セーラ 少女のめざめ

劇場公開日:2019年7月26日

セーラ 少女のめざめ

解説・あらすじ

リメイク版「ペット・セメタリー」を手がけたケビン・コルシュ&デニス・ウィドマイヤー監督によるホラー。ハリウッドに暮らし女優を目指すセーラだったが、オーディションには軒並み落選。自分の抱く夢に対して才能がそぐわない現実に折り合いが付けられない彼女は、ライバルたちを心の中で見下すことで、なんとか平静を保っていた。しかし、スターになるためなら悪魔に魂を売ることもいとわないという彼女の強い願望が、恐ろしい力を呼び覚ましてしまう。ヒューマントラストシネマ渋谷の特集「WCC ワンダーナイト・シネマカーニバル2019」内の「WTC ワイルド・トラウマ・シネマ2019」(7月5日~)上映作品。

2014年製作/98分/アメリカ・ベルギー合作
原題または英題:Starry Eyes
配給:AMGエンタテインメント
劇場公開日:2019年7月26日

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映画レビュー

3.0 みんな気の毒

2025年7月21日
iPhoneアプリから投稿

終盤思いもよらぬ方向へ舵を切る本作だが、主人公含め気の毒な人間が量産されるハメになる。女優として成功する為に数々のオーディションに行くもシバかれる日々を送っていた主人公にチャンスがやって来る。だがそれが恐怖の始まりであった。。。
オーディションに落ちまくって闇落ちするのかと思いきや、そうでは無いのが本作で、今となってはデミ・ムーア主演の「サブスタンス」とやや被るところもあるかも知れない。芸能界がどれだけ厳しい物かが作品に大きく影響してくる本作だが、ポスターの割には大人しい映画である。その中で主人公が次第に狂っていく姿は中々迫力があった。鬼気迫るオーラが漂い、それが終盤になって爆発するのである。

95分の本編に対し、ドラマパートに60分ちょっと割かれているため、非常に主人公に感情移入出来る。友人は親身になってくれるが、それがプライドの高い主人公にはグサッと来るのだろう。そんな友人のそばには同じ俳優志望の能天気で胡散臭い仲間。ちょっと嫌味な奴が居るのもいかにも芸能界の裏の顔という感じだ。

いざ"覚醒"してからは展開が早く、人の頭を叩き潰したりなどのスプラッタ表現も多々登場する。何故そうなったのかなど、"覚醒"に関する部分は曖昧にしか描かれず、ある程度観客が予想して観るようなイメージだが、丁寧だったドラマパートから一転、投げっぱなしになる展開は恐らくわざとだろう。彼女の人生や夢が一瞬にして壊れる様を撮りたかったのではと推測される。拡大公開する程の作品ではないだろうが、ホラーファンには多少なりとも刺さるのではないだろうか。
ちなみに、原題は「Starry Eyes」。キラキラ輝く瞳という内容だが、これは後半にしっかり回収される。それに対して主人公の名前を邦題にしている日本の配給元はそれを踏まえた上でこの邦題なのだろうか。全然少女じゃないし笑。そこはB級ホラーの宿命と言ったところだろうか。

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Mina

2.0 グロ映画

2025年6月25日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
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midway88jp

3.0 悪魔に魂を売る

2025年6月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

女優志望のセーラが夢を叶える為悪魔に魂を売り覚醒していく
前半つまんないけど後半からはまぁまぁ

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ゆうき

3.0 少女?

2023年8月25日
PCから投稿

セーラ(Alexandra Essoe)は女優をめざしているのだがうまくいかず生活のためにチアリーダーユニフォームの店につとめてしのいでいたが、あやしいホラーのオーディションをうけてセクハラに遭ったうえ悪魔崇拝者に悪魔ナイズドされてしまう。まちがいなくB級だけどショッキングな絵とAlexandra Essoeの熱演で芯あるホラーだった。

imdb6.0、RotteTomatoes74%と56%。

主人公の成人女性を少女よばわりしている邦題が適当すぎる。セーラ少女覚醒って、なんかとほうもなくばかにしていると思った。
(邦題はふたつあるがひとつがセーラ少女のめざめとなっていてこんなホラーで炉利需要を掘り起こそうとする根性に”ノーバンで投げた”みたいなうんこ根性を感じた。)

原題Starry Eyesは映画スターの目と悪魔をあらわす五芒星をかけていると思われる。
悪魔崇拝といっても話は適当かつ漠然としていてセーラがゴアとスラッシャーをするのが概要。
Najarra Townsendというモデル顔がゾンビ化していくContracted(2013)というホラーがあったがあんな感じだった。
Alexandra Essoeが巧かったのでimdbを見たがその後もホラーしかなかった。童顔・華奢な外観なので役の幅はせまいのかもしれない。

Me Too運動よりも以前の映画(2014年)なので、オーディションで脱衣をもとめられたりプロデューサーがさわってくるシーンが堂々としている。
装丁によるとイーライロスが「最高にスタイリッシュな傑作ホラー」とほめているんだが、いかにもイーライロスがほめそうな映画だ──という感じはしたが、まったくスタイリッシュということはなかった。

余談だがセーラが勤めている店はフーターズの”もどき”で、前に友人とぴったりした服を着た女性が接客をしてくれるアメリカのレストラン(フーターズ)が銀座にできたからこんど行こうと話をしていて、次第に「こんどフーターズいこう」がその友人との合い言葉のようになってしまい、わたしはぜんぜん行きたくなかったが、挨拶のようなものだと考えてその合い言葉を使っていたが、その後友人がしんだのでいかずじまいになった。友人がしんだのは残念だったが銀座くんだりまででかけて散財しなくて済んだのはよかった。これを見てあの友人をなつかしく思い出した。

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津次郎