フリー・ガイのレビュー・感想・評価
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本当にハッピー?
早く見たかったのですが、都合が付かず、上映封切り後終盤になってやっと見ることができました。内容はゲームの世界観と同じでスピード感のある映画で一気に見せてくれ、内容も面白かった。しかしラストですが主人公のモブキャラ、ガイは本当に幸せだったとは私は感じなかったです。ラストは新しい仮想空間で親友のバディと再会できハッピーな感じがしますが、あくまでも同性の親友であって恋愛の相手ではありません。本来であれば一目ぼれしたミリーと結ばれたら良いのですが、ミリーは現実世界の人間で仮想世界のモブキャラでは結ばれることは不可能です。しかし、主人公のガイに対して、仮想世界の中で別キャラを設定して結ばれるストーリーがあっても良かった様な気がします。その為かモロトフとキーズのカップルには最後まで感情移入できなかった。
この映画で思い出すのがブレードランナー(1982年)で人間と人造人間「レプリカント」との関係性です、結局は人工的つくられた物は人間のご都合主義的な扱いになってしまい、レプリカントや今回のモブキャラには悲哀を感じました。
「あなたの人生の主役はあなた」という明確なメッセージがバシバシ伝わる一作。
『ナイト・ミュージアム』シリーズや『リアル・スティール』(2011)などの傑作で名高いショーン・レビ監督と『デッド・プール』シリーズにてようやく『グリーン・ランタン』(2011)の呪縛から解放されたライアン・レイノルズが送る、人生全肯定映画。オンラインゲームのモブキャラ(NPC)が自意識を持ったら、という(結構誰でも考えつきそうな)アイデアと『レディ・プレイヤー1』(2018)的設定を混ぜ合わせたポップコーン・ムービーかと思っていたら、観客に人生について考えさせてくれる、味わい深い作品でした。しかもライアン・レイノルズが演じるから、「あなたは脇役なんかじゃない」というメッセージに説得力がありすぎました。レイノルズ自身もこの作品に強い思い入れがあるのか、主演(二役)だけでなく、製作にも名を連ねています。
舞台は、どう見ても「GTAオンライン」にしか見えない、どんな悪事もやりたい放題のオンラインゲーム空間。レイノルズ演じる主人公「ガイ」も、それ以外のNPCも、それなりの人生を生きているんだけど、全てはプログラミングされたもので、毎日同じ行動の繰り返しに過ぎない。彼らNPCと、ゲームに参加する現実の人間(プレイヤー)とは、同じ空間を共有していても、完全に異なった存在となっている。「ガイ」がアルゴリズムのくびきから脱するきっかけとなるのが、一人の女性との出会いなんだけど、その出会いは全くの偶然ではなく、ある種の必然性をはらんでいました。その理由が明らかになる過程は(ある程度作中で示唆されてはいたものの)、非常に感動的。
一度でもオンラインゲームを体験したことがある人は、この仮想空間と現実世界の繋がりを理解することはそんなに難しくないだろうけど、裏返していえばその種のゲームを体験したことのない人が本作の設定を理解するのは難しいんじゃないだろうか、と余計な心配をしてしまいました。もしZ指定のゲームができる年齢の方で、これまでオンラインゲームを経験したことのない人は、できればちょっとだけでも「GTAオンライン」を試してみることをおすすめします。年齢的に難しい人は、「原神」でも!
ゲーマーは絶対見た方がいい作品
普段観ない様なタイプの「レディ・プレイヤー1」はめちゃくちゃ楽しか...
是非みるべき作品。
2021年の代表作になるかも。
niceではなく、greatな映画
笑いあり感動あり
全体的に面白い作品ですが、その中にもシリアスシーンや感動シーンが混ざっていて感情が忙しいです。
自分がリアルじゃないと気付く瞬間、悲しすぎます。
最後の方、サーバーを斧で壊されてガイの親友の警備員が消えるシーンでは、リアルの警備員が「彼こそ警備員の鑑だ」と呟いていましたが、そこで感化されて社長を止めに行ったりしないところがやけに現実的だと思いました。
誰も死なずにハッピーエンドで終わったこともあり、とても後味の良い作品だと感じます。
よく出来ているが、感情移入しずらかった。
アイデアも、シナリオも、映像もよく出来た映画で、見て損はないと思います。
ただ、終わった後に今ひとつカタルシスがなく、スッキリしませんでした。
よくよく考えると、予告で主人公がゲームのNPCであることがネタバレされているせいか、感情移入がしづらかったせいかと思います。
もし、「ゲームの世界が現実世界のブラックな面を暗喩している」とかなら、共感できていたのでしょうが、
あくまで「ゲームの世界の中での、ゲームキャラの葛藤」なので、イマイチのりきれませんでした。
主人公視点だけで物語が進んでいれば、それはそれで「自分の存在とは、自我とは、現実とは」みたいなアイデンティティの崩壊的な恐怖に共感できたのかもしれませんが、ちょくちょくゲーム外のリアル視点が挟まることで、それもできませんでした。
まあ、よくできた映画なので、見て損はないとオススメしておきます。
これは相当面白い
最高のヒーローに惚れ惚れ
始まりは凄い迫力で、凄い!と息をのむ感じで、その時は、凄いけど騒がしいだけの映画なのかと期待せずにいたのですが、この作品は映画館で見ないと後悔する素晴らしい映画でした。ドキドキ感、ワクワク感、喪失感、幸福感、せつなさ、何か色々な感情を揺さぶられる映画で、明日から頑張って生きようと思わせていただきました。本当に、この映画を製作された方々に感謝します。そして,私が一番心をもっていかれたのは、主役のガイの素直さで,若い頃にあった、ういういしさに温かくなりました。
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