寝ても覚めてものレビュー・感想・評価
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前半部分で諦めかけた…
最後まで鑑賞できないんじゃないかなって思ったりしながらの序盤。 前半はなんか色々よくわからないことだらけだった。 後半に差し掛かり、急激にストーリーが動き出してからは良かった。 フランスとの合作と言われると、確かに空気感はそうだなぁ。 全編通して主人公が好かんと思った。最後の最後まで自己中なやつだ。 けど、しょうがないよね、本気で好きになっちゃったんだから。 止まらない恋ってあるから。
ポテンシャルと商業化の折衷…次第に生まれる愛のリアリティが快い
待望の初鑑賞は、古き良き映画館「高崎電気館」にて。濱口竜介監督が作る錯覚と果てなき世界。突拍子もないけど、アッとさせられるな…。 『ドライブ・マイ・カー』『偶然と想像』に続き、濱口竜介監督作品を見るのは3作目。商業作品としてピシッと倣って作られている印象。120分のプラットフォームに落とし込みつつ、愛の彷徨う様を繊細に描いている。序盤から中盤にかけては突拍子もないように感じていたが、次第に引き込まれていき、流石だなと思った。 愛の不確かさと均衡を失うような感情。正しさよりも自分に正直にいたい姿に共感は出来ないものの、そのふしだらな彷徨いは凄く繊細で柔らかい。細かなギミックが色味を持ち、8年の変化を様々な形で映していく。その過程の中で、失踪や転勤、出会いと別れ、そして震災…。これらが挟まり、自身の価値観の変化が外的に起きたことも示唆している。少し物足りないが、やはり終盤はハッとさせられるので、二人の果てが達した答えを受け入れられたのだろう。 主演は東出昌大さんと唐田えりかさん。東出昌大さんを『BLUE/ブルー』で起用した吉田恵輔監督が「あんな高身長でナヨナヨした俳優は他にいない」と評していたのだが、それを思い出した。油断を感じさせるような演技が凄い上手いので、この2役も本当にハマっている。そんな状況の中、唐田えりかさんは本当に大変だったのだと思う。リアリティの高さ、自問自答が続く中で演技を探し出すことは容易でない。その不安定さが刺さった。 言葉や仕草、カメラに収める画角、いくつもの視野と多くの反応を掻い摘む上手さを改めて感じた。非常に有意義で興味深い時間だった。
わりと時間の無駄だった
ホラーやコメディとして、家のTVで文句垂れながら見るにはいいけど、自由に喋れない映画館で見るにはストレスが溜まりそうな作品。 洒落乙なカットを撮りたい監督の思惑はあるんだろうが、それが強すぎて、いや、表現が下手くそすぎて不自然というか違和感をかなり感じて草生える。監督のオナヌーです。 色んな意味でキモい映画。美的センスが刺激されることは皆無。刺さる人には刺さるのかな?俺には嘲笑しかできない。
鑑賞動機:監督8割、伊藤沙莉1割、ゲスい好奇心1割
原作未読。 私から見たら衝撃的だったけど、当事者以外から見たら、なんでそんな馬鹿なことしたの、としか思えないようなことを、自分でもそうだとわかっているのにしてしまうことって…あるんだろうな、と思う。実証しちゃってるだけに余計に。 麥はこわい。人間じゃない方が納得するくらいこわい。 伊藤沙莉が出てくると、つい彼女を見てしまう。大阪のおばちゃん的役回りがはまっていて、よい。
女性の感想を聞きたい❗
僕は男だから、東出氏が演じていた二人の男性の気持ちは解る。麦みたいに自由奔放に生きたいけど…。朝子が一時の迷いだった気がするが、戻ったら受け入れると思う。 朝子の対応は賛否両論あると思うけど、結局安定(収入面だけではなく)を求めたのかもしれない。 よく出てきたネコが印象的❗ネコ🐱好き女性にはあまり期待をしないでおこうとも思えた。
