劇場公開日 2017年10月28日

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「イケメン2人のゲス対決!終盤で驚きの展開!クセになるこの感じ!イヤな後味が残るミステリーの女王・沼田まほかるは好きか嫌いかはっきりと分かれる!原作も読みたくなる!」彼女がその名を知らない鳥たち ドン・チャックさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0イケメン2人のゲス対決!終盤で驚きの展開!クセになるこの感じ!イヤな後味が残るミステリーの女王・沼田まほかるは好きか嫌いかはっきりと分かれる!原作も読みたくなる!

2017年10月31日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

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イケメン2人のゲス対決!終盤で驚きの展開!クセになるこの感じ!イヤな後味が残るミステリーの女王・沼田まほかるは好きか嫌いかはっきりと分かれる!原作も読みたくなる!

Movix堺で映画「彼女がその名を知らない鳥たち」を見た。

原作者の沼田まほかるの概略は以下。(wikipedia)

50代で初めて書いた長編『九月が永遠に続けば』で第5回ホラーサスペンス大賞を受賞し、56歳で遅咲きのデビューを果たす[1]。
デビュー以降も作品を発表し続けるも書評家には評価されながらヒットにはつながらなかった[1]。
しかし2012年、『ユリゴコロ』で第14回大藪春彦賞を受賞し、本屋大賞にもノミネートされると既存の文庫が一気に売れ出し[1]、『九月が永遠に続けば』の文庫版は半年で60万部が増刷された[3]。その他、『彼女がその名を知らない鳥たち』、『猫鳴り』、『アミダサマ』の文庫計4冊で発行部数は120万部を超える[1]。
湊かなえや真梨幸子らとともにイヤミス(読んだ後にイヤな後味が残るミステリー)の女王とも呼ばれる[4]。

蒼井優と阿部サダヲが全編に渡り関西弁で台詞を話す。
方言指導に3人の名前がクレジットされている。
個人的には、100点満点とはいかないが蒼井優の話す関西弁は94点くらいの点をあげられそう。
阿部サダヲは84点くらい。

沼田まほかる原作の映画としてはこの作品と「ユリゴコロ」があるのだが、
松坂桃李は唯一両方の映画に出演している。

蒼井優はイケメンに弱いクレーマー女。
同居しているブサメンの阿部サダヲには心を許さない。
その反面、松坂桃李や竹野内豊のようなイケメンには軽くなびいてしまう。

松坂桃李が蒼井優宅を訪れ、行為に及ぶ場面では、「えー!百貨店の従業員がこんなことするかよ!?」と驚いたのだが、その後の展開を見ると、この男ならありえるかもしれないなと、あとで納得した。
松坂桃李、竹野内豊、イケメン2人のゲス対決がすごかった。

終盤場面のロケ地は谷町九丁目あたりだろうか。見覚えがある風景だと感じた。「ユリゴコロ」もそうだったが、終盤で驚きの展開がある。

沼田まほかる原作の小説や映画は好き嫌いや評価がはっきりと分かれると思う。
好きな人はクセになるだろうし、嫌いな人はもう見たくないというかもしれない。
自分は前者で原作も読みたくなった。
原作者は多作ではないが、その原作本はこれからも続々と映画化されそうな気がする。

上映時間は123分。
映倫区分はR15+。
満足度は5点満点で5点☆☆☆☆☆です。

ドン・チャック
R41さんのコメント
2024年5月8日

コメントありがとうございます。
ドン・チャックさんはきっと私と同じ年代ですね。沼田さんもそうですから。
この作品は、目的に仕込んだ大どんでん返しが素晴らしく光っていますね。
配役も素晴らしいし、何よりプロットがいいですね。
私はあまり映画を見ていなかったようで、最近になって邦画中心に見始めています。

R41