THE GUILTY ギルティ(2018)のレビュー・感想・評価
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リメイクは、観てません。
未見でした。
デンマーク映画
Amazonプライムにて観ました。
訳ありの緊急連絡室の警官
ある電話が気になり
時間外にも関わらず
自分の仕事をしなさいと
諌められる
しかし、何故か気にかかる。
何が罪なのか?
警官は、告白する
果たして結論は?
なかなか
言葉だけの
1人芝居だ!
新鮮で驚きある映画
リメイクされるのもわかる。設定が秀逸。
会話だけで誘拐?事件の緊迫感を演出して、それを映像として成立させるその発想の勝利。電話で状況を伝える難しさ、お互いに話を遮って会話が成立しないもどかしさ、状況は違えど恐らく誰もが経験あると思う。この没入感はそんな共通の体験があるからこそ。目の付け所がいい。
近いのでトムハーディのずっと車で電話する作品があったけど、あれより断然設定が活きてる。
まあ、ちょっと醒めること言うと、ここまで事件がいったらさすがに共有して対処すると思う。オペレーターも複数でモニタリングするだろとか、中盤一人で抱え込んで直でやりとりしまくるあたりは頭でいろいろツッコミ入れながら観てた。しかし、終盤そんなのも飲み込む力のあるシナリオになってる。
演技も突き詰めたものがあるし、リメイクはこれ超えるの難しいだろうな。話の筋含めここ最近ではもっとも新鮮で驚きある映画だった。
罪、、、
ちょっとイラッと
アスガーの自信満々で仲間への高飛車(に感じる)な態度。
相棒への上からな態度。
任務を超えた勝手な行動の結果、思った方と違う方へ…かな。
ああいう時、仲間は何もしないのかね。
異変を感じて協力、とか。
ずっと室内で息苦しさも。
ロッテントマトで高評価とあったけど、そーでもなかったな。
何を抱えて苦しんでいるのかがわかりにくい。
引き込まれて行く
電話先で誘拐が起こっていて事件を解決に導いていく。
映像が代わり映えしないが、ひとつひとつの言葉が重要になっていくので見応えはあった。
想像を超える結末にドキリとして、今までの元夫が言っていた言葉の伏線が回収されていってゾッとした。
主人公が好みじゃない
想像力より高く飛ぶことは出来ないのかも。
【ワンシーンだけ!どんでん返し!想像力の掻き立て方がとにかくすごい良作】
・2018年公開のデンマークのスリラー映画。
・警察官であるアスガーは、過去の事件が元で緊急通報指令室で電話オペレーターとして働く。そんな彼のところにかかってきた一本の通報。「助けて」という女性。彼女は拉致されているようで犯人に隠しながら電話をしている。アスガーは、緊急通報指令室から電話のみで彼女を助けようと頑張る、という大枠ストーリー。
[お薦めのポイント]
・想像力の掻き立て方がものすごい
・とんでもないオチに何とも言えない感情が芽生える
・「お金をかけなくても素晴らしいものが作れる」をしっかり立証
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[物語・演出]
・物語としては、警察官アスガーがSOSをもらった女性を電話一本で助ける、というシンプルなもの。ただ、その中でどんでん返しが2つ3つと起こしてくるところがこの映画の面白かったところです。
・とにかくすごいのが、緊急通報指令室のシーンのみ。にもかかわらず、この振り返りを書いている最中も、まるでそのシーンを実際に観たかのような記憶があるのです。つまり、映画鑑賞中も指令室しか映っていないのに、なぜかSOSを出す女性が連れ去れているシーンやそこに警察官が向かっているシーン、女性の子供たちの家に警察官が来たシーンなど、あらゆるものが脳内で映像として創り上げられているのです。観ている最中は何も気になりませんでしたが、観終わった後に「あれ、そういえば、指令室以外のシーンってあったっけ?」となって衝撃を受けました。
・この設定は非常に勝負をかけているなぁ、と思いつつ、それでしっかり成功している作品ではないでしょうか。私は全く飽きずに最後までハラハラしながら鑑賞できました。つまり、お金を沢山かけて派手なシーンを作らずとも、観客の想像力を利用することで「面白い」と思える作品は作れる!ということを立証した素晴らしい良作だと思いました。
[映像]
・上述の通り、終始指令室なので、特に代わり映えはしません。笑 しかし、主人公の表情や仕草のみで、実際には見せてもいないシーンを観客に想像させる作りは圧巻です。
[音楽]
・特に際立って感じたことはありません。
[演技・配役]
・知らない人だらけでしたが、物語が進むにつれて、アスガー役のヤコブ・セーダーグレンさんに親近感がわいてきます。一見、嫌みな奴なのに、実は良心的で優しい人だということが丁寧に描かれています。この流れがまた、終盤戦の物語に生きてくるところも好きですね。
[全体]
・とにかく、一度観てみてください。ここまでお読みいただいたということは、既に前情報が入ってしまっている状態、だとは思いますが、それでもしっかり面白く観れる作品だと思います。ワンシーンだけでここまで想像させる作りがとにかくすごいと思いました。ありがとうございました。
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#全体3.7 #物語3.9 #演出3.7 #演技3.6 #配役3.6 #映像3.5 #音楽3.5
認知バイアス
想像力が覚醒
警察の緊急コールのオペレーションセンター(110や119番がかかってくるところ)が舞台の作品。
電話のオペレーションの場面だけですべての話が進むため、会話が想像力を膨らまさせる。それぞれの人が思うイーベンやミケルがいて、残酷な場面が想像される。それは主役のアスガーと同じ追体験をしている感覚で、約1.5時間、電話をしているオペレーターの姿だけでものめり込んでしまう。脚本や絶妙な間や俳優の演技(声含む)が上手いなと思い★4としました。
脳内スクリーンの脅威
あなたは今、警察の緊急通報受付センターの片隅に居て通報を目の当たりにし、オペレーターの主人公と一緒にとてつもないおぞましい事件に巻き込まれるのです、あたかも疑似体験のような緊迫感、現場映像が一切ないのに実写より鮮明な場面が見えてくる脳内スクリーンの脅威に唖然とすることでしょう。
場面はオペレーションセンターだけのワン・シチュエーションドラマです。監督・脚本のグスタフ・モーラーさんはYouTubeで誘拐事件の電話シーンのクリップを観て電話の声や音だけで状況が手に取るように想像できることに驚嘆、触発されて本作に挑んだとのことです。長編デビュー作とのことですが批評家賞も数多く受賞、まさに予算を使わないアイデアの勝利、ナイス・チャレンジでした。
脱線ですがジャパネットの高田さんはラジオ通販でカメラを売りさばいた才人でした。考えてみれば絵のない小説でも楽しめるのですから私たちに備わった創造力、鑑賞能力はたいしたものです、本作のアイデアは奇抜、今更ながら勉強になりました。ただ、普通の映画を否定するつもりは毛頭ありませんし、この類ばかりが闊歩するようでは興醒めでしょう。
観賞に際して、舞台は北欧なので猟奇的な要素が強く、観て楽しい映画ではありませんので要注意。原題のDen skyldigeはデンマーク語で有罪、そうGUILTYなのです、その意味は観終われば分かるでしょう、サスペンスなのでプロットは書けませんので悪しからず・・。背景の小さな話声も重要な要素ですから可能なら字幕より吹き替え版(小原雅人)の方が集中できます。
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