告白小説、その結末
劇場公開日:2018年6月23日
解説
「戦場のピアニスト」「ゴーストライター」の鬼才ロマン・ポランスキー監督が、「毛皮のヴィーナス」以来4年ぶりに手がけた監督作。フランスの女性作家デルフィーヌ・ドゥ・ビガンの小説「デルフィーヌの友情」を原作に、ふたりの女性が織り成す危うい関係を軸に描いたミステリー。自殺した母親との生活をつづった私小説がベストセラーとなったものの、その後はスランプに陥ってしまった作家デルフィーヌの前に、熱狂的なファンを自称する女性エルが現れる。本音で語り合えるエルに信頼を寄せ、共同生活を始めたデルフィーヌだったが、エルが時折みせるヒステリックな一面や可解な言動に次第に翻弄されていく。やがてエルの壮絶な身の上を知ったデルフィーヌは、その話を小説にしようとするのだが……。デルフィーヌ役はポランスキー監督の妻でもあるエマニュエル・セニエ、エル役は「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」などハリウッドでも活躍するエバ・グリーン。「パーソナル・ショッパー」「アクトレス 女たちの舞台」などで知られるフランスの名監督オリビエ・アサイヤスが、ポランスキー監督とともに脚本を執筆した。
2017年製作/100分/G/フランス・ベルギー・ポーランド合作
原題:D'apres une histoire vraie
配給:キノフィルムズ
スタッフ・キャスト
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2021年1月28日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
そう言う事かとわかるまでイライラする。
主人公は次の作品がなかなか描けない小説家。
そこに若くて美しいファンが近づいて来る。
客観的に見てもこの女、なんか偉そうでムカつく。
それなのに主人公は信用して、
ネタは見せるは一緒に住みだすは、
メールも勝手に出させるし、
パソコンのパスワードも教える、
ノートも開けっ放しだし、
日記も手の届く所に、
ミザリーの現代版と思って観てた私は、
主人公!お前が全部悪い!何が起こっても同情しない!と
思ってたら、大間違い。
そこには大きな理由がありました。
流石のポランスキー。
すっかり騙されました。
最後にようやく分かりました。
自分の読解力のなさが嫌になりました。
ただ、イライラするのでもう観たくはない。
やっぱり不自然過ぎるもの。
2021年1月14日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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ゴーストライターの女が女流作家に近づき、全てをコントロールし、毒を盛ってまでも、自分の目的を達成するストーリーなのでしょうか。それとも、全て妄想?
不思議な余韻が残る映画でした。
途中から女流作家のエマニュエル・セニエが平野ノラさんに見えてきて・・・
2020年6月24日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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ラスト迄、どうやって終わるのか分からなかった。結局エヴァ・グリーンがもう一人の自分で、そのお陰で小説が書けたってこと。エヴァ・グリーンは怖かった。
2020年2月20日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
有名な女流小説家が、ある女性と出会い意気投合。同居することになるが、その女性の言動を影響され始め・・・という物語。
一言で言えば不気味な映画です。少し精神的に病んでいる小説家、その小説家に言葉巧みに近寄る女性エル。エルの不気味さがとても良く表現されていて秀逸です。
ラスト、大きな謎を残してのエンディングは個人的には好印象です。
ただ、上記の批評は鑑賞終了後のもの。実を言うと鑑賞中は「つまらない」「鑑賞するのがつらい」と感じていました。正直、似非映画愛好家の私には難しい映画だったのかもしれません。