クワイエット・プレイス 破られた沈黙のレビュー・感想・評価
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赤ちゃんは泣くものだ
映画とはいえ、あんなに静かな赤ちゃん、中々いないよ。産後すぐなんて、何日も、いや生まれて数ヶ月は昼夜問わずの3時間おきの授乳だし。母もよくスタスタ歩けるよね。映画とはいえ、無理がある。
侵入されたとはいえ、なぜ自宅を後にしちゃうのか、指輪を置いていくのか疑問。階段の釘まだそのままだし。
ご近所男性の所に転がり込ませてもらって、助けてくれて感謝こそすれ、責めるなんて。
ちょっと???な所が多かったです。
最後は余韻がもう少しあっても良かったかな。
聴覚障害を持つミリセント・シモンズが実質的な主演で魅了。多様性尊重の流れが喜ばしい
本作、配給側のネタバレ防止協力要請がかなり厳しめで、人間を襲うものの正体を明かさず、「音に反応する“何か”」と表現するようにとのこと。1作目未鑑賞の人に楽しみをとっておいてほしい、という趣旨だそう。原題が「A Quiet Place Part II」なのに邦題では「2」が入らないのも、前作を観ていない客も呼び込みたいとの思惑だろうか。
ともあれ、音をたてると瞬時に“何か”に殺されてしまう過酷な世界、人類が激減してインフラも壊滅した状況で、どうにか生き延びているアボット一家が引き続きストーリーの中心に置かれる。前作では命懸けで子供たちを守ろうとする両親が主導的な役割を担ったが、今作は長女リーガンとその弟マーカスの精神的成長が重要なポイントに。エミリー・ブラントももちろん前作同様にタフな母エヴリンを熱演するのだが、リーガンがある目的のため家族と離れて行動する展開からは、演じるミリセント・シモンズが実質的な主役になる。
シモンズは実際に聴覚障害を持ち、2017年の「ワンダーストラック」で聴覚障害がある少女の役をオーディションで勝ち取りデビューを果たした女優。日本公開が偶然同じ日になった「RUN ラン」でも、実生活で車椅子生活を送るキーラ・アレンが主演の1人に抜擢されている。米映画界が白人男性優位の批判を浴びてから多様性尊重の実践に努めてきた流れの一環としてとらえることができ、障害者を含むマイノリティーのキャスティングが増えるのは大いに歓迎したい。しかも、共演する健常のスターに匹敵する名演を見せているのが何より素晴らしいではないか。
ブラントと実の夫婦でもあるジョン・クラシンスキーが前作に続き監督・脚本・製作を兼ねている。サバイバル劇の中、親世代から子世代へ、勇気と希望の継承を鮮やかに描いた手腕に喝采を送りたい。
「サスペンス・ホラー」から「サバイバル・ホラー」に移行し進化した、作られるべくして作られた名作ホラー映画。
まず前作の「クワイエット・プレイス」は、単なるサスペンス・ホラー映画ではなく、「音を立てられない場所」というようなタイトルが象徴する、かなり面白い設定でした。
その斬新さが受けアメリカ等では大ヒットを記録しましたが、日本では今一つ浸透せずに終わっています。
その理由は、私の目線だと、確かに面白い設定なのですが、やや「不思議すぎる世界観」で、プッシュできるほどまではハマれなかったというのがありました。
そんな状態のまま続編となる本作を、期待と、少しの不安も感じながら見てみました。
結果は、気持ち良いくらいに前作を超えてくれていました!