東出さんがよかった
リバイバル上映で観た『ドライブ・マイ・カー』で初めて濱口竜介監督を知って、非常に興味深い作品を創り出す監督さんだと今更ながら過去作品に臨んでみました。うん、やっぱり凄い監督、脚本家さんだと改めて思いました。
初監督作品なんですね。封切り当時、結構話題になってたみたいですが何故かスルーしていました。「実はこの頃から注目していた、これから目が離せない監督なんだよ!」なんてかっこつけて語りたいところですが、全くノーマークでした。
串橋(瀬戸康史さん)とマヤ(山下リオさん)の最初の演劇論での衝突から仲が深まる流れは想定できましたが、ヒロイン朝子(唐田えりさん)の行動にはどうしても納得がいかないし、感情移入できませんでした。主役に感情移入できない作品はあまり良い評価できないんですがこの作品は少し違ってました。
東出昌大さん演じる亮平と麦の二役がそれぞれ葛藤する(のは亮平だけかも)姿を見事に演じ分けられてました。(ただの『ボクちゃん』じゃなかったんだ!?)同じ川の流れを見ながら全く反対の感じ方をする2人の言葉がとても象徴的ですね。またしても渡辺大知さんと伊藤沙莉という素晴らしい役者さんたちに脇をガッチリ固めとてもいい味出されてました。
『ドライブ・マイ・カー』を観てからの遡っての鑑賞なので先入観なしとは言えませんが(再びいいますが)凄い監督さんが出てきたものです。
まだまだ若い濱口監督作品のこれからの活躍が楽しみでなりません。
アカデミー賞おめでとうございます!(願望での妄想発言です。お許しください。)
麦麦麦麦大和田バク〜♪
可愛い顔してあの娘割とやるもんだね〜映画 これ東出昌大と唐田えりかの現在を重ねると(というか、重ねざるを得ない)色々味わい深い 二人の棒演技が濱口作品と相性よく、お互いの無表情から観客の想像を掻き立てる作りに 瀬戸康史や伊藤沙莉、山下リオなど芸達者が脇を固め(仲本工事だけ判らなかった)黒沢清作品のような不穏さもあり2時間退屈しなかった 唐田えりかは男好きする顔といい役柄といい東出との不倫騒動で完全に女性の敵になっているが、個人的には好きな顔なので応援しています(東出はどうでもいい) 蛇足だが杏ちゃんはもっと好きです(YouTubeもサイコウ~)
同じものをこれからずっと視ていく大人の愛をイメージさせる斬新なカッコいいラスト
原作は読んでおらず、あくまで映画だけを見た上でのレビュー。
今まで見たことが無い新鮮で、苦味も伴う、恋心を通じて二人が大人となる素敵な恋愛映画で、珠玉のとても愛しい映画という思いが残った。
そして、夢の様な恋に憧れ溺れた朝子(唐田えりか)が、現実的な愛に目覚め能動的に行動出来る女性に成長する物語。イプセン「野鴨」の辛い現実を知る悲劇をベースに、社会性も織り込み、愛する人間の過ちを何とかそんまま包容し克服し、前に進もうとする亮平(東出昌大)の物語でもある。
ドライブ・マイ・カーの滝口竜介監督による2018年公開の日仏制作映画。原作は芥川賞受賞作家の柴崎友香、脚本は2007年城戸賞の田中幸子と滝口監督、撮影は佐々木靖之、編集は山崎梓、音楽はtofubeats。配給がビターズエンドとエレファントハウス。
出演は、東出昌大、唐田えりか、瀬戸康史、山下リオ、伊藤沙莉、渡辺大知、仲本工事、田中美佐子ら。
まず、俳優が真っ直ぐにこちらを見るカメラワークが印象的であった。映画の中で2回登場の視線が刺さる様な牛腸茂雄の人物写真の構図と同じだ。ごくごく普通のヒトに見える最初の方の朝子と、亮平への愛を自覚してから津波のあった東北の海に向かう朝子、唐田えりかの凛とした美しさの対比が絶妙であった。据えられたカメラは、朝子のみならず、映画での演技を通して唐田自身の成長をも映し出している様にも思え、その二重性に惹きつけられてしまった。
