SHADOW 影武者

劇場公開日:2019年9月6日

SHADOW 影武者

解説・あらすじ

中国を代表する巨匠チャン・イーモウ監督が「HERO」「LOVERS」の主要スタッフと再び組み、「三国志」のエピソード「荊州争奪戦」を大胆にアレンジして描いた武侠アクション。戦国時代、沛(ペイ)国が敵の炎国に領土を奪われて20年の時が流れた。炎国との休戦同盟により平和な時間が続いていたが、若くしてトップの座を継いだ沛国の王は屈辱的な日々に甘んじていた。領土奪還を願う男たちを束ねる同国の重臣・都督は、敵の将軍で最強の戦士としても知られる楊蒼に、手合わせを申し込む。王は都督の勝手な行動に怒りをあらわにするが、王の前にいる都督は影武者だった。本物の都督は、影武者に対して自由と引き換えに敵地での大軍との戦いを命じていたが……。「戦場のレクイエム」「人魚姫」のダン・チャオが都督と影武者の2役を演じるほか、都督の妻役を私生活でも夫婦であるスン・リーが演じる。

2018年製作/116分/PG12/中国
原題または英題:影 Shadow
配給:ショウゲート
劇場公開日:2019年9月6日

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映画レビュー

4.5影が行く

2025年7月13日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

驚く

斬新

アクション映画ではなく、きわめてアートなドラマ映画で、終盤までアクションシーンはほぼ無く、クライマックスにしてもアクションが映画の肝ではない。シェークスピア悲劇のような話で、特に前半はどちらかというと凄まじい緊張感の中、静謐に物語が進んでいく。水墨画を意識した映像は限りなくモノクロに近く、文字通り美しい絵画を観ているようだ。

物語は三国志をモデルとしつつ全くの架空世界の話。境州をめぐる沛国と炎国の争いの中で、沛の都督とその影武者、都督の妻、沛王、その妹、和平派の重臣、開戦派の将軍、境州を預かる炎の将軍とその息子、それぞれの思いと陰謀と秘めた心が複雑に絡み合う重層的な心理劇となっている。男たちはどいつもこいつも権力とか戦争ばっかり考えてる中で、女2人はそれとは異なる動機で動いているのが印象深い。チャン・イーモウはいつものごとくスン・リーとクアン・シャオトンの女優2人をとても美しく撮っているが、特にヒロインの都督の妻役のスン・リーは美しさが際立っている。

なんというかエンタメ映画と見せかけて、これだけ莫大な金をかけたアート映画を作るなどという人を食ったような真似は、資質的にも立場的にもチャン・イーモウにしかできないだろう。興行のことなんか考えず、あらゆる条件を利用して自分の作りたいものを自分の作りたいように作る。そして結果的にそれが評価されるというのがなんともすごいし偉い。とても面白かった。

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バラージ

3.5後で知ったが

2022年12月8日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

知的

三國志をモチーフにしたものだった。

結末も含め何か先が読めてしまった。

決して悪い作品ではないと思うけど…

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REpower

5.0面白い

2022年11月23日
iPhoneアプリから投稿

白黒っぽいテイストで、ありがちなカラフルな演出はなく、ストーリーに徹していて面白かった。

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共感した! 1件)
そうたん

5.0監督が張芸謀であることは見終わってから知った。 やっぱり、張芸謀はちょっと他とは違う。 作品に趣と風格がある、そう思った。

2022年9月13日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

幸せ

動画配信で映画「SHADOW 影武者」を見た。

劇場公開日:2019年9月6日

2018年製作/116分/PG12/中国
原題:影 Shadow
配給:ショウゲート

邓超(鄧超)
孙俪(孫儷)
郑恺
王千源
王景春
张艺谋(張芸謀)監督

鄧超が出演していることは知らなかった。
登場してから気づいた。

三国志の中のお話。

沛(ペイ)国は炎国に領土を奪われて20年。
沛国の志ある者たちは領土奪還を夢見ていた。

重臣・都督(鄧超)は炎国の将軍に戦い(手合わせ)を願った。

都督には目論見があった。

沛国はどのように炎国を倒し、領土を奪還するのか?

前半は退屈なストーリーが続いた、
後半以降、戦の場面になって面白くなってくる。

監督が張芸謀であることは見終わってから知った。
やっぱり、張芸謀はちょっと他とは違う。
作品に趣と風格がある、そう思った。

満足度は5点満点で5点☆☆☆☆☆です。

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ドン・チャック