ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密のレビュー・感想・評価
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古典的な推理モノ+風刺を効かせた快作‼️
アガサクリスティに捧げた今作。
遺体となった豪邸の主人、事件を捜査する個性的な名探偵、一癖も二癖もある容疑者家族達。テンポ良く明らかになる事件の真相、そして予想を裏切るどんでん返し。
どこか観たことがあるような設定で古典的。それが良い👍
そして今作は更に、アメリカの移民問題も描いている。
マルタは南米移民でハーラン亡き後も家族同然と言ってもらい、支援してもらうことを約束された。しかし、遺産をマルタが相続するとなると態度が一変。なんとしても遺産を放棄するように迫る。
結局、家族同然なんかではなく、ハーランの家族はマルタに与える側であると言う優越感、下に見てることがわかる。そして、役に立てば受け入れ、都合が悪くなると追い出そうとする。現在のアメリカを痛烈に風刺しているように感じた。
それ故に謎解きだけでなく、マルタと家族の上下関係がはっきりと入れ替わったことを象徴する、マルタが屋敷のバルコニーから家族を見下ろすシーン、めちゃくちゃスカッとした😄
曲者揃いの家族の中でも特に印象的だったのは、クリス・エヴァンス演じるダメ息子。「Eat shit! Asshole!」口悪すぎ…アベンジャーズでは正義感の塊だったのに…
と作品毎に全く違うキャラを演じる俳優達を見るのも映画の楽しみだなぁと思った😊
寓意物語
有名作家にして出版社の経営等も手掛ける85歳の男が、誕生日パーティーの翌朝に頸動脈を切り亡くなっているのが見つかり巻き起こっていく話。
事件から1週間後、警察と匿名の何者かから依頼を受けた探偵がパーティーに参加していた子供や孫達、及び、家政婦や看護師に聞き込みをし事件を洗っていく。
個別に聞き込みをしてみると、家族の皆が皆嘘をついており、何が真実か自殺なのか他殺なのかという流れに。
ご都合主義満載じゃないとなり立たないものの、多分こういうことだろうというところには結構早い段階で考えが及んだけど、じゃあ誰が?というところがなかなか見えず。
終わってみれば、人物描写にしても動機にしてもやり口にしても、ブレずにちゃんと筋が通っていて、しかも結構単純明快ストレートというつくりでなかなか面白かった。
肩の凝らない娯楽映画
ダニエルクレイグの探偵もの。一人ひとり、いわくありげな人物が出てくるパターンは、アガサクリスティ風。色々と展開があって最後まで面白く観ることができた。役者が豪華!お久しぶりのジェイミーリーカーティスにドンジョンソン。ダニエルクレイグは好きなんだけど、OO7以外の映画だと、ちょっともっさりした感じなのは何故?w
豪華俳優陣の見事な共演
豪華俳優陣によるミステリー、楽しかった〜!
アガサ・クリスティをリスペクトしたような王道ゆえ、ミステリーとしての意外性は少ないが、とにかくこの4人のキャラ作りがいい!
トニー賞、エミー賞、アカデミー賞の三冠俳優、クリストファー・プラマー!
『ブレードランナー2049』ジョイ役のアナ・デ・アルマス。
『007』ダニエル・クレイグ。
『キャプテン・アメリカ』クリス・エヴァンス。
その分、他の家族たちの表現が薄くて、ただ醜悪なだけなのが、ちょっとだけ物足りないとこも。
せっかく、ジェイミー・カーティスとか出てるのに!