麦と朝子の友人の岡崎(渡辺大知)がALSになってしまう設定は、視ることによるコミュニケーションの力、即ち映画を通しての作り手と観客の間の以心伝心の力への信頼を強調する意味あいからということか。実際に、岡崎は視線の動きだけで急な雨を朝子に伝え、朝子はそれを分かり行動した。
それから、瀬戸康史と山下リオの揉めごとを上手に捌く等、平凡ながらも頼りにはなるビジネスマンの亮平、乙女の夢を喰って生きてる様な実在感が乏しい俳優でモデルの麦、その二役を演じ分けた東出の演技と、二人の違いを上手く描出した脚本が、素晴らしい。
そして、長時間運転で疲れた亮平の足裏や背中を揉みながら「亮平のことめちゃ好き。どうしたらいいかわからんくらい」と吐露し、更に元カレの存在を好意的に考えると言う康平に真っ直ぐにハグする唐田。その姿は、少なくとも演技しているとは思えない迫真さを見せ、とてもとても可愛いかった。
劇場での地震の後、倒れてしまった「野鴨」の看板を横向きに立てかける亮平。これから野鴨をモチーフにした新しいドラマを見せていくという監督の意志宣言か。知的にさりげなく主張する監督に感心させられる。
震災後5年も同居していたのに朝子は、亮平の制止も聞かず、突然現れた元カレの麦(東出昌大の二役)と共に、夢見る様に北海道へ向かう。しかし、震災後に亮平と二人で通った思い出の仙台の手前、津波対策の防波堤が見える海のそばで目が覚める。
「ねえこの向こう本当に海なの?」「知らなかった?」「うん」。彼女は悟る、かけがえの無い場所と時間を共にした本当に大切なヒトの存在を。ここからリズムが変わって、亮平のもとにしっかりと自分自身の力で帰る朝子の映像の流れが、とても素敵で好きだ。大阪へ向かう夜行バスで見せる愛を再発見した彼女が見せる息を飲むような美しさが、とても素晴らしかった。
最後、「俺はきっと一生お前のこと信じへんのや」と言い、朝子と一生これから付き合っていく決意を告げる亮平。冷たい言葉の裏に、深い大きな愛があるセリフで痺れてしまった。
二人で一緒に水量を増した川を見て、「きったない川やで」言う亮平、「でも綺麗」と言う朝子、感じ方はそれぞれだが同じものをこれからずっと視ていく大人の愛をイメージさせる斬新なカッコいい終わり方であった。続くtofubeatsによる色々あるが二人の愛の途切れない強い流れを歌い上げた歌詞と相まって、大きな感動を覚えた。
個人的に主人公嫌い
最後の方、ものすごくもやっとする。主人公が不思議ちゃんで、何考えてるのか分かりにくいし、共感できないからしんどいのか。
りょーへいは、誠実で優しいし、共感もできるキャラクターだから、ラストずっとりょーへいに共感してイライラモヤモヤ。
ふざけんな!ってなるよそりゃ。
はーしんどい。
って思いながら観終わったけど、皆さんのレビュー見てたら絶賛されている方もいたり、かたや私のように思う方もいたり、賛否が割れるその理由を考えたりコメント読み比べるのは面白いです。笑
臆病者のようなつまらない結末 映画はピント外れ
”ドライブ・マイ・カー”を観てモヤモヤしたので、エロいの観てすっきりしたくなって プライムで”寝ても覚めても”を観たんですよ なんせ、東出昌大と唐田えりかの不倫が話題になったし、寝ても覚めてもだもんね 邪(ヨコシマ)な妄想満開だったのに、見事に裏切られました ショボーンです キスシーンはあるけど、あとなんも無し これは新人女優を飛躍させる目的の映画です だから、ほとんど肌を見せる事もなく、ベッドシーンも無し まだまだ出し惜しみできる期待の大型新人だったんでしょう 168cmのスラッとした美人 既に韓国で人気なのがわかるルックスですね 幼さもまだ残っていますし