孤狼の血のレビュー・感想・評価
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そんなに過激ではないので、挑戦してみよう
あんまりバイオレンスは好みではなくて、「アウトレイジ」くらいしか観たことはないです。原作も未読。
ただ、最初のシーンほど終始バイオレントなわけではないので、最初で怖くても観てみたらよいと思う笑
ただのヤクザものというよりは、真相に辿り着いて行くミステリー要素もあるので、観る価値はあると思う。
また続編も見たい
続編から見たので一人一人の役の濃さや関係性に少し物足りなさを感じてしまった、
でも大上さんが亡くなったあとの日岡さんの心境が変わったあたりかっこよかった
最後のタバコのシーンも次回の伏線あって面白い
怖いのはヤクザか警察か
演者の皆様に盛大な拍手を!
任侠ものが好きなので何となく観てみました。が、こんなにハマるとは!3回ほど短期間で鑑賞しました。
役所さんか〜きっと怖くないんだろうなぁと思ってたのですが、めちゃくちゃ怖かった。聴取相手の女性をサクッといただいたり、笑顔でヤクザの方々に接したり、ただの損得勘定で動いてるかと思いきやあの常軌を逸した言動に倫理観も何もなさすぎて怖かった。そして結末も怖かった。アウトローの最期だと思いました。
序盤に竹野内さんが登場したのにはびっくりでした!この人がヤクザ⁈ アロハシャツみたいな服装で手首切り落としちゃったりとなかなかの狂気。でもかっこいい。
案外こんな役も似合っていて予想外。
そして対照的にねっとりまとわりつくような江口洋介さんの怖さ…スーツかっこいい…
あと中村さんのヤク中演技とても良かったです。お薬で覚醒するシーンは本当にキマってるようで「うわぁ」でした。
2が公開されると聞いて観ました。
さすが白石監督
とはいえ関わりたくない世界
とんでもなく痛快な傑作!!
役者が発する熱にやられる
任侠映画を腰を据えて観るのは、ほぼ初めて。熱狂的なファンが付いていると、なーんか斜めから見ちゃうのは悪いクセです。
とにかく終始興奮。真っ赤に熱された鋼の太い棒で、時間と空間をなぎ倒していくような圧倒感。粗い粒子感の映像美。ハラハラし、苦虫を噛み潰し、男の世界に涙する。
特筆すべきはやはり役所広司という俳優。観客を欺く独自の正義。特殊メイクこそあれど、あんなに死に切った男の姿を知らない。そしてその死をきっかけにした松坂桃李の静かな狂い方は必見だろう。
観ないと理解できない、観たくなければ観なきゃいい。暴力耐性があってこの作品に興味を持っているのであれば、映画館で観ることをオススメしたい2018年最高の作品。
ガミさんの真意に涙が止まらない
Level2観賞後に前作も気になりレンタルにて観賞。
最初、役所広司演じる大上刑事が大嫌いでした。(ヤクザより先にコイツ捕まえろよ..)と思ってました。日岡刑事と全く同じ感情です。ただ終盤にかけて、大上刑事の振る舞いの真意を知り、嫌悪感が敬意に変わりました。ここまで主人公に100%感情移入できる映画は珍しいと思いました。
「綺麗事だけじゃ仕事はできない」全社会人に通ずる考えかもしれません。
まさか薬局の娘までガミさんの仕込みだったとは。
江口洋介の役名がモリタカとはこれいかに
ビックリドッキリ・・・極道は駒。わしゃ曲芸師じゃけぇの。狂気の沙汰も結局は計算ずくだったということか。役所広司の暴力団以上の暴力ぶりには恐れ入ったし、ストーリーもしっかりしている。深作欣二の描いた実録モノよりもはるかに訴えてくるものがあった。
とにかく、豚に真珠、極道にクソ。マル暴刑事の内面をえぐり出し、癒着している警察の姿も惜しみなく描き、復讐という人間本来のサガを見せつけてくれた。ただ、県警幹部についての描写はもう一歩踏み込んでほしいところだ。内偵を命じた滝藤賢一も単なる駒でしかなくなってしまう。
役所広司演ずるベテラン刑事大上の頭の中を覗いてみたい。そんな衝動にもかられる重厚な人間関係。単純な尾谷組と加古村組のソシオメトリーじゃなく、殺人事件の背後関係、それに梨子ママ真木よう子を中心にしたエロ親父たちの肉欲まで絡んでくる。そして、偶然とは言え、特徴のあるZippoというアイテムが関係を結びつけるのだ。
ヤクザ映画なんて好きじゃないけど、これは見応えがある。『日本で一番悪い奴ら』の綾野剛も面白かったけど、やっぱり役所広司だな。深作欣二の後継者は北野武ではなく、間違いなく白石和彌だということだ。単に暴力の世界に踏み込むだけじゃなく、カタギを守るために自らを犠牲にする人間。日岡のように観客もすっかり騙されるのは柚月裕子の原作のみならず、監督や俳優の熱い心があったからなのだろう。
過激×迫力×爽快感であっという間の2時間
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