メアリと魔女の花のレビュー・感想・評価
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魔法なんていらない♥ ジ◯リなんていらん♥
『迷宮のラビリンス』と『幼女戦記』と似ているのが少しきになるが。
元々、ジブリのスタッフ何だから良いと思うけどなぁ。
少なくとも、鈴◯敏◯の影響受けずに制作できるなら、良いと思うけどなぁ。
色んな影響を受けているが、ヒュー・ロフティングの『ドリトル先生と秘密の湖』とか『秘密の花園』のイギリス児童文学の流れを受けていると思う。『ハリー・ポッター』とかね。ウィリアム・メインの『砂』とか『りんご園のある土地』そうそう『思い出のマーニー』とかね。イギリスのヤング・アダルト小説なんかもね。だから、
メアリーとかピーターとか英語名だけどアメリカンなファンタジーじゃないでしょ。つまり、Disne◯じゃないってと言う事で良しでしょう。次に期待しましょう。宮崎駿先生が作れない作品を待ちたいと思う。ストーリー展開は良いわけだし。
まだまだ、四番煎じだけど。
エンド・クレジット見ていたら、Disneyのやっぱり別会社か!でも、いいんじゃない。宮崎駿先生のトラウマから離れて、高畑勲先生の様な作品作ってもらいたいものだ。
酷すぎた
絵がきれい
うっすいジブリ
赤毛のメアリ
ハリーポッターで子供たちに人気の魔法ファンタジー、普通の女の子メアリが魔法の花の力で俄か魔女になるお話だが、メアリのおばさんは魔女だったらしいから血筋でないと無理だったようで、黒猫やほうきを含めて古典的魔女像を踏襲した無難な設定。
科学と魔法を融合させる魔法学校、学校でなく大学と言っているから俗っぽい、セリフも無理やり科学用語を交えて理屈っぽい。動物を実験台にするところも、かわいそうにと同情を誘う設定、助けられた動物たちが助けてくれるところは日本の昔ばなし由来でしょう。
魔法学校の中でピンチを何度も助けてくれるのがほうき係の用務員さんというのもハリポタっぽい設定。
メアリは赤毛にコンプレックス、まるで赤毛のアンのような設定、ピーターからも赤毛をからかわれ落胆、ところがマダムから正統的な魔女の髪と褒められる、要は気の持ちようなのだが同じようにルックスを揶揄われている子供たちに気づきや励ましを贈るように赤毛のアンならぬメアリが大活躍。
原作は英国の児童文学だが米林宏昌監督はいろんな文化を織り込んだ世界観で奇妙なファンタジーを創ってくれました。
主役はギブとティブ
テンポがとても良い作品
全体でのレビューの点は高く無いようですが、個人的にはとても好きな作品でした。
主人公のメアリが実年齢(11歳)以上に大人びているというのもあってか、行動に破綻は無く、特に大きな波乱やドタバタも無く終わるのですが、登場人物も絞られており、話のテーマは明快でした。
ただ、主人公のバックグラウンドなども、ほぼ説明が無く進むので、観る側は傍観者といった感じで、主人公に対する感情移入はしにくいかもしれません。ただ、美しい映像とともに、テンポ良く進むのでストレス無く観られる映画として個人的にはおすすめです。
メルヘンチックからドラマチックな展開
声に痺れる‼️❓
金曜ロードショーで鑑賞
屋根裏のラジャー公開に合わせ、金曜ロードショーで放送していたので鑑賞。
映像やキャラクターはジブリに世界観踏襲していて悪くなかったです。
アニメーションもほとんど手書きでファンタジー感がありましたね。
主人公はたまたま魔女の花を見つけ魔女の世界に入り込んでしまい、シャーロットおばさんの過去を知ります。
友人のピーターが魔女たちに誘拐されそれを助けに行くという陳腐なストーリーで、子供には分かりやすいでしょうが、大人が見るには薄っぺらいストーリーで感動要素はなかったです。
敵キャラ塩沢ときと小人科学者もしょぼく、タイムボカーンのような設定。
雑魚キャラも無駄に描きすぎて、千と千尋なんかと比べるとチープ。
とりあえず、スタジオポノックとしてなんとか長編アニメ作りましたというレベル。
米林監督の力量不足でいかに宮崎アニメが偉大かが分かってしまう出来。
