劇場公開日 2020年1月10日

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パラサイト 半地下の家族のレビュー・感想・評価

全1348件中、1281~1300件目を表示

4.5至福

2020年1月10日
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鑑賞方法:映画館

「殺人の追憶」で韓国映画にハマって早10年以上。
ポン・ジュノ作品のソン・ガンホを映画館で観れて
幸せ。そして面白いからこの上ない幸せでした。

半地下に住む下層の人たちが金持ちの家に侵入して行く
と言う情報は得てたので、
初めの展開は分かるけど、そこからがもう次に何が起こるか予想が出来ず、
何が起こるんだ?まさか?予想と違った!
の連続でとても楽しめた。

ポンジュノは観客の「面白い」を分かってる気がして、
手の平で心地よく転がったと言う感覚です。

前の家政婦が怖い顔でインターホンの前で立ってるのも
ソン・ガンホが一瞬キレるのも、
まさか急にここからホラーになる?
いや、サスペンスか?
と揺さぶられました。

シリアスとコメディのバランスもとても好みだった。
監督はもちろん狙っての事だけど、
登場人物達は必死だから余計に面白い。

金持ちと貧乏人の対比も上手く
特に大雨と雨が上がった後のギャップは
観てて苦しくなるほど丁寧に演出されてて
行き届いてたし、
金持ちも決して悪い人じゃないけど、
その気遣いが、その余裕が、その仕草が
自分を惨めにするんだ。
と言うのが伝わって来て苦しかった。

匂いがトリガーになるのも説得力が凄くあった。
匂いで、生き物として君と僕とは違うんだよ
と言われてるような無意識の差別は
映画だがら実際臭わないけどリアリティがありました。

何かアトラクションを体験した。
今そんな気持ちで感想を描いてます。
2020年発映画館、良い体験でした。

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奥嶋ひろまさ

2.0賞を取るほどの映画なの???

2020年1月10日
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すっごく期待していたのにガッカリ。

面白くない訳ではないけど、役者の演技も脚本も、特筆するほどではない。

中盤は盛り上がったけど、ラストに近づくにつれトーンダウン。
もしかしたら僕の感性が曇っているだけかもしれないけど、あまり響かなかった。

もし賞をあげるとしたら「普通オブザイヤー」かな?

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ただの映画好き

4.0こんな方法で問題提起

2020年1月10日
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鑑賞方法:映画館

楽しく鑑賞できたんですが、見終わった後はどんよりした気分になりました。
貧乏って、なんて不幸なんだろうって。。。。

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スミちゃん

3.5山水景石

2020年1月10日
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鑑賞方法:映画館

笑える

悲しい

難しい

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いぱねま

5.0くせありすぎな家族。

2020年1月10日
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鑑賞方法:映画館

こういう話を見るたびに社会が悪いのか、自堕落な人がわるいのか、って思うけどそんなことも含めて全編面白い。スクリーンの大画面で山の手からどんどんどんどん半地下に向かうシーンは壮大。人生格差をがっつりみせられた。訳あり家政婦のはなしとかネタ詰め込みすぎてて腹パンパン。

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peanuts

4.5評判通りの傑作

2020年1月10日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

興奮

韓国のスピルバーグと言われるポン・ジュノの最新作。
評判通りの傑作だった。
前半パートはまるでピタゴラススイッチかのように仕掛けが次々と動作して心地よいストーリー展開、中盤はその心地よさから不穏な雰囲気への変化をうまく描き、後半のアッという仕掛け。
まさにエンターテイナー。
オチは分かってしまうけど、そんな事はどうでも良くなる程素晴らしい作品だった。
クゥーっと唸りたくなる作品です。
僕はいったいどんな匂いなのだろう?
後引く面白さに驚いている。

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zipzip

3.5匂い

2020年1月10日
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鑑賞方法:映画館

キーワードは「匂い」です。
映画を通して、編集の上手さが目立った。相変わらず韓国映画は質が高い!

