パンク侍、斬られて候のレビュー・感想・評価
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本気のパンク映画です
人によって好き嫌いがはっきり分かれる映画。町田康&クドカンでこうなるのかとびっくり。綾野剛は好き。よくこの役を受けたなと思う。
染谷将太が素晴らしい、こいつこそがただ者ではない。
一番びっくりしたのは北川景子の芝居の下手さと、この映画に対する冷めた姿勢。この人こんなに大根だったんだ。彼女に一言だけ言いたい。
「へそを出しなさい!」
笑えないクドカン
とにかくハチャメチャ!!
・北川景子さんの美貌に釘付け
・演者さん達の振り切りぶりに脱帽
・後半の派手なアクションシーンは楽しめた
・今日の日本社会に一石を投じている
・世界観が理解出来なかった
・パンク侍の意味が分からない
役者は豪華で素晴らしかったけれど・・・
予告編を観て これは時代劇冒険活劇ものと
勝手に思いワクワクしていたのですが
私が考えていた内容とは全く違ってました
あ・冒険活劇ではなかったのね(苦笑)
初めからつまらなくて退屈してしまいました
クドカンさんごめんなさい!!
この作品は万人向けではないなとは思いました
私は夫と2人で鑑賞したのですが
夫は「面白かった」そして「北川景子綺麗だったな」と
言ってましたので 好きな人もいるのです
クライマックスの猿と人の争いや
空に人々が舞い上がるさまや それは迫力あって
はちゃめちゃで クドカンワールド全開!と思いました
それと 宗教の恐ろしさみたいなものも考えさせられました
でも 役者さんは名優ぞろいで演技もとても良かったですが・・・
私は期待外れでがっかりでした(笑)
でも 綾野くん良かったよ
(冒険活劇ものと勘違いし 綾野剛が出ていたので
鑑賞しました)
7割めっちゃおもろい3割さっぱりわからん
茶山が、月曜から夜ふかしでナイスキャラを披露しているよっちゃんに似てると思ってしまって、ウケたウケた。
まぶたの刺青がよっちゃんの油性ペンのまつげとかぶってね。おかしかった。
町田康×宮藤官九郎×石井岳龍に惹かれて観ました。
石井監督は蜜のあわれを観ていたので、見やすい作風ではない事を知った上でみました。
クドカンは基本見やすい作品を描くので、それを期待しちゃうと無理かと思います。
だって町田康だもん。石井岳龍だもん。大型娯楽大作の対極な芸風でらっしゃる。
そんなクリエイターの作品がそこそこでっかい公開規模でやる事になったことが驚きです。
でも結構見に来てました。ライトユーザーに遡及したのは多分脚本の宮藤官九郎だろうねえ。
すごいなあクドカン…
私はわりとはまりました。2度3度と見てはまっていられるかというと危ういかもですが、
しゃべるサル(永瀬正敏)の語りは面白いし行ける気がします。
綾野剛はあいかわらずの滑舌でしたがね。
会話劇、おもしろかったです。役者はやってて面白かっただろうと思います。
村上淳とかトヨエツとか染谷将太に近藤公園…、ああ東出昌大も面白かった。
そして浅野忠信ね。さい&こーです。
後半のサル軍団と腹ふり党の全面対決は、やっぱりどうしても落としどころがふんわりしちゃって尻すぼみに感じました。
説明が全然腑に落ちないんです。
こういう思考実験的要素の強いお話は、ラストがパリッとしませんよね。
戦シーンは、はっきりいってなんのこっちゃわからん、です。
オサムちゃんの意図とかね、全然わかんない。
まあ、誰も知らない答えだからね。ある程度予想通りです。
それにしても全面対決に至るまではほんとにおもしろかったので、よかったです。
あと北川景子演じる、ろんが、冒頭で切られた男の娘だったってオチは読めます。
そして「パンク侍、斬られて候」なので、タイトルがネタバレなんですねー。
一般人の理解を求めてはいけない。
金返せ
前半はコメディ、後半はパンクを被ったカオス
原作未読、期待7不安3の状態で劇場へ。
