友罪のレビュー・感想・評価
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脚本がよくないとおもわれます。筋、ストーリーが。
三日がかりでやっと見終わりました。途中で投げ出したくなりましたが最後まで見終わりました。
希望をもたせる終わり方
こじつけみたいな終わり方なんですよね
神戸連続児童殺傷事件が小説になる。そして映画になる。それはフィクションとしてちゃんとつくられている。
それはよいのですが小説は読んでないのでこの映画の範囲でいうと、どうも切り落としたほうがよいところがあります。未成年のときの無免許運転で幼い命をうばってバラバラになった家族が息子が結婚することになり父(佐藤浩市)と息子の溝がはっきりしたりするこの家族、未成年の父親、加害者家族の父親の償いや考え方、タクシー運転手とて、こちらは描かれているのに、この映画の柱である本来の神戸連続児童殺傷件の家族の償いはまったく、描かれない。それはやはり、描くことが困難なのです。身勝手なマスコミのエゴは、世間を騒がせた、大きな事件なのでそれは主人公(生田斗真)の元恋人にまで絡ませて描かれているのにです。
瀬々敬久監督の映画を初めて観たのは『最低。』でこれは非常に感動して、そのあと『ヘブンズストーリー』『菊とギロチン』『楽園』と見てきました。
そしてこの映画になりましたが
『楽園』以外はどうも良くない、私には。監督の映画は話が広がりすぎる傾向にあります。シーンシーンで瀬々監督の力量の凄さはいまだに、多くのシーンで印象に残ります。ほかの現役監督を遙かに凌駕しているだけに、とても、残念に思います。
わたしは最後ばったり会って希望をもたせるラストシーン
この映画の終わり方としてはよくないと思います。
たとえばいろいろな問題提起をしてとりあえず希望をもたせて終わる。
クルド人問題を扱った
『マイスモールランド』
あの終わり方は良いです。
ただこの『友罪』はよくない。
人と人が、本来孤独なものでしかない。なのでバラバラになってお互いをふとした瞬間で思い出す
なんか具体的にすぎましたが、まあ、そういうことです。もやもやしたまま、不安な気持ちで余韻を引くべきなのではと思います。
言葉で説明することは難しいからほかの映画と比べて説明しました。
これもまた評価が難しい・・・
瀬々さんの作品は🎦最低。に続いて2作目の鑑賞。瀬々が京大哲学を卒業という履歴を拝見すると腑に落ちる作品作り。結論から言うとストーリーに身を任せる事が出来ず結論ありきの物語感が強い。しかしこの2作に共通する事はいずれもエンディングにカタルシスが用意されていて鑑賞後感がすこぶる良い。カタルシスと言うより救済といった方が監督の視点がはっきりする。この揺ぎ無いまなざしがこの監督の生命線なのかもしれない。
瑛太と夏帆が印象的だった!!
内容そのものより、どういう状況か分かっていくのが面白かったです。過去の事件の直接的な描写が無いのでモヤモヤしますが、心に欠損がある者が集まっていました。生田斗真はいつも同じような印象ですが、瑛太の方が役柄にチャレンジしていました。夏帆も役柄に合っていました。あれっ!?終わり!?という感じで、起承転結の結が弱いと思います。
ちょっと話変わっちゃってるのでは?
少年Aって絶歌の人でしょ?こんなサラっとした殺人じゃないと思ったのですが…。他の方も書かれているようにこれだけでも大きな事件なので他の事件をごちゃごちゃに混ぜこんだ事自体はしない方が良かったかも。俳優陣の演技は良かったです。以上!
考えさせられる
皆さんのレビューを拝見し原作がある事を知った
原作は読んでないので知らない。
ただ単に一本の映画として観た感想は
言うほど酷くはないと思いました。
タクシー運転手の息子は自分が犯した罪を受け入れ反省しそれでも家族を作ろうとしてる、残りの人生を精一杯生きようとしてる。
鈴木も小さい頃、きっと母親が死んだあとリスカが始まり毎日生死について考え母親の後を追いたかったんじゃないか
でも今では心の底から生きたいと益田に言った。
反省して更生したらいいのか
被害者家族はそうは思わない
奪われた最愛の娘、息子はもういない
「人が死んだらどうなるか
その人の存在が無くなるんだよ
会えない、話せない、触れることもできない
この世界にいないんだよ」
家族は毎日毎日自分の子供が生きてたらって思うでしょう、会いたい話したい触れたいと。
映画を観て両方の気持ちがわかり
なんとも言えなくなりました
簡単に言葉が出てこなくなる
一生笑ってはいけないのか
誰かを守りたいと思ってはいけないのか
益田は自ら手にかけてはいないけど
あの時「勝手にすれば」と言わなかったら
学くんは生きていた
殺したも同然と罪を抱えて生きている
とても難しくて考えさせられました
ちゃんと反省している人間は許してあげたい
でももし私が被害者家族だったら
絶対にそうは思えない。
罪は償えない
自らの罪、他人の罪に対して様々な考え方を持った人物の物語が描かれていて、考えさせられました。
私が1番印象に残ったのは、罪を必死に償おうとするタクシードライバーは、被害者遺族を幸せにできるわけでなく家族に不幸をもたらしており、反対に、その息子は罪を償うことをやめているが(元々償っていない?)、結婚という幸せを手に入れ、少なくとも妻を幸せにできていることです。そして、全ての登場人物において、罪を償うことにより新たな幸せを生み出した人はいません。結局は罪を償うことはできず、償うためにしている行動は自分自身の許しを得るためのものと思います。
鈴木が公園で言った、「でも、生きたいんだよ」が全てだと思います。たとえ罪を犯した人間でも、生きて幸せになる権利がある。しかし、そのためには自分自身の許し、他人の許しが重要であり、罪が大きいほど幸せを得ることが難しい。それが罰であり、その環境を受け入れることが償いではないでしょうか。
時は刻々と流れていく 決して取り返すことはできない だから日々を丁...
