ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密のレビュー・感想・評価
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お見事!
#ナイブズ・アウト
どっちの顔で観賞するか
「SW8」で嬉しくない名前の売れ方をしたライアン監督。自分は「Looper」を劇場で観たときに雷に撃たれた様になり、そこから良い意味で記憶していました。因みに「SW8」好きです。
そんな監督が作りたくて作りたくて作ったミステリー。過去のミステリーへの敬愛をビシバシに効かせつつも忘れないライアンカラー。いやぁ、王道を歩いてる筈なのに、知らぬ間に一列ズレてる感じは流石でございました。ちょっと冗長に感じる場面が長かったかなぁ…という事を除けば、最後まで自分の感情が行ったり来たりして良かったです。
それでも程々な点数なのは、まんま日本で作ったら画面的にはそこまで映画じゃなかったかなぁ…という点。そこも騙されてると考えると、更に面白いんですけどね。笑いや皮肉が細かすぎる感じも続編に連れてって貰えると、嬉しいかな。
名作ミステリーへのオマージュ
ミステリーは、少し奇っ怪でほの暗く不可思議な、横溝系の作品が好きだ。そのせいもあるだろうが、この作品は私にはちょっと物足りなかった。だってOPの、不気味な洋館と犬のシルエット。どうしたって、パスカヴィル家的な暗怖いのを想像するじゃん…。
富豪の死、お屋敷、遺産を廻る一族、探偵など、古典的なミステリー要素と、現代的なテンポ感とギャグの融合。難解な所もなく、小物や伏線の使い方も破綻なく、それなりに面白いし、良くできている。
早々に犯人は解ってしまうし、主人公縛りの視点と、その特異な体質を見れば、大まかな真相は読めてしまうが、それを承知の上で、展開を見守るハラハラ感と、最後の逆転の爽快感を楽しむ作品なんだろう。
が、私の好みから言うと全体的に軽かった。事件の発端、動機、登場人物のキャラクター付け、行動、全てが型通り。欲、葛藤、傲慢、差別意識などの感情も、余り深みや怖さが感じられない。主役かと思われた探偵の役回りやキャラクターも、特筆するほどの癖も面白みもない。
結果、特段感慨も興奮もなく、ふーん、やっぱりね、うんうん、で終わってしまった。
定形ミステリーのパロディやオマージュとして、カジュアルに楽しむにはいいが、個人的には、TVの2時間ドラマ枠で良かったかな。
ポップでシニカルでしっかり作り込まれたミステリー…だけど少し物足りない
キャスト・衣装・美術・設定・台詞、全てに監督の拘りを感じる細部まで練りに練られた上質なミステリー映画でした。ぜひシリーズ化して続編公開してほしいくらい、ダニエル・クレイグ演じる名探偵ブランは魅力的だったし個性もたっています。登場人物はとても多いですが、皆キャラクターがしっかりしているので、すんなり人間関係や性格が理解できました。前半会話が続いて少しダレるけど、人数多いのでしょうがないかな。
と、ミステリー好きなので一定の満足は出来ましたが、正直物足りない…。予想の範囲は超えず、設定や動機、どんでん返しや結末、上手く纏ってるけど、まぁわりとあるパターンかなぁ。コナンや金田一レベルに感じてしまい、勿論楽しいのですが、一段階上を期待してしまっていたので、もう一声!というところ。
ぜひ続編はもっと複雑、もっとドロドロでお願いしたいです。
2回目観賞:2023/1/2
☆☆☆★★★(ちょい甘) ほんの少しだけ…。 映画のラストで…。 ...
☆☆☆★★★(ちょい甘)
ほんの少しだけ…。
映画のラストで…。
〝 私の家 〟
〝 私のルール 〟
〝 私のコーヒー 〟
ラストで、家族を見下ろし。その主従関係が逆転する構図! これこそが、現在のトランプ大統領が推し進める政策に対し、冷や水を浴びせるが如くの叫びなのかもしれない!
映画本編自体、面白かった事は面白かったのだが。細かな箇所で?が付く場面が…その中からちょっとだけ…。
まあ、どうでもいいっちゃいいんですが、、、被疑者の特異体質は…アレはちょっと狡いなあ〜(ㆀ˘・з・˘)
犯人が被疑者を追い込み、証拠隠滅をする際。同時に自分の送ったメールの履歴も、本当ならばどうにかしなけりゃならないんじゃないの?