最初は画面の暗さが気になったり、綾野剛の台詞が聞き取りにくかったりと微妙だったが、次々に起こる支離滅裂な展開に引き込まれた。
とにかく俳優さんの演技が凄い(特に染谷)。皆さん、全開ではっちゃけてらっしゃる。
後半の展開はとにかく口を開けて見るしかない。意味が分からないのに、意味不明なノリが脳を麻痺させてくる。この麻痺を受け入れられるかどうかが、作品を楽しめるかどうかにつながる気がする。
この映画が凄いのは、何だかんだで作品としてそれなりに成立させたことだ。前半でパンク抑えめに最低限のシナリオで下地を作り、後半で一気に爆発させている。そして、ラストで少しまともな世界に連れ戻す。このギリギリのラインは、なかなか狙ってできるものじゃない。
好き嫌いが別れる作品ってのはこういうものをいうんだろう。とりあえずデート向きではないので要注意。
パンクでした
蚊取線香ならぬサナダ虫の秘密
平成最後に生まれたカルト作品。賛否両論別れるのはどんな作品でもそうだろうけれど、私は原作知らないため、全くどういうストーリーかわからぬままエンディングまで連れて行かれたが、タイトル通りの展開で、妙に納得しました。個人的にはかなり面白く見れました。「腹ふり党」という宗教集団の元幹部と言われる浅野忠信が、元幹部どころではなく、カリスマリーダーになっており、その造形、演技、心の声が全て興味深かったです。私自身のパンクのイメージは、茶山だったりします。あ、オサムの気弱さと超能力、五千郎の髪型もそうかな。とにかく、話がどこへ行くかわからない体験をし、しかし、しっかり落ち着くところへ落ち着いたのは、北川景子の功績も大きいと個人的には思いました。原作者の町田さんが出ていたことはパンフで知りました。まさにパンクです。永瀬正敏の代表作になるのではという特殊メイク。小さい画面ではなく、大きな画面で見るべき作品。豊川、渋川、國村、東出、永瀬、浅野、綾野、村上、染谷と、濃いキャスト。
思ったよりよかった
面白かった!
狂宴
唖然としてしまう。
面白かったのかと問われれば「面白かった」
何が面白かったのか…?
とりあえず浅野氏は面白かった。
いや、彼に代表される曲者達が、大変面白かったのである。
既存の何かに全くとらわれていない。
それは作品通してそおなのだが、ルールとか定説のようなものを破壊しつくすかのようだ。
冒頭から英語は出てくるし、猿は喋るし、道徳や偽善などは存在意義すらない程だ。
「だからなんだ?これがパンク侍だ」と言わんばかりに終始一貫した独創感があった。
まぁ、色々と揶揄したい部分もあるのだろうけど、そこは敢えてノラない事に。
かなり奇抜で奇天烈で、奇想天外なこの作品にクソ真面目に感想を書くのも、なんかズレてるようにも思えてしまう。
物語はあるものの、かなりどおでもよく…わかりやすく説明してくれるのは○
破茶滅茶な作風ではあるものの、支離滅裂ではない。脚本的にはかなり正攻法な進行にも思える。
何より作品を牽引してたのは、俳優陣だ。
その怪演を堪能するに限る。
勿論、皆様、背骨はしっかりあって、だからこそ多少脱線しようが観てられる。
ラストに至りメッセージ性もあるものの、ホントに最早、どおでもいい。
むしろ、ここまでひっくり返しておいて「何を今更…」な感じでもある。
色んな鬱憤を詰め込んで、ある程度爆発させた感はあるかな。
ただ、安くはない金を払ってみるとなると…楽しめるファン層が限定される。
元々、パンクな精神論はサッパリ分からないのだが、パンク侍な主人公はパンクではないのだろうなって事は分かる。
おそらくなら、監督と…間違いなく浅野忠信氏はパンクなんだろうなと感じる。
○追記
例えばだ。
作品の思惑として「枠組みをぶち壊そーぜ」的なスローガンがあったとして、そのスローガンにさえ同調せず、それすらも破壊しにかかったのが浅野氏のように思えたのだ。
ある意味、作品の趣旨を誰より理解していたともとれる。
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