友罪のレビュー・感想・評価
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悪くはないが、、、
脚本、監督、何がやりたいかはなんとなく伝わりました。
ただ、そこに行くには圧倒的に尺が足りない。
話が分散してしまい、人物設定ですら曖昧な感じに見えてしまう。
役者人の力量で観れてはいるが、、、
と、言うよりもそれだけでも充分に映画館に足を運ぶ価値はあると思います。
話に関して言えば、完全に人それぞれに思う。
もっと、救いをと思う人もいれば、微かな光に納得の人もいると思う、中には光など必要ないと考える人もいるだろう。
そうゆうことでは、多いに納得の行かない人はいるだろう。
でも、そうゆう感じで考えることが映画の醍醐味であると私は思う。
瑛太の演技が素晴らしい
瑛太の演技が素晴らしい。
それだけで観る価値があります。
瑛太演じる鈴木に惹かれていきますね。
低評価を付けている方のレビューを見てみると
「いつ心を許す友になったのか分からない」「心を許す関係に見えない」といった批判がよく見られますが、私は「あなた達は人と仲良くなる時になにか大きなきっかけや出来事があるんですか?」と聞きたいです、ないですよね?気が合えば段々と仲が深まっていきますよね。
この映画は描写が少ないかもしれませんが、会話に垣間見える関係の変化が、段々と心を許す関係になっていっていることを感じさせてくれてとても好きでした。描写されなくてもそういうところで感じてください。変に大きな出来事が描かれるよりもリアリティがあって良かったと思います。
最後にこの映画が好きか嫌いかは瑛太演じる鈴木を好きになれるか好きになれないかだと思います。これは映画を見てみないとわからないのでこの映画を見るかどうか迷っている方には参考にならないかもしれませんが…
でも最初に書いたように瑛太の演技が素晴らしいです。見ても損はないと思います。
是非みなさんに見てもらいたい作品です。
私は好きでした。
映画監督としてのセンスのなさが露呈した作品
他のレビュアーも書いているように、ストーリーが分散しすぎで、なんでもかんでも詰め込まなきゃ気が済まない、素人然とした作品。下品なマスメディアに辟易した良心的な元ジャーナリストの独白、うるさいだけの雄叫び、等々の演出・設定も、型にはまった陳腐なものばかりで、見るに耐えなかった。
拡散したまま
物語の登場人物が多くてそれぞれの暗くて辛い過去が描かれていく。
少年Aの物語がメインなのか何が何だか
わからないうちに盛り上がりもないまま淡々とラストとなった。
前半蒔いた種を拾っていくこともせず
中途半端に終わる悪い邦画の典型。
演者が可哀想になる。
脚本のせい?
原作も読んでいないのではっきりとした事は言えませんが、がっかり。
瑛太の熱演も報われず。描き方が中途半端すぎ。何を伝えたかった?
友達になった感もあまり伝わって来ないしあの週刊誌記者の不自然さも。
一体何を伝えたい??
役者いい人沢山使ってるのに勿体ないよー!
罪を償うとは。
本作を鑑賞して感じたこと。それは、
“罪を償うとはいったいなんなのだろうか…?”
過去に罪を犯した人間とその家族は一生幸せになってはいけない。
悔やんで苦しんで、赦されないことがわかっていても謝り謝り、謝り続ける。それしかできない。
そう考える山内(佐藤浩市)。
自分にはまだ人生があるのだから、
罪を償いながらも自分は幸せに生きる権利はあるのだと考える山内の息子(無免許運転加害者)
“裏切り”によって自分が友人を殺してしまったと後悔し、またそれを隠して友人の母に会いその度感謝される益田(生田斗真)。
真実をいうことがいつも正しいとは限らない。
真実をいってしまえばそこにある幸せも一瞬で崩れ落ちるのだ。
罪の償い方がわからない。その方法を探しながら爆発しそうな苦しい気持ちを押し殺して生きる鈴木(瑛太)。
罪や、過去の後悔は一生消すことは出来ないのかもしれません。
罪を償うことなんて出来ないのかもしれません。
加害者、その家族。
被害者、その家族。
そしてその周りの人。
どう生きるべきなのか。
考えても答えのでない問だと思いますが、
それを考えさせられる映画でした。
期待しすぎたのか テーマは感心があったのに
エビソードは瑛太と夏帆だけに絞った方がよかったのに話を広げすぎで本編とは別件の佐藤や富田の私生活なんてカットしてそれぞれ後になってから解明する作法なのでで分かりづらい
同居している連中の方がよっぽど悪の過去がありそうだが?
