ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密のレビュー・感想・評価
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寓意物語
有名作家にして出版社の経営等も手掛ける85歳の男が、誕生日パーティーの翌朝に頸動脈を切り亡くなっているのが見つかり巻き起こっていく話。
事件から1週間後、警察と匿名の何者かから依頼を受けた探偵がパーティーに参加していた子供や孫達、及び、家政婦や看護師に聞き込みをし事件を洗っていく。
個別に聞き込みをしてみると、家族の皆が皆嘘をついており、何が真実か自殺なのか他殺なのかという流れに。
ご都合主義満載じゃないとなり立たないものの、多分こういうことだろうというところには結構早い段階で考えが及んだけど、じゃあ誰が?というところがなかなか見えず。
終わってみれば、人物描写にしても動機にしてもやり口にしても、ブレずにちゃんと筋が通っていて、しかも結構単純明快ストレートというつくりでなかなか面白かった。
肩の凝らない娯楽映画
豪華俳優陣の見事な共演
豪華俳優陣によるミステリー、楽しかった〜!
アガサ・クリスティをリスペクトしたような王道ゆえ、ミステリーとしての意外性は少ないが、とにかくこの4人のキャラ作りがいい!
トニー賞、エミー賞、アカデミー賞の三冠俳優、クリストファー・プラマー!
『ブレードランナー2049』ジョイ役のアナ・デ・アルマス。
『007』ダニエル・クレイグ。
『キャプテン・アメリカ』クリス・エヴァンス。
その分、他の家族たちの表現が薄くて、ただ醜悪なだけなのが、ちょっとだけ物足りないとこも。
せっかく、ジェイミー・カーティスとか出てるのに!
130分なら仕方ないが、それを俳優のオーラで補ったのかと、納得の脚本と配役でした。
丁寧な事件の様相とユーモアがマッチした推理劇
【飛び交う言葉の刃 試される人間の善性。ミステリー王道要素をしっかり織り込みながらもコミカル要素も絡ませた新たなる推理映画の誕生。】
冒頭のあるモノにフォーカスしていくシーンとそのモノに書かれている文字。(そして、その文字の意味が字幕で流れる・・。)
豪華絢爛な役者達の演技を堪能するも良し。
(それにしても、皆、一癖ありそうな役を嬉しそうに演じている。とりわけ、マイケル・シャノン、トニ・コレットは安定した”胡散臭さ”である。ダニエル・クレイグの探偵ぶりも良く、007役からの脱却もしくは両立も期待したい出来である。)
本格的な推理劇に集中するも良し。
(今やこの分野の映画は、絶滅危惧種なので、嬉しい。)
"生ける嘘発見器"という斬新なアイディアも実に効果的に使われており、良い。
ー 冒頭のシーンとラストショットの見事な繋がり。ー
マルタ(アナ・デ・アルマス)が冒頭のあるモノを手にしながら、故ハーラン・スロンビー(クリストファー・ブラナー:良いなあ、良い。)に纏わりついていた人々を見下ろすシーンと彼女を見上げる人々の姿。
見事なラストシーンである。
やれば出来る男ではないか、ライアン・ジョンソン監督。(オリジナル脚本だそうである。)
<今作の面白さを堪能した後に思った事:アナ・デ・アルマスの更なる活躍と、”ブラン探偵”のシリーズ化を心から期待したい。>
キャップ!!!
途中主人公と共に行動するシーンで、正義の眼差し・冷静に淡々と話す姿に、「我らのキャプテンアメリカが帰ってきた!!!」と興奮したが蓋を開けてみれば最低のドクズ笑
ここまで完膚なきまでにクソ野郎な役のエヴァンスも新鮮でした笑そしてやっぱりかっこいい、、、
ストーリーは随所に展開があり、最初から最後まで飽きずに見れました。
2002 アガサクリスティーに
犯人探しはさておき、終盤まで楽しめるミステリ
公開日に鑑賞しました。
🕵️
本格ミステリの体はなしていないので、犯人当てのプロセスは期待しないで下さい。
ですが、終盤まで伏線の効いた展開を魅せる、古典的なミステリ映画です。
「ジェシカおばさんの事件簿 (Murder, She wrote)」の映像が引用されるなど、制作陣のミステリ好きが伺えます。
「刑事コロンボ (Columbo)」等のミステリドラマが好きな人には、たまらない作品でしょう。
ヒロインの Ana de Armas が美しく、とても魅力的でした。
007と違い、最初は凡庸…でも最後は
下品で笑えない… ☆1つはジェシカおばさんに…
アガサ・クリスティを敬愛しているので、『アガサ・クリスティ―に捧げる…』『アガサ・クリスティ―の現代版』と言われれば観ないわけにはいかないので…。
確かに設定は、大豪邸・大富豪の死・巨額の遺産・一族全員怪しい…などアガサ・クリスティっぽく、注射のくだりは「ねじれた家」を連想させますが…
下品な描写が出てきて、最初だけならまだ我慢出来るけど…最後までそれで引っ張り、特に最後のアレは私には完全にアウトでした。違う方法がなかったんですかね!?
なので、アガサ・クリスティ―に捧げてなければ観れたかもしれませんが、捧げてコレでは納得出来ませんでした。もっと敬意を表して上品に仕上げてほしかったです。
宣伝のしかたを間違えたのかな!?