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オクやん

4.0面白いというには複雑すぎる

2020年1月10日
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マッターホルン2

4.5アカデミー賞?取るかも😃

2020年1月10日
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もはや巨匠、ポン・ジュノ監督の最新作。駄作が一本も無いという脅威の天才監督、今回も凄かった。だらしなく安酒を飲ませたら世界一のソン・ガンホ兄貴、一生、ついて行きます✨常に弱者というか底辺からの視線でストーリーが展開するけど、かといって金持ちが悪者な訳でもないので毎回、モヤッとする、不思議。観終わった後に、酒を呑みたくなったわ、ポン・ジュノ万歳🙌

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佐野ちゃん

3.5どの国も問題多い

2020年1月10日
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なし

4.0パルムドール

2020年1月10日
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万引き家族、ジョーカー、家族を想うとき、パラサイト…日米英韓、次々と貧困映画が作られヒットするこの時代…なんだかなあ…と、ちょっと憂える。と言っても、確かに作品の出来は良く、皆さん絶賛の通り、ぜひ観ておくべき良作でした。
この作品をあえてジャンル分けすると‘’ブラックコメディ‘’かと。もしくは快適な劇場空間で貧困映画に涙する私たちこそ、‘リアル’ブラックコメディ‘’? 懺悔。

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shioshio

4.5こんな風に映画を作れたらいいのに

2020年1月10日
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鑑賞方法:映画館

とても楽しめました。観ている途中、ふと「ジョーカー」を思い出しました。坂のシーンが印象的だったからかもしれないけど・・・
ただ、どちらも世の不条理だったり、計画通り人生ってまわらないよねってところを描いている部分はリンクしてるのかも。
アメリカの今が「ジョーカー」だったら、韓国の今は「パラサイト」なのかもしれませんね。

そうしたら日本はどうなんだろう?キラキラした観客に押し付けるような、こびるような、そんな作品作ってるばあいじゃあないんじゃないかなー。
ま、需要あるから作ってるんだろうけど。
こんな風に映画を作れたら、きっと、良いだろうなあ。

最近なにかの映画の本で、ワンカットの中に、どれだけ情報を入れられるか、みたいなことを書いてあったので、そういう視点に立って見たりするんだけど、いっこうによくわからんというのが正直なところなのです。
でも、例えば今作品の半地下から見える通りの風景だったり、豪邸の庭でパーティーやってるのを2階の部屋から撮ってて、カメラがパンするとキスしてる2人とか、そういうことなんだろうなあ、と独りごちていました。
こういう色々よく考えられて撮られている映画って、そういう視点で見るのも面白いものですね。

この映画観て周りの人がどんな感想を持つのか、そういうのを話すのが楽しみになる映画でした。

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まめこ

4.0持てる者と持たざる者と…

2020年1月10日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

「万引家族」以降、世界的にこの手の作品が世に出て何がしかの賞を取っている。世界中で経済的な格差社会が現れ、それを元にして差別社会が生じる。問題を浮き彫りにする狙いではあっても、そろそろ内容は頭打ちのように思える。脚本は細かなディテールに多少の粗が目立つが、大筋としては面白く、ソン・ガンホを始めとして役者陣も申し分ない。ただエンディングに救いがあるようで無い。煮え切らない感情が残る。

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shanti

5.0妹の顔好み

2020年1月10日
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鑑賞方法:映画館

ポンジュノ映画はいつもエンタメ度高く最高

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うんこたれぞう

3.0『周囲には多少なりとも匂いに気を配ろうと思った』

2020年1月9日
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悲しい

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瀬雨伊府 琴

4.5爽快で、滑稽で、残酷で、哀しい…心搔き乱される作品。

2020年1月7日
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悲しい

怖い

凄く良かった。

現代版 “蜘蛛の糸”。
強固な身分制度が生み出す閉塞感。
その息苦しさに一筋の光明が差したかと思いきや、この世に生を受けた同じ人間にも関わらず、生まれながらの格差が、越えられない高い壁が行く手を遮る。壁の向こう側、糸を持つ者たちの理不尽な物言いに絶望して…遂には。

そこには弱者が強者の裏をかく爽快さ。
強者の驕りと間抜けさ、弱者が故の滑稽さ、両者が相対する際のチグハグ。
弱者が成り上がるために同じ弱者を押しのけ虐げる残酷さ。
強者側に立ったと錯覚した弱者の、これまで意識もしていなかった乖離の哀しさ。
喜怒哀楽、パキッとどれかの感情に偏るのではなく、必ず何かと何かの感情が入り混じり、心搔き乱されます。
観終わった後、揺さぶられ続けた心の置き所に迷い、暫し放心して、気が付けばドッと心地良い疲れに浸っている…そんな作品でした。

