ディック・ロングはなぜ死んだのか?
劇場公開日 2020年8月7日
解説
田舎町で起こったある殺人事件の顛末を描いた、「スイス・アーミー・マン」のダニエル・シャイナート監督によるダークコメディ。売れないバンド仲間のジーク、アール、ディックは、練習と称してガレージに集まり、いつものようにバカ騒ぎをしていたが、ある原因によってディックが突然死んでしまう。誰もが知り合いの平穏な小さな田舎町では、事件の噂がまたたく間に広がり、人びとの話題はディックの死でもちきりになる。殺人事件として警察が捜査を進める中、ディック死亡の真相を知るジークとアールは、なぜか彼の死因をひた隠しにし、自分たちの痕跡を揉み消そうとする。
2019年製作/100分/PG12/アメリカ
原題:The Death of Dick Long
配給:ファントム・フィルム
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誰だって性癖やフェチ、(性)欲くらいはある
それを自分の人生、思う存分 楽しめば良い
しかし、それが死や犯罪に繋がらないように 理性が必要になってくる。
人は死んだら感情が無くなるから、自分の死因なんてどうでも良くなるはず。しかし生きてる方は自身の「変態」な部分を隠そうと必死になる。
実際カミングアウトしたら奥様に軽蔑されちゃったもんね… 本当はここでパートナーは笑ってくれたかもしれないのに…ディックが死んでるなら笑えないのも当然か…
この映画はディックの死因が判明してからは まるでコントに変化する、とても新感覚な作品で結構楽しめました。めっちゃ好き☆
ただ、ディックが死んだ時の回想シーンがあったら
もっと良かったなって 思ったりしちゃいます♪
2022年2月14日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
田舎町で起こったある殺人事件を描いたダークコメディ。
バンド仲間のハメの外し方が、実に田舎町っぽくて微笑ましい。
主役のマイケル・アボットJr.が、グランジファッションど真ん中で見た目モロにカート。
でも腹が弛んでいたりとアマチュア感がたっぷり。スターには程遠いこの感じも、良い片田舎感。
腕にある漢字タトゥーも「武士家」と謎。武家のことでしょうか?
そんな緩いパーツがいっぱいな感じで物語は始まります。
物語はディックの死因を隠ぺいする為、場当たりな嘘を数珠繋ぎにつき続ける話。
フェチズムと体面のせめぎ合い。
知られたら決してこの町では生きてはいけない、閉鎖的な田舎町ならではの悲劇なのでしょう。
完全にワンアイディアで最後まで引っ張るんですが、やはり着眼点は面白いです。
何というか、海外ってやっぱすごいなって思いましたw
当事者は真剣なんだけど、どう考えても全てがバカバカしい感じがイイ。
事件の手掛かりが次々と目の前に現れるのに、全然ひらめいてくれない警官のもどかしさ。気弱で馬鹿過ぎてどんどん墓穴を掘るジーク。全てダメダメな感じが面白い。おしり探偵ならこんな事件、秒でププッと解決しちゃうよ。
あと、人間のバカさ加減に動物を巻き込むのはやめて欲しい。
2022年1月5日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
言葉で説明している所以外でも俳優の演技や表情で理解しなければいけないところがまぁまぁあるので洋画を見慣れていない人や1から100まで説明されないと分からないような人には少し難しいかも知れません。しかしサイトなどを利用すれば詳しく書いてあるのでそんなものを使いながら見れば楽しめると思います。
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