レディ・バードのレビュー・感想・評価
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監督はグレタ・ガーウィグ
サクラメントに住む女子高生が主人公(シアーシャ・ローナン)、感受性が豊かで好奇心の塊みたいな女の子。
母親と性格が似ていて、うまく関係が築けない。
果たして西海岸から抜け出せるのかな。
監督のグレタ・ガーウィグの自伝的な要素が大きいらしいが、納得。
痛々しくも微笑ましい見事な青春グラフィティー
ニューヨークの大学に憧れるレディバードことクリスチャンの母との衝突、心優しい少年ダニーとミステリアスな少年カイルの間で揺れ動く姿を描いた、痛々しくも微笑ましい見事な青春グラフィティー。
アメリカン青春グラフィティーにありがちな早く田舎住まいの親元を離れ、都会の街でイケてる系女子になりたいだとか早く処女を捨てて大人の仲間入りを果たしたいなどの背伸びし切ったティーンネージャー達が暴走する系の作品でつまりは自分の好みの作品でした笑。
主人公のレディバード演じるシアーシャローナンがもっとミステリアスな女性かと思ったけど喜怒哀楽のハッキリした元気な演技で笑顔にさせてくれた。
また、そのお相手役の1人を演じるカイルことティモシーシャラメが同年に公開された「君の名前で僕を呼んで」のエリオとはうって変わったミステリアスで余裕たっぷりのミュージシャン役で出演していて演技の幅の広さに感心した。
印象としては少し大人寄りになった「スウィート17モンスター」みたいな感じ。
母と子の反発し合いながらもお互いを思い合う描写がとても良かった。
ラストのNYの街を散歩しながら父に電話するシーンが好きだなぁ。
わからなかった
なんとなくよかった
うまく言葉にできないところが良かった
多分あまり響いてこなかったのは、自分の青春時代が特に起伏もなく平らかに終わってしまったからなのだろう。
物質的に満ち足りて、東京にも近く、普遍への憧れも抱くことはなく飽和した日々だったとも言える。
What if this is the best version? ティーンエイジャーあるある
今月は「二人の女王 メアリーとエリザベス」公開があるので、シアーシャ・ローナンの出演作を色々と観ていきたいと思います。名付けて一人で勝手に「シアーシャ・ローナン強化月間」!第一回は劇場公開の時に近くでやってなくって見逃してた「レディ・バード」です。
いやー、なんと言うかお国が違っても10代後半の子の考える事ってそんなに変わんないんだなぁっと思えた本作。何度「わっかる~」っと思った事か。そんなに大きな事件が起こるわけでもないのに、不思議とメッチャ面白い。他人にストーリー説明の難しさ満点ですが、これは色々と感じる作品ですね。
これぐらいのお年頃って自分は特別だと思いたいってのがあると思うんですよね。でも、その反面特別じゃないかもしれないっていう不安もあって。やっと彼氏が出来たと思ったら、その彼氏はゲイで他に好きな人がいるってなったら、そりゃショックでしょう。田舎を抜け出したいって思ってても、都会の大学に行けるかどうかわからない不安。親との確執というか自分のやる事に反対ばかりで本当は嫌われてるんじゃないかって思ってしまったり。親は親で子供に幸せになってほしいから毎日頑張ってるんですけど、子供目線だと親の言動や仕事ってよくわかんなかったりするんですよね。なんで毎回毎回反対するの!って感じで。もうどっちの気持ちもわかりすぎてジンジン響いてきました。
そんな繊細なティーンエイジャーをシアーシャ・ローナンがナチュラルに演じています。熱演っというより、ホントにこんな子なんじゃないかと思えるぐらい自然でした。やっぱ上手いんだろうなぁ。
自分の環境がメッチャ不満で、自分に「レディ・バード」って名前を付けてても、大学で親の元を離れる事によって受け入れられるようになった「クリスティン」という名前。ラストの母親への電話がクリスティンの成長を表してて、観た後にいい気分になれる、そんな作品でした。
魅力的なキャラ大集結
NBAのサクラメント・キングスで名前に馴染みはあったが、どうやら田舎とは言えないまでも若者には刺激が足りない町サクラメントに住む平凡な家庭の女の子の話。
赤毛だし母から貰った本名を受け入れず自らをレディ・バードと名乗っちゃうようなパンチの効いたビッチかと思いきや、実は都会の大学に進学したいし母親に愛されたいとても真面目な女の子。
