劇場公開日 2017年10月28日

  • 予告編を見る

「最近では1番好きな本」彼女がその名を知らない鳥たち ゆりさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0最近では1番好きな本

2017年10月29日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

小説を読んで、絶対、映画化されたら観たい、と。待っていました。
どうしても、本を超えることは出来ないけれど、忠実に再現されており、まったく嫌な感じはありません。どころか、陣治は、阿部サダヲ以外考えられません。
鳥が飛び立ち、その後の蒼井優のセリフ。
泣いていたのは、私だけだったかもしれません。陣治は、十和子に依存していたのかもしれない。陣治のような男はきっと、いると思うし、黒崎や水島のような男もいる。
十和子を羨ましく、でもラストは、これしかないのか、と、哀しく。
共感は確かに0、でも自分の人生にも出来事は違っても、似たようなことはあると思える物語でした。
阿部サダヲが本当に素晴らしい演技でした。

ゆり