スペインは呼んでいる

劇場公開日:2019年11月8日

解説・あらすじ

「あなたを抱きしめる日まで」のスティーブ・クーガンとイギリスを代表するコメディアンのロブ・ブライドンが本人役で共演し、2人が繰り広げるグルメ取材の旅をユーモアたっぷりに描く「グルメトリップ」シリーズの第3作。前2作に続き、「イン・ディス・ワールド」のマイケル・ウィンターボトム監督がメガホンをとった。グルメ取材でスペインにやって来たスティーブとロブ。カミーノ・デ・サンティアゴの巡礼ルート、世界遺産の街クエンカ、イスラム文化の色濃く残るグラナダなどの観光名所を巡り、極上の料理やワインを堪能しながら、大スターたちのモノマネやウィットに富んだ会話を繰り広げる。仕事も人生も成功している彼らだったが、恋人とのことや家族との関係など、悩みはつきない。5泊6日の旅が終わりに近づいた頃、スティーブはある決断をロブに告げる。

2017年製作/108分/G/イギリス
原題または英題:The Trip to Spain
配給:ハーク
劇場公開日:2019年11月8日

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(C)SKY UK LIMITED 2017.

映画レビュー

3.5 Fly on the Wall Poetry

2021年7月1日
PCから投稿

Winterbottom's comedies aren't designed to provoke laughter. The characters play themselves as they wine and dine across Spain. They're old actor friends with inside jokes. It's part of the dark humor if you don't find them funny when they're paid to be. In the meantime we get a tour of Spain's Michelin restaurants along with mid-life drama. You'll want a trip to Spain too before you get too old.

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Dan Knighton

3.0 スペイン各地のため息が出そうなほど美しい風景の数々と、これまたため...

2026年5月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

スペイン各地のため息が出そうなほど美しい風景の数々と、これまたため息が出そうなほど美味しそうなお料理の数々、そしてちょっぴり辛口なおしゃべり。が、ただ美しく美味しいだけでは終わらなかった!こんなラストありなの!?ってところが、さすがのウインターボトム監督だったのである。

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シラモリジャバテ

2.5 英語ネイティブ、映画通なら楽しめるのかも。

2026年4月18日
PCから投稿
鑑賞方法:その他

笑える

ドキュメンタリータッチのロードムービー。
スペインを縦断して、レストランで食事をしてレビューを書くという仕事を受けた様子を映画にしている。
土地を違えて、映画ではすでに3本目、TV版でもある人気シリーズらしい。
でも他の映画・TV版は未鑑賞。このシリーズ初鑑賞となる。

スペインは一度訪れたい土地でもあるし、
クーガンさんのファンなので、見てみたいと思ったが…。
(と言っても、『80デイズ』『トロピック・サンダー 史上最低の作戦』『あなたを抱きしめる日まで』しか見ていませんが)

”グルメトリップ”と解説にあるが、日本のグルメ番組と違い、二人の掛け合いがメイン。
突然、レストランで、物まね合戦が始まる!!!
周りの客やスタッフは、驚きもせずに、サーブし、談笑している。
撮影用の時間をとり、スタッフは店の方であろうが、周りの客はエキストラか?もしくは、撮影と断って、反応しないようにお願いし、反応した客はカットしたのか?
 私だったら、お店で、ミック・ジャガー等の物まねが始まったら、つい見ちゃうよ。
 とはいえ、真似する人物は日本でも超有名なのだが、取り上げるシーンがマニアックすぎる時もあって、似ているんだが似ているんだか。例えば、ミックから、パーティーで呼びかけられたシーンなんて、よほどのファンじゃないと、想像できない。
 映画のシーンや、その映画でのインタビューを想定しての物まね。相手のやっているのを、「違う、こうだ」とやってみせるのだけれど、私はどちらが似ているのかなんて、わからないので、おもしろいのだけれど、置いていけれた感が半端ない。
 日本で例えるのなら、コロッケさんと清水アキラさんが食事中や、映画で使われた部屋とかで、それにインスパイアされて物まねが始まったら、人気シリーズになるのも当然だと思うのだが、なじみがないので、残念感が残ってしまう。

勿論、レストランの実名が出て、そこからの見晴らし、店内の雰囲気、スタッフのサーブの様子、料理、調理場の様子も、その掛け合いにはさまれる。
 さすが、映画で取り上げられるだけあって、どの店も素敵だし、料理も美味しそう。けれど、日本のグルメ番組のように、料理をフィーチャーせずに、よくある食事のシーンのように撮られている。だから、ちょっと不満が残る。
 もっと、二人のギャグが楽しめたらよかったのに。

それでも、スペインの景色の美しさ。
緑に赤土、海の青。
ムスリムにも支配されたことがある土地。
だから、ロマネスク様式の教会もあれば、繊細な模様を繰り出すアルハンブラ宮殿。
攻防に使われた要塞の重厚さ。
パレドールに宿泊。
その雰囲気に圧倒される。

と、基本、二人の旅の様子を映すロードムービーなのだが、
その一方で、物語も進行する。
エージェント。息子の人生。
これはドキュメンタリーなのか、映画用の脚本なのか。
思いがけない人生の慶び事に複雑な思いをするクーガン氏。
キャリアと人間関係に、思わぬ現実を突きつけられるクーガン氏。
同じく人生の岐路に立つブライドン氏。選択するのは、キャリアか、家族・友人か?