まあ結局プレイボーイの共演者のおかげで、思惑は水泡と消えたわけですが 新人女優を売り出すにしては、浮かれたところもない、淡々としたシーンが続く 外見はいいのに彼女の良さが全然でてない 演出はしっかりしてるし、丁寧なんだけど 抑揚が無いのでなんの面白みも無い デジャブを見ているみたいな感覚が・・・ なんと監督が”ドライブ・マイ・カー”の濱口 竜介だったんですねえ なんという不運 ストーリーからして新人女優ができる役ではなかった しっかりした演技ができる女優がやればずいぶん変わったと思う 全くのピント外れな作品になってしまった この映画に唐田えりかを使うべきではないし 唐田えりかのためなら、ストーリーと監督を変えないといけない ピント外れと言えば、ほとんど関東人の俳優に関西弁を使わせる意味があるのかい 唯一の西日本出身の山下リオは東京人役 関西弁の指導だけでも無駄な労力がどんだけいるか 原作は未読ですが、後半にいっきに話が動きます コレは男性には書けないだろうなと思ったら、やっぱり女性でした 男には酷すぎるもの が・・・・ 結末はとてもつまらない ヒロインの友人役の伊藤沙莉のように やりおったなあっと喜んでいたら 結局、常識の範囲におさまってしまった ほんま、つまらん ”鬼滅の刃”の結末みたいにつまらん あそこまで行ったら破滅を見せてくれよなあ ぜんぜん関係ないけど、ネコちゃんの名前 ちんたんって清湯(チンタン)スープからとったのかな
夢の中へ行ってみたいと想いませんか?
内容は、長編恋愛小説の映画化作品。同じ顔の男性の間で揺れ動く女性の心象風景を繊細に描こうとした作品。『何や!お前も結局見た目かっ?!』や『男はなっ他の男のチンチンが入った女はいらんのやっ』が印象に残りました。映像として伏線も上手い。雨と猫と川の映画だなぁと感じました。1番ヤバいのは寝ても覚めても夢を観ている感覚の主人公朝子かもしれません。出て来る主役の二人が人間離れした演技で浮遊感が物語を分かりづらくさせているように思う。自分としては唯一無二の親友役の伊藤紗莉が良かった。映画観てる貴方も同じ様な所あるでしょ?!と聞こえて来そうな映画ダダダ。
最低の女の子…
前々から気になっていた作品だが、例の事件もあって見送っていた。でもドライブマイカー、偶然と想像と来て、これは見なけりゃですね。 さて、それでは、この映画の感想。 それは最初から最後まで、ずっとつきまとう不安感。これと似たような経験はなくても、似た感覚は経験したことがある。恋愛のふあふあ感、危うさ、よくわかる。話は完全な虚構なんだけど(あんなにそっくりな人いるわけないだろ…)、でも溢れる現実感。 僕が亮平なら?…結局、赦すでしょ。 僕が朝子なら?…赦してください。
現実が虚実に飲み込まれる
主人公の俳優さん2人が見事に映画の世界に飲み込まれてました。 お陰で生々しかったです。ある種怖いです。だから芸術作品。 現実にあるわけないじゃん。というような初めての2人の出会い。 と思っていたけど、それは私の思い込みなんだなぁと他の方のレビュー見て思いました。 凄く感覚的、というか感覚で読み取る映画だと思う。 なんなんだ、この観賞後の感覚。 これはひとつの虚実から創造された現実。 こんな出会いも創造できるんだ。空気感で交信してるような。
正直良さが分からない
濱口竜介監督の商業映画デビュー作で、カンヌ国際映画祭にも出品されていて期待値が高かったこともあってか、少し拍子抜けしてしまった。 あらすじを見ているとそれを単調になぞったストーリーでじれったく退屈だった。 後半からはなんだそれという唐突な展開で冷めてしまう。薄っぺらい男女の恋愛に付き合わされた感じ。 慣れない関西弁も平坦で棒読みに感じてしまった。
教科書通りの優等生?
