劇場版 響け!ユーフォニアム 届けたいメロディ

劇場公開日:2017年9月30日

解説・あらすじ

吹奏楽に打ち込む高校生たちの青春を描いた京都アニメーション制作による人気アニメ「響け!ユーフォニアム」の劇場版第2弾。2016年10~12月に放送されたテレビシリーズ第2期「響け!ユーフォニアム2」(全13話)を、主人公の黄前久美子と先輩の田中あすかを軸にして再構成した。吹奏楽コンクール全国大会出場を控えた北宇治高校吹奏楽部。夏が終わり、秋の気配が近づいたある日、低音パートの要でもあり、副部長の田中あすかが退部するかもしれないという事態が発生する。美人でカリスマ性もあり、頼りにされているが、ふとした瞬間に他人を突き放すような冷たさを見せ、本心を見せないあすか。当初はそんなあすかに苦手意識のようなものを抱いていた久美子だが、あすかが退部がするかもしれないと知ったことで自身の中のあすかへの憧れに気付き、一緒に演奏したいという思いが強くなっていく。

2017年製作/105分/G/日本
配給:松竹
劇場公開日:2017年9月30日

スタッフ・声優・キャスト

総監督
石原立也
監督
小川太一
原作
武田綾乃
脚本
花田十輝
製作
八田陽子
古川陽子
井上俊次
鶴岡陽太
企画プロデューサー
八田英明
プロデューサー
大橋永晴
中村伸一
斎藤滋
瀬波里梨
鎗水善史
キャラクターデザイン
池田晶子
総作画監督
池田晶子
シリーズ演出
山田尚子
絵コンテ・演出
小川太一
山田尚子
石原立也
三好一郎
北之原孝將
武本康弘
石立太一
藤田春香
河浪栄作
山村卓也
楽器設定
高橋博行
楽器作監
高橋博行
作画監督
池田晶子
西屋太志
丸木宣明
池田和美
植野千世子
秋竹斉一
岡村公平
角田有希
明見裕子
丸子達就
高瀬亜貴子
門脇未来
色彩設計
竹田明代
特殊効果
三浦理奈
美術監督
篠原睦雄
3D美術
鵜ノ口穣二
撮影監督
高尾一也
音響監督
鶴岡陽太
録音
名倉靖
音楽プロデューサー
斎藤滋
音楽
松田彬人
音楽制作
ランティス
音楽制作協力
洗足学園音楽大学
演奏協力
フレッシュマン・ウィンド・アンサンブル
音楽監修
大和田雅洋
主題歌
TRUE
編集
重村健吾
制作協力
アニメーションDo
アニメーション制作
京都アニメーション
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(C)武田綾乃・宝島社/「響け!」製作委員会

映画レビュー

4.5 久美子とあすかの物語

2023年8月30日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、VOD

楽しい

単純

幸せ

プライムビデオで久々に鑑賞。
アニメ2期の総集編ですが、ここでは久美子とあすかに焦点を当てた物語になっています。

2人の関係性が詳細に描かれているため、より感情移入しやすい印象を受けました。また、あすかの幼少期が登場するなど、彼女のエピソードも更に掘り下げられていました。
タイトルの「響け!ユーフォニアム」の意味も明らかになり、これを知ったときは「なるほど!」と思えるぐらい感動しました。それと、コンクールの「三日月の舞」をフルバージョンで聞けたのもよかったです。

同じ内容でも、フォーカスするキャラを絞ることでここまで別の作品になることに驚いた作品でした。

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共感した! 5件)
Ken@

4.0 ただの総集編じゃない

2017年10月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

幸せ

ただの総集編じゃない。視点を主人公から物語のキーパーソン、田中あすかに移したストーリーの再構成だった。

TVシリーズではなかった新シーンも以外と多いし、なにより全国大会の演奏シーンをフルで見せて(聴かせて)くれる。やはり演奏シーンあってこそ、あの結果の苦々しさが意味を持つ。

TVシリーズは群像劇のような趣だが、この映画版は、久美子とあすかの物語に絞っているので、2人の姉妹に似た親愛がとても細やかに描かれていて、より深い感動を味わえた。

作中、一番つかみどころのないキャラだった田中あすかの幼少時代のエピソードが主に追加され、彼女がより共感しやすいキャラとなっているし、久美子があすかに対して姉にも近い感情を抱いていることが、構成の妙でTVシリーズよりも伝わりやすい。

何より演奏シーンはやはり劇場で体感するべき。

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共感した! 10件)
杉本穂高

5.0 二期の総集編というより再構成版。最高でした

2026年5月24日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

楽しい

興奮

めちゃくちゃよかった!