かつて自分もこんな感じのギャップある子が好きだったなーとか青春をフラッシュバックしながら見たのですが、レディ・バードを始め娘と似ててとにかく強がっちゃってぶつかる母親、そんな母親が好きでめちゃ優しい父親、処女とセックスするのに童貞と嘘ついちゃう男友達など出てくるキャラがとにかく魅力的。あーいるいるこういう奴って人達が細かく描写されてて楽しかったです。
レディ・バードがどんどん可愛く見えた笑
若さの鼓動が高鳴り感じる孤高のエキス
10代の頃はホンマにソレを我慢出来なかった気もする。40代も後半になる私はソレわ思いの人しか無理になっている。当たり前といえば当たり前なのだが、この作品を見ることで懐かしい感覚がよみがえる。それでも
いつの時代も性行為や性のありざま生き様の映画化は間違いなくいるし見 いるだろう。
どこかで共感できる作品
誰にでもそういう時期はあるし、誰にでもどこかしらの場面で共感することができるような映画。
個人的な理由から最もグッときたのは、やはり母と娘のやすれ違いや愛情の部分だった。
「ママは私のことを嫌い」とは言うけれど、「ママのことが嫌い」とは言わないレディバード。
その彼女の「今の私が最高だったら?」という言葉で表現された承認欲求や、母に無視されることに恐怖心を抱き泣きながら呼びかけるシーンは母親への愛情が前面に表れていてとても切なく苦しいけれど暖かいなと思った。
母親と、次に父親と、最後に一人で車に乗るレディバードの表情が映画の最初と最後ではまるで別人のようだった。
女子高生の青春あるある
田舎暮らしの冴えない少女が、華のある世界に憧れ、もがき、そうして、自分というものを見つめ直すといった、とても普遍性に富んだ作品でした。
文化的な違いはあれど、世の女子高生、思春期まっただ中の女の子たちからはとても共感が得られるのかもしれませんが、自分にはいまひとつ伝わってきませんでした。主演の子が以前に演じた「ブルックリン」を、別の時代で描いただけのような印象でした。
普遍性がテーマなのかもしれませんが、それにしても芸がないように感じられて、自分には合いませんでした。
ただ、
終盤の、ヒットソングがどうの、といった会話のくだりは、この作品自体を皮肉っているようで、くすりときました。
青春
"フランシス・ハ"が良かったので、あの彼女が監督した自伝的映画という事で絶対に観たかった作品。
・クリスティンと親友の喧嘩、仲直りのプロム
・不器用な母娘の愛、別れの空港のシーン
etc. で泣く。
青春映画だけど、大人にこそ解る映画。
ゲイの彼氏と別れ、お金持ちのふりをして、人気者の女子と仲良くなったりイケテる男子とも付き合ったけど、ぽっちゃりの親友と仲直りしたり、こじらせてる感がかわいい。
"ゴーストワールド"が忘れられない大人には100%刺さる映画だと思う。
このテンポ半端なくて快感
アカデミー賞で5部門にノミネートされた「レディ・バード」。94分という短い作品なのだが、そのテンポの良さが半端なくてスゴい。カット数で言えば120分の「万引き家族」の5倍はあるだろうか……元の脚本が350頁で普通に撮れば6時間というのだから映画の不思議を改めて思う。そして別れの空港での母の運転シーンが一転して長回しで泣ける。とにかく青春映画なのだよ。母と娘の映画なのだよ。親と子の関係を金銭でカウントしたいという気持ちもすごく良くわかる。
半分ティモシー目当て
ティモシー・シャラメが出てるから見たくなった作品です。
序盤あんま出てこないなぁと思ったら、
バンドメンバーとして出てきてしかもベース
かっこいいぃ!と思った笑
複雑な女の子の心境がレディ・バードを通して
よく伝わってきた。
ヤンチャな子だけどとてもいい子だな。
それに1番なのは本当の友情だってしみじみ感じた。
雨降ってこそ地固まる。
明らかに今の自分を好いてくれず「ベストなあなたになって」と望んでくる母親と、「今が自分のベストなのに!?」と悩む女子高生のリアルな悩みと日常。自分の高校時代は全然こんなんじゃなかったし、そもそも映画の舞台はカトリックスクールだからあんまり似通った印象も持たない。けれども、ああこんな風に悩んだな、とかこんな風に友達とぶつかるもんだよなぁ…とかクリスティンが成長し羽ばたいてゆくシークエンスの1つ1つが痛いほどに心に刺さる。大して相手を好きでもないのに恋愛に脳みそを傾けては傷付き、見せかけだけの大人の階段を登ろうと奮闘するクリスティンがイタ可愛い。
シアーシャ・ローナンとお母さんの演技に引き込まれて、後半からラストシーンには思わずうるっときてしまった。ガチで全く口聞いてくれない母の姿、重なる〜!!
