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「映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ」 映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ
劇場公開日:2019年11月8日
解説
「日本キャラクター大賞 2019」でグランプリを受賞したサンエックス株式会社の大人気キャラクター「すみっコぐらし」の劇場版アニメーション。すみっコを好む個性的なキャラクターたちが、不思議な絵本の中で繰り広げる大冒険を描く。ある日の午後、お気に入りの喫茶店「喫茶すみっコ」を訪れたすみっコたちが注文した料理を待っていると、地下室から謎の物音が聞こえてくる。音の正体を確かめに行ったすみっコたちは、そこで1冊の飛び出す絵本を発見する。絵本はボロボロでページの大事なところがなくなっており、桃太郎のお話のページには背景があるだけでおじいさんもおばあさんもいない。すると突然、大きな影が現れ、えびふらいのしっぽが絵本の中に吸い込まれてしまう。「アイドルマスター シンデレラガールズ劇場」のまんきゅうがメガホンをとり、「銀河銭湯パンタくん」の角田貴志が脚本、「がんばれ!ルルロロ」のファンワークスがアニメーション制作を担当。
2019年製作/65分/日本
配給:アスミック・エース
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2019年11月28日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
意外なヒットなのだろうが、元々キャラク―ビジネスとしては大成功しているので、意外じゃないのかもしれない。すみっコたちのキャラ設定がまず面白い。みんなどこかはみ出しものというか、社会の真ん中では生きづらさを感じるようなキャラ設定ばかりで、そんなキャラたちが寄せ集まって隅っこでひっそりと、まったりと生きている。上昇志向に疲れた人や、社会の中で生きづらさや孤立感を感じたことのある人にはグッと来る。
映画の物語は、絵本という虚構の中にすみっコたちが入ってしまい、そこでどこの物語出身かわからないひよこと出会い、ひよこの居場所を見つけるためにすみっコたちがいろんな絵本の世界を旅するというもの。世間の真ん中に居場所のないすみっコたちが居場所がわからないひよこのために頑張る姿にほっこりする。社会の包摂性に関する寓話と捉えてもいいだろう。
オチのつけ方も素晴らしいし、セリフなしで表現する脚本と映像の力が見事。ドラえもんやクレヨンしんちゃんやアンパンマン、プリキュアなど素晴らしい子ども向け映画はたくさんあるが、これもその仲間入りを果たすかも知れない。
2023年3月25日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館
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最後のシーン、とりが行けないことがわかったとき
音楽で号泣した
あれは、ズルいよ
あと、とりのグッズ少なすぎない?
2022年6月10日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
マスコットたちの楽しそうな映画と油断することなかれ。感動作である。
ナレーションの語りがメイン。
マスコットたちはしゃべらないのでセリフの字幕を追わなければならないのは苦労か。
良い点
・弾力感
・タピオカの自由気まま感
悪い点
・間がやや長い
・みにくいアヒルの子のシーンが唐突。全体的に唐突な節は多いが。
その他点
・恐怖のホコリ
・ショックで気絶して死にかける
なかまだから、一緒にいる
なかまだから、ゆずりあう
なかまだから、探し会う
なかまだから、居場所を探す
なかまだから、支え合う
なかまだから、会いに行ける
なかまだから、ありがとう
はなれていても、ずっとなかまだよ。
いちばん大切な言葉が、いちばん言いづらい言葉だったりするわけで…。
ヒトの縁とは不思議なもので、私の意志とは無関係に、観ることになりました。ユルいキャラに、ユルいストーリー。でもだからこそ、ストレートに響くわけです。
誰かに認められたい。誰かに受け入れてもらいたい。そんなひよこが、誰にだって、心の裏表紙にいるものです。(嘘だと思う方は「すばらしき世界」をご覧下さい。役所広司と云う、かなり屈折したひよこが、皆様を待っています。)
そしてある日気付く。ヒトに愛されたいのなら、まず自分がヒトを愛するべきだとね。その初めの一歩が…ありがとう。
業務用ではなく、人として、この言の葉を口にするのは、案外勇気が要る。私自身、ずいぶん屈折したひよこだったことを、本作で思い知らされました。
一切期待せず、一切考えずにご覧下さい。驚くほどベタなストーリーに、驚くほど感激している私に、私自身が驚きました。
あ、忘れてた。
私がこの映画を観るきっかけを作った人へ。
ありがとう。