ダンガル きっと、つよくなる

劇場公開日:

ダンガル きっと、つよくなる

解説

実話をもとに2人の娘をレスリングの世界で成功させるべく奮闘する父親を描き、本国インドのほか世界各国で大ヒットを記録した人間ドラマ。レスリングを愛する男。生活のため選手の道を諦めた彼は、いつか自分の息子を金メダリストにすることを夢見ながら道場で若手の指導に励む日々を送っていた。しかし生まれたのは4人連続で女の子。意気消沈した男は道場からも遠ざかってしまうが、ある日ケンカで男の子を打ち負かした長女と次女の格闘センスに希望を見出し、コーチとして2人を鍛えはじめる。町中の笑いものになっても意に介さず突き進もうとする父と、そんな父にささやかな抵抗を続ける娘たちだったが……。主演は「きっと、うまくいく」のアーミル・カーン。

2016年製作/140分/G/インド
原題または英題:Dangal
配給:ディズニー、ギャガ
劇場公開日:2018年4月6日

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(C)Aamir Khan Productions Private Limited and UTV Software Communications Limited 2016

映画レビュー

4.5王者の貫禄

2018年4月30日
Androidアプリから投稿

幸せ

興奮

楽しい

インド映画というくくりを、いささか泥臭い力押しの魅力だと捉えてしまっていた自分のような人間には目から鱗ではないか。『きっと、うまくいく』『PK』など、とにかく安定感のある主演作を世界的にヒットさせてきたアーミル・カーンが、実話をもとにスパルタ親父と娘のスポ根レスリング映画に挑戦。結果、インド映画の魅力を飛び越えて、ものすごくオーソドックスでありつつ猛烈に盛り上がる感動作を生み出した。別にハリウッドが偉いわけしゃないが、ハリウッド映画が備えているような全方向を射程にいれた普遍性を獲得して、もう老若男女すべてにおすすめ。あと、スポーツ映画だけあって、役者の身体能力に惚れ惚れさせられる。幼少期を含めて二人の姉妹を演じた四人の若き女優に拍手!

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村山章

4.0壁をぶち破り続ける親子の奮闘に爽やかな感動をもらった

2018年4月28日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

楽しい

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牛津厚信

4.5スポ根ヒロインの成長物語として楽しむべき快作

2018年4月28日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

笑える

楽しい

興奮

俳優の人気実力の違いから父親役アーミル・カーンが主演ということになっていて、実際序盤から中盤にかけては彼の視点で物語が進む。だが、途中から娘二人の視点も交わり、男尊女卑が根強く残るインド社会で、レスリングチャンピオンという夢を娘たちに託す熱血オヤジと、レスリング一色の行き方に不満や反発を感じながらもアスリートとして人間として成長していく娘たちを描くドラマへと展開する。 レスリングのトレーニングと試合の描写はなかなか本格的で、特に長女役ファーティマー・サナーの動きは本物の選手と見まがうほど。終盤の大一番の試合では演技であることを忘れ、本当の対戦の生中継を観ていると錯覚し、声を上げて応援したくなる。 インド映画特有の唐突な歌と群舞のシーンはないが、ストーリーの概要やキャラの内面を歌詞で伝えるキャッチーなBGMのおかげで、ミュージカル場面に負けない盛り上がりを楽しめる。

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共感した! 2件)
高森 郁哉

5.0これは「クリード」級の大感動作!

2021年6月24日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

興奮

《お知らせ》 「星のナターシャ」です。 うっかり、自分のアカウントにログインできない状態にしていまいました。(バカ) 前のアカウントの削除や取り消しもできないので、 これからは「星のナターシャnova」 以前の投稿をポチポチ転記しますのでよろしくお願いいたします。 ============== 大ヒットインド映画 「バーフバリ 王の凱旋」の興奮がまだまだ冷めやらぬ私的には その「バーフバリ」の世界興収記録を抜いて歴代1位のこの映画、 どれほどのものかと興味津々で、観てみたら〜 確かに素晴らしい出来で文句なしに現時点で暫定今年度一位!! (「バーフバリ」は昨年作とカウントして〜) 映画のエンドロールの最後に思わず拍手してしまった!! やっぱ、実話は強いです!! 前半はややコミカルな作りで入りやすく作られていて 最後は「ロッキー」や「クリード」のラストの興奮が蘇り 思わずガッツポーズをしたくなる作品!! スカッとしたい方、え〜〜インド映画??て方も見て欲しい。 音楽シーンはあるけどストーリーに関係ない 無駄なダンスシーンはありません。 で、月に8本ほど映画館で映画を見る中途半端な映画好きとしては アーミル・カーン演じるお父さんの子供たちへの強制は かなり強引すぎて少々引いてしまうけれど 最初はお父さん自身も 「女の子では夢を託せない」と諦めていたので、 女の子でも強ければチャレンジできる!と 女性蔑視の考え方を真っ先に切り替えた本人であり 誰よりも女子の進出を願う人に変わったことが泣かされるね〜。 世界的に差別と戦う映画が観客の共感を呼ぶ時代になったよね〜。 アーミル・カーンの代表作「きっと、うまくいく」を 観ているので、彼に関しては何の不安もなし。 中盤、成長した娘とレスリングをするシーンがあるのだけど あの中年太りした体でよくあそこまで〜〜 そのことにも結構感動しました。 きっと映画のために太ったのでしょうね。 そしてそして、娘二人を演じる女優さん?もしや選手? とにかく凄い!! 少女時代の連勝シーンも凄いし 成長してからのガチの試合シーンは大迫力!! 名前をちゃんと知りたくてパンフレットを買おうとしたら 「販売用は作られていません」とのこと。 こういう情報の少ない映画ほどパンフレットを作って欲しかった。 そして、ラストのある仕掛けが〜〜 涙腺崩壊!! この映画の主題である女子レスリング、 伊調選手や吉田選手が毎回当たり前の様に金メダルを取るので もちろんリスペクトはしていたけれど これまできちんと試合そのものを見たことがなかったんです。 伊調選手や吉田選手がどんだけ大変なことを 毎回毎回連続して来たのかを改めて思い知らされて リスペクトの気持ちが更に大きくなりました。 東京五輪では真剣に試合を見たいと思います。 ★もう一度観るなら?「劇場で近日中に観ます!!」

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星のナターシャnova