いっぱいの感謝を胸に、羽ばたけ、少女!
最初はなかなか入り込めなかった。住んでる世界も違うし、性別も違うし、人生観も価値観も。
でも見てたら段々と面白くなってきて、終わる頃にはこの作品がすっかり好きになっていた。
確かに言われてる通り、これは普遍的な“青春あるある”。
誰もが身に覚えある“あの頃の自分”を思い出させてくれる。
2002年。米カリフォルニア州の田舎町、サクラメント。
カトリック系の高校に通う17歳のクリスティン。
彼女の高校最後の一年。
冒頭、母親と口喧嘩して、走る車から突然飛び降りる…!
性格はかなり個性的。
思春期真っ只中。
夢見がちで、我も強い。
自分はイケてると思ってる、少々イタイ女の子。
時々、しょーもない嘘をつき、見栄を張る。
違う自分になりたい。
普通に染まるのがイヤ。
都会に憧れ、地元以外の大学に通いたい。
死ぬほど退屈なこの田舎町が嫌い。
そして、“クリスティン”という名前も嫌い。
アタシは、“レディ・バード”。
自分でそう名付け、周りにもそう呼ばせている。
そんな“レディ・バード”(そう呼ばないと注意されるので)は学校では…
一番の親友は、ぽっちゃりのジュリー。
他愛ないガールズトークをしたり、周りをチクチク皮肉ったり、悩みや相談事を打ち明けたり…。
ある時ジュリーとミュージカルのオーディションを受け、合格。
そこで出会った素朴な青年ダニーと付き合う事に。
心ウキウキ! 「あ~~~ッ!!」と嬉しさのあまり叫ぶ姿が可愛らしい。
ところが! 彼の思わぬ現場を目撃しまてしまう。ショック!
レディ・バードは所謂校内ヒエラルキーで言うと、目立たないグループ。
ある時、目立つグループのバンドをやってるクールな青年カイルと知り合う。再び、恋の予感!
彼に近付こうと、目立つ女子グループに仲間入り。
それがきっかけで、ジュリーと喧嘩に。
カイルと付き合う事になり、夢にまで見ていた初体験も!
…でも、またまたショックな事が。
以来、カイルとはギクシャク。目立つ女子グループともやっぱりソリが合わず。
楽しみにしていたプロム。
土壇場で一人になってしまった彼女が誘った相手は、一番の親友と言える存在…。
恋愛、失恋、親友との喧嘩や仲直り、背伸びしたくなる気持ちも分からんではない。
青春の甘酸っぱさ、いっぱい!
レディ・バードを語る上で欠かせないのが、家族。
優しいがリストラされたうつ症の父、養子の兄ミゲル(と一緒に暮らしてる恋人)。
そしてレディ・バードを含め、そんな家族を支えているのが、看護師として働いている逞しい母。
家計は苦しい。住んでる場所も“線路の向こう(スラム)”。地元のリッチな住宅街に憧れている。
家族の中でも、母親とは色々と。
別に険悪って訳じゃない。よく話すし、初体験のアドバイスして貰ったり、ショッピングや物件巡りも一緒にしたり。
そんな風に普通に仲が良いかと思ったら、途端に口喧嘩になる。
衝突はもはや日常茶飯事。
娘に地元で身の丈に合った生き方を望む母と、都会に行きたい娘。
母の心、子知らず。
子の心、初知らず。
我が強い所はそっくりの母娘。
そんな時、母に内緒で受けた州外の大学に合格!
