レディ・バードのレビュー・感想・評価
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【レディ・バードがグレタ・ガーヴィグ監督の若き頃に見えてしまったほろ苦くも爽やかな青春映画】
2002年のカリフォルニア州サクラメントを舞台に、甘く、ほろ苦い青春を独特のスタンスで過ごす女性クリスティン・”レディ・バード”マクファーソンをシアーシャ・ローニャンが好演。
ちなみにご存知の方も多いだろうが、グレタ・ガーヴィグ監督はサクラメント出身である。
で、この表題になる。
この作品の後、大ブレイクする若手男優にも注目の一品。
(ルーカス・ヘッジズではない。彼は今作出演時には既に若きスターになっている。)
<グレタ・ガーヴィグ監督(女優としても魅力的)を筆頭に、若き有望な俳優たちが織りなすほろ苦くも爽やかな青春映画である>
<2018年6月1日 劇場にて鑑賞>
何もかもが胸糞悪い
まず主人公の性格が悪すぎる。画像が汚すぎる。ボケが汚い。ズームレンズとか安いレンズは映画では使わないでほしい。できればデジタルじゃなくてフイルムにとってほしい。画像の尽くしたが全然違う。次に何がしたいストーリーなのか全くわからない0観客に忍耐をつけることが胸糞悪い。
多分、僕だけではないと思いますが、時々、評価は低いのに個人的に凄く...
多分、僕だけではないと思いますが、時々、評価は低いのに個人的に凄く好きになってしまう作品があるように、世間一般では評価が高いのにいまいちハマれない作品ってあるんですよね。
例えるなら、“美味しいものが必ずしも自分の好みではない”ようなものでしょうか。
期待し過ぎたせいもあるかもしれませんが、この作品がそうでした。
良い作品なのは分かるのですが…。
ある意味こんなに素直で人並みな10代を送れなかったせいかもしれませんが…
残念です…。
孵化、羽化。そして巣立ち。
へその緒を取っておく習慣のないアメリカでは、子どもが最初に履いた靴を記念にする
― と聞いたことがあります。
「へその緒」で家族や血縁のつながりを大切にするか、逆に「靴」で家族や血縁からの離脱・独り立ちを祈念するか。願いの方向のそれぞれに何か象徴的なものを感じます。
クリスティンは靴派、
ママは圧倒的にへその緒派です。
この攻防が実に面白かった。
どこの家でも起こり得る“雛鳥の巣立ち”を、家族のアルバムをめくるように回想させてくれて、「21センチュリーウーマン」でもそうであったように大人になった今を座標軸にして家族を振り返る作品の作り。
女監督が女親とその娘を温かく、そしてさばさばと観察して描いていますよね。
「母は飲んだくれだったから」と短く答えたママを、クリスティンはいつか必ずサポートしてくれるだろう予感で映画は終わりました。
この家の養子の兄カップルが良い。微妙な立場で妹を見つめる最高の脇役の仕事をしています。
【レディバード】ってテントウムシのことなんだそうですよ。
指に止まらせると可愛い赤いテントウムシが指を登り下りして とにかく上を目指して、とうとうその頂点からお日さま目指して離陸する・・
あれですねー。
懐かしいねー。
別れが寂しくて名残り惜しいけど、人差し指のてっぺんから飛び立つテントウムシに手を振ってさよならしたこと、
思い出しますよね?
僕はへその緒派だなぁ(笑)
離陸する娘にバイバイ出来るかな?
郷愁感のある色合い
郷愁感のある色合いがいい。
青春モノ。女子高生の主人公が、何かと口うるさい母親と葛藤しながら、大学進学する話し。父親は穏やかで緩衝役になっている。母親も娘への愛情を素直に表現できない。娘と母の両面の葛藤を描いてあるので、バランスされる。最後のエンドロールへのカットインで突然、ブラックになるのは好み。
心の細やかな機微と離れてから分かる良さ
片田舎暮らしの主人公が都会生活を夢見る。
そんな古今東西で繰り返し使われてきたテーマが
根底にある一本。
“レディ・バード”と家族、友人の細やかな心の機微を余す事なく、過度な誇張無く描いており共感できるところが多くある。
またあれほど離れたかった土地が離れた後に良く見える。そんな当たり前のようで不思議な心持ちが綺麗に表現されている。
娘と母
2019/06/16 Amazon Primeにて鑑賞
題名に付けた娘と母は『レディ・バード』が元々「Mothers and Daughters』というタイトルが付けられていたことに由来します。
英題から分かる通り映画では娘と母の相互の愛情がたっぷりと描かれています。
英語タイトルが複数形になっている理由はそれぞれの母と娘の分だけあるそれぞれの愛情、またその中でも根底にある普遍的な愛情があるからなのかなと思いました。
物語は様々な事件や出来事が起きますがあえてその中心、いわゆる盛り上がりどころを詳細に描写せず前後だけを提示することによって鑑賞者それぞれに行間を想起させることによって自身の体験や経験から作り上げられるオリジナルなものになり、レディ・バードをスクリーンだけのキャラクターにせず彼女を身近で親近感溢れる存在にさせている気がしました。
また脇を固める演者達も今話題のティモシーシャラメやルーカスヘッジズが名を連ねていてその点でも必見の価値アリです。
またふと観たくなる作品でした。
よくある話
思春期にありがち。
現状に対する不満を周りのせいにする、もっと違う居場所があるんじゃないかと妄想してみる、離れて見ると有り難みがわかる。
そういうのってよくある話。
そのなかでこもごものエピソードに対する共感や、演者さん達の表現力や、監督さんの見せ方がいまいちピンとこなかった。
教会が身近にあるアメリカ人の日常や、プロムに対する理解が俺には無いからなんだろうな。
すんなり入って来た
私にすれば遠い遠い過去の匂い。若い女の子の話なのになぜか共感したり自分の事のように受け止められ各エピソード。普遍性があるのか。リアルで嘘がないんだけどどこかほのぼのしてるのは舞台が田舎だからかな。
思春期の思い出
アマゾンプライムで見ました。
思春期ならではの恋愛、進学、友情、家族関係、酸いも甘いもが目一杯詰まった作品でした。(酸いの方が多かったような気がしないでもないが)
この作品を見て、母は偉大だなとしみじみ。
思春期でこんな体験をしたレディバードには自分の本当の「幸せ」をいつか手にしてほしいなと切に願います。
自身の当時を思い出し、重ね合わせることのできるいい作品でした。
走れ、JK in America(笑)
外部環境に翻弄されながらも、真実の愛を知る青春の旅立ちの物語。アメリカの高校生を代表してる感。格差が凄いもんね、日本よりずっと。それでも逞しく生きる。
未来はその手の中にある。諦めずにやりたい事をやり抜け!ってゆう、オジサンが独りで見る映画ではなかったような気がしないでもない。なんてねー。
小気味良く宝石のような時代を描く
個人評価:3.9
人生で一度しか訪れない、瑞々しい青春の時間を切り抜いた物語。
純粋である事、正直である事がダサく、疎ましく感じる時代。そんな誰もが振り返る事が出来る恥ずかしく、そして秘密の宝箱にそっとしまっているそれぞれの記憶。そんな誰もが感じる事が出来る普遍的な青春物語。
シアーシャ・ローナンの輝く表情と演技が、この映画に太陽のように温かい作品に仕上げている。
子供から少し大人に羽ばたいたレディ・バードをとても丁寧に描いた良作。
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