素敵なダイナマイトスキャンダル

劇場公開日:

素敵なダイナマイトスキャンダル

解説

実母がダイナマイト心中を図ったという強烈な体験を持つ雑誌編集者・末井昭の自伝的エッセイを柄本佑主演、「パビリオン山椒魚」「南瓜とマヨネーズ」の冨永昌敬監督によるメガホンで映画化。母・富子が隣家の息子とダイナマイトで心中した末井青年。18歳で田舎を飛び出し、昼は工場勤務、夜はデザイン学校という生活から、看板会社への就職、そしてエロ雑誌の世界へと足を踏み入れる。表紙デザイン、レイアウト、取材、撮影、漫画と、あらゆる業務をこなしながら、編集長として「立て!男のエキサイト・マガジン」をキャッチフレーズに雑誌「NEW SELF」を創刊。カメラマンの荒木ら精鋭たちがメンバーとして集い、雑誌は軌道に乗るが、わいせつ文書販売容疑で発禁となってしまう。柄本が主人公の末井役を、尾野真千子が母・富子役を演じるほか、前田敦子、三浦透子、峯田和伸、松重豊、村上淳らが出演。

2018年製作/138分/R15+/日本
配給:東京テアトル
劇場公開日:2018年3月17日

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(C)2018「素敵なダイナマイトスキャンダル」製作委員会

映画レビュー

4.0猥雑で豊かな社会

2018年3月28日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

知的

昨今はコンプライアンス遵守だったりとか炎上だったりとかで、過激な言動を慎まねばならない空気が万円している。まあ確かに、あけっぴろげにやることじゃないことも多々あるわけだが、社会全体はいかがわしいものに対して急速に厳しくなっている。 そんな今だからこそ、本作の怪しげな、猥雑な、それでいておおらかな時代の空気は新鮮でとても豊かに見える。そんな空気感だからこそ生まれる新しい表現もあるし、生きていける人たちもいる。猥雑なものもあって汚いもの目についてしまうけど、いろいろなことを許容できる社会と、キレイだけれどやってはいけないことだらけの社会とどちらが豊かな社会だろうか。 主人公の末井役を演じた柄本佑は、原作者本人も「他人と思えない」という通りの存在感あるパフォーマンスだった。彼のこれまでで一番良い仕事と言っていいのではないか。脇を固めるキャスト陣もハマり役ばかりだ。

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杉本穂高

3.5バブルと寝た男

2023年4月30日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

7歳のある日、母親は隣の息子とダイナマイトで自殺した。 それがこの映画の題名の意味とその後の主人公(末井昭)の人生を 決定づけた・・・のかな? 母親が自殺した経験を持つ子供は、少しはいるでしょう。 しかしダイナマイトで自爆した母親は末井さんの他にはいないでしょう。 なんとも末井さんが掴めなくて画像を検索してみました。 なんともフレンドリーな方です。 影もひがみも何もない、人懐こい話好きのおじさん風。 そうかぁ、こんな人当たりのいい外交的な人なのか? ラストで、パチンコの教則本かなんかのDVDの表紙の撮影。 柄本佑は舞妓さんみたいな着物姿。 実は末井さんが女装にすっかりハマっていたのです。 エロ本「写真時代」が警察の検閲が厳しくなり廃刊に追い込まれる。 暇を持て余した末井さんは、「パチンコの攻略本かDVD」で、 大儲けしたらしい!! 兎も角、商魂逞しいです。 鼻が効くんです、金儲けに・・・趣味と実益を兼ねた人なんです。 柄本佑が一番生き生きしてたのは看板を書くときとポスターを書くとき。 一番好きなのは、イラストレーターとか、画家なんでしょうね。 きっと画家の才能には自分で見切りをつけたはず。 それで面白くも無さそうにエロ本の世界に入ったら、 才能が開花して売れちゃうんでしょうね。 兎も角、サービス精神の塊ですからね!! エロ本もサービス精神の現れのひとつ。 「笑いと狂乱の青春グラフティ」 ある意味で末井昭はバブルの申し子。 (有名になる一歩手前の三浦透子が素敵に屈折してました)

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琥珀糖

3.0昭和元禄。

2021年2月8日
iPhoneアプリから投稿

街は汚く、店は煙く、大人は胡散臭く、闇は暗かった頃。 昭和元禄を撮るに、常套のハイテンションを避け、飄々として律儀で神妙。 異物として分り易く響く湖畔のあの曲に結局泣いた。 だから微妙。

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きねまっきい

2.0時代が…

2020年5月30日
iPhoneアプリから投稿

懐かしい時代。作品時代はイマイチで残念だった。

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tuna