劇場公開日 2018年4月21日

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タクシー運転手 約束は海を越えてのレビュー・感想・評価

全210件中、81~100件目を表示

4.5ソンガンホの真骨頂

2020年6月3日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

怖い

1980年の韓国。軍事政権下であり、大統領暗殺後の不安定な情勢で起きた光州事件が、今の韓国の繁栄の礎となった出来事。国としては弾圧し隠しておきたい真実は、他国の記者に依って暴かれたというのは、やはりラストに出て来る表情を受けて当然である。
しかし、それは記者1人の力だけでは叶わなかった。
そこに彼「サボク」が居なければ出来なかった。

その「サボク」ソンガンホは、「パラサイト」より本領発揮してるのではないでしょうか。

初めは生活にいっぱいいっぱいの父子家庭が故に、どう稼ぐがしか執着がなく、何も考えず向かった光州で目にした光景に、「韓国ほど住みやすい所ないぞ」と言った自分を心の中でぶん殴った事だろう。
「オレは何してんだ」と呟きUターン。名場面。

このノンポリでガメツイオッサンから、ヒーローまで熟すソンガンホ、落差のある名演、これが観たかった彼だ。

そしてカーチェイスでのタクシー軍団とか、最後の空港までハラハラさせる展開。
これは名作です。

近大さんのレビューで、「サボク」は事件後4年で亡くなったと見て、残された娘が気がかり。

英雄譚として素晴らしいが、同時に国家としての恐ろしさも感じる。日本では作れない作品。でも今日本人は観るべき。

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クリストフ

4.5感動のエンタメ作品と劇場の心意気にどちらも心が震えました♪

2020年6月3日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

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松王○

5.0埋もれてはいけない歴史を描いた、娯楽性も備えた作品

2020年6月2日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

楽しい

興奮

光州で民主化を求める市民に軍が過激な暴行を行い、多数が死亡した1980年5月の「光州事件」。
この事件を世界に伝える為、現場を取材したドイツ人記者とお金目当てで彼を乗せたタクシー運転手の話。

主人公マンソプは目の前の生活でいっぱいで、政治に関心がなく、デモする学生に何のために学校に行ってるのかぼやく。しかし、光州の現状を知るにつれ、考えを改めていく。
危険を冒してでも行動した2人が居なければどうなっていたか、考えただけでも恐ろしい。

今作はドラマだけでなく娯楽性のある映画だった。
特に、現地のタクシー運転手ファンらが2人を逃す為に足止めするシーンなんかはベタなんだけど感動した🥺

現在も海外でデモが起こっている。私はそれを何となくで見ている。自分自身が最初の頃のマンソプと同じように、関心がないのである。これではダメなんだなと思った。しかし、関心を持ったとしても、今作のように新聞、テレビは偏向した内容を伝えているのではないか、いったい何が正しいのか、疑心暗鬼に軽くなってしまいそう。

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いたかわ

4.5タクシー運転手の視点

2020年6月2日
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コミカルな前半とシリアスな後半の絶妙な振り幅がすごい。韓国の光州事件を題材にしてるが、ソウルのタクシー運転手ですら知らない事件が、徐々に迫りくる描写が秀逸。
タクシー運転手の視点で描かれているので、何が起きてるかを徐々に知っていくという点において、見ている側も感情移入しやすい。

今の日本もそうだが、政府の嘘をきちんと報道しないマスコミはマスコミとして全く機能していない。そんな日本の問題すらも感じさせる良作であった。最近の韓国映画は日本のリベラリストが作る薄い作品より、よっぽど魂がこもってて熱く感動する。

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レイは!?★

4.0現在の香港の苦しみに重なって見えた。

2020年6月1日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

怖い

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こころ

5.0完成度が高すぎて勝負にならない

2020年6月1日
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とよ

3.5救いがあるコメディリリーフ

2020年5月24日
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シリアスなテーマなのに音痴な学生が歌謡曲を一生懸命歌ったり、料金のやり取りで揉めたり、なんか時々コミカルなシーンもあって、それがいい。この幅の広さが韓国映画の良さだと思う。

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filmpelonpa

5.0感動は海を越えて 表情はカメラを越えて

2020年5月22日
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鑑賞方法:VOD

Amazonで観賞。
劇場で観たかったけど、家でよかったかもしれない。
序盤から早くも泣けて仕方ない。
中盤からは嗚咽が出るほどどうしようもない涙。

韓国の愛すべきところが詰まりすぎている。
(もちろん軍部の話ではない)
タクシー運転手キム・サボクさんがついに探し当てられなかった以上
細かい演出はあるのだろうが、
始終、庶民の目線をもって描かれる実話を元にしたストーリーは、
映画の初めから終わりまで、心を惹きつけてやまない。