(自分の携帯から送る…って、どんだけバカなのよ!ソレ、速攻でバレるやつ)
野球のボールはそれだけの為なんか〜い(・ω・`)
2020年2月3日 TOHOシネマズ日本橋/スクリーン5
名探偵、なんて美しい響きだろう!
もう私は本当に馬鹿なんですよ。
名探偵、密室、アリバイ、真犯人、ダイイング・メッセージ・トリックetc・・・
そんな言葉を聞くとウズウズが止まらない。チュールを前にしたネコ同然!
多分、生きてきた中で一番本を読んでいた小学校5年、6年の頃を思い出すからでしょう。
コナン・ドイル、アガサ・クリスティ、江戸川乱歩、今でも読み返します。
所で皆様、フーダニットと言う言葉をご存知でしょうか?Who done it 誰がやったか?いわゆる、犯人当ての形式です。大好物です。
さて私が中学生の頃でしょうか、横溝正史原作のある映画が上映される直前の事です。フランス在住の大女優が番宣でテレビに出演していました。ところが・・・
「凄い殺人鬼を演じる為に日本に戻ってきました」
えーーー‼️それをテレビで言っちゃうの❗️
もう空前絶後の超絶怒涛の馬鹿女優だよ!
私は悪口は書かない主義ですのでその方の名前は書きません。ただ・・・
きさまは言っちゃいけない事を言った。
しんでも言っちゃいけない事を言った。
けっして言っちゃいけない事を言った。
いまだに許しがたい。
こんな酷いことを言ってごめんなさい。
絶対に縦読みはしないで下さい❗️
それでその映画を観に行った時の事だ。近くのアベックで来ていた女の方だ。その大女優がスクリーンに映し出された時、指差してこの人が犯人だよと彼氏に教えてた。
はあ⁉️その情報いる❓私は知っていた(と言うより本人にネタバレされた)が知らない人もいるだろうよ!おい!モルヒネを100リットル注射するぞ❗️
例えばお父さんと一緒にDVDを見てて、5秒前にネタバレ解説されるのの1億万倍、悪質だわ❗️
後に横溝正史のエッセイを読んで横溝正史も静かにしかし激しく怒っていた。フーダニットと言う言葉もその時知った。
さて馬鹿みたいに長い枕が終わりました。もしかしてネタバレが含まれている可能性が有ります。いやな方は読まないで良いですよ。
まずキャスティングが絶妙ですね。
クリストファー・プラマー御大。威厳に満ちています。この方の不慮の死から物語は始まります。
長男(物故)の嫁役のトニ・コレット。「ヘレディタリー/継承」で強烈な印象を受けました。
あんたの顔が一番怖いわ!今回も怖い!
長女のジェイミー・リー・カーティス。出た!
元祖スクリーミング女優!お母さんは「サイコ」のジャネット・リー。あんたも継承してるよ!
長女の息子役、キャプテンことクリス・エヴァンス。なんかアメリカの良心みたいに最近は思われているけど、元祖チャラ男だからね。「セルラー」の頃からすくすくと成長したらこんな感じだよ。好きだけどね。
最後に殺しのライセンスを持たないダニエル・グレイグ。あんた最高だよ。
とりあえず観てくれよ。じゃないと・・・
犯人教えちゃうよ‼️
読んでくれてありがとうございました。
犯人を…炙り出す
だんだん
これぞミステリー!!
最近ミステリーもので外れを引いたので(ミステリーを銘打った屍〇荘の殺人とかいうゾ〇ビ映画の邦画)それを塗り替えてくれた偉大な作品に拍手!!
これは間違いなくミステリーです。
ストーリーのテンポが良く、観てる側も驚く展開が用意されており、探偵が前口上を述べる鉄板のミステリー!!
こういうのが観たかった!
お茶目な探偵が一見すると迷探偵に見えますが、彼は間違いなく名探偵!!
0.5引いたのは、助手役(?)の看護師の彼女が嘘をつくと吐いてしまうという正直過ぎる体質が一番ミステリーだったので笑。
ミステリー最高!!
派手さはないがよく練られた構成
しゃれたミステリー
あのマグカップがほしい
キャストアンサンブルお見事
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