劇場公開日 2019年7月26日

  • 予告編を見る

アルキメデスの大戦のレビュー・感想・評価

全525件中、21~40件目を表示

5.0田中泯の怪演技

2022年10月19日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

菅田将暉扮する元帝大学生櫂は、そのずば抜けた数学知識から海軍少佐に取り立てられ、戦争への道を絶つため軍艦製造案を潰すために軍艦見積額の疑惑を解明せよとの命題を受けた。櫂は見事に目的を果たすのだが、その裏には恐ろしいほどの海軍の思惑があった。
数学が日本を救うかもしれないと言う櫂の目標達成のための菅田将暉の演技は思わず引き込まれるほどの熱量があった。しかし、如何にして戦艦大和が造られ、何を目的としていたのかを櫂に語る田中泯扮する平山の物静かに語りながらその裏の考えの恐ろしさをおもんばかると、田中泯の怪演技が全てを越えてこの映画の肝になっている素晴らしい作品だった。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
重

4.0数学に限らずやれることをやる姿勢から可能性は生ませる

2022年9月7日
iPhoneアプリから投稿

物語の主旨は日露戦争後の日本、勝利の感触からより巨大な戦艦を造船する側とこれからは空母でないと戦争に勝利できない側の予算決定案の対立。主人公は数学好きな学生で、ある誤解から学校を去ることに。留学を決めた出航の数日前にやけになり舞妓さん集め楽しむも別部屋の軍人から舞妓さん引き抜きに関し口論となる。口論時数学好きを伝えたことを覚えられ、今作主旨である戦艦造船の予想より安すぎる予算について調査を依頼される。最初は全く否定していたが、上官からの今後の戦争勃発の火種となる重要性を説明されこれに承認。そこから戦艦造船にかかる本当に予算を調べていくのだが、当然造船に関し設計図も見たこともなく、資料を手に入れたくても軍人規定なるもので持ち込み不可。まずは身近な戦艦の情報を巻尺で測れるとこ全て測るなどしおおよそのイメージを出す。そこから次に人件費や造船にかかる鉄の費用など調べるも、周囲の造船会社は軍人の息がかかっており、今のネット社会とは違い情報ひとつ得るにも多大な労力を強いられるそんな苦労を感じ取れました。どんどん理不尽にも予算決議会議は迫るもなんとか的確な金額の割り出しに成功するが……
菅田将暉さんの演技が今作が一番好きかもしれません。見ていてなんて理不尽なと何回も思いましたね!それでもめげない、言い換えれば自分の価値を下げないそんな主人公の姿勢がとても光る映画でした。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
シネマスター

3.5とても面白い‼︎

2022年8月3日
iPhoneアプリから投稿

山崎貴監督と言う事で、
なんとなく敬遠してたのだけど、とても面白かった!

開戦間近の日本の殺伐とした雰囲気で重くなるかと
思いきや、軽妙にテンション高くラストまで駆け抜けて
最後までワクワクしたし、
やはりそうなるよなと言うラストにも心がザワザワ
しました。

テンション高い菅田将暉さんは最高だし、
その相棒となる柄本佑さんも素晴らしかった。
解せない相手だけど、その才能に惚れて下に付く
と言う構図も良かったです。

謂わゆる机上の戦いだけど、
日本の戦争映画では一番面白く観れたし熱かった。

山本五十六も完全な戦争反対ではなく、
やるなら勝つためにやります。と
誰よりも開戦派だと言うフリも効いてました。

不満が一つあるとすれば、
なぜ9年後を見せてしまったのだろうと言う事。
続編やれば良かったのに!
なぜ、そこに柄本佑がいない⁉︎
開戦してると言う事はそう言う事なんでしょう。

9年間に面白いドラマがてんこ盛りだった気がする。

とても面白かったです!

コメントする (0件)
共感した! 4件)
奥嶋ひろまさ

5.0冒頭

2022年6月30日
iPhoneアプリから投稿

ちょっとだけやん戦ってるの!
カッコ良かったけど!
10倍の長さにしてほしい戦いのとこ

コメントする 10件)
共感した! 4件)
ミスター

4.0公開当初から気になっていた作品をようやく。 戦艦大和が造られた理由...

