レディ・バードのレビュー・感想・評価
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コンプレックスがある人向け?
他所の人と比較して自分のイケてないっぷりを味わう作品。
学校の休み時間に友達がトイレ行くって言ったら必ず着いていき、それでいて相手との距離を感じ・・・。みたいな青春を送ってきた人には共感できるかもしれませんが・・・。
好きなことにしか興味が無くスクールカーストにも関わらないような人間には向きませんでした。
最低限の情報だけ見せてとっとと次のカットに切り替わる演出は好きかもしれません。
自分の感じたことを話そうと思う
初めは普通の女の子が恋愛するのかな?と思ったらそのお付き合いの子がゲイで、カトリックで、、もちろん応援するけどってなってて色々とやばいことしてる。
高学歴のくせにレジ打ちなんてしてて夢がない!何も分かってないよな!ってお兄ちゃんには言ってるけど1番分かってないのは自分だしあなたの見てる人はいずれあなたの未来のお手本となる。というよりデジャヴじゃんって感じでしたね笑
お父さんの考えてることをお母さんに言ってお母さんはそれを察して娘に言う!ってまさに自分の状況で笑った。今自分は高校生を卒業して4月から大学に通いますが、中学の時に憧れていた電車通学も素敵な恋愛も全部現実を知らないから夢を見れる。現実と妄想とのギャップでどうしたらいいか分からない状況とか、色々クソくらえだし、自分で行動するのもよくわかんないからとりあえず正直に生きようって思うのもなんか今の自分を感じるし、親が支援してくれたり、愛してくれているのも恵まれてるんだなって感じて、泣いてしまいました。これで何が変わるんだとか捻くれてる考えは中々治るか分かりませんが、自分にはもっと努力や客観的な視点が足りてないのかなと色々考えています。
こういう未来になる気がする。っていうことは自分にそういう未来を想像する力しかないし、想像できて実際にできる範囲が限られてるのに想像から出来ないのはなんか嫌だなって。病んでたり、コロナだったり色々重なっている今だからこそ見れてよかったなって思う映画でした。
日本の愛がなんだ。っていう映画と何が違う?と言われると文化、価値観の違いなので、それを含めない違いはないんですよ。でもこれは泣いた。きっと泣いた理由は今の環境や共感ができたからだと思いました。アメリカとか海外に憧れは抱くけど、全員がイケてるわけじゃないのは日本でも同じだし、どこも同じように生きてるんですよねえ。なんかめっちゃ語ったけど頭の整理できてないや。
まあ、共感性がとても高かったので星4!何かが物足りないので4です。何が足りない?と言われるなら私がこのジャンルを好きになるような、きっかけになるようなシーンがなかったことですかね。このジャンルそこまで好きじゃないですけど友達に勧められたので見てみました。満足できるけどこのジャンルを好きになるようなシーンやストーリー性がなかったので星4!
母娘の愛
ボロボロ青春ストーリー
家族、友達、地元。好きっちゃ好きだけど不満もたくさんある。自分はこんなもんじゃない。ここではないどこかに行けば、誰かが本当の私を見つけてくれる…
誰もが通る、本人はいたって真面目だけど、振り返ると恥ずかしくてたまらない、青春時代がここにある。
製作初期のタイトルは「母と娘」だそう。青春のありとあらゆる事が詰まった作品だけれど、メインはやっぱり親子の話。素直になれない母娘はいじらしくて、やはり泣いてしまう。
A24製作らしい、丁寧な作品(なんとなくジャンルがわかってきた…!)
レディバードに重なる
自分の18、19歳の何も分かってないのに、
若さと勢いで周りを巻き込んで自分勝手に、時に傷ついた
あの頃を思い出した。
田舎で育ち、こんな所には何もないし用もないと
思って上京したら、田舎に全てがあったんだなと気付いた
あの感覚も重なった。
レディバードを見てると
別に誰も巻き込みたくないんだけど、
自分らしく生きようとしたら母親や親友を傷つけてしまう
感覚凄く分かる。
パーティに向かうクルマの中の自分だけ蚊帳の外な感じ
もよく分かる。
自分の物語か?と錯覚するほどの物語は、
あの時代の切り取り方が上手いんだと思う。
アメリカの田舎のどこにでもいそうな誰でもない
主人公なのに、自分の事のように見れるのは
監督の手腕に他ならない。
女の子だけど、10代の性の悩みって男の子と変わらないのも
面白かった。
この監督はティモシーシャラメのカッコ良い撮り方を
知ってるなと思いました。
【レディ・バードがグレタ・ガーヴィグ監督の若き頃に見えてしまったほろ苦くも爽やかな青春映画】
2002年のカリフォルニア州サクラメントを舞台に、甘く、ほろ苦い青春を独特のスタンスで過ごす女性クリスティン・”レディ・バード”マクファーソンをシアーシャ・ローニャンが好演。
ちなみにご存知の方も多いだろうが、グレタ・ガーヴィグ監督はサクラメント出身である。
で、この表題になる。
この作品の後、大ブレイクする若手男優にも注目の一品。
(ルーカス・ヘッジズではない。彼は今作出演時には既に若きスターになっている。)
<グレタ・ガーヴィグ監督(女優としても魅力的)を筆頭に、若き有望な俳優たちが織りなすほろ苦くも爽やかな青春映画である>
<2018年6月1日 劇場にて鑑賞>
何もかもが胸糞悪い
まず主人公の性格が悪すぎる。画像が汚すぎる。ボケが汚い。ズームレンズとか安いレンズは映画では使わないでほしい。できればデジタルじゃなくてフイルムにとってほしい。画像の尽くしたが全然違う。次に何がしたいストーリーなのか全くわからない0観客に忍耐をつけることが胸糞悪い。
多分、僕だけではないと思いますが、時々、評価は低いのに個人的に凄く...