50代後半に差し掛かれば、よくある問題ではあるものの、
陽気に見えるスペイン。でも、スカッとならない。
ここの掛け合いを絡めるのが、物語性のある映画なのだろう。
だが、この映画では、あまりうまくかみ合っていない。
唯一、ドン・キホーテの物語に絡むのか、それらしい台詞もあるが、この映画の中では今一つ活きていない。普段から、彼らのパフォーマンスをみているイギリス国民なら、この比喩が効いてくるのかもしれないが。
 ひたすら、レストラン探訪は仕事。それをこなしながら、悩みを抱えると言う、きわめて日常的なアプローチ。
 しかも、彼らのその悩みはこの映画では回収されない。
 ラストも唐突に終わる。あれは、イギリス的なオチなのか?

だから、鑑賞感が下がる。

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とみいじょん

4.0 “退調”が始まってからのスティーブに同じ情を感じます

2026年1月3日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

ご存じ、シリーズの続々編なり。
芸人スティーブ・クーガンとロブ・ライナーの珍道中、再開ですね♪

この年末年始は、30日(火)を除いてすべて出勤という快挙の僕でした(笑)

寒い寒い午前2時。夜明けの出勤まえに《彼らのスペイン旅行》に 気分だけでもと一緒させてもらえました。

サッチモのノリノリスイングで始まる本編なのですが、スティーブの駆るレンジローバーが「EU離脱後のナンバープレート」に変わっています。
まずは時の流れを感じさせてくれますねぇ。
(⇒「ペンギン・レッスン」ではさらに時は進み、彼はそのタイムラインでも老年の域です。僕は本作でもそこに目を留めました)。
コロナ禍が収まり、マスク無しの会話が可能となり、レストラン巡りが再開という時節の話です。

・・

相変わらず、二人のセリフは被りまくりです。会話のリズムはよろしくない。でも自然なままでしゃべくりまくるこの男たちの姿。いわく
「50代は人生最高の円熟期」だそうです。

憧れの船。海。バルでの食事。そして光。
何よりも半そでTシャツでのロンドン出発シーン。あの出で立ちが厳寒の信州にいる僕としてはそれだけでホッとする。

けれど「三匹目のどぜう」はいなかったですね。シリーズとしては監督を含めて、おじさんたちも、少々息切れだったかな?
本人たちも「人生のマンネリ」と「二番煎じ」をちゃんと自虐して突っ込んでましたから、そこを含めてのコメディではありました。
・・そこまでが映画の前半。

でもそれでも、このシリーズ3作目は
ちまたで言われているほどは悪くもなかった。それは「全篇通して貫かれている二人の老いの描写」ゆえです。

まずおやっ?と思ったのは
プリマスからの出航の「黒雲の垂れ込めた港の、灰色の風景」。
スペイン到着後もずっと「雨」。そして「夜露」。

二人とも体力の衰えを何とかカバーすべく旅先でもワークアウトしている。

ロブは高齢出産の妻と3歳の子を抱えるオヤジで、自身55歳の初老の男性だし、

プライドだけは高かったスティーブも、すでに業界では時代遅れ。今どきの風に乗り切れず、プロデューサーからはポストを外されての傷心の旅となり・・

その流れで映画はさらに、途中から負の状況を加速します
いつもなら添え物に過ぎなかった子分のロブは、スティーブの知らない所でヘッドハンティングを承諾して、こんなにも意気揚々です。
かたやスティーブは息子にも恋人にもそっぽを向かれて、メンタルは堕ち続けという流れ。口数少なく黙ってしまう彼がそこにいました。

僕自身が年を重ねると、
演者の加齢具合や、役者たちの少しずつの枯れていくさま、そして彼らの精神面での衰えも、とても目に止まる部分です。
かつての映画の見方とはまた違って、いちいちうなづいて微笑みながら、彼らの老化と、ラストスパートを見守った感じなのです。

ロブの自信に押されて土俵を割っていくスティーブ・クーガン。
別れた妻と、息子のおもかげを追ったラスト・・。
泣くなよ、スティーブ。頑張れ!って感じ。

シリーズものは、出演者たちのこんな“栄枯盛衰”を観ることも出来る。だからそこも面白いのです。

「老境」と「孤独の旅路」。

晴天のスペインをロケに使わなかったのは、きっと計算された演出。
新しい生命=孫が出来て、初めて旅先の空が晴れるのも計算された演出。

夢は儚く、ガス欠の哀しみでドラマが終息するのも同じこと。

星4つ

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きりん

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