あすか先輩と久美子の二人に焦点をあてた内容で、二人の関係性を軸に一本の映画として再構成されていました。
また、あすか、香織、晴香の3年生同士の、言葉にしなくても伝わるような深い信頼関係も感じられてよかったです。

また、駅ビルコンサートや、テレビシリーズでは省略された全国大会の演奏も見れて良かったです。譜面にそれぞれの思いが書かれていて、みんな本気で頑張ってきたんだと伝わってきます。
そして最後の「響け!ユーフォニアム」。素晴らしかったです。

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共感した! 0件)
砂うさぎ

4.0 【“後悔すると分かっている選択肢を自分から選ばない。”今作は部活と大学進学という相克する問題を、久美子の先輩ユーフォニアム奏者あすかが抱える問題を絡めて描いた作品である。】

2026年5月22日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

幸せ

■名古屋で行われる吹奏楽コンクール全国大会への出場を控えた北宇治高校吹奏楽部。そんなある日、ユーフォニアム担当の三年生・あすかの母親が娘の退部届を受理しろと、ヒステリックに学校に言ってくる。
 滝先生は、その申し出を受理しないが、あすかには2歳の時に母と別れたユーフォニアム奏者の第一人者の父がいたのである。その出来事であすかが退部するかもしれないという噂が部内に流れる中、あすかは普通に明るく部室にやってくるのである。それを見た久美子は以前と少し違うあすかの、全国大会への強い想いを感じていたのである。

◆感想<Caution!内容に触れています。>

・冒頭、幼いあすかの下に、ユーフォニアムが届けられるシーンが描かれる。喜ぶあすかの姿・・。

・そして、現在。あすかがユーフォニアムが吹ければよいというスタンスを持っている事を鋭い久美子は気付くのである。
 そんな或る日、あすかのヒステリックなやや精神的に病んでいる感がある母が学校に乗り込んでくるのである。
 母は、別れた夫、つまりはあすかの父がユーフォニアム奏者の第一人者で、彼女もその奏者である事に密かに嫌悪感を持っており、あすかに成績が落ちたら、即退部という事を言っていたのである。

・そんな時に、久美子の優等生の大学生の姉まみこも、美容師に成りたいと両親に言い、父から大学受験の時に言うべきであっただろうと、逆に窘められるのである。

・あすかは、暫く部活に来なくなるが、或る日明るい表情で部室に来るのである。全国模試でトップ20に入ったので、部活を再開するというのである。
 彼女は全国大会の審査員でもある父に、自分のユーフォニアムの音を届けたかったために、勉強に注力していたのであろう。

・その姿を見て、久美子はあすかの何かが変わった事に気付くのである。それは、ユーフォニアムが吹ければよいという姿勢から【父に、自分のユーフォニアムの音を届けたい】という姿勢に変わった事だと、私は思ったのである。

・そして、名古屋の国際会議場(センチュリーホール)で行われた全国大会が始まり、終わる。その後、あすかには、父から待望のメッセージが届くのである。

■卒業式後の、雪降る日。久美子はあすかにそれまで、思っていた事をぶつけるシーンが白眉である。
 それは、以前はあすかの”ユーフォニアムが吹ければよいという姿勢”と、”何処か上から目線”な態度が嫌いであった事。
 だが、今は大好きである事を告げるのである。
 このシーンは久美子の素直に本音をぶつけることが出来る人間性が、あすかの変化を見逃してはいなかった事を表しているのである。

<今作は部活と大学進学という相克する問題を、久美子の先輩ユーフォニアム奏者あすかが抱える問題を絡めて描いた作品なのである。>

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NOBU