本作は「DAY 1」から描かれているのが特徴で、この時系列によって「何が起こっていたのか?」を知ることができました。
「不思議すぎる世界観」はそのままなのですが、ようやく「登場人物らと状況を共有することができた」のです。
思えば、1作目の「クワイエット・プレイス」は、サスペンス・ホラーとしての面白さを感じながらも、全てが唐突すぎるところに、入り込みにくい面があったのかもしれません。
本作は、明らかに1作目からパワーアップしています。
大きく「2つの動き」があるのですが、その2つの場所での「怖さ」を上手くシンクロさせる演出が光っていて、「サバイバル・ホラー」といった色合いが強くなっているのです。
この2作目を見ると、エミリー・ブラントらはどうなってしまうのか、が気になってしまいます。
すでに3作目の製作も決定したので、今度はどんな真相が待っているのか楽しみに待ちたいと思います。
1作目があったからこそ、深みを増した本作。
全ての真相や実態が分かると、1作目や2作目の評価も上がりそうな予感がする、1度は見ておきたいSF的な要素のあるホラー映画です。
あの冒頭が最高
前作「Part 1」でのキレの良いラスト(最高だった)のその後を描く続編。
極限状況のなかで逞しく成長する子供たちに感動したのを覚えている。
個人的には冒頭のDay1のシーンがお気に入りで配信で何度も見返している。
↓こんな冒頭……。
主人公家族の父親・ジョン・クラシンスキーが息子の野球の試合に向かう前にスーパーで買い物中、店内のTVニュースで都会での惨劇(まさに3作目のDay1か?)が流れている。
少年野球の球場で、緊張しながら打席に立った息子が、ふと遠くを見ると空から巨大な物体が墜ちてくるのが見える。そこにいた人々もそれを見て球場から足早に立ち去っていくがーー。これが平穏な暮らしの最後となり、宇宙から来た“奴ら”が世界をなぎ倒していく。
この平穏が崩壊していく冒頭から、「Part 1」のラストにつらなる一連が、何度観ても飽きない。
前作よりも怪物の登場シーンが増え、恐怖は今作の方が上
前作よりも怪物の登場シーンが増えバンバン人を殺していくので、ホラー映画としての怖さは今作の方が上。また、暗い画面が多かった前作に対し、今作は明るい場面が多いので怪物の気持ち悪さがより伝わってきた。
中盤までは微妙かと思ったけど、各々が別れて行動するようなってからが面白い。最後長女と弟が、それぞれ怪物に立ち向かってとどめ刺すのがカッコいい。
個人的に長女リーガン&父の友人エミット組の冒険が、ラスアスのジェエル&エリーみたいでワクワクした。最初ギクシャクしてたけど良いコンビになりそう。
話のまとまりとしては家族ドラマとしても観れた前作、ホラー映画としては怪物の露出の多かった今作が好き。どちらもそれぞれの良さがあって良い。
気になる部分は多々
常に音を立てないように生活してる鬱憤か、怪我した時に思いっきり叫ぶのやめてほしい笑
シールド内そんなに酸素薄くなるか?とか赤ちゃんってそんなにおとなしいか?とかいろいろツッコミどころはあるが、ツッコんだら負け
笑 寒い🥶
採点はかなりオマケしました。
最初の8分くらいは中々良かったけどそれ以降の中だるみ(ほぼ全だるみだけどねマジで)半端じゃなくて90分くらいの作品なのにテンポ悪すぎてダラダラした展開で眠いし長く感じるし苦痛をやたら長く感じてしまいヤバかったですね!
ここが最強にヤバいという場面を説明しますが(個人の感想です笑)娘が列車の中で大ピンチになってダメってなった瞬間にたまたま探しに行ってたヤツが大ピンチのタイミングピッタリ間に合って敵をやっつけるっていう都合良すぎて大爆笑の超絶バカ展開(アイアムレジェンドでも今まで人と一切会って無いのに主人公が絶対絶命ってなったタイミングで急に人が現れて助かるってパターンは見てて映画だからとか抜きでよくそんなふざけた脚本書いたよなお前はって思うし他のふざけた映画のパターンで言うと主人公が捕まって殺されるって場面で敵が何故か無駄に主人公に謎の会話し始めてチンタラあーだこーだって説明始まってグダグダしてるってパターンがあるとその時点で見る気一切無くなって配信で視聴してるのなら見るのをそこで辞めますよまじで!それくらいあり得ない演出だと思ってます)からドン引きして終了でした!
上映時間が短いのにテンポが悪くて悪い意味で長く感じるのはまずいですよ、演出と脚本がダメなのと
クワイエットの話では無いけどバカな観客が理解出来るように全てを説明するあり得ない脚本の作品っつうのと
デカい音で観客をビックリさせるのがホラーの怖さって勘違いしてる浅はかな考えのホラーに関しては言いたく無いし理解を得られなくても良いからハッキリダメって書いていきます!