そしてソン・ガンホさんの表情!
ガンホの顔が映るたびに、その目に写ってるであろう光景や人々の顔、心の動きが伝わる。
撮っている時には、目の前にはカメラとスタッフしかいないであろうに、
こんな雄弁な表情をできる人は世界広しと言えど二人といる気がしない。
個性で演じきるのとも違う、
なんとも温かみのある、血の通った表情。
残念ながら韓国語がわからないので表情でしか判断できないが、
奇しくも「片言の英語まじり」で進む物語、
普段の韓国語オンリーの映画を観ている時よりさらに、自然とガンホの表情に目がいく。
(こうなれば映画側の勝利)

もう、ガンホさん無くしてこの映画は語れない。

恥ずかしながら韓国の歴史をぜんぜん知らない。
今回、「ソン・ガンホさんがみたいから観る」という動機で観れてよかった。
思想が、政治がどうのこうのというシチメンドクサイ映画でも、
「詳しくなければ見れない」映画ではない。
だから軽い気持ちで観れて、知れて、よかった。
ピーター記者やキム・サボクさん、グワンジュの人たちの勇気ある行動、
また、この映画が作られたことに感謝します。

主人公となった実在のタクシー運転手キム・サボクさん。
この映画をご覧だったらいいなぁ──

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ハム

4.5光州事件ものではNo.1

2020年5月9日
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面白かった。今左翼政権だからかって軍部の横暴に関しては出しやすいでしょう。ソンガンホは流石の一言。
最初はコメディ最後はシリアスに最後まで目を離せなかった。

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トシくん

4.0良い映画でした。

2020年5月7日
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韓国という国は全く好きになれないが、エンタメ系には一目おかざるを得ないなぁ!

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KF

3.040年前の韓国を我々は笑えない。

2020年4月29日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

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惑星

4.5文句なしの一品☆彡

2020年4月24日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

怖い

当時の韓国情勢、友情、親子愛、貧困…

ソンガンホの素晴らしい演技
表情一つ一つが観てる側に伝わるリアル感
申し分なしです!

是非観て欲しい逸品!

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H1DE!

3.5社会性とエンタメ性融合

2020年4月11日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

実話ベースでこんな歴史があったことは知らなかった。命懸けの取材、報道、それを助ける運転手、光州の優しい人々、素晴らしい。ストーリーとしてもソン・ガンホのお陰で最初はコミカルに、次第に悲惨な光州事件の様相を捉えていく。実際にもう一度、死ぬ前に記者とタクシー運転手、会ってほしかったな。

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KEI

4.0よい

2020年4月6日
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よい。

見るべき。

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猫ぴ

5.0勇気ある人々の真実のドラマ

2020年3月5日
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父子家庭で愛娘を育てるタクシー運転手マンソプ。彼は貧しい生活にピリオドを打つべく、ドイツ人記者を光州まで送るという仕事を受ける。
しかし光州では民主化運動とそれを弾圧する軍の間で激しい戦闘が行われていた…。

以前から気になっていたタクシー運転手を観賞。まさかここまで泣かされるドラマが待っていようとは…。

民主化運動の最中、状況を読み込めないまま巻き込まれていくマンソプ。
彼の目線で見るからこそ、この事件の真相を疑似体験することができる。
マンソプは現地で運動に参加する青年達に触れていく。そして体外的に「危険なテロリスト」と思われていた彼らがどこにでもいる普通の子供だったことを知るのだ。ミュージシャンになる夢を見、自由の為に運動に参加しているだけなのだ。

そんな彼らを知ってしまうからこそ、弾圧され傷つき倒れていく彼らを家族のように思ってしまう。
それまで対岸の火事と思っていた民主化運動の弾圧は、自分の半身を奪われるような痛みが伴うようになっていく。

観客と主人公の目線が一致しているからこそ、この問題の深刻さが身に染みて分かる。

これは遠い昔の話でもなければ、解決した話でもない。今でも思想の監視・弾圧はいたるところで起こっており、絵空事ではないのだ。

こんな重いテーマを扱いながら、面白さもしっかり担保されている。
笑って、泣いて、悩んで、燃えて、癒されて。
エンタメとしての魅力を2時間で無駄なく凝縮しながら、現実に根付いたテーマをセリフではなく"体験"させる事で説く。

映画の特性をフルに活かした名作、ぜひ見てほしい。

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ジョイ☮ JOY86式。

4.0考えさせられました

2020年1月22日
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やっと見ました!光州事件の頃私はお隣日本で幸せにぬくぬくとくらしてました!こんな事があったのは知ってました!でも正直関心はありませんでした!同じ韓国人でも離れたソウルの主人公は関心ないようですよね!そこからどんどん事件?に巻き込まれ最後どう変わっていったか!とてもいい映画でした!