それがバレてしまい、母がろくに口も聞いてくれないまま、旅立ちの時がやって来て…。
主にインディーズ映画で活躍する女優、グレタ・ガーウィグの単独監督デビュー作。
地元愛、少女の心の機微や成長を、コミカルかつ繊細に、共感たっぷりに描いた手腕は、只者ではない。
オスカー監督賞ノミネートはハリウッドの例の騒動を受けてのおこぼれ…と思ってて、ゴメンナサイ!
監督の自伝的要素もあるという本作。
不器用で思うようにいかないけど、所々胸を鷲掴みさせる。
各々のエピソードもそれがベースになっているのがひしひしと伝わってくる。
今や無双状態! シアーシャ・ローナンに外れナシ!
監督の分身とも言うべき役柄を、完璧に自分のものにしている。
魅力、キュートさ、快演は文句の付けようナシ!
母親役のローリー・メトカーフがまた好助演。
年頃の娘にはちと鬱陶しいけど、厳しさの裏に娘を思う母の愛情を巧みに演じている。
ルーカス・ヘッジスやティモシー・シャラメなど注目の若手を揃えたキャスティングも贅沢。
地元を離れてから知る。
死ぬほど退屈だった地元や鬱陶しかった家族がどれほど自分にとって欠けがえないものだったか。
別にこの新天地での生活も嫌いじゃない。
でも…
ふと、思い出す。
見慣れた地元を初めての運転で見た時の素晴らしさ。
母がこっそり忍び込ませた手紙…。
ラスト、電話で感謝を伝える。
地元に。
家族に。
“レディ・バード”ではなく、“クリスティン”という本名も好き。
それらいっぱいの感謝を胸に、羽ばたいてゆけ!
くるおしいくらい、そこに私も、あなたも居た。
アカデミー賞やら何やらあれだけ話題になってたのに半年経って漸く拝見したら、もっと早く観たらよかった…と心から思った。
アメリカの高校生活と日本の高校生活は全然違うと思うので、正直あまりイベント事などには共感できなかったし、アメリカの高校生リア充すぎない???と思ってびっくりしたけれど、
精神的な面や人間同士の交流や絆に関しては万国共通なのだと強く思った。「これは私だー!」と思う瞬間ばかり。
例えば、「レディ・バード」という名前がその象徴だけれど、自分を特別だと思う気持ちと、そうなれない現実に苛立ちつまづく気持ちは、身に覚えがありすぎて最早怖かった。
教室の隅で、誰よりも音楽に詳しくなりたいとイヤホンに耳傾けて、海の向こうの音楽を沢山聴いた私や、大学でやりたいことがぼんやりしながら模試の結果で親と喧嘩する私は、たぶんクリスティンみたいにめちゃくちゃダサくて格好悪かったと思う。
また、親友のジュリーとの関係性や、シスターの雰囲気。
私事ですがキリスト教系の女子校の中学高校に進学していて、男子こそ完全にいなかったので色恋沙汰は皆無だったけど(笑)、毎朝の礼拝はコソコソやりたい放題タイムだったし、クリスチャンの先生の方が意外と寛容で面白いことを言ったりするし、そこで得たジュリーみたいな友達を思い出した。
いつも一緒に居てなんでも明け透けに話せて、時には耳の痛いことも直球で言ってくれる。自分の「名前」を呼んでくれる人。
自分の名前も覚えてもらえてなくて、「カイルの彼女」だなんて呼んでくるようなイケイケのあの子は友達なんかじゃない。
後半で、私はプロムに行きたい、私はこの音楽好き、ジュリーは私の親友と言えたクリスティンの成長に目を見張りつつ、ジュリーと一緒にプロムを満喫する姿が本当にまぶしかった…
「おとなになる」ことは、自分は何者です、私はこれが好きです、こう思います、って言えることなのかな。私もまだ模索しているけれど、クリスティンより少し長く生きて、そうで在りたいな、少しはそうなりたいなと改めて思い返した。
あと、最初に付き合ったダニーくんとの関係性も素敵だった。彼がゲイであることに最初はショックを受けても、彼の秘密を守って受け入れて良き友人になって…彼が誰にも相談できない状況に15年ほど前の時代や、サクラメントの保守性を仄めかすのは見事だなあと思ったし、クリスティンがまた一つおとなになるのに不可欠な存在として、彼が居てくれて良かったなあと。