まあこの映画は音を出したら近づいて来る敵ってパターンのみなのでシリーズで大量に作るにはアイデア的にはそんなバリエーション無いし限界があるので
あまり量産しないほうが良いでしょうね。
この作品のせいで三作目を見る気が無くなりましたよ!(わざわざ面白く無かった作品の次の作品見たいと思う訳無いし)
エンタメに振って大衆受けする作品になっている。
前作が素晴らしすぎたので、平凡な作品に思えるが、他の映画に比べたらよくできていると思う。
今回は、モンスターの弱点を発見した人間が、その方法を人々に伝えようとする物語。
前作の世界観と大きく変わるところはない。
今回は子どもたちの成長物語になっている。
本作ではラジオから流れる音楽を聴いて、それをヒントに発信源をつきとめるというアイデアがキーポイントになっている。
ここからわかるのは、コミュニケーションの手段というものはたくさんある。それを理解するには受け手の能力も必要だ、ということだ。
さらに言えば、発信源をつきとめたのは聾唖者だった。ラジオの音が聞こえない聾唖者がなぜ発信源を突き止めたのかという具体的な過程は省くが、耳が聞こえない、しゃべれないというのは障害ではあるが、コミュニケーションが取れないということではない、というメッセージでもあるだろう。
また、本作ではクリストファー・ノーラン映画の常連キリアン・マーフィーが出演しており、その後、ノーラン作品の「オッペンハイマー」にマーフィーとエミリー・ブラントが出演している。本作での共演が影響しているのだろうか。
製作費は95億円で前作の約3倍。期待のほどがうかがわれる。
興行収入は460億円。大ヒットと言っていいが、前作は530億円だったので製作費:興行収入の比率としてはやはり前作のほうが上回る。
Rotten Tomatoesの評価は、
前作が批評家:96%、観客:83%、本作が批評家:91%、観客:92%となっている。本作のほうがモンスターの襲撃シーンも多くエンタメに振っているのが要因だと思われる。良くも悪くもわかりやすい。
第一作が素晴らしいと、最近はおおむねフランチャイズ化がはじまる。
独創的なアイデアは、第二作ではもう見慣れているから他の要素を入れる必要がある。しかし、前作での設定を大幅に変えることもできないので第一作での驚きや新鮮味は徐々に薄れていき、物語は想定の範囲内になっていく。
この問題をなんとかするのが肝になってくるのだが、本作は無難なところで対応しており、正直言って物足りない。前作はまた観たいが、本作はもう観なくてもいい。
フランチャイズ化というのは悪く言えば付け足していく行為なので、いろいろと難しい。
ひとつだけ言いたいのは、前作でも思ったのだが、エミリー・ブラントの着ている服がすごくおしゃれなのはなぜだろう。田舎で、しかもサバイバル生活をしているのに、ああいう洋服が手に入るのだろうか。基本的にはモンスターが現れる前に買ったのだろうが、アメリカの田舎町ってそんなにおしゃれな服売ってなさそうだ。
この2作目を3作目の後に見直したが、3作目『クワイエット・プレイス...
この2作目を3作目の後に見直したが、3作目『クワイエット・プレイス:DAY 1』のクリーチャーの方がデカくて重くて硬そうに感じた。
しかし奴らはどうやって地球に来たのか? 何処から地球を目指した? なんの為に来たのか? 人間をどうしたいのか? 食料はなんなのか? 3作目で食べてたヤシの実の様な物は何なのか?
見てて、人間を食べて無いし家畜を襲うシーンも描かれない。(と思う)
やはり知的生命体のエイリアンが創ったクリーチャーで、先ずはこの惑星の支配的生命体の人類を絶滅させる為に送り込み、その後侵略する為に地球の側で待機しているのか?
母親どうにかならない?
母親にヘイトが集まるように作ったのかな?
・娘の不用意な発言にキレる友人。でも「明日出ていけ」は優しい。トラバサミを仕掛けたのが恐らく彼だから負い目もあるのか?
・娘が助けを求めに単独外出。それを見て友人に助けを求める母。
・「もし彼がここにいたら貴方の目を見て言うはずよ、『あの子こそ救う価値のある子だって』」…はぁ?
・自分が行きなよ、ていうか息子が行き先知ってんだから、怪我してる息子と赤ちゃんを置いて母親単独で行けよ。一日かからないらしいんだから。「救難信号をあげたけど見えた?助けに行こうと思ってくれた?」って聞くのも凄い、化け物がはびこる世界で他人の為に命を張ろうとしたのか聞く?そして命を張らせる?
・しかも友人って手話分からないわけで(ゆっくり話せば伝わるが)、それなのに行かせるの?
・閉所恐怖症なので、タオル噛ませずに扉閉めたシーンではうああああ…となった;
・子どもだから仕方ないけど余計な事しかしないな…。
・友人がダイブの手話を覚えていたのとても良い。
・ピンチの時でも口の中に補聴器を隠し持つ友人かっこよすぎるな、君主人公でいいんじゃない?