大阪弁、やたら北へ西へと意味無く移動のロードムービー、モンタージュ、俯瞰描写の多様・・・黒沢的描写、舞台演出、チェーホフラブ❤️伊藤沙莉の関西弁完璧❗図らずも舞台を演ずる者達を敢えてスクリーンに通して観客を覚めさせるこの手法に監督はチャレンジしてるだけ?次回作で辛うじてこの手法は進化はする事にはなるのだが・・・そして愛が軽い。見れば見るほどポイントが下がる。まさかとは思ったが最後に主人公走らせよった・・・😅映画が見えとらんのか新しい映画を作ろうとしてるのか・・・セミの声、雨、捨てきれぬ猫🐱・・・小細工多すぎ。もっと整理せんと。各シークエンスはとても良くできてるのに作品としての纏まりがどうしてこんなに無いのか?。一応次回作が進化してたのでこの作品は★ふたつ。
恋愛の非社会性を克明に描写した傑作
観たことのない種類の映画である。 まず冒頭の始まりのところ、ラブストーリーだと思い見始めると突然80sのプログレッシブロックのようなシンセが流れはじめて"なんだこれは?"となる。不気味だが画面にとてもマッチしている。 素朴なふんわりした可愛い感じの服装の女の子が歩いている。それを遠巻きに長回しで撮っている。足早で何か焦っているようだ。 場面は変わり写真展?ひとつの写真の前で立ち止まる。女の子の顔が映る。写真に見入っている。鼻歌が聞こえる。男が後ろから現れて消える。女の子が振り返る。男を目で追う。男はフラフラと歩いて画面から消える。 場面が変わり、女の子はパンフレットを手に取る。さっきの男が通り過ぎる。女の子は待ち伏せしていたのだ。エスカレーターに乗った男を女の子は追う。外に場面は変わり、階段を登る男を追う女の子。階段の上の広場で少年たちが爆竹を鳴らす。驚いて逃げ出す少年たち、爆竹の音に振り返る男。待ち望んでいたようにそれを見つめる女の子。 不思議な映画である。 この冒頭だけで私の心は完全にこの作品に取り憑かれてしまった。何かおかしなことが持ち上がってるとこの時点で理解した。これはただのラブストーリーではなく、危険な何かである。それはたぶん社会の規範から外れるような何かである。ただそれがなにかを説明することはできない。 現代人の我々にとって恋愛とは何か、私はこの映画を観て考えずにはいられないのである。それは友達を早産させ、1人の男性の人生を一変させてしまう。でもそれだけではない。この映画ではそれを明確に説明していない。気配を感じるだけだ。その気配に私は戦慄したのである。 この気配というのは、いわば芸術そのものなのかもしれない。朝子と良平の関係は芸術と社会の関係のようにも思われる。恋愛の爆発は一種の芸術である。非社会的な行動なのだ。それと同時にとても儚く尊く美しい。彼らの個人的な恋愛を作品の評価とごっちゃにして語る方が多いが、愚かとしかいいようがありません。というか、むしろこのすごい作品のエネルギーに2人が飲み込まれてしまったとしか思えず、逆にそこまで本気だったのか!と私は嬉しくなる。彼らはマジだったのだ。 最後に朝子はあの海で何を見たのだろうか。 原作には麦は宇宙人という裏設定がある。もしかしたらUFOを見たのか。ただそれを画面に映さないのが監督の高い知性と芸術性のなせる技か。未確認生物であることを比喩として使ってもっと深いその"何か"を感じさせることに成功している。大傑作である。
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