そして、なにより母親との会話がもう既視感ありすぎて、いつウチを覗かれたんだろう?と思うくらい笑。
お互い自我が強く、ちょっとしたことで口喧嘩になるのに、カワイイ服を見つけるとテンション上がって「サイコー!」みたいなノリになったり、その逆も然り。
今思えば、私も自分を認めてもらいたい、期待してもらいたいと何だかんだで伝えたかっただけだった(今もあまり進歩はしてないが…)のかなあとぼんやり彼女を見て思い出したし、同じようなことを言っていてハッとした瞬間も多々あった。
「愛情とは、注意を払うことである。」
母親、恋人、親友、そして育った街…それぞれに無意識のうちに向けるまなざしや想いの細やかさが、彼女の人となりやそれぞれへの愛情を私たちにしっかりと感じさせ、魅力的で近い存在に感じさせてくれていた。
もちろん母から娘に対しての不器用な愛情も。
ニューヨークに行った彼女は、自分から本名を名乗り、ふらっと入った教会で自分の原点に想いを馳せる。
「神は親からもらった名前を受け入れてくれない」けれど、かつて自分の望んだ名前を呼んでくれた人たちがいて、自分の本当の名前を受け入れられたクリスティンは、まさに "The very best version of yourself you can be"=最高のあなたになりかけている。
普通の人々 普通の話し
だけど だから 面白い あるコメディ?女優の自伝的映画を自ら脚本 監督かあ
才能だなぁ~
主演の女優も素晴らしい
主に母と娘 反抗期の話しだが 他の人々もそれぞれの問題を抱えてる所とかもうまく描けている。 映画の中でも 先生に作文を褒められているが、監督の観察力の賜物か
近くの名画座で観たのだが 20センチュリー ウーマンも観たくなった。
それにしても、アメリカ映画は役者がみんなうまいなあ
自我と対峙しながらの成長
「ブルックリン」のシアーシャ・ローナンの魅力が炸裂する、ピュアな感性に満ちた青春映画。
自らを「レディ・バード」と呼び、常に自分でありたいと願う女子高生が、つまずきながらも前に進んでいく。
母親との関係性が素晴らしい。大学に進み親から離れて知る深い愛情。その時期を通過した者なら誰もが感動するのではないか。
アカデミー賞6部門ノミネートも納得の秀作だ。
ダサいけど何か?って平気で言いたくなる映画。
いい映画でした。
ずっと観たくて見逃して、アップリンクにまたも救われました。
まずシアーシャ・ローナン。この女優さん、ほんとに好き。大きな瞳、上品なたたずまい。鈍臭くて垢抜けない役ばかり。でもそんな子が成長していくところを見せる。うますぎるな。でもなんだか熱いものをもって生きてる感じが好き。
この作品、途中までアメリカの病んだ部分から少女が抜け出す的な、ありきたりな映画かと思っていました。
でも違った。母は理想の母像を最後の最後、苦しみながらもがきながら乗り越える。運転をしながらさびしさで涙するシーン、素晴らしかった。母とか親とかそんなものを越えて、娘と向き合ったんだろう。
ダサいけど何か?
娘は最後、全てを再獲得する。育った町、家族、友人、自分を。その上で旅立つ。
素敵、ほんとに素敵な物語。
いい映画でした。
可愛い
思春期で色々とイタイ主人公に様々な事が起こる日常。行動すると概ね大失敗で。多くの人がうわーこれ私だ!このバカは俺だ!となるのでは。ユーモラスで微笑ましくて。みんな可愛い。成長するシアーシャ・ローナンの演技が素敵。
愛しい少女たち
故郷を離れ、都会で1人で暮らしてみたい。
自身が故郷を離れた日のことを思い出しては、涙がとまらなくなってしまった。
多くの人が既に語るように、これは「私」の映画だ。
プロムの夜、疎遠になっていた友人宅を訪れると友人は「幸せになれなくて」と涙を流している。
幸せになるのは難しい。決して不幸というまでではないけれど、どうして私は幸せになれないんだろう、そう思って何故だか泣いてしまう夜が私たちにはある。
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