・「君が正しかった、俺は君のお父さんとは違うな」と友人が言ったときに、娘が後悔するのが良いですね。
そもそも音を立ててはいけない世界なのに何かに絡まりそうなふわふわワンピースを着ていたり(母娘共に)で、ちょっとなぁと思うところは多い。
それでも音が聞こえない娘のシーンで無音の中、娘の後ろを化け物が通ったり、二つのシーンで似たようなことをするときに交互に映したり、最後子どもたちが頑張ったりと見どころはあり。
母親の言動がいちいち気になりますが…。
キリアン・マーフィー
新作の為に久しぶりに観たので、レビューします。
前作1は89日目から描かれ、世界が変わった最初の日1日目が描かれてなかったわけですが、
この2では、エミリー・ブラントの家族目線で最初の日1日目が描かれます。
そして、2のラストシーンの直後から始まります。
なので、順番どおり1から観た方がいいです。
今あらためて観ると、キリアン・マーフィー出てたんだな…と(笑)
『オッペンハイマー』より先に共演してたんですね。
邦題のサブタイトルから分かるとおり、2では音が増え、アクションも増えてます。
オーバーに言うと『エイリアン』と『エイリアン2』みたいに、静と動な感じ。
『エイリアン2』ほど、ド派手じゃないけど(笑)
そして、エミリー・ブラントが、やっぱり綺麗で演技うまい!!
さすが俺の嫁(勝手に言ってなさい)
ズバリ、本作2も名作です!!
素晴らしい
Amazonプライムで観ました。
前作よりも、ホラー色は弱く、
反対に「家族の物語」は強調されている。
赤ちゃんを守る母親、
ケガをした弟に代わり、先頭に立つ姉、
前回家族を守って身代わりになってしまった父親は姿は見えないが
父親の影は存在している。
前作は親の成長でしたが、今作は子供の成長。
まずこの世界の1日目をプロローグとして描くことで序盤から観客の目をグッと引き付けつつ、
街全体がパニックに陥ったところから、緊迫感を引き立たせた状態で前作のラストシーンへと場面が転換し、今作がスタート
ここまででも非常にテンポ良くガッチリと掴まれた。
観客は釘付けになったまま心が休まる瞬間がない
耳の不自由な娘の視点になる途端に一切の音がなくなり無音となることで没入感と同時に緊張感を高め、正に自らがそこに投げ込まれるかのような感覚を味わわせる
前作では登場人物がほぼ台詞なし、ジェスチャーのみでやり取りすることで作品全体の緊迫感へ繋げていたが、今作はこの没入感をもって別の視点からスリルを体感させてくれた
沈黙は金
2024年5月3日
映画 #クワイエット・プレイス 破られた沈黙 (2020年)鑑賞
音に反応する謎のクリーチャーが人間を襲う続編
赤ん坊を抱え新たな避難場所を求めて外の世界に出ていく
監督の夫と女優の妻、しかも監督兼出演なので夫婦役
そっちが気になるわ
面白いけどちょい惜しい感じ
今話題のオッペンハイマーと同じ、キリアン・マーフィー×エミリー・ブラント。
前作同様面白いけど、各自勝手に行動しすぎなのが気になる。
続編ありきなので終わり方も中途半端。
続編を待つ。
面白い
スティーブンキング監督のミストを思わせる。
欧米映画でありがちな退行手法を取らず、時間的進行方向が一定しているところも良い。
全く予備知識を持たずに見たことが良かったのかもしれないが、ホラー系かなと思ったらまさかのモンスター系だった。
日常がある日一転し非日常となり、Day1からいきなりDay467(?)というような先へ飛ぶ。
その間何があったのか、頼りになる夫と最愛の子供の一人が死んでいた。
モンスターから必至に逃れながらたどり着いたシェルター、聾唖の娘には考えがあり母に黙ってショルターから抜け出す。母はそこを基点に必要物資を集めまわるが、その間息子はショルターの周囲を調べて回るが、死体の発見に思わず音を出してしまう。
これがきっかけでシェルターがモンスターに襲われる。
千両役者のこの子の演技に、視聴者はイライラを隠せない。
しかし、聾唖の娘の作戦が功を奏し、形勢逆転する。
息子はモンスターの頭に弾丸を打ち込む。
ひ弱で弱虫の息子が、成長し勇気を振り絞って行動して結果を出したのだ。それを母がなんとも言えない表情で見守っているシーンが心象的だった。
モンスターパニック映画の代表的プロットは、見る価値があり面白かった。
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