130分なら仕方ないが、それを俳優のオーラで補ったのかと、納得の脚本と配役でした。
気軽に楽しめる良作
本格推理に頑張って付き合う類いの作品ではない。
作品全体に流れるちょっととぼけた空気感、ちょいちょい挟まれる笑おうかどうしようか迷う塩梅のコメディテイスト(爆笑シーンはない)、そして007とはうって変わって肩の力の抜けた演技のダニエル・クレイグを楽しむ映画。
知らなかった彼の一面を見た気がしてますます好きになってしまった。007のイメージの固定化防止に、もう1作くらいコメディに出てほしい。
また、クリストファー・プラマー(冒頭で死んで後は回想のみ)の快演がスパイスになって全体の雰囲気を引き締めている。
サクッと観てちょっとスカッと出来る、気軽さがよい佳作。
丁寧な事件の様相とユーモアがマッチした推理劇
人気作家が自宅で死体となって発見された。警察は自殺と断定するが私立探偵のブランは殺人を疑い…。
アカデミー賞ノミネート作。ポアロシリーズの骨子を受け継ぎつつユーモアを足したような作品で、丁寧な事件の様相と会話劇がとても好みでした。
【飛び交う言葉の刃 試される人間の善性。ミステリー王道要素をしっかり織り込みながらもコミカル要素も絡ませた新たなる推理映画の誕生。】
冒頭のあるモノにフォーカスしていくシーンとそのモノに書かれている文字。(そして、その文字の意味が字幕で流れる・・。)
豪華絢爛な役者達の演技を堪能するも良し。
(それにしても、皆、一癖ありそうな役を嬉しそうに演じている。とりわけ、マイケル・シャノン、トニ・コレットは安定した”胡散臭さ”である。ダニエル・クレイグの探偵ぶりも良く、007役からの脱却もしくは両立も期待したい出来である。)
本格的な推理劇に集中するも良し。
(今やこの分野の映画は、絶滅危惧種なので、嬉しい。)
"生ける嘘発見器"という斬新なアイディアも実に効果的に使われており、良い。
ー 冒頭のシーンとラストショットの見事な繋がり。ー
マルタ(アナ・デ・アルマス)が冒頭のあるモノを手にしながら、故ハーラン・スロンビー(クリストファー・ブラナー:良いなあ、良い。)に纏わりついていた人々を見下ろすシーンと彼女を見上げる人々の姿。
見事なラストシーンである。
やれば出来る男ではないか、ライアン・ジョンソン監督。(オリジナル脚本だそうである。)
<今作の面白さを堪能した後に思った事:アナ・デ・アルマスの更なる活躍と、”ブラン探偵”のシリーズ化を心から期待したい。>
キャップ!!!
途中主人公と共に行動するシーンで、正義の眼差し・冷静に淡々と話す姿に、「我らのキャプテンアメリカが帰ってきた!!!」と興奮したが蓋を開けてみれば最低のドクズ笑
ここまで完膚なきまでにクソ野郎な役のエヴァンスも新鮮でした笑そしてやっぱりかっこいい、、、
ストーリーは随所に展開があり、最初から最後まで飽きずに見れました。
2002 アガサクリスティーに
レビューで、アガサクリスティーにと書いてあり、
気になったので、観て観ました。
前半は、しょうがないのですが、ミステリーは、
つまらなく字幕もあり眠くなる作品でした。
事件が、佳境にいけばそれなりに面白いかな?
演者が、007とは、違う感じか、良かったかな?
あまり洋画は、観ないので、役者さんが、あまりわからない
ですか、その分作品に集中してみた感想でした。
犯人探しはさておき、終盤まで楽しめるミステリ
公開日に鑑賞しました。
🕵️
本格ミステリの体はなしていないので、犯人当てのプロセスは期待しないで下さい。
ですが、終盤まで伏線の効いた展開を魅せる、古典的なミステリ映画です。
「ジェシカおばさんの事件簿 (Murder, She wrote)」の映像が引用されるなど、制作陣のミステリ好きが伺えます。
「刑事コロンボ (Columbo)」等のミステリドラマが好きな人には、たまらない作品でしょう。
ヒロインの Ana de Armas が美しく、とても魅力的でした。
007と違い、最初は凡庸…でも最後は
冒頭で最初に字幕がつく「ある物」がラストカットで出て、作品の主題をシニカルに示しているなぁと思わずニヤリ。
ダニエル・グレイク扮する名探偵は、全般的に凡庸に描かれており007役とのギャップがあり。
またこの探偵で推理作品として大丈夫かと思いましたが、終盤は有能ぶりを発揮しホッとする展開。
途中の様々なものもきちんと回収していて私としては楽しめました。
下品で笑えない… ☆1つはジェシカおばさんに…
アガサ・クリスティを敬愛しているので、『アガサ・クリスティ―に捧げる…』『アガサ・クリスティ―の現代版』と言われれば観ないわけにはいかないので…。
確かに設定は、大豪邸・大富豪の死・巨額の遺産・一族全員怪しい…などアガサ・クリスティっぽく、注射のくだりは「ねじれた家」を連想させますが…
下品な描写が出てきて、最初だけならまだ我慢出来るけど…最後までそれで引っ張り、特に最後のアレは私には完全にアウトでした。違う方法がなかったんですかね!?
なので、アガサ・クリスティ―に捧げてなければ観れたかもしれませんが、捧げてコレでは納得出来ませんでした。もっと敬意を表して上品に仕上げてほしかったです。
宣伝のしかたを間違えたのかな!?
そもそも、何故アガサ・クリスティ―に捧げたのかがこの作品の1番の謎です。
1つだけ嬉しいサプライズが!
なんと「Murder,she Wrote」(ジェシカおばさんの事件簿)のTVを観てるシーンが!!