瑛太さんの演技力はスゴイです。
いろいろな人のシーンがありますが、どのストーリーも重くて最良の答えはきっと見つからないのでしょう。
非常に重くて暗い内容となっており、最後まで考えさせられる作品です。
瑛太さんの振り切ったり、時には感情が無いかのような棒読みになったりと幅広い演技力に引き込まれていきました。
映画としては完成度が低い
少年Aを題材にしている。
そんな宣伝文句に惹かれ、どういう背景を描くのか、どういう視点で何を紡ぎだすのか。
結果、期待は裏切られた。
原作は結構なボリュームなので、益田と鈴木に焦点を合わせるとよかったのではないか。
監督の意思を反映させるのは当然だと思うが、2時間という尺である以上、削ぎ落とすべきシークエンスは多くあった。
生田君を主演に据えるという事は商業目的であろうし、文字媒体を読まない観客には訴求しているのかなという印象。
心を揺さぶられました
原作は見ていませんが、キャストで良さそうかと思って見に行きました。
さすが演技派俳優達ばかり、この難しい役を見事に演じ切って、抑えた演技の中にも凄まじい迫力を感じました。
ジャーナリストの夢を諦めた益田と、他人を避ける鈴木は、町工場の試用期間として雇われる。最初はほとんど口もきかないが、だんだん打ち解けていく。
そんな折鈴木は、ふとしたことから、鈴木がある連続児童殺害事件を起こした犯人だと知る。
瑛太の演じる鈴木は、無口で人と触れ合うのを恐れて、危うさだけでなく不気味さも感じるが、どことなく寂しさも感じた。急にキレて物を壊したりはするものの、人にどれだけ殴られても殴り返さない。それどころか殴られても笑ってるところとか、自虐行為にまで走る。かとおもえば、酔っ払った先輩を介抱したり、怪我した益田を冷静に助けようとしたりという優しさも垣間見れる。
どことなくほっとけない感じではある。鈴木も本当は誰かに助けてもらいたかったんだと思う。きっとそれが間違った方向にいってしまったのだろう。
一方、益田の囚われている過去は、最後の方までわからないが、何となく予想はついた。鈴木と出会って、無口な無愛想なところしか見たことがなかった鈴木が、笑っているのを見て、嬉しくなって動画を撮る。その動画を後で見返しているときに見せる、なんとも言えない表情にズキンとした。
鈴木が出会う夏帆が演じる女の子も、過去に傷を負いながらも懸命に生きている。鈴木と出会って救われるものの、過去を知って怖くなるのもわかる。その体当たりの演技もすごかった。
また、佐藤浩市の役も、息子が事故を起こして、3人の子供を死なせてしまう、その償いを親として行い続けている。それなのに、その息子が結婚するといい子供もでき、家庭を作ろうとする、なんとも言えない気持ちを見事に演じていた。
人は何の罪も犯していない人なんていないと思う。知らないところで誰かを傷つけていることもあるだろうし、過去の罪に囚われて前に進めない人たちもいる。
心に闇を抱えた人たち、同じように罪を持っている人ならこの気持ちをわかってもらえるかもしれない、そう思うのもわからなくもない。
そして、親しくなった友達が、恐ろしい罪を犯していたら…? 元ジャーナリストとしての血が騒いだのか、それとも本当に友達を理解したいと思って調べようとしたのか、そのあたりはよくわからない。
結局、なぜ鈴木が殺人を犯してしまうことになったのか、それはよくわからなかった。自虐行為が他人へと向かったのだろうか、殺すことで何かが変わるのだろうか? 多分その答えはわからないと思う。
罪を犯した人は幸せになってはいけないのか?
私は、罪は一生償えないと思う。いくら刑務所で罪を償ったとしても、それは法的なものであって、過去は消えるわけでもやり直せるわけでもない。その罪を認めて、背負って生きなければいけないと思う。
久しぶりにいろんなことを考えさせてくれた映画でした。原作は即買いに行きました。これから読みます。
グロいの苦手な人は避けた方がいいかも
しょっぱなから結構なグロいシーンがあってびっくりしました。グロい場面が長い時間続くシーンが多いので、苦手な人にはあまりお勧めしません。
でも映画の内容としては意味深くてとてもいい作品だと思いました。
生田斗真さんと瑛太さんの演技力に圧巻されました。
うーん…。
難しい題材だからか、原作に無い設定がかなり時間を割いていて、後半にやっと原作に近づいてきたって思ったら終わってしまった。原作を読んでいなかったら、これはこれでありなのかもしれない。
救いは、瑛太がはまり役だったって事。
2018-61
答えは出せない。多分一生。
人間は誰しも欠落した部分があるけど、円で表すなら、その中心部分がすっぽり抜けてしまったような役を瑛太さんが気味悪く演じきっています。
どの行動を見ても、自分でちゃんと考えての行動なのか、心のバランスがふりきれちゃってそうやってるのか、わからない感じを演じているので、瑛太さん自身が怖く見えてくるほど。
チョイ役の忍成修吾さん、ああいう役うますぎてこっちも怖い。
キャストみんな上手かったけど、山本美月さんだけは何やっても変わらんなぁ😅
加害者の家族を描いているという点で『手紙』と被るけど、救いがある(といったら語弊がありますが、ストーリーとして見てまだ希望を感じる)のは、『手紙』のほう。
加害者が幸せになっていいのか?なってはいけないのか?
幸せになることは万人に与えられる権利なのか?
その答えは、どんな考えを聞いても多分正しいし、正しくない。
色々な罪を背負った人の群像劇を一気に見るようなストーリー展開で、もう心の中ぐっちゃぐちゃですね。
戸惑っています。
お口直しに同じ瑛太さんの『ミックス。』見てみると安心するかも😅
原作完全解体
原作を読んで鑑賞した者として
ここまで解体してしまうと
違和感しか残りません
ストーリーが散発に繋げていくので
映画だけの人は
ブツ切れ感が強い本作に
強い拒否感で出たかもしれません。
この仕上がりでは
原作者の薬丸氏も浮かばれませんね。
ただ瑛太の演技は素晴らしかった
佐藤浩市や富田靖子の演技は
相変わらず何役でも
同じでしたけどね。
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