個人的には、借りぐらしのアリエッティの方が好き。
まあ、それでもジブリの遺伝子が残ってるので、これは絶やさずに後世に残していってほしいですね。
最新作の屋根裏のラジャーはまだ冒頭シーンしか見てませんが、手書きアニメーションと最新デジタル技術が融合した新感覚の映像のようです。
監督も二ノ国の百瀬 義行さんなので、作品としてはこちらの方が評価高そうです。
やっぱり好き 米林監督
若い世代の「がんばった」が詰まっていた
テレビ放送に合わせて、以前観た時の過去ブログから転載。
メアリが何を思い、何を感じて行動するのか、感覚的に理解できない。
混乱して、「あ、私のせいだった」と口にはするものの、それが心からの行動に見えない。
キャラを立てられず、ストーリーや設定だけ追っちゃって、物語を進めるためだけの都合での行動を強いられていたような。
そのへんが「薄さ」に感じてしまうのがネック。
特に絵柄を含め、かなりジブリを意識させるように作っているので、過去の名作のイメージが各所に入ってるのが、マイナスに感じてしまった。
・混乱する城から脱出する魔女(カリオストロ)
・魔女を負う魚兵(ポニョ)
・急速に育つ樹(トトロ)
・クロネコとホウキで飛ぶ魔女(魔女宅)
・暴れる動物の群れ(もののけ)+ナウシカの王蟲、けものフレンズ
・光る花(石っぽい=ラピュタ)
しかし、一からスタジオを立ち上げたプロデューサー、監督の2人の情熱と努力。
それに力を貸した、旧ジブリ関係者たち(原画・背景のテロップ)。
日テレ他、ジブリに協力した各出資者たち。
若い世代の「がんばった」が詰まった作品でもありました。
うん。応援したくなった。
次作に期待します。
ところで…
それはそれとして、最後に魔力を二人とも失っていたはずなのに、どうやってホウキが飛んでたのかが謎。
米林監督の自立の決意を感じる作品
“魔女ふたたび”というキャッチフレーズから、名作・魔女の宅急便を継承した作品だと予想していたが、全く違ったテーマの作品だった。本作は、ふとした切欠で魔法の力を身に着けてしまった少女が、魔法の力に戸惑いながら、多くに人に助けられながら、自らの力、意志で生きていくことを決意するまでを描いている。
本作の主人公は、好奇心旺盛な少女メアリ(杉咲花)。主人公は、森に入って見つけた魔法の国から盗みだされた魔法の花(夜間飛行)の力で一夜限りの魔法使いになってしまう。そして、主人公は、魔法の箒で空を飛んでいた時に、偶然、天空にある魔法大学に侵入し新入生に間違われ、大学の邪悪な魔法使い達に、魔法の花の存在を知られてしまう。邪悪な魔法に満身創痍になりながらも、主人公は必死に魔法の花を守っていくが・・・。
本作は、随所にジブリ作を彷彿とさせるシーンが散りばめられている。主人公の箒をつかった滑空シーンは、魔女の宅急便に比べ、若々しく、迫力も増しているが、ここはジブリ作がもっとも得意としていた空中シーンでもある。国籍不明であるが、自然豊かな風景、のどかな人々の佇まいも、ジブリ作品の特徴である。このように、本作は、米林監督のジブリ愛に溢れているが、エンドロールに感謝の項目があり、宮崎駿監督、高畑勲監督の名前が記載されていたことから、ジブリへの感謝と惜別の意識も感じられる。
しかし、本作は、ただそれだけの作品ではない。本作で際立っているのは、後半で、大切な友達ピーター(神木竜之介)を助けるという主人公の強い決意を秘めた鋭い眼差し。そして、ラストで、魔法に頼らず、これからは自分の力で生きていこうと決意するシーンである。魔女の宅急便が成長物語だったのに対して、本作のテーマは自立である。更に言うなら、後半、ラストでの主人公の自立の決意は、米林監督自身の投影であり、米林監督のジブリ色からの自立を強く感じる。
米林監督の真価が問われる次回作を心して待ちたい。ジブリから旅立った米林監督が何処に着地するのか見極めたい。そして、ジブリの時と同様に、着地点から生み出されることが期待できる良作を観続けていきたい。
薄い上にとっ散らかって収拾つかなくなった映画
もっと脱ジブリ色があってもいいとも思うのだけど、やっぱりジブリ出身...
