彼女がその名を知らない鳥たちのレビュー・感想・評価
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イケメン2人のゲス対決!終盤で驚きの展開!クセになるこの感じ!イヤな後味が残るミステリーの女王・沼田まほかるは好きか嫌いかはっきりと分かれる!原作も読みたくなる!
Movix堺で映画「彼女がその名を知らない鳥たち」を見た。
2017年製作/123分/R15+/日本
配給:クロックワークス
劇場公開日:2017年10月28日
蒼井優
阿部サダヲ
松坂桃李
村川絵梨
赤堀雅秋
赤澤ムック
中嶋しゅう
竹野内豊
白石和彌監督
沼田まほかる原作
原作者の沼田まほかるの概略は以下。(wikipedia)
50代で初めて書いた長編『九月が永遠に続けば』で第5回ホラーサスペンス大賞を受賞し、56歳で遅咲きのデビューを果たす[1]。
デビュー以降も作品を発表し続けるも書評家には評価されながらヒットにはつながらなかった[1]。
しかし2012年、『ユリゴコロ』で第14回大藪春彦賞を受賞し、本屋大賞にもノミネートされると既存の文庫が一気に売れ出し[1]、『九月が永遠に続けば』の文庫版は半年で60万部が増刷された[3]。その他、『彼女がその名を知らない鳥たち』、『猫鳴り』、『アミダサマ』の文庫計4冊で発行部数は120万部を超える[1]。
湊かなえや真梨幸子らとともにイヤミス(読んだ後にイヤな後味が残るミステリー)の女王とも呼ばれる[4]。
蒼井優と阿部サダヲが全編に渡り関西弁で台詞を話す。
方言指導に3人の名前がクレジットされている。
個人的には、100点満点とはいかないが蒼井優の話す関西弁は94点くらいの点をあげられそう。
阿部サダヲは84点くらい。
沼田まほかる原作の映画としてはこの作品と「ユリゴコロ」があるのだが、
松坂桃李は唯一両方の映画に出演している。
十和子(蒼井優)はイケメンに弱いクレーマー女。
同居しているブサメンの陣治(阿部サダヲ)には心を許さない。
その反面、水島(松坂桃李)や黒崎(竹野内豊)のようなイケメンには軽くなびいてしまう。
水島が十和子宅を訪れ、行為に及ぶ場面では、「えー!百貨店の従業員がこんなことするかよ!?」と驚いたのだが、その後の展開を見ると、この男ならありえるかもしれないなと、あとで納得した。
松坂桃李、竹野内豊、イケメン2人のゲス対決がすごかった。
終盤場面のロケ地は谷町九丁目あたりだろうか。
見覚えがある風景だと感じた。
「ユリゴコロ」もそうだったが、終盤で驚きの展開がある。
沼田まほかる原作の小説や映画は好き嫌いや評価がはっきりと分かれると思う。
好きな人はクセになるだろうし、嫌いな人はもう見たくないというかもしれない。
自分は前者で原作も読みたくなった。
原作者は多作ではないが、その原作本はこれからも続々と映画化されそうな気がする。
上映時間は123分。
映倫区分はR15+。
満足度は5点満点で5点☆☆☆☆☆です。
映画館でこれ程、打ちのめされた美しい映画は久しぶりの様に思います。...
これは蒼井優の話ではなかった!
「彼女がその名を知らない鳥たち」見てまいりました。見たかった映画が満席だったので、仕方なくの鑑賞。結論から申して、最後は涙が溢れました。
蒼井優と阿部サダヲの普通ではない日常を中心に、ゴミみたいな竹野内豊やド変態の松坂桃李を交えて進むストーリー。恋愛、サスペンスとも言えるが、個人的には官能サスペンス色が強く感じた。サスペンスな部分は、早めにオチが読める点で弱いと感じます。
全体を通してみると中だるみは感じましたが、最後は阿部サダヲに涙しました。あんなに不潔な人間に涙を流すのは、後にも先にもこいつだけだろう…。
というのも、この映画は蒼井優の話だと思って見ていたら、実は阿部サダヲの映画だったからです。阿部サダヲの話なんですよ。彼は普通ではないけれど、しょうがない。本当に切ない蒼井優と阿部サダヲの関係とその終焉。とにかく涙が溢れました。
ネタバレできないのでこの辺で。総じて、素晴らしい作品です。どうしようもないクズばかりが登場しますが、紛れもない純愛映画です。
そして涙に関して、
「ヒメアノ〜ル」を見た時も同じ感じがしましたが、流れた涙は悔し涙の一種です。「どうして彼らはこうなってしまったのか…」という悔しさ・憤りみたいなものが、最後に込み上げてきます。
クズばかり出てくる
誰かの為に何かをしてあげたい
魔性の女
じんじ
最近では1番好きな本
執着
監督をリスペクト
恋愛と夫婦の違いがよくわかる
「都合のいい女」と「都合のいい男」
無償の愛に気付かない哀しさ
初日舞台挨拶付き。
蒼井優・阿部サダヲ・松阪桃李・竹野内豊・白石和彌監督による全員共感度0%不快指数100%のクズの集まり。
俳優さんがみんな上手くて、どうしようも無い十和子(蒼井優)の周りを彩るそれぞれタイプの違う男性がリアルに描かれていた。
陣治(阿部サダヲ)は不潔で粗野な男だけど十和子を妄信的に愛している。十和子の為なら「何でも」やるほど。
8年前に別れた黒崎(竹野内豊)は、カッコいいけど十和子を利用して成り上がった男。
竹野内豊史上初の女を大事にしない非道な役。
水島(松阪桃李)は、欲望のままに気軽に不倫する薄っぺらい男。かなりエロい。
それぞれの男とのセックスシーンがあるけど、十和子は主体性が無いのか相手によって自分も変わってしまう。
現在と過去が入り乱れているので、十和子の記憶がフラッシュバックしているような感覚に襲われる。幸せの瞬間と酷い別れ方。
十和子にとっての日常はいつまでも続くと思っているから、陣治に寄生し、罵倒しながら過ごしているけど、無償の愛に気付かない哀れ。
蒼井優の狂気に驚き、阿部サダヲの純愛に涙する
今年イチ素晴らしい作品に出会えた
ジャパンプレミアと初日舞台挨拶にて鑑賞させていただきました。
松坂桃李くんファンなので本作品は半分くらい濡れ場シーン目当てに観に行きましたが、いざ始まると理解する以前の問題で時系列だったり登場人物に振り回されまくりでとにかく観ることに必死だったので深く考える暇もなく終わり「あーなるほどね」というような薄っぺらい感じ方しか出来ませんでした。
そして本日2回目を観終わって1回目と見方がガラリと変わり深く考えさせられました。
私一個人の感想ですがいくらルックスが良くても中身がゲスとかクズだったら正直キツいし、たとえ不潔下品下劣貧相でも自分のために身を削って尽くしてくれる人なら好きになってしまうと思います。
水島は最低すぎて救いようが全くなく、2回目観終わって率直に桃李くんの濡れ場よりラスト30分を何回も観たい気持ちでいっぱいです。(桃李くんごめんなさい)
陣治のラストの行動は一見自分にも出来そうな感じもするが出来ないんですよね。
そして観れば観るほど陣治の良さに気付きます。
予告編で「このラストであなたの恋愛観が変わる」とありますがまさにその通りだと思います。
今年イチ素晴らしい作品に出会えました。
近々3回目観に行きたいと思います。
衝撃。
ある意味究極のラブストーリーなのでは
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