが、違ってたのでかえってすんなりと観ることが出来ました。みんなが、苦しんでいるのでこちらも苦しくなりますがだからこそ、暗闇に射す光や救いが感じとれる。やっぱり、どんなに荒んで傷ついた心にもしっかりと刺さる言葉があって、救われる言葉があるんだなと思いました。加害者の母の言葉は、本当に凄い。そしてエンディングは更によかったです。

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☆まぁ☆

4.5同情できない空白を抱えた者たち

2021年9月24日
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鑑賞方法:映画館

娘を事故で失った父親が、事件の真相を追い求めようと奮闘していくが、次第に暴走、関係するもの皆、そして自分自身を苦しめていく。
そして、事故の原因を作ったスーパーの店長はその父親と偏向報道に追い込まれていく。

本来なら両者に同情すべきはずだが、父親の誰とも相容れない姿勢、行き過ぎた行動がそれを阻む。
謝ってばかりの店長も可哀想であるが、常に何を考えているか分からず、本当に悪いことをしなかったのかグレーな状態が続きどこか不穏。
そして、ボランティア好きのスーパーの店員が厄介。正しいことをしているのだろうが、説得力もない。善意の押し売りがキツくて自分に酔っているのが、余計に店長を追い詰めていく。店員と父親の自分を絶対に曲げない2人の対面は見もの。

そして、登場人物皆、救いのない展開が続いていくが、観ていてタイトルの意味が分かってくる。
父親の娘を失ったことでできた心の空白、そもそも娘のことを全く知らなかったという娘との心の空白。
無気力に生きる店長のむなしく何もない空白の心。
そんな空白を埋めるわずかな救いが終盤にあることでとても安堵した。

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いたかわ

3.5吉田監督えぐい

2021年9月24日
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またもや大傑作。
毎作何かしら心に傷をつけられては、包帯で優しく巻いてくれるような作品ですが、今作もそれに似ていますが終始緊張感が漂ってて絵変わりはないのに飽きませんでした。加害者と被害者、又はその周辺の方の心情や行動を映し出すのが本当に吉田監督はうまいなと今回も思わされました。
最後らへんにでてくる、運ちゃんの何気ない言葉に人間社会悪くないと思わせてくれました。

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モン吉

5.0切ない。

2021年9月24日
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ほんの少しだけ相違があると

とんでもないことが起きる。

関わる人達の想いが

あらぬ方向に向かい

ほとんど意味のないものになる

やはりこれも日常。

登場人物のそれぞれに感情をのせればのせるほど

胸が苦しくて切ない。

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たかはしすすむ

4.0人間の愚かさと優しさを知りました

2021年9月24日
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鑑賞方法:試写会

泣ける

悲しい

難しい

古田新太さん演じる充はしょうもない奴だった。
傍若無人な振る舞いで、自己中、何でも決めつける、思い通りにならないと怒鳴りつける。モラハラ男の典型的なタイプ。
充に委縮して何も言い出せず、まともに話すこともできない娘。ただ一緒に住んでるだけの親子だ。

この作品を見て思ったこと。
人を許すこと。 責め続けることはまた犠牲者を増やす。人の話を聞くこと。自分の思いを押し付けないこと。人間関係で1番大切なことかも。親子でも、恋人でも、夫婦でも。

片岡礼子さんには泣かされました… それが充の転機のきっかけだったね。
亡くした娘のことを考え、知ろうと思った、彼女が何が好きだったか、何を見ていたか。娘のことを何も知らなかった自分の心の中の空白の部分を埋めるかの如く。
それをすることによって、充は人に感謝や思いやりや頭を下げることができるようになっていった。
本当は生きている内に気づけたらよかったね。

脇を固めるのはクセ強でお節介、草加部さん演じる寺島しのぶさん、万引きされたスーパーの店長には優柔不断で気が弱く、悪者になりきれない松坂桃李さん、そして、充のことを父親のように思い、陰ながら支え、理解者である下っ端漁師の藤原季節くん、同じく充の理解者である元妻の田畑智子さん。

キャストの皆さん、それぞれが不可欠な役回りをしっかりと演じきっていて、人はきっとみな、違った弱さや愚かさを抱えて生きていて、それでも支えてくれる誰かがいる。
最後にはそんな優しさと温かさを感じた作品でした。

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さくらん

4.0他人事ではない

2021年9月24日
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ひととの関わりを深く考えた

親子、夫婦、職場のそれぞれでのコミュニケーションだったり自身の立場からの責任感だったり色々考えてしまった

娘を亡くした親の気持ちには自分を重ねてしまい辛くなってしまう

次回作も期待したいと思えた。

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ねこぼっち

5.0空白

2021年9月24日
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うまく言えないけど、とんでもない映画だった。

日本一軽トラが似合う俳優は古田新太だし、『ミスト』の宗教おばさん並に何か嫌悪感ある寺島しのぶだし、孤狼の血が抜かれた松坂桃李もすこぶる良い。

冒頭、花音が学校の階段を登ってる時に、男子がふざけて降りてくる所で、花音が男子学生を見つめる表情に鳥肌が立つ。ほんとこのタイミングでこの映画は只者ではないぞ!と覚悟しろ!ってなる。

とにかく凄い映画だった。

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かさでみー