ビーチ・バム まじめに不真面目
劇場公開日:2021年4月30日
解説
「GUMMO ガンモ」「スプリング・ブレイカーズ」のハーモニー・コリン監督が7年ぶりに長編映画のメガホンをとり、「ダラス・バイヤーズクラブ」のマシュー・マコノヒーが放蕩の詩人を演じた人間ドラマ。かつて1冊だけ出版した詩集が大成功を収め、天才と称賛された詩人ムーンドッグ。その後はずっと資産家の妻に頼り、パーティ三昧で酒とマリファナと女に溺れる生活を送り続けてきた。フロリダの太陽と海に囲まれながら自由気ままな人生を謳歌するムーンドッグだったが、ある出来事をきっかけに、新しい詩集を出版しなければ無一文になるという窮地に陥ってしまう。ムーンドッグの親友を人気ラッパーのスヌープ・ドッグ、資産家の妻を「グランド・イリュージョン」のアイラ・フィッシャーが演じる。共演に「グレイテスト・ショーマン」のザック・エフロン、「ウルフ・オブ・ウォールストリート」のジョナ・ヒル。気鋭のデザイナー、ハイディ・ビベンズによる個性的な衣装にも注目。
2019年製作/95分/R15+/アメリカ
原題:The Beach Bum
配給:キノシネマ
スタッフ・キャスト
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まさか「ダラスバイヤーズ・クラブ」を凌ぐマコノヒーと出会えるとは思わなかった。本作の彼は強烈だ。マリファナとアルコールに身を捧げ、常にニヤケ顔で足元ふらつきっぱなし。そんな一昔前の”酔いどれ詩人”風な生き様を、穏やかかつピースフルなテンションでずっと保ち続けるマコノヒーのカリスマ性はやはりとんでもないほど異常だ。この映画が伝えたいことは何なのか。ストーリーに意味はあるのか。そんなことを考えだすと、核心っぽいことはぜんぶ指の隙間からサラサラとこぼれ落ちてしまいそう。本作はむしろ波間に浮かぶ小舟のごとく、なすがままに身を任せるのが良いのかも。そうやって初めて、詩人としての彼のヴィジョン、あるいは人生観や生き様と照準を重ね合わせることができる。当然、好き嫌いはあるだろう。評価も大きく分かれるはず。だが個人的には、40代後半となったハーモニー・コリン監督の作品を、今回ようやく心から愛せた気がした。
2022年10月24日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
全てのキャラに共感できず、というより受け入れられない人達ばかりでした
人生を楽しむ事は絶対正しいとは思うけど、それはごく真っ当に生きているからの事だと思うし、主人公の人生を楽しむというのは私には無責任としか思えなかったです
なので最初からラストまでずっと面白いとは思えず終わりました
好きな俳優さんのマシュー・マコノヒーだったのに残念でしたが、マシュー・マコノヒーが演じそうなキャラだなぁと思いました
2022年9月24日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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富豪の妻に先出たれ、財産を凍結された、かつてヒット作を出した詩人。よくあるそこから改心し、再び成功を収めるまでを描くサクセスストーリーかと思ったのだが、その後もドラッグに溺れ、自堕落な生活を送り続け、マリファナの力も借り、再び成功を収める。自堕落な生活が延々と描かれ、これは誰が面白いのだろうと、マシュー・マコノヒーの成り切りぶりはわかるのだが、あまりにも単調で飽き飽きした。マーティン・ローレンスのイルカと鮫を間違える下りのみ笑えた。
こんなのを作品にする意図が分からない。キャストは豪華だが、いつも通りのドラッグ、酒、女これがないと映画にならんのか?銃がないだけでもましって感じ?いつも当たり前にこれらが出てくる。PGつければいいってもんじゃないでしょ。詩も何故それが傑作なのか分からん!分からんだらけの映画だった。