特筆すべきは、視覚的な対比。
嫌という程に、残酷なまでに強者と弱者の対比を丁寧に描く。
山の上と山の下。
広々とした空と電線だらけの空。
開放感溢れる窓と足元だけが見える地下窓。
贅沢なソファとテーブル、地べたと汚い台。
白い壁と薄汚れた壁。
間接照明と裸電球。
そして雨が山の上から流れ、濁流となり地下に流れ込む。
夢のような時間が過ぎれば、地獄のような現状が待っている。
表面上は取り繕うことは出来ても、本質は、“匂い”は見抜かれ、明確な線を引かれ、越えられない壁が立ちふさがっている。
その閉塞感に心を蝕まれ、息苦しく。

また弱者の“弱者が故の間抜けさ、滑稽さ”も哀しい。
憧れた環境で弱者達が謳歌する、その陳腐さ。
やりたいことの品の無さは間抜けであり、滑稽であり…哀しい。
弱者と弱者の罵り合いも間抜け。
でも、薄い膜一枚剥がせば、そこには死が待っているという切羽詰まった状況が哀しい。
或る人物の一気通貫した“だらしなさ”も幸せになる資格が無いように見えてしまい、無性に哀しい気持ちに。

爽快で、滑稽で、残酷で、哀しい…心搔き乱される本作。

全編通して“不謹慎”な笑いに溢れていてゲラゲラ笑いながら、暗い影が差すという絶妙なバランスを成立させた監督の手腕に脱帽。
正直な話、溜めに溜めに溜めた…後のアレは思わずガッツポーズが出ました。
ヒトとして間違っているかもしれませんが爽快感に痺れました。よくやった!

兎にも角にも前情報無しで鑑賞するのが鉄則。
劇場で流れる演者達の前紹介、その背景、服装が妙な皮肉感で溢れているのも劇場で観てこそ。
オススメです。

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Opportunity Cost

5.02010年代格差社会映画の集大成にして20年代への希望

2020年1月7日
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冥土幽太楼

4.5すごく惜しい

2020年1月6日
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ポンジュノの母なる証明には勝てないが映画としてはすごく面白い

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めんてる

5.0ゾンビが出てこない『ランド・オブ・ザ・デッド』

2020年1月6日
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半地下のアパートに暮らすキム一家は全員無職の極貧家族。長男のギウは親友から女子高生ダヘの家庭教師のバイトを紹介されて勇んで面接に出かけると、そこはIT企業の創業社長パク氏の豪邸。ダヘの弟ダソンがデタラメな絵を描くことを知ったギウの脳裏にある計画が思い浮かぶ・・・からの奇想天外なブラックコメディ。

パルムドール受賞も納得の圧倒的な風格を持った作品。先行上映ということで映画が始まる前にポン・ジュノ監督や出演者の方々がとにかくネタバレだけはやめてくれ的なコメントを入れていましたが、確かに中盤以降の展開は知らないに越したことはないです。そんな意外な展開も納得して受け入れることが出来てしまうのは作品の背後に横たわる絶望的な貧困が全然リアルだから。何気に私は半地下に2年ほど下宿していたことがあるのであくまでギャグとしてブチ込まれる極貧あるあるの凶暴さに身の毛がよだちました。鳥肌立てながら笑うというのは生まれて初めてかも。

『万引き家族』、『永遠の門 ゴッホの見た未来』、『グリーンブック』、『存在のない子供たち』、『ある女流作家の罪と罰』、『ビール・ストリートの恋人たち』、『ROMA/ローマ』・・・昨今の賞レースを賑わせた作品群が挙って貧困をリアルに描いていますが、この傾向はすなわち世界中で貧富の差がシャレになっていないということを表しているわけで、そんな作品をスノッブの牙城であるミッドタウン日比谷のプレミアムスクリーンでかける、どんだけ皮肉やねんと目眩がしました。あえて例えるならば全然作風は違いますが、まるでゾンビが出てこない『ランド・オブ・ザ・デッド』。それくらいスクリーンから投げつけられるメッセージが辛辣でずっしり重いです。

何気に貧富の差のコントラストが鮮やかで物凄く美しいのも本作の特徴。便器から溢れる汚水までが見惚れるくらい美しい。これは撮影監督のホン・ギョンピョの手腕でしょうか。本作、オスカーで結構な数のノミネートがあると思います。さりげなく下ネタもエゲツないので全然デート向きじゃないです。

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よね
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