友罪のレビュー・感想・評価
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期待外れ
予告を見て重い内容の物とはわかっていたが、いろんな事が入り交じり、エッ、エッと言う状況。
詰め込みすぎて不完全に終わった。
始まり、佐藤浩市が何故謝ってるかもわからなかったし、病院に運ぶ際の佐藤浩市の瑛太を見る目が何かを察したのだあろうがエッ親?だから謝ってるの?
となる始末。
あえて瑛太の役どころも少し障害のあるような設定も、なぜ?と。
原作を読まずに行って良かったなと思う。
咎
瑛太氏が圧巻だった。
「殺人」という罪を背負った人、また、その家族や直接その人達に関わった人達の"その後"を描いた話だった。
凄く考えさせられる。
一時的な衝動や過ちが、どれほどの枷となるのか…消えない記憶を一生引きづっていく。
それがどおいうものなのか?
瑛太氏の存在が全てを語ってた…。
加害者がいて被害者がいる。
赦されたい。忘れ去りたい。
でも赦されない。でも忘れ去れない。
贖罪という単語など無いのかとさえ思う。
今の世の中は、その予備軍で溢れてるように思え、簡単にその暗き溝に踏み込めてしまうキッカケにもシュチュエーションにも事欠かない。だが、その代償は果てしなく大きい。
文字通り、人生を変えてしまうほどに。
暗く重たい話しではあるが、様々な層の人たちに"戒め"として観てもらいたい。
後は…字幕がなあ…意図するところは分かりもするがも少し工夫してほしい。
気が散って仕方がない。
今年度の主演男優賞を瑛太氏に捧げたい。
少年Aは今どうしているのか?
暗く暗く苦しい…。
まるで、深い闇の底を見ているような感覚でした。
登場する人は、過去にくらい闇を抱えている人達ばかり。
彼らはなぜここまで闇抱えて生きているのか。
疑問を解消するには、彼らの底なしの深い闇を覗き見るしかありません。
数々の殺人を犯した少年Aは、今何を思い生きているのか?
犯罪者の弟として生きる、元ジャーナリストの生き様。
交通事故により、幼い子どもの命を殺めてしまった男の父親の孤独な苦しみ。
生きる希望もなく彼氏の暴力に耐え続ける女。
この映画に登場する誰もが、過去に縛られながら生きているのです。
一度は人生を捨てた人間たち。
罪を償うために生きる男たち。
そこには、幸せも喜びも嬉しさも、禁止された絶望というなの孤独だけが存在しているように思いました。
深い深い底なしの沼の底には、希望の光なんて微塵もありません。
「希望」なんて淡い期待を抱くだけ、裏切られるだけ…。
喜び幸せなんて言葉を口にすることは、もう二度とないのかもしれません。
そんな悲しみのどん底に生きる彼らの姿をひたすらに追いかける2時間…。
救済も希望もない絶望的な状況の中、唯一感じられた感が一つだけありました。
それは「愛」するということ。
友を愛する事。
家族を愛する事。
恋人を愛する事。
妻を愛する事。
狂わされた人生でも、過去の罪を背負っていても、大切な人を愛したいという気持ちがあるなら。
信じられる愛があるなら、犯罪者も、被害者も、孤独から脱却できたら、もう一度人生をやり直すことが出来るかもしれません。
頼れる存在、愛する存在、掛け替えのない存在。
大切な存在を見つけられた時、止まっていた時が動き出す瞬間が訪れると信じています。
実際の少年Aは、何を思いこの世に生き続けているのでしょうか?
この映画のように、友達と笑って歌っているのだとしたら…。
それは、許されるのでしょうか?
ずっと罪を背負って生きていてほしいと思う自分もいますし、更生して少しでも世のため人もために生きてほしい気持ちもあります。
少しでも罪の意識があるなら、被害者遺族のために、生きてほしいと願います。
役者の演技だけ
ストーリーは退屈。うまい役者で固めてる感じ。
やっぱり瑛太の演技を堪能する映画で、
特にラストシーンはすごい。
案の定、生田斗真だけ浮いている。
久々に、忍成修吾のクズ役がみられて、大変満足しました。
「家族」とは何か。極限の立場から問う群像劇。
【賛否両論チェック】
賛:家族や愛について、「罪」という切り口で問いかけてくる内容が印象深い。
否:様々な人間模様が雑多に入り混じっているので、鑑賞後にモヤモヤ感が残りそう。人によっては、観ていて不快感を覚える描写もある。
「元少年A」という本筋のストーリーはありますが、どちらかというと群像劇に近いような印象を受けます。かつて親友を亡くし葛藤し続ける益田や、家族を解散させることで息子の罪と向き合うしかなかった山内、過去につけ狙われ拠り所を求める美代子や、少年少女達を救おうとするがあまりに我が子との繋がりが見えなくなってしまう弥生。そして何よりも、決して許されない罪を犯した青柳健太郎の心の真実。
そうした彼らの慟哭から浮かび上がってくる、
「『家族』とは何か?『友情』とは何か?『愛』とは何か?」
といった普遍的な問いかけが、観ている側の喉元に突きつけられるような、独特の重苦しさがあります。
一方で、そんな様々な人間模様が一緒くたになっているがゆえに、観終わった後に心に残るものが少ないような気もしてしまいます。女性に乱暴するシーンや、そもそもの事件の猟奇性等、思わず眉をひそめてしまうような描写が多いのも気になるところです。
良くも悪くも重たい内容なので、思わず自分の生き方を考えさせられる作品といえそうです。
気分が重くなっただけのような..
内容は暗い..けど、観る前からそれは想定してたし特に驚くわけでもない。
演技派俳優だらけなので、内容に引き込まれるし集中できる!😊
だから見終わった後に余計に気分が落ちるというか🙍🙍
友罪って?
あの2人は本当に友人なのでしょうか?
少なくとも生田斗真さん役側は、あのバカな先輩同様単なる同僚としか思っていないと思います。
2人の間にいくつもの隔たりを感じます。
ラストは、監督としては貴方ならどうする?と問いかけた終わり方にしたかったのでしょうね。
原作を読んでいなかったので、普通に観られました。皆さんの書き込みを読むと原作が読みたくなりました。
なんだろう?
この微妙感。
劇中、親友って出てくるけど、こんな関係性で親友って、言って良いのだろうか?
色んな傷を負った人がたくさん集うけど、こっちの人より、こっちのが「まし」ってのを、狙ったのだろうか?
こんなに集まると、ちょっとお腹いっぱいな気がする。
ま、自分の子供がそうならないとは限らないという中では、怖さはあるかなぁ…。
微妙。
このような話の映画は好きでよく
みるので、とても楽しみにしていたのですが、正直微妙でした。終わりの描写も曖昧だし、話が複雑で難しく結局どうなったのか、何を伝えたいのかわかりませんでした。そして、この映画は殴り合いのシーンが多く、血などもリアルに表現されていてR15+にするべきだと思いました。フライドポテト、ポップコーンを買って観ながら食べようと思いましたが、
この映画観ながらだと全く食欲がわかず、半分以上残して持って帰りました。
飲み物だけで十分です。
しかし、キャスティングはとても良いと思いました。瑛太さんとても演技がうまくて少年Aしっかりやっていて引き込まれました。その他の俳優さんも役とあっていて良かったです
鬼慟哭
原作小説未読。なのでラストの結末が小説とはどう違うのかは不明。唯、唯、主演生田斗真の慟哭が何度も何度も映し出されるので、そういう意味では確かに女性客の異様な多さは、このシーンを愛でるというスタンスなんであろうことは容易に想像出来る。とはいえ、確かに、男前が、あれだけの慟哭を表現するのだから絵になる。特にアイドルも歳をとれば顔だって弛んでくるから、その深い皺が良い表現手段として生かされているのである。
金属加工工場のあの過酷さは、リアリティがあったのに、何故に寮内の掃除が行き届いている様は全くリアリティが感じられない。男、しかも所謂DQNがいるような場所なんだろうから、もっと床とかにゴミとか散乱しているだろうし、その辺りのゴミ屋敷振りをもっと演出してくれると、荒みきった環境に拍車が掛かるのだと思うのだが・・・
色々難癖は付けたが、総じて流石俳優陣の質の高さは紛うことない。大変素晴らしい演技である。勿論、都合良い所とか、こんなに色々な問題がサンドイッチされているような関係性はないんだろうから、そういう意味では如何にあり得ない話をさも現実のように作り込むストーリーデザインは小説の通り、秀逸である。勿論、こんな究極の状況に置かれる人はそれ程はいない。だからこそ想像力を逞しくして生きるより仕方がないし、その正しい選択は誰にも分からない。だから本作でもその明確は答えを出しているわけではなく、しかしあまり頭でっかちにならないよう、感情と理性をなんとかバランス取りながらも生きていくことをまるで針のむしろのように続けていく示唆に、何とも言えない重しを乗せられたような胸のつぶれる気持ちを頂いた様な気がする。今までの監督作品の中でも非常に解りやすい作品であった。
唯、一点、あの動画が抜かれたトリックはきちんと観客に知らせて欲しかったなぁ・・・
罪とはなんなんだろう
この映画を見た人はどう思うのかな?
沢山の考え方が産まれそうな、幅の広い映画だと思った。
全員に共通したのは、『独りよがり』
遺族は悲しみから前に進みたいのに、罪人だけが、前に進まず、却って遺族を苦しませていて、更に自分自身も苦しみ続けている。
過去は変わらない。
しかし、過去と自分の罪と、向き合わないと前に進めない。でも、向き合うには一人では向き合えないが、罪人は、背負うがあまり一人であることを選択するから、結局向き合う事が出来ず、年月ばかりが経ってしまう…。
罪人に限らず、僕らはどう生きるべきなのかな?…と、考えさせられました
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