2022年6月24日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

興奮

公開当初から気になっていた作品をようやく。
戦艦大和が造られた理由。会議終了からのラストの展開に惹きこまれた。敗戦への道筋として、1つの見方としては非常におもしろい。
キャストも良かったと思うし、田中泯が特に演技と言葉の重みがすごかった。
良い作品でした。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
よっしー

0.5フィクションまで使って、無責任に山本五十六を美化させてはいけない

2022年5月18日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

一年くらい前に映画館で見たはずだ。今回、配信されていたので、アイドル映画だと思ったが再鑑賞した。割と面白かった。がしかし、実話でないと知り、やっぱり、アイドル映画だと悔やむ事になった。
閑話休題
山本五十六や海軍を美化することは、日本人ならば、多少理解できる。何故なら、陸軍と比較して海軍を理解しようとするから。しかし、アメリカ人の多くは、山本五十六や海軍を悪魔の様な輩と思っている。つまり、アメリカから見た山本五十六は、ウクライナから見たプーチンと同じなのだ。海軍の真珠湾奇襲攻撃は、なんて言おうとアルカイーダのテロと同じなのである。そして、日本人からすれば、不戦条約を破って攻めてきたソ連と同じだ。

【余談だが、東京大空襲の作戦指導者カーチス・ルメイに日本人は勲章を授けている。悪魔のはずのアメリカ人に日本の勲章を渡す。日本人とはなんとふところの広い民族!】

だから、フィクションまで使って、無責任に山本五十六や海軍を美化させてはいけないと思う。『日本のファシズムの温床は陸軍にあり』と東條英機を戦犯に仕立てる起来があるが、海軍も同じ穴のムジナなのだ。
それは兎も角、数学が出来なくとも、戦艦なんて役に立たないとは、ある程度理解されていたと聞いたことがある。

僕のルーツは新潟県小千谷なので、山本五十六が、地元の英雄である事は理解できる。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
マサシ

5.0日本の実写映画もやればできるじゃないか! 嬉しい喜びです このように真面目な製作態度の戦争映画やSF映画をもっと観たいものです!

2022年5月11日
Androidアプリから投稿

軍事マニアです
ハッキリ言って本作には期待していませんでした

だって山崎貴監督の戦争映画だからです
「SPACE BATTLESHIP ヤマト」を観たらなら、この人には軍事の素養もないし関心もないということが明らかだからです
そんな人物が同作品を撮ったことに怒りすら感じました

「永遠の0」は、かなりマシになっていました
でも監督を信じてはいませんでした

「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズは大好きです
このような映画ならば山崎監督は素晴らしい監督であると思います

しかし、この人には本作のような軍事を真正面から描く作品は無理だと思い込んでいました

いい加減な考証のオンパードになり、自分のような軍事マニアは呆れ返るシーンの連続になるだろうと思っていました

予告編でみた幾つかのVFX シーンも見た目だけだろう、艦船や航空機の挙動の表現は適当だろうと勝手に思い込んでいました

すみませんでした!
深くお詫び致します、自分が間違っていました

じっくりと重箱の隅をつつくように探せば、考証のおかしい箇所は幾つかあるかも知れません
しかし、自分のような軍事マニアが一気に白けてしまうような物は皆無です
安心して鑑賞できました
不満はなく、欲を言えばこう見せて欲しかったという程度のことを少し思っただけです

ついに日本映画も軍事ものでここまでのクォリティーのものを撮れるようになったのか!
むしろその喜びの方が圧倒的にありました

それは単にVFX の映像クォリティーが世界水準に達したというだけでなく、真面目に軍事というリアリティを追求する姿勢と教養も世界水準にようやく到達できたという意味です

艦艇や航空機のVFXは、かっての日本の戦争映画の特撮でのレベルを遙かに超えました
実物大の大和の甲板シーンは、これならトラ・トラ・トラ!で、長門の実物大セットを組み予算超過で解任された黒澤明監督も満足したであろうクォリティーがありました
特撮の神様、円谷英二もさぞ喜ばれたであろうと思います

オブジェクトのスキンの材質表現やウェザリングへの理解、光源と色彩、湿度や空気による遠近感
艦艇や航空機の距離の関係性の理解
それらがやっと世界水準に追いついたと思います

またデジタルエキストラを配置した被弾横転シーンの迫力は特に見事でした

内容も素晴らしいの一言です
無論、原作の良さから来るものでしょうが、今も続く既刊28巻もの物語を、そのエッセンスを凝縮した脚本が見事です
テーマがシンプルで明確でした

配役も、菅田将暉、館ひろしなどどの登場人物もみな大当たりの配役です
特に平山中将役の田中泯の演技は圧巻でした

ロケ地も良いところを選択されていました

日本の実写映画もやればできるじゃないか!
嬉しい喜びです
もうこのような作品はアニメにしか人材は居ないと思い込んでいました

このように真面目な製作態度の戦争映画やSF映画をもっと観たいものです!