多分、僕だけではないと思いますが、時々、評価は低いのに個人的に凄く好きになってしまう作品があるように、世間一般では評価が高いのにいまいちハマれない作品ってあるんですよね。
例えるなら、“美味しいものが必ずしも自分の好みではない”ようなものでしょうか。
期待し過ぎたせいもあるかもしれませんが、この作品がそうでした。
良い作品なのは分かるのですが…。
ある意味こんなに素直で人並みな10代を送れなかったせいかもしれませんが…
残念です…。
孵化、羽化。そして巣立ち。
へその緒を取っておく習慣のないアメリカでは、子どもが最初に履いた靴を記念にする
― と聞いたことがあります。
「へその緒」で家族や血縁のつながりを大切にするか、逆に「靴」で家族や血縁からの離脱・独り立ちを祈念するか。願いの方向のそれぞれに何か象徴的なものを感じます。
クリスティンは靴派、
ママは圧倒的にへその緒派です。
この攻防が実に面白かった。
どこの家でも起こり得る“雛鳥の巣立ち”を、家族のアルバムをめくるように回想させてくれて、「21センチュリーウーマン」でもそうであったように大人になった今を座標軸にして家族を振り返る作品の作り。
女監督が女親とその娘を温かく、そしてさばさばと観察して描いていますよね。
「母は飲んだくれだったから」と短く答えたママを、クリスティンはいつか必ずサポートしてくれるだろう予感で映画は終わりました。
この家の養子の兄カップルが良い。微妙な立場で妹を見つめる最高の脇役の仕事をしています。
【レディバード】ってテントウムシのことなんだそうですよ。
指に止まらせると可愛い赤いテントウムシが指を登り下りして とにかく上を目指して、とうとうその頂点からお日さま目指して離陸する・・
あれですねー。
懐かしいねー。
別れが寂しくて名残り惜しいけど、人差し指のてっぺんから飛び立つテントウムシに手を振ってさよならしたこと、
思い出しますよね?
僕はへその緒派だなぁ(笑)
離陸する娘にバイバイ出来るかな?
郷愁感のある色合い
郷愁感のある色合いがいい。
青春モノ。女子高生の主人公が、何かと口うるさい母親と葛藤しながら、大学進学する話し。父親は穏やかで緩衝役になっている。母親も娘への愛情を素直に表現できない。娘と母の両面の葛藤を描いてあるので、バランスされる。最後のエンドロールへのカットインで突然、ブラックになるのは好み。
心の細やかな機微と離れてから分かる良さ
片田舎暮らしの主人公が都会生活を夢見る。
そんな古今東西で繰り返し使われてきたテーマが
根底にある一本。
“レディ・バード”と家族、友人の細やかな心の機微を余す事なく、過度な誇張無く描いており共感できるところが多くある。
またあれほど離れたかった土地が離れた後に良く見える。そんな当たり前のようで不思議な心持ちが綺麗に表現されている。
娘と母
2019/06/16 Amazon Primeにて鑑賞
題名に付けた娘と母は『レディ・バード』が元々「Mothers and Daughters』というタイトルが付けられていたことに由来します。
英題から分かる通り映画では娘と母の相互の愛情がたっぷりと描かれています。
英語タイトルが複数形になっている理由はそれぞれの母と娘の分だけあるそれぞれの愛情、またその中でも根底にある普遍的な愛情があるからなのかなと思いました。
物語は様々な事件や出来事が起きますがあえてその中心、いわゆる盛り上がりどころを詳細に描写せず前後だけを提示することによって鑑賞者それぞれに行間を想起させることによって自身の体験や経験から作り上げられるオリジナルなものになり、レディ・バードをスクリーンだけのキャラクターにせず彼女を身近で親近感溢れる存在にさせている気がしました。
また脇を固める演者達も今話題のティモシーシャラメやルーカスヘッジズが名を連ねていてその点でも必見の価値アリです。
またふと観たくなる作品でした。
よくある話
思春期にありがち。
現状に対する不満を周りのせいにする、もっと違う居場所があるんじゃないかと妄想してみる、離れて見ると有り難みがわかる。
そういうのってよくある話。
そのなかでこもごものエピソードに対する共感や、演者さん達の表現力や、監督さんの見せ方がいまいちピンとこなかった。
教会が身近にあるアメリカ人の日常や、プロムに対する理解が俺には無いからなんだろうな。
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