絵は綺麗、動きも素晴らしい・・・でも、映画としては・・・
ある花の力により魔法を取得した少女の不思議な体験を描く物語。
他の方も書いていますが、ジブリを想起させる映画ですね。「千と千尋の神隠し」「魔女の宅急便」「天空の城ラピュタ」・・・
本作中に出てくるシャーロット叔母様と家政婦さんが、「魔女の宅急便」に出てくるパイ包み焼きのおばあ様と家政婦さんにそっくりで、流石にやり過ぎのように感じます。
そう感じてしまうからでしょうか?ジブリ以外にも、魔法学校から「ハリーポッター」を想起させますし、動物たちとの疾走シーンは「SHIROBAKO」の劇中劇(元々は「君よ憤怒の河を渡れ」のオマージュかな?)が想起され、継ぎはぎだらけの作品に感じられました。
例え「真似」でも「継ぎはぎ」でも面白ければ良いのですが、設定・ストーリーが薄くて、面白みを感じないのは致命的。
例えば、校門に入る前に「入学希望でなければ変身させられる」って設定。『何故?』ってなりますよね。「千と千尋・・・」では千尋の両親がブタになっていますが、神と人間が明確に分かれているからこそ説得力が出てくるものです。でも、この映画ならどうでしょう。魔法使いと人間は明確に区別されているようには見えませんし、区別されているのであれば易々と校門から中に入れるわけがありません。設定自体雑なのに、その設定を用務員さんが読み上げる演出には、空いた口がふさがりません。
例えば、「シャーロット叔母様が魔法使いだった」という設定も、『だから?』と言いたくなる設定です。序盤からメアリが「何故魔法が使えるの?」という謎かけがしっかりとあれば、その伏線回収になるのでしょうが、その謎かけがないので『だから?』にしかなりません。
ピーターを助けるアドバイスや方法を与えられれば、意味があるのでしょうが、それもなし。本当に『だから?』です。
この設定を入れるタイミングは、物語の構成上とても大切なものだと思います。中盤で敵に敗れる主人公達が、闘いの意味や方法を考え最後の闘いに挑む。大切な「間」になるところです。例えば、「ルパン三世カリオストロの城」では、ルパンがクラリスとの過去を思い出し、闘いのモチベーションを改めて高める場面です。
後半の盛り上がりが乏しく感じてしまうのは、この「間」が中途半端になっているのも一因だったと思います。
敵役の力不足も致命的です。魔法学校の校長と教授とはいえ、たった二人。そもそも決して悪人ではなかった二人では敵役としては力不足のように思えます。
折角、「学校」なのですから、生徒たちを巻き込むべきだったと思います。積極的に校長に協力する生徒と、反対する生徒を登場させたらどうでしょう。敵役はより強大になりますし、反対する生徒たちとの連携はカタルシスを感じる展開になったように思います。
酷評しましたが、それでも映像の美しさ、キャラデザイン、動き・・・等は、素晴らしいクォリティだったと思います。
ハートフルよりテクニカルが際立つ
例えば、感情の「怒り」を表現するとき、シーンに合わせた「怒りのパターン」からチョイスし、技術的な見せ方でもって表現をしている雰囲気。そこには、左脳的な配置でキャラクターが動いているようすで、どうも感情移入が難しい。
「見やすい」のだろうけど、キャラクター全員が足りすぎていて「足りない」。キャラクターとして欠けている部分がないから、面白味がない。誰でも頂ける料理のような、好かれる料理のような、クセのない映画。
制作者の心情が現れているのは「線の多さ」。ジャケットのヒロインの髪の「線」が多い。その分、表現できるのかもしれないが、線の多さがそのまま不安の多さを語っているようで、映画をつくるプレッシャーを感じているようで、プレッシャーに押しつぶされそうになりながら作った感がみえて、すこし痛々しい。大看板のジブリがちらつくなら、なおさらだと思いますが。
人間味という部分を表現しきれずに、テクニカルでカバーした現代の映画。たばこ吸って絵描いてたアナログな監督とは相反する作り方なのか。今後このスタジオなりの作り方が確立できて、きちんと人間らしい、人間くさい人生経験が制作者に伴えばジブリを超えることもできると思う。超えていかなければ意味がない。今後に期待。
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