そもそも、何故アガサ・クリスティ―に捧げたのかがこの作品の1番の謎です。
1つだけ嬉しいサプライズが!
なんと「Murder,she Wrote」(ジェシカおばさんの事件簿)のTVを観てるシーンが!!
ジェシカおばさんに☆1つ♪
正統派ミステリー
古典的だけどなかなか
最初、なんじゃこりゃ?一瞬観る映画を失敗したかと思ったら、
あれあれ、なんかおかしい。
ダニエル・クレイグがそんな間抜けな探偵な訳ないよねと思い、引っかかるところが気になり出したらみるみるうちに巻き込まれました。
嘘ついたら吐いちゃう癖なんてあったら大変!
クリス・エヴァンスにジェイミー・リー・カーティス、ドン・ジョンソン、フランク・オズまで豪華な出演陣も過不足なく良い仕事してました。
上質な探偵もの、ぜひシリーズ化してほしい。
良心に従って
探偵のあぶり出し方が面白い。
『ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密』鑑賞。
*主演*
ダニエル・クレイグ
*感想*
007とキャプテンアメリカ、イットの子役が出てるので鑑賞!前から超気になってた作品。早くも続編を製作するっていう噂が、、
裕福な家族の祖父が亡くなり、名前も知らない依頼人から受けた探偵が事件の裏側に迫っていくミステリー。
予告編ではコメディ要素の強い本格的なミステリーかな?って思ってたんですが、思ってたほどコメディ感がなくて、あるとするならば、クリス・エヴァンスの顔の似合わない口の悪さでしょうか?(笑)
でも、話のテンポ感は割りと好きですし、探偵が一つ一つ調査をして、容疑者の背景や動機などをあぶり出す所は面白かった。
しかし、探偵の背景がさらっとしているし、コメディ要素があまりなくて、思ってたほど普通のミステリーでしたw
確かにネタバレ厳禁ですね。まぁ~ここには書きませんけどね。(笑)
総じて、面白かったです。でも、ハイテンションなミステリーではなかったかな?
エンドロールは味のある演出があって好きですw
2020-5
アナ・デ・アルマスちゃんがサイコー・デ・アリマス。
結構早い段階で大方の真相がわかるのと、今回は推理(ただの勘)が冴えたのか犯人がわかってしまった(本当に勘)のですが、
それでもただの勘で決めてるだけなので推理シーンは画面に身を乗り出していました。
所々にコメディ要素があって、これがいい味を出してる。
『ねじれた家』のように、一家のメンバーひとりひとりがクセが強いのではなく、
ダニエル・クレイグ扮する探偵が個性的で、そこまでクセの強い容疑者たちはいません。
クリスティらしい哀愁も感じさせるところがライアン・ジョンソン、上手いなと思いました(脚本は彼が描いたとのこと)。
準主人公と言えそうなアナ・デ・アルマスちゃん(出演時間は一番長い気もする)、わかってたけどめっちゃかわええ。
ダニエル・クレイグのクセの強い名探偵キャラも合ってたし、そこに、最近ピーターにしか見えないトニコレやマイケル・シャノン、クリエバ、『ハロウィン』で建てつけのゆるい家を作ったおばちゃん等が、個性の押しつけにならない絶妙なバランスで演じているのがよかったです。
ライアン・ジョンソン、、、といえば最後のジェダイ🙄となってしまってたのは内緒。
ほんと良かったですよ!
ラストまで読めない展開
俳優陣を楽しむ作品としては良かった
ユーロライブにて試写会観賞。
キャプテンアメリカが大好きであり、同時にやはりクリス・エバンスの大ファンである。
その為MCU卒業後の彼の初作品はとてもワクワクしていた。
率直や感想としてはサスペンスというより、コメディを楽しみつつクリエバ、その他の豪華俳優陣達の共演を楽しむにはとても良かった作品といったところか。
今回はアルマス演じるマルタが薬の投与間違いからハーランを自殺に追いやってしまったという誤解から始まるストーリー。もちろんリアルタイムで見ているときに誤解とすぐ分かるわけではないが、マルタが真犯人ではないというのはすぐに感じてしまう。
では真犯人は誰なのかというのをドキドキ楽しむものかと思えば、早い段階からランサムが犯人だとすぐに分かってしまう展開。
アリバイ作りの際に逃げるときに認知症扱いされているおばあちゃんの「ランサム?」というセリフや、事情聴取の際に夜中に犬が鳴いていた。(ランサムが登場した際に犬が吠えるように鳴く)、マルタが犯行をランサムだけに打ち明けるなどなどすぐにランサムが怪しいと分かってしまうわけだ。
そうなるとすごいトリックが待ち受けてるのかと思えば、本当は薬の投与は間違えておらずハーランの自殺が無駄死にだったり、
意外と最後はランサムが暴走して家政婦を殺して白状して捕まるといった特にトリックや複雑なミステリーさもなく終わってしまった。
マルタの嘘がつけない際のゲロ吐きが最後の最後でも生かされたり、タイトルの通りナイフが最後はあのような形でマルタを守ったり笑える要素は沢山あり楽しかった事には違いないが、トリックやミステリアスを期待していると肩透かしを食らう可能性はある。
クリエバやダニエルが出てなければもしかしたら評価が変わるかも知れないが、彼らをはじめアルマス、これからハリウッドを代表しそうなラングフォードなどとにかく俳優陣が豪華で彼らで十分楽しませてもらったので満足はした。
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