コメントする (0件)
共感した! 19件)
あき240

1.0コントとしては星2

mさん
2022年4月23日
スマートフォンから投稿

会議中に机を叩いて大声を出したり、無関係な事で立ち上がり口論したりと、主要登場人物の多くは、基本的なマナーがなっていません。
この映画の制作会議でも上記のような事が行われていたのでしょうか?

コメントする (0件)
共感した! 0件)
m

3.5菅田将暉は偏狂的な役が多いね

2022年4月12日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

テンポ良く、
爽快感もあって、
反戦でもある。

佳作でした。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
Hello,sorrow

3.0美しいと思ったモノを測らないと気が済まないのだー

2022年4月3日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

楽しい

単純

内容は漫画原作の架空人物を主人公にして巨漢大和建造という第二次世界大戦を背景にした話。印象に残った言葉は『美しいモノは測りたい』『君も軍人の端くれだと思ってな』見応えは、やはり開始早々のホットスタートで戦艦大和沈没の様子で逆さに沈む時、大爆発の煙が原爆のキノコ雲を想像する様で業が深い映画だなと感じた。大和沈没では日本人の心を挫くことは出来なかった!人柱としての大和に対する想いの違いと避けられない流れとしての戦争が立場の違いなどで深く描かれて自律相反して面白かった。

コメントする (0件)
共感した! 8件)
コバヤシマル

3.5邦画の良作って感じ

2022年3月26日
iPhoneアプリから投稿

邦画の良作って感じ

コメントする (0件)
共感した! 2件)
シネマ小僧

4.5ガッツリ戦争映画ではない面白い作品

2022年3月26日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

太平洋戦争突入前の海軍の話。戦略は戦艦から航空戦へ移る時代となり、次期に製造する船は戦艦か空母か検討している最中が本映画の舞台となる。
邦画では既に太平洋戦争をテーマに多く制作されているが、本作は戦には重きをおいておらず、数学の天才が船の見積もりを計算(戦艦の設計や構造計算含む)し、その実態を暴くことが主旨となり、ガッツりの戦争映画が苦手な人でも楽しめる一作。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
直子半沢

3.5現代視点で描く天才青年の斬新な闘い

2022年3月25日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

楽しい

知的

現代視点で描いた、今まで観たことが無い斬新な戦争映画である。血生臭いシーンは殆どなく、戦争回避のため、戦艦大和の誕生を阻止しようとする天才数学者の姿をコミカルに描いている。次々と現れる難題を主人公が知力で切り抜けていく展開は非常に面白かったが、戦艦大和に寄り添い過ぎて客観性を失ってしまった終盤が惜しまれる。

本作の主人公は天才数学者・櫂直(菅田将暉)。舞台は太平洋戦争開戦前の1933年の日本。日本海軍は、世界に冠たる巨大戦艦か、山本五十六少将(舘ひろし)らが主張する空母を建造するかで対立していた。事態を打開するため、山本少将は、楷に巨大戦艦の建造費精査を依頼する。楷は、機密の壁に阻まれながらも、少ない資料を元に、並外れた知力を振り絞って困難な精査に挑んでいく・・・。

櫂が精査をしていくプロセスは、新製品の開発競争を繰り広げる現代ビジネスドラマのような雰囲気がある。現代視点で戦争に迫っている。菅田将暉演じる櫂は、天才らしいストイックさに加え、粘り強く行動力旺盛であり、反戦への強い想いに溢れている。当時は電卓もない時代であり、鋭い眼光で一心不乱に黒板に向かってチョークを走らせ計算に没頭するシーンは、櫂の並々ならぬ情熱に画面に釘付けになる。

物語は、太平洋戦争末期の海戦で始まり、一気に戦前に遡っていく。史実なので、結末は分かっているが、芸達者な役者陣の熱演で二転三転する展開は緊迫感があり、意外な仕掛けもあり先が読めない。

終盤。物語の主役は櫂から戦艦大和に移っていく。作り手の戦艦大和への想いは理解できるが、これでは、せっかくの櫂の存在感が薄れてしまう。櫂中心の物語で結実して欲しかった。終盤の展開で、史実とフィクションのバランスが崩れ、作品のメッセージが不透明になってしまった。

本作は、現代視点で戦争、戦艦大和誕生を捉えており、ユニークで面白かったが、史実を踏まえたフィクションを描くことの難しさを感じた作品だった。

コメントする (0件)
共感した! 25件)
みかずき

4.0戦争は、冒頭のような戦い中心のシーンじゃないと面白くないと思ってた...

