バーフバリ 王の凱旋
劇場公開日 2017年12月29日
解説
伝説の戦士バーフバリの壮絶な愛と復讐の物語を描いてインド映画史上歴代最高興収を達成し、日本でもロングランヒットを記録したアクション「バーフバリ 伝説誕生」の完結編となる第2作。蛮族カーラケーヤとの戦争に勝利してマヒシュマティ王国の王に指名されたアマレンドラ・バーフバリは、クンタラ王国の王女デーヴァセーナと恋に落ちる。しかし王位継承争いに敗れた従兄弟バラーラデーヴァは邪悪な策略で彼の王座を奪い、バーフバリだけでなく生まれたばかりの息子の命まで奪おうとする。25年後、自らが伝説の王バーフバリの息子であることを知った若者シヴドゥは、マヘンドラ・バーフバリとして暴君バラーラデーヴァに戦いを挑む。監督・脚本のS・S・ラージャマウリや主演のプラバースをはじめ、前作のスタッフやキャストが再結集。
2017年製作/141分/G/インド
原題:Baahubali 2: The Conclusion
配給:ツイン
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2018年1月27日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
全編見せ場の映画として、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』などと並び称されてもおかしくない凄さがある。インドの叙事詩、マハーバーラタを参照したフィクションであるが、神話を再現したらこうなった、という趣きがインド映画ならではの破天荒なパワーで描かれている。
かなり多くの逸話からの出典が見られ、インドでは多くの批評家とともに学者もこの映画に対して相当の言及をしているようだ。歌って踊るお気楽映画とも異なる雰囲気をもっているが、インドの文化的背景を知っておくともっと楽しめる。
もちろん何も知らなくても楽しめる良質の娯楽映画だ。アクションの見せ場が切れ目なく訪れ、愛と裏切り、権力争い、忠義と歴史ものの物語に欠かせない要素がこれでもかと詰め込まれていて観ていて飽きることはない。なによりスケールが破格。ハリウッド映画以上のスケール感を感じる。
『バーフバリ 伝説誕生』に続く二部作の完結編。インド映画のごった煮パワーにCGを足したらどうなるのかは既に『ロボット』が実践してくれているが、さらに『ベンハー』『グラディエーター』的なハリウッド流史劇スペクタクル要素を足してみたら、最高に熱くなれる豪快エンタメに仕上がりましたという大成功例。
王道のインド映画であるからして、当然歌って踊って恋をして、超カッコいい男と絶世の美女がみごとなキメ顔を披露する。荒々しいくもバカげたアクションシーのテンションも天井知らず。上映時間は長いけれど、正直まだまだ観ていられる。むしろ「バーフバリ」成分がまだまだ足りない!
そしてベタな英雄譚に思われがちだが、実は現代的な視点が多く感じられる。男女差別、インド文化に根付いた階級や格差の問題、セクハラへの対処法など、旧来の価値観を打ち崩そうという意志がみなぎっているのではないか。いずれにせよ、全方位的にアッパレな二部作、ありがとうございました!
2021年12月22日
iPhoneアプリから投稿
これは本当にウケるww
なんだろこのオモシロ映画ゎ、どーいう発想!?唐突な展開なのに抜群な躍動感。
インド映画はセンスが特出してる。
2021年8月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
2021年8月28日
とても人気だったので、気になって鑑賞。
回りくどさのない、べたべたのべたを走る王道。
ここまでべたべただとむしろさらさら。清々しい。
欧米映画(marvelなど、、)だと、敵のエピソードや余計な閑話休題を入れたりして、物語を複雑にしようとしますが、本作はそういう不純物は一切混ぜず、敵も情状酌量の余地なく切っていく。
バーフバリのチートさも、日本アニメの主人公をはるかに凌ぐものでした。
観ていて楽しかったです。
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