ジェシカおばさんに☆1つ♪
正統派ミステリー
中身は正統派ミステリーです。犯人が超意外な人とかものすごくドンデン返しがある訳ではありませんがバランスの良い内容だったと思います。ただ、もう少し欲を言えばゾクッとするような怖さがあっても良かったのかなと思います。
今回の探偵さん、どっかで見たことがあるなと思っていたら007の新作映画のジェームズボンド役の方でした。あと、マークハミルが出演してる?と思っていたら全然別の役者さんでした。
古典的だけどなかなか
最初、なんじゃこりゃ?一瞬観る映画を失敗したかと思ったら、
あれあれ、なんかおかしい。
ダニエル・クレイグがそんな間抜けな探偵な訳ないよねと思い、引っかかるところが気になり出したらみるみるうちに巻き込まれました。
嘘ついたら吐いちゃう癖なんてあったら大変!
クリス・エヴァンスにジェイミー・リー・カーティス、ドン・ジョンソン、フランク・オズまで豪華な出演陣も過不足なく良い仕事してました。
上質な探偵もの、ぜひシリーズ化してほしい。
良心に従って
面白かったです!!
ブランをはじめ、
ハーラン家の一癖も二癖もあるキャラクターたち、
でも全然安っぽくない。
どのキャラクターも、
いるいる、こういう人!って思わせる、
リアルな感じ。
なにより、ともかくマルタという
キャラクターがいい!!
普通の人、代表。
彼女への感情移入しまくり。
途中から身を乗り出してしまった。
良心に従って頑張るマルタ、
ラストも本当によかったです。
極上のミステリーをありがとう!
探偵のあぶり出し方が面白い。
『ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密』鑑賞。
*主演*
ダニエル・クレイグ
*感想*
007とキャプテンアメリカ、イットの子役が出てるので鑑賞!前から超気になってた作品。早くも続編を製作するっていう噂が、、
裕福な家族の祖父が亡くなり、名前も知らない依頼人から受けた探偵が事件の裏側に迫っていくミステリー。
予告編ではコメディ要素の強い本格的なミステリーかな?って思ってたんですが、思ってたほどコメディ感がなくて、あるとするならば、クリス・エヴァンスの顔の似合わない口の悪さでしょうか?(笑)
でも、話のテンポ感は割りと好きですし、探偵が一つ一つ調査をして、容疑者の背景や動機などをあぶり出す所は面白かった。
しかし、探偵の背景がさらっとしているし、コメディ要素があまりなくて、思ってたほど普通のミステリーでしたw
確かにネタバレ厳禁ですね。まぁ~ここには書きませんけどね。(笑)
総じて、面白かったです。でも、ハイテンションなミステリーではなかったかな?
エンドロールは味のある演出があって好きですw
2020-5
アナ・デ・アルマスちゃんがサイコー・デ・アリマス。
結構早い段階で大方の真相がわかるのと、今回は推理(ただの勘)が冴えたのか犯人がわかってしまった(本当に勘)のですが、
それでもただの勘で決めてるだけなので推理シーンは画面に身を乗り出していました。
所々にコメディ要素があって、これがいい味を出してる。
『ねじれた家』のように、一家のメンバーひとりひとりがクセが強いのではなく、
ダニエル・クレイグ扮する探偵が個性的で、そこまでクセの強い容疑者たちはいません。
クリスティらしい哀愁も感じさせるところがライアン・ジョンソン、上手いなと思いました(脚本は彼が描いたとのこと)。
準主人公と言えそうなアナ・デ・アルマスちゃん(出演時間は一番長い気もする)、わかってたけどめっちゃかわええ。
ダニエル・クレイグのクセの強い名探偵キャラも合ってたし、そこに、最近ピーターにしか見えないトニコレやマイケル・シャノン、クリエバ、『ハロウィン』で建てつけのゆるい家を作ったおばちゃん等が、個性の押しつけにならない絶妙なバランスで演じているのがよかったです。
ライアン・ジョンソン、、、といえば最後のジェダイ🙄となってしまってたのは内緒。
ほんと良かったですよ!
ラストまで読めない展開
ライアンジョンソン監督、ダニエルクレイグ、クリスエヴァンス等の豪華キャスト集結の本作。世界的ミステリー作家の不可解な死から物語は始まる、匿名で雇われた名探偵、容疑者は屋敷にいた秘密だらけのワケあり家族全員、犯人は誰なのか?名探偵が辿り着いた真相とは…それぞれのキャラクターが個性的、ラストまで読めない展開で見応えある作品、ネタバレ厳禁なので、これ以上は書けませんが…
全407件中、381~400件目を表示