2022年3月5日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

戦争は、冒頭のような戦い中心のシーンじゃないと面白くないと思ってたけど、
これはこれですごくおもしろかった。
頭脳戦に見入ってしまった。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
なと

2.5今まで見たドラマ、映画のなかで一番腹黒い山本五十六だった。 本作で...

2022年2月26日
iPhoneアプリから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする 1件)
共感した! 2件)
yoyo

5.0夢中になってみてた!

2022年2月23日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

知的

夢中になってみてた!

コメントする (0件)
共感した! 2件)
ブラックドラゴン

3.0衝撃的な冒頭シーンと静かな頭脳戦

2022年2月20日
スマートフォンから投稿

知的

冒頭シーンは船上の流血が波で流され、兵がバウンドしながら転落。煙を吐いて転覆する様がリアルで胸が痛みました。
予算会議でのやり取り、安い見積の真意‥。
ヤマトが作られる設計者の本当の心の内。
「僕にはね、あの船がこの日本という国そのものに見えるんだよ」深い意味が込められていました。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
wataridori76

3.5全てにおいてクオリティが高い作品

2022年2月14日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

(原作未読、ネタバレなしレビュー)

菅田将暉さん演じる櫂直という天才数学者が、海軍の巨大戦艦計画を、数字の説得力で阻止しようという物語。

この作品はこの映画での一番の題材となる大和が沈没するシーンから始まります。CGのクオリティの高さに驚きました。落ちている人間の腕などたくさんCGを使うシーンでしたが特に違和感もなくとても素晴らしいシーンでした。わずか数分でしたが、迫力はとてつもなかったです。このシーンのためだけにも映画館に行けばよかったと後悔しています。

ストーリーは予想を大幅に超えてきました。途中まで見たあとこう思います
「このまま櫂直が活躍したら冒頭のシーンにつながらなくないか?」
ここからがこの映画の本命です。必ず視聴者の予想を超えてくる展開が来ます。テンポもよく画面にしがみつくように見てしまいました。

しかしレビュー自体は星4.2と高いもののレビューのトップは低評価が3つ並んでおりとても目立っています。「旧海軍の再現がひどすぎる」というものです。たしかに当時の海軍オタクや戦争好きの方からすると違和感だらけの作品であるというのはわかります。菅田将暉さんや浜辺美波、舘 ひろしのファンなどで見るという方には特に違和感がありません。自分もレビューをみて、ネットで調べて初めてしりました。

揚げ足取りには最適なミスですが、海軍ファン以外にとっては気にすることない程度です。

予想外の展開、キャストの豪華さ、CGのクオリティの高さ。申し分ない映画だと思います。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
SAMURAI JAPAN

2.0過ちは繰り返される

2022年2月8日
PCから投稿

「復興五輪」という名のもとに、「コンパクトな大会」を目指し
7000億の当初予算がいつの間にか3兆を超しそうとか。

パンデミックのさなかにやるべきか、やらざるべきか。
「こういう事態でも大会を開催できる」という姿勢を
世界に見せるために開催しなくてはならない。
あれ?震災からの復興はどこいった?

しかし、開催により際立ったのは選手たちの活躍(=美しさ)。
盛大に盛り上がり無事に終わった後、
あれだけ沢山あった課題問題の検証結果を
一切テレビでは報じていない。

未だ世界は混沌の中。
日本(=大和)はまだ沈んではいない。
これから復興するのか、国威掲揚に踊らされて撃沈するのか。
東京オリンピックの総合演出に問いたい。

この映画最大の見どころ。
「君は非戦派じゃないのか」
「やらずに済めばそうしたいが、時が来たら作戦があります。
真珠湾です。」
「・・・どうしました?」
「君も軍人なのだな。」

現在の日本に山本五十六がいないことを願うばかり。
山本艦長が善か悪かは別として・・・。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
にゃろめ

5.0低評価が少ないのに納得

2022年2月6日
iPhoneアプリから投稿

史実系フィクションなのだが大観崩さずに見事なハラハラドキドキ展開。長いのに無駄が無いのが特に良い

コメントする (0件)
共感した! 4件)
マルボロマン