ビブリア古書堂の事件手帖

劇場公開日:

ビブリア古書堂の事件手帖

解説

シリーズ累計640万部を突破した三上延原作のベストセラーミステリー小説を、黒木華と野村周平の主演で実写映画化。五浦大輔は祖母の遺品から夏目漱石の直筆と思われる署名が入った「それから」を見つけ、鑑定してもらうため北鎌倉の古書店「ビブリア古書堂」を訪れる。店主である若い女性・篠川栞子は極度の人見知りでありながら本に対して並外れた情熱と知識を持っており、大輔が持ち込んだ本を手に取って見ただけで、大輔の祖母が死ぬまで隠し通してきた秘密を解き明かしてしまう。そんな栞子の推理力に圧倒された大輔は、足を怪我した彼女のために店を手伝うことに。やがて大輔は、栞子が所有する太宰治「晩年」の希少本をめぐり、大庭葉蔵と名乗る謎の人物が彼女を付け狙っていることを知る。監督は「幼な子われらに生まれ」「しあわせのパン」の三島有紀子。

2018年製作/121分/G/日本
配給:20世紀フォックス映画、KADOKAWA
劇場公開日:2018年11月1日

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(C)2018「ビブリア古書堂の事件手帖」製作委員会

映画レビュー

0.5本が好きなのか? 物語が好きなのか?

2024年6月3日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
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When I am 75♥️

2.0まぁドラマ版よりはマシかなと

2024年4月17日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

小説「ビブリア古書堂の事件手帖」は全巻読んでるので細かな点まで言うつもりは無いけど、★2の理由は「ドラマよりは」というだけ🌀 久々の時間を返せ系の映画でした←これだから邦画はアカンのよ 特記するべき部分も無く単純に栞子がブサイクだし(栞子さんは黒木華ではない)本の知識を披露するより本の状況や状態からの推理になってて(おそらくは脚本が悪いんだけど)栞子さんが台無しでした😫 三上延の「ビブリア古書堂の事件手帖」はシリーズ物で1〜7とⅠ〜Ⅱの9冊出てるので(もしかしたらⅢも出てるかも)是非とも小説で堪能して下さい😅 映画館での鑑賞オススメ度☆☆☆☆☆ ドラマ版の評価度☆☆☆☆☆ 小説の評価度★★★★☆

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マ王

3.5三島有紀子の映像表現手帖

2024年1月21日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

それから、単純なエンタメ作品だと思っていたけれど、物事を暗示する気のきいた演出の場面がいくつかあったり、人の心がわかる者とわからない者の対比という、ちょっと弱いながらもテーマもあったし、想像以上に芸術性のある作品だった。 原作もあるし雰囲気とタイトルだけでは掴めない光るものがあったね。 「好きな人が本好きだった」がいろんな形で絡んでるのも気が利いてて良かった。 それから、最初の想像では、栞子が古書から過去を紐解いていき、徐々に明らかになっていくロマンスミステリーなんだと思っていたから、栞子が一瞬でほぼ全て見破ってしまうのは何だか物足りなさを感じた。そのへんは原作通りなのかな? 変わり者の名探偵と常識人の助手というスタンダードな人物設定でありながら肝心のミステリーパートはほとんど意味なかったのは少々残念。 それから、過去シーンのくすんだ感じが良かったよね。映画がフィルムからデジタルに変わったおかげなんだけど、ライティングも印象的で美しかった。 それから、栞子を演じた黒木華もそうだったけど、若い絹子を演じた夏帆は特に美しく撮られていたと思った。そこは女性監督ならではなのか夏帆の実力が上がったからなのかわからないけど、かなり魅力的だったと思う。 それから、サイコパス犯罪物とかが好きなので、サイコパスについて調べたりしているうちに多少詳しくなったのだけど、大庭葉蔵がシリアルキラーと同じ性質のサイコパスだということがとても興味をひかれた。彼は殺人に性的快楽を求める典型的なシリアルキラーとは違って、太宰治に対してのみ執着するという違いはあるが。 終盤の逃走シーンのスピード感を悪く書いている人がいるけど、ワイルドスピードならぬマイルドスピードでの走りにこそ大庭葉蔵のサイコパスさがにじみ出るイイ場面だったと思うよ。 それから、全体的には半分エンタメで半分芸術の作品で、そのせいで少し満足度は低いが、半分エンタメで半分芸術の太宰の小説みたいで、なんだか面白いとも思った。

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つとみ

3.0切通坂

2023年11月18日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

三上延原作の大ヒットミステリー小説を映画化した、5年前の作品。Huiuで鑑賞。ミステリーとしては、派手な犯罪が起こるわけでもなく、どんでん返しも無く、古都鎌倉を舞台とした、古書に纏わる郷愁を誘うこじんまりとした内容。テレビでも、剛力彩芽が主演でドラマがされたが、むしろ、こちらの方が、原作の栞子のイメージに合っているように感じた。 内容的には、太宰治の希少本『晩年』を巡って、大場葉蔵と名乗る人物から脅迫を受ける栞子の危機を描いた現代と、大輔の祖母が、夏目漱石の『それから』に託した、許されなかった恋愛模様を描いた戦後昭和の2つのシーンが交錯して描かれていく。ミステリーではあるが、その根本には、三世代に渡っての、隠されたラブ・ストーリーが流れている。 五浦大輔は、亡き祖母の遺品でもある、夏目漱石全集の中に、漱石の署名が入った『それから』の古書を鑑定してもらいに、ビブリア古書堂に出向く。そこで店主・篠川栞子が、本を鑑定しただけで祖母の過去を見抜いたことから、大輔は栞子に心惹かれ、古書堂で働くことになる。そして、太宰治の希少本の『晩年』と夏目漱石の『それから』の作品が、深く絡み合うミステリーのストーリーのアイテムとなって、戦後昭和と現代とを結びつけていく。 栞子役を演じた黒木華は、その風貌からも物静かで本のことしか頭にない、地味なメガネっ子にはピッタシの役所。栞子を慕い、幼少期のトラウマで活字が読めない青年大輔を演じた野村周平も、草食的な役柄としては、良かったように思う。 また、東出昌大と夏帆が、戦後昭和の中での不倫関係を演じているが、昭和らしいセピア色に包まれたノスタルジックな雰囲気の中で、切なく許されない恋の行く末を演じている。しかし、東出君に野村君というと、この時は飛ぶ鳥を落とす勢いがあり、その後の状況を予測できなかったであろう。

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bunmei21