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Kayo

5.0とてもよい作品

2020年1月21日
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パラサイトが巷では人気だか、好きさで言えば絶対この作品。
是非一度見てほしい韓国作品、日本の俳優も見習った方がいい。

皆んな俳優が上手いよ。

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ken

3.5タイトルなし

2019年11月15日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

1980年の光州事件時の実話を基に
.
取材に訪れたドイツ人ジャーナリストを
光州へ送るソウルのタクシードライバー
戒厳令が敷かれた封鎖された地へ向かうが
足を踏み入れた地で出会った人々や
その出来事に心が動かされていく様子を
ソンガンホが熱演
.
光州事件のことをよく知らない
民主化を望む多くの学生や市民が犠牲になっていた事件
タクシー運転手の存在も事実
ジャーナリストの報道により
この事実が広まった
映画で他国の歴史や現状を知ることも多い
検索してみると
その国のその当時の様子がみえてくる
.
軍事政権下の重たい内容
.
台湾で今まさに起こっている問題と
似ていると思いながら鑑賞
.
人々の苦悩・優しさ・温かさが伝わってくる
多くは観てないけど
韓国映画もいいなとまた思えた

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lily

5.0【自国の負の歴史を、感涙エンターテインメント作品として描き出す韓国映画界の力量と国家に媚びしない矜持に頭を垂れる作品。】

2019年10月30日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

幸せ

 ー 1980年5月、韓国で起こった光州事件を正面から取り上げた傑作。ー

 ・今から30年以上前に隣国で起こった民主主義を踏みにじる暴挙が行われていた事。

 ・その事実をドイツ人記者”ユルゲン・ヒンツペーター”(トーマス・クレッチマン)と彼を乗せ、踏み入る事が禁じられていた光州地区に乗り入れた名もなきタクシー運転手(ソン・ガンホ とてもとても良い)が全世界に命懸けで伝えた姿には涙を堪える事が難しい。

 ・上記が全て事実である事にも驚愕する。

 ・又、その事実を映画化し、隣国日本にまで配給できる韓国映画界の気概やシステムにも驚く。

<日本ではこのようなテーマを扱った作品はミニシアター系でなければ鑑賞できないであろう。
 映画文化の違いを感じた作品であるし、深く記憶に刻まれている傑作。>

<2018年4月29日 名古屋駅前の劇場にて、満席の状態にて鑑賞。
 本当に満席だった。ビックリした。>

<2018年7月7日  地元の映画館で、セカンド上映にて再鑑賞>

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NOBU

5.0すごい作品を観てしまった

2019年10月26日
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アジア系映画は、あまり観ていませんでした。
そんな自分に喝!。

一言「すごい作品を観てしまった」衝撃作。

走行距離40万キロ!越えのオンボロタクシー。
妊婦を運ぼうとしても、車は動かない。
おまけにその客は、財布を忘れていたのでもらい損ね。

そんな時小耳に挟んだ、ドイツ人ジャーナリストの報酬金額。
滞納家賃と同額→仕事を横取り。
だけど運転手は英語カタコトだけって、意思疎通できんじゃん!。
と、最初はコミカルだったのに。

だんだん目的地・光州に近づくにつれて、シリアスになっていきました。

今だったらネットで拡散しそうな、人民弾圧・私服軍人の横暴。
まだ80年では、新聞・カメラ映像でしか伝えられない。
丸腰民間人に銃を向ける場面は、ちょっとキツかったけど(もう少し短くても)。

最初は逃げ腰だった運転手が、ジャーナリストを叱咤激励する場面。
「俺は運転手、人を運ぶ。あなたは記者、記録するんだ」。
意思疎通できなかったのに、周囲も含めて思うところが重なっていくところが胸熱。
涙出る一歩手前でした。

圧巻の1作でした。

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ゆき@おうちの中の人