時は刻々と流れていく
決して取り返すことはできない
だから日々を丁寧に
自分が発するひとつひとつに責任を持たなければいけない
けれども人に対しては許せる人であれたらと思う
すごく苦しい映画だった
でも人として大切なことに気づかせてくれる映画だったと思う
公平ではない。
少年犯罪の加害者の出所後の心の葛藤と後悔の念を描き、最後は生田斗真演じる主人公との友情で美談の如く締めくくっているが、過去に少年犯罪の犠牲となった被害者遺族からすれば観ていて不快でならないだろう。恐らく瑛大が演ずる役は神戸児童連続殺傷事件の加害者、佐藤浩市の息子役は女子高生監禁暴行殺害事件の加害者の一人で、現在家庭を築いているとされる元少年を模写していると思うが、女子高生事件の他の加害者は全く反省もせずに再犯を繰り返しているし、この元少年らも実際の胸の内はどう考えているのか分からない。実際に少年犯罪の加害者の出所後の再犯率の高さから伺える。この原作を書いた小説家や映画製作に携わった人達は少年犯罪の加害者側に立ち、被害者心情を全く考えていない。もしこのような小説や映画を製作したいのなら全くのフィクションにするべきでは?登場人物が実際に起きた犯罪の加害者や被害者を連想させるような作り方は理解しがたい。何十年過ぎていようが被害者遺族にもっと配慮すべきだし、再犯を繰り返す加害者が多い事も取り上げるべき。こんな美化された映画、観ていて不快になった。
どっしり重いテーマの良作
評価分かれるのは仕方ない作品。
大きな盛り上がりやどんでん返しや伏線回収などが無いのでその辺の低い評価は想像される。
実話を題材に罪と償いがテーマなのでむしろ映画のエンタメ要素が無くて好印象でした。
複数の話が絡み合わないながら同じテーマの中で、それぞれが抱えている問題としっかり向き合うまで丁寧に描かれている。
役者さんが有名どころばかりだがいい感じに目立たずにストーリーに溶け込んでました。
ラストあたりで少しインパクトあれば5点だけどそういう要素入れると安っぽくなるのかもと思うと難しい。
瑛太
瑛太の演技が本当に絶妙だなぁ。やりすぎてもなく。闇のある瑛太の演技好きだなぁ。。
ストーリーとしては、一個多かったかなぁ。詰め込みすぎてるかなぁ。
富田靖子のくだりとかはもしかしたらなくても良かったかもしれなち。
罪を犯すことの苦しさ
まず初めに、レビューが低すぎる人が多いなあという印象を受けた。殺人を題材にした映画は終始重いものだというのは大前提なので、そこを評価の基準にしているものは全く参考にしてはいけない。
殺人だけでなく、過去の罪に囚われて生きている人の葛藤を描いた本作。被害者が一番苦しんでいるのはもちろんだが加害者も全く別の苦しさを持ち続けている。
殺人や借金、浮気に関しても殺すこと、お金を借りること、腰を振ることは簡単だが生き返らせることはできないし、お金を返すことは簡単ではない。裏切った人の信用を取り戻すことも難しい。それをどう乗り越えるか。友罪は最後まで誰も乗り越えることが出来ていなかったと私は捉えている。
乗り越える、罪を償うことはできなくとも誰かに心を許すことで救われることもある。いじめの一番のケアとして有効なのは話を聞くことだと聞くが、あながち間違いでないと感じた。
長くなってしまったが、本作は良い映画だと思う。レビューを見る際は、起承転結に気づけない、演技力をチープと捉えるような感性の乏しい悪魔のような評価者の意見に惑わされないことが大切だ。
瑛太さんの化け用がすごい。
瑛太さんの、演技力に感無量です。
素晴らしい!
ストーリーは、なかなか理解するのに時間を要する。
何個目?え?
それとそれ繋がる?
繋がらなーーい。
佐藤浩一さん、山本美月さん、富田靖子さん
のストーリーがわからなかった